概要
トルネコの大冒険シリーズに存在する、モンスターの特殊能力。
正式名称ははっきりしないため、便宜上の名前である。
受けたダメージを攻撃力、防御力、攻撃アイテムの威力などに関係なく特定のごく小さい値に変換する。
2ダメージに変換する能力を指して「2ダメージ化能力」などと表記する攻略サイトも多いが、魔法などの効果をダメージに変換する方の【2ダメージ化能力】と非常に紛らわしい。
似た特性を効果範囲内の全員に与える石像として【10ダメージの石像】がある。
トルネコ3においては、上記二つの紛らわしい特殊能力は通常攻撃がダメージ変換されるかどうかで判断できる。
通常攻撃がダメージ変換されなければ2ダメージ化能力、ダメージ変換されたら被ダメージ変換能力という見方をすれば理解しやすいだろう。
トルネコ1
【はぐれメタル】が持つ能力。あらゆる2以上のダメージを「1」にする。
通常攻撃や矢による攻撃はもちろん、【イオの巻物】、【火炎草】、【いかずちのつえ】ら攻撃アイテムによるダメージも1にする。
はぐれメタルのHPは3なので、基本的に3回攻撃を当てないと倒せない。
例外は、HP満タンのはぐれメタルに対するもろはの杖使用によって、擬似的に2ダメージ与えられるのみ。
トルネコ3
【はりせんもぐら】系統と【タマゴロン】系統、身を守る状態時の【つのうしがい】系統が持つ能力。
ほとんどのダメージを、はりせんもぐら系統とつのうしがい系統は「2」に、タマゴロン系統は「1」に変換してしまう。
【ドラゴン】の炎、【じごくのよろい】の反射、砂柱、ふきとばし等による特殊なダメージも2(1)ダメージに変換してしまう。
この能力を持っているモンスターを即死させる手段は少なく、何度かダメージを与える必要がある。
ダメージ以外の特殊効果に関しては基本的に素通しだが、ザキの杖・まじんの矢による即死効果は2(1)ダメージに変換してしまう。
なお、はりせんもぐら系の場合は爆発も2ダメージになるが、これは【炎系(系統)】の特性によるもの。
例外もあり、【グレイトマーマン】・【フライングデビル】系統・【どぐう戦士】系統・【ヘルジャスティス】系統・【ガーゴイル】の固定ダメージの特技、10ダメージの石像の効果、『雷』印(いかずちの杖)の追加5ダメージは変換できない。
はりせんもぐら系、タマゴロン系のレベル1時の最大HPは極端に低いので、これらを受ければ一撃で倒れるだろう。
また、【イカリ状態】のNPCからの通常攻撃を受けた場合も、変換後にダメージが倍増し、2もしくは4のダメージを受ける。
仲間としては、はりせんもぐら系統は、【クロウアンドレア】か【ゴールドクロウ】が無いと仲間にならず、【守備・特殊】タイプ故にレベルアップしてもHPが伸びないが、HPを500までドーピングしてやればほぼ無敵になれる。
つのうしがい系統は、普通に仲間にすることができるが、素の能力が低めで、敵と隣接していても必ず身を守ってくれるとは限らないため、有効に活用するのはやや難しい。
【タマゴロン】や【ワンダーエッグ】の場合は、普通に仲間にすることができ、レベルアップでHPが伸びていくが、炎系でないため爆発で消滅してしまい、また攻撃を受けた時に、自身の特殊能力によって別種の敵モンスターに変身してしまう。
ただし、【モンスター闘技場】でならダメージを受けても絶対に変身することはないため、その反則級のタフさを存分に奮ってくれるだろう。