【ドラゴン】

Last-modified: 2024-03-17 (日) 22:24:15

概要

本シリーズのタイトルにもなっているモンスター。
DQ1で初登場した【ドラゴン系】の顔役モンスター。
色違いに【キースドラゴン】【ダースドラゴン】が、ボス級のモンスターに【ゴールデンドラゴン】【光の番人】【魔瘴魂ゼノドラゴン】がいる。
シリーズでも最初期に登場したドラゴンであるためか、ドラゴン系モンスターの中でも最も昔から生きているという設定がしばしば見られる。
西洋の伝承によく見られる「英雄や聖人が討伐せんとする邪悪の象徴」としてのドラゴンのイメージは初代ラスボスたる【りゅうおう】が担い、DQモンスターとしてのドラゴンは「爬虫類型の強大な生物」という趣きが強い。
 
体色は緑色で腹側はクリーム色~明るい茶色。猛禽類のような爪のある四本脚で歩行し、ファンタジー作品のドラゴンにポピュラーな翼は無い。
イラストやCGモデルでは脚が下向きに伸びて身体を浮かせた姿勢に描かれており、骨格は一般的な爬虫類ではなくトリケラトプスなど四脚の恐竜に近い。
目の上辺りからは後ろ向きに二本の角が伸び、頬からは扇型のヒレが張りだしている。首から尻尾の先にかけて背びれのような物も生えているが、後発のイラストや立体造形物では円錐形のトゲの連なりとして表現されている。
【鳥山明】は数々のモンスターの中でも特にこのDQ1ドラゴンのデザインが気に入っているそうで、Vジャンプ発行の【ドラゴンクエストI・II】攻略本に掲載されたインタビューによれば、「何気ない感じだから」とのこと。
 
本編ではDQ1からDQ3までの、いわゆる【ロトシリーズ】とそれ以前の時代にあたるDQ11のほかは当初から登場しておらず、DQ7ではリメイク版、DQ10オンラインではVer.5からといずれも後付けであるなど意外と登場範囲は広くないが、逆に言えばロトの伝説には欠かせない重要な存在である。初期三部作中ではモンスターの代名詞としても扱われている。
シリーズが進むにつれて【グレイトドラゴン】【メタルドラゴン】【ドラゴンガイア】など新しいドラゴン系モンスターが続々と登場し、「ただのドラゴン」…それ以上でもそれ以下でもないコイツは中々再登場の機会に恵まれず、モンスターズではドラゴン系派生の中で存在感を見せつつ、ランクは低いなんてことも多かった。
外伝では一転してドラゴン族の代表格として出場機会が多く、顔役の意地を見せている。
もともと「ドラゴン」とは四肢と翼を兼ね備える者、腕の無い二足竜、蛇状など様々な姿形の幻獣を包括する言葉なので、バリエーション豊かな「ドラゴン」があれこれ併存するドラクエ世界は、かえって原義に近いとも言える。
 
また、DQ3~DQ7にはドラゴンに変身する呪文【ドラゴラム】が登場する。
DQ6ではモンスターとしての純粋な「ドラゴン」は登場しないが、職業としての【ドラゴン】が登場する。
 
海外版表記は"Green Dragon"。DQ4から登場する本家のグリーンドラゴンの方とは共演することが長らくなかったので双方が同じ名前だったが、DQMSLではあちらが「翡翠の竜」という意味の"Jade Dragon"と呼ばれている。

DQ1

【ドムドーラの町】【メルキド】の周辺の他【竜王の城】にも現れる。
 
イメージ通り20ダメージ前後の【ほのお】を吐くが、初めて出会う段階では普通の打撃の方が痛いぐらいで、むしろ炎は手加減かと思える。
しかし炎によるダメージは守備力では軽減できないので、耐性を持つ【ロトのよろい】を手に入れるまでは一定のダメージを保証してくるという意味では厄介か。
なお【ラリホー】の成功率は9/16(約56%)とだいたい五分五分。攻撃呪文は7/8とそこそこ効くが、より確実にいくなら普通に打撃で撃破するべきだろう。
 
正統派の強敵だが、同エリアにはコイツとほぼ同等のステータスを持ちながら【ベホイミ】でしぶとい【スターキメラ】【ベギラマ】で大ダメージを与えてくる【だいまどう】等が闊歩しているうえ、該当エリアへ行く途中には【不意打ち】からのラリホーでそのままサドンデスという【メイジキメラ】や、土壇場の身かわしで事故死しかねない【かげのきし】も出現する。経験値やゴールドといった報酬はだいまどうに次いで高いのでむしろカモの方に近いかもしれない。
ドラゴンを苦戦することなく倒せるようになればりゅうおう打倒も見えてくる実力があるということなので、コイツを狩りまくって鍛えるのもいい。
FC版では、ちょうど【トヘロス】を覚えた頃に最高の防具一式を揃えると、上記の厄介者のうちスターキメラ以外はほぼシャットアウトできる。そのスターキメラもマホトーンさえ惜しまなければどうにでもなるだろう。
 
【沼地の洞窟】では【ローラ姫】の手前の特定のマスでの固定エンカウントで登場。実質的にDQ初の【ボス級モンスター】ともいえる。
性能自体は通常出現する一般雑魚とまったく一緒ではあるが、その設定と演出の妙により非常にインパクトがある。
なおこの洞窟に登場するドラゴンは「倒した」という【フラグ】【復活の呪文】に埋め込まれているため、戦闘に勝つと二度と出現しなくなる。
もしローラ姫を【ラルス16世】に引き渡す前に力尽きてしまった場合、姫は再びここに閉じ込められてしまう。フィールドやダンジョンで力尽きた場合は魔物に連れ戻されたということで理解できるが、なぜかラダトーム城内の【バリアー】で死んでもローラ姫は沼地の洞窟に戻される。ローラ姫を抱きかかえたことは夢オチだったというのだろうか。いずれにしてもドラゴンとの再戦はないので安心。
この件は【公式ガイドブック】のQ&Aページでも取り上げられていたのだが、もっともドラゴンに勝てるぐらいならここからラダトームの道中に出現する敵など屁のカッパだろうから意図的でないと見られないシチュエーションだろうが…
一応ラダトームまで歩いて帰る場合は毒の沼を10歩進む必要があるので、キメラの翼が無く回復手段も尽きていた場合にHPが20以下だとほぼ詰む(リムルダールの宿まで強行突破するしかない)。
 
やり込みとして低レベルでのローラ姫救出を狙う場合、運が良ければLv7でドラゴンを倒すことも現実的に充分可能である。
成長パターンにもよるが、このレベルで相応の防具を装備していれば一撃で死ぬことはあまり無く、薬草1回で回復が追い付くことも多いので、半分強で効くラリホーさえ効き続ければ、どうにか戦うことはできる。
ドラゴンが目を覚ましたターンは即座に攻撃を受けてしまう関係上、薬草を使うタイミングはラリホーをかけ直した直後に限られる。
すなわちラリホーと同じ回数程度しか薬草を使う機会が無いので、道中(特に毒の沼)の回復には薬草を使えばよい。
ギラの平均ダメージが8としてHP67のドラゴンには8~9回程度当たればよく、1~2回外れたとしても合計で10ターン(+薬草使用回数)程度眠らせれば倒せる可能性が見えてくる。
とは言え都合よくラリホーが効き、かつ、ある程度眠り続ける期待値を考えた場合、何十回もやり直す覚悟が必要だろう。
この時点のMPは23~26しか無く、ギラを10回近く使う場合ラリホーは2、3回しか使えないので、ラリホー1回あたり数ターンずつ寝続けてもらう必要がある(ラリホーを使う機会が生じれば薬草を使うターンも必要になるためなおさら)。
それ以上頻繁に目を覚ますとギラのMPが足りなくなってしまい、会心の一撃に賭けるくらいしか望みがなくなる。
また炎であれば2ターン耐える可能性もあるが、打撃が混じると2ターン耐えることは難しく、ラリホーが外れた時点で高確率で死ぬ。
こだわりが無ければレベルを上げてから挑んだほうが良いのは言うまでもない。

リメイク版

防御面が強化され、ラリホー無効&攻撃呪文の成功率が5/7(7割ちょい)に。
 
沼地の洞窟のドラゴンには専用のステータスが割り当てられ、HPは67⇒153に倍増したが攻撃力は88⇒58、素早さは47⇒35に減少した。守備力は変更なし。話しかけることで戦闘になり、本格的なボス級モンスターとなった。
数値を見ると、洞窟でじっとしてて太ったような能力になっている。
HPこそ増大しているが攻撃力が大きく落ちているため、比較的早期に挑んでも勝ちやすくなった。
行動パターンはボスとザコで変わりない。3/8で【ひのいき】、5/8で通常攻撃。
耐性も野良で出てくるバージョンと一緒。リムルダールで装備を整えて、真っ向から挑もう。
 
ボスらしく経験値とゴールドは大幅に増えており、特に経験値950は【メタルスライム】よりも高い。
しかもFC版と異なり、ローラ姫を抱えている状態で全滅すると復活するという特性がある。
ただし、ドラゴンを倒しただけの状態ですぐ全滅しても復活しないし、鍵が無駄になるので必ずローラ姫を抱えた後に全滅しないといけないので注意しよう。
洞窟を出て毒の沼地を歩けば主人公が強くても全滅しやすいうえ、【預かり所】が町に新設されたので全滅による所持金半減も痛くない。
そのため、メタルスライムを倒せるようになるレベルまではお手軽に経験値を稼げる美味しい固定敵となる。
これを実行するなら、【まほうのよろい】やロトの鎧を持っている場合はドラゴンを倒した後に必ず装備を外すこと。
ロトの鎧はダメージ床無効効果があるし、魔法の鎧だとヒーリング効果があだになり、死ぬまで時間がかかってしまうからだ。
 
【ドラゴンクエスト4コママンガ劇場】では、毒沼の真ん中で力尽きた勇者に「こんな所で一人きりにしないでー!」と叫ぶローラ姫というネタが掲載された。
ドラゴンで経験値稼ぎをする際には何度も見ることになる光景である。
 
GB版『DQ1・2』では出現数の関係からDQ1とDQ2で別のグラフィックが使われており、DQ1のグラフィックはやや大きい。

小説版

【あくまのきし】の配下。沼地の洞窟で悪魔の騎士の駆る個体が登場したほか、【竜王の城】でも集団で出現した。

ゲームブック(双葉社)

ローラ姫の番人である個体のみが登場。
炎のかたまりとなって現れ、それからドラゴンの姿へと実体化するという凝った出現の仕方をする。

ゲームブック(エニックス)

上巻の沼地の洞窟でリムルダール方面への道を塞ぐボスとして登場し、原作ゲームと違ってこれを倒さないとリムルダールへ行けない。下巻では通常の雑魚として出現する。
なお同書でローラ姫の番人を勤めるのは魔道士アーガムである。

DQ2

【ロンダルキアへの洞窟】の5F以降および【ハーゴンの神殿】の2Fに登場する。
本作での出現範囲は計3フロアしかないにも関わらず、後述の通り圧倒的な存在感を示している。
同属の色違いモンスターが登場せず、ボス級を除けば唯一無二の種族という特異な存在である。
他の作品とは敵味方間のパワーバランスが大きく異なる本作では、思わぬ苦戦を強いられる。
 
強烈な打撃に火炎のブレスという基本は前作と変わらないが、火炎ブレスが全体攻撃になったという大きな違いがある上、今作では呪文耐性・回避率も高めになっている。
洞窟内の敵で最強の攻撃力を誇る攻撃力130による一発は痛いどころではなく、後列キャラが3回受けたらほぼアウト。
これより攻撃力の高い敵はロンダルキア大地後半以降にしか出てこないという理不尽なまでの高さである。
そしてその打撃以上に強烈なのが集団で連発してくる炎。
平均25ダメージなので無耐性だと1発でも3人の合計ダメージは75という計算になる。
【みずのはごろも】はもちろん、洞窟の道中にある【ロトのよろい】も取りこぼさないようにしたい。
回避率の高さも厄介で、唯一の安定的なダメージソースであるローレの打撃が回避されたときの絶望感は大きい。
 
前作より強化された呪文耐性は全般的に高く、攻撃呪文の成功率が4/7とやや頼りなくなったほか、【ラリホー】に至っては無効になった。
【マヌーサ】【ルカナン】は攻撃呪文と同程度に効くが、2つとも欠陥品なので効いてもほとんど意味がない。
ちなみに攻略情報の値だけを見ると【ザラキ】を覚えてもほぼ効かない…と思い込みがちだが、強耐性でも実は20%も成功率があるので、複数出現した際には打撃や【イオナズン】などとともに一匹ずつ地道にだが倒していくことが可能となっている。
 
何よりも数の暴力が恐ろしく、大抵は同種3~4匹で、4匹セットのパターンが多い。あるいは2匹+他の敵という形で出てくる。1~2匹で出ることは稀。
ロンダルキアへの洞窟の全滅要素の半分は、このドラゴン4匹組だと言っても過言ではない。
4匹で現れた場合に不意打ちを食らったり、上手く逃げられなかったりしたら一気に壊滅状態。次のターンで逃げられなかったらほぼ【全滅】コースまっしぐら。
というか、別に不意打ちされなくても炎の連発と強烈な打撃でパーティのHPがゴリゴリ削られる。
悪夢のロンダルキア洞窟の最終盤を飾る無限回廊地獄ではウンザリするほど湧いて出てくるため、無事洞窟を抜けるまでは常にコイツの恐怖と隣り合わせで進み続けることになるだろう。
出口までもうすぐというところで炭クズにされてしまうとやるせなくなる。
【キラーマシーン】と並んでこの洞窟最大の難敵であり、特にドラゴン4匹組に何度出会うかの運によって難易度が大きく変わってくる。
 
これ以外でも、本作では敵・味方の行動順がほぼランダムで決まるため行動順が安定しないとか、HPが減った敵を優先する思考がなくトドメをさしにくいとか、敵の通常攻撃は前列も後列も等しい確率で狙ってくるとか、炎を防御で軽減できないので耐性装備のないキャラ(裏技なしなら最低1人はいる)はどうあがいても直火丸焼きにされてしまうとか、本作で初登場の【ドラゴンキラー】に一切特効効果がないとか「向こうに有利でこちらに不利」という要素が目白押し。
さすがに4匹全員がこちらの3人全員に先行する確率は低いが、こちらが1人動く間に3匹が動くぐらいの展開は普通によくある。簡単に数を減らせるような相手ではないため最初のターンは全員に行動されると考えた方がよい。
唯一の救いはコイツの吐く炎。弱い方と強い方があるので、運良く弱い方ばかりを吐いてきてくれたらちょっとだけラッキー。
ただし、炎(弱)を吐く確率は1/8で炎(中)の1/2に全然及ばないので、吐いてくれたらラッキー程度。
本作の防御は炎に対しては無力なので、後列二人も防御するよりも最初のターンは積極的に攻勢に出た方がいい。2ターン目以降は回復に忙しくなるだろうが、手持無沙汰で防御するぐらいなら最大火力で数を減らす方に集中したい。
 
中盤、集団で現れて炎で攻めてくる強敵として【ドラゴンフライ】がいるが、コイツはまさにそれのスケールアップ版といったところ。
正にドラゴンクエスト」の名に恥じない強さと言える。
ついでに言えば前作から引き続き出演したのは【スライム】【ドラキー】という序盤の雑魚かその上位種に限られているが、コイツだけが唯一終盤モンスター(ボスも含めれば序盤と言えなくもないが)の系統からの続投をしている。
純粋な「ドラゴン系」に属するモンスターが他にいないのでコイツがいないと「ドラゴンクエスト」が成り立たないと思われたがゆえの措置だろうか。
そういった意味でも作品の看板を偽りのないものにしている立役者と言える。
また、ドラクエ史上初の『系統中で一種のみが出演している過去作出身のモンスター』でもある。
DQ5ではこのようなモンスターのバーゲンセール状態になっている。
なおドラキー系統も続投したのはこれ一種だけだが、過去作とは別の上位種が新設された。惜しい。
 
【ロンダルキア平原】には出てこないが、ハーゴンの神殿の2Fに再度出現する。
流石に時期的にそれほど恐れる敵では無くなっているといいたいが…相変わらず集団で炎を連発し、ボス戦に備えて温存したいHP&MPを容赦なく削ってくるので結局ここでも鬱陶しい。
 
落とすアイテムは【はかいのつるぎ】
売ってよし、利用してよしの優良アイテムだが、ドロップ率は【ギガンテス】より大分低い。
これが欲しければあちらを狩ればいいだけなので、わざわざアイテム目当てでコイツと戦う必要はないだろう。

リメイク版

前作のリメイクとは違って呪文耐性が下がっている。【マホトーン】以外の耐性が総じて弱体化。
素早さがまともに機能するようになったので、3人ともかなり安定して先攻できる。
攻撃呪文の耐性は無くなり、【イオナズン】【ベギラマ】+【バギ】+【いなずまのけん】使用で一掃できる。
完全耐性だったラリホーも弱耐性になり、ザラキもほぼ通るのでどうとでも料理できるだろう。
FC版に比べると中位・下位のブレスともにダメージ期待値が上がっているが、その分【かえんのいき】の使用率は半減して代わりに下位の【ひのいき】の使用頻度が増えた。
だいたい2回に1回の頻度でどちらかの炎を吐く。
万が一、火炎の息の方を連発されるとFC版以上のダメージを受けることになるが、上述の通り概ね炎が来る前にほぼ殲滅できる。
そのくせ経験値は増加…ただの稼ぎモンスターに成り下がってしまった。
 
同時出現数も減っており、ロンダルキアへの洞窟では3匹組での出現がほとんど。
ハーゴンの神殿では4匹組で出てくることもあるが、呪文を使えば難なく倒せるだろう。
 
全体的に弱体化したとはいえ、上述の通りブレスの威力は上がっているので、さすがに不意打ちを喰らうとFC版の再現に成りかねない怖さはある。

小説版

ロンダルキアへの洞窟やハーゴンの神殿で出現した。

ゲームブック(エニックス)

原作通りロンダルキアの洞窟で戦い、こいつとの戦いで【いのちのもんしょう】が手に入る。ルート次第ではDQ5に先駆けて【オークキング】と共に戦うことも(詳細は当該項目参照)。
敗北ルートではカインのザラキが間一髪で効いて倒される。本書では大半の戦闘敗北ルートではHPを1にする以外に誰かしら死人が出るのだが、コミックシーンの関係上三人とも生き残っていた方が都合がいいためかこいつは誰も道連れにできない辺りがやや不遇。

DQ3

【ルビスの塔】【魔の島】【ゾーマの城】に出現する。
前作同様、キースだのダースだのといった亜種は存在しない。全3種揃っての登場は、リメイク版を除くナンバリングでは実に約30年もの時を経たDQ11を待つことになる。
 
【ごくらくちょう】を呼ぶという行動が新たに加わったが、基本的には集団で現れて炎(リメイク版は火炎の息)を吐くという前作のパターンを踏襲している。
攻撃力自体はこの時期のモンスターとしてはやや高い程度で前作ほどの脅威は無いものの、炎のダメージは35程度に上がっており、とにかく炎を吐く頻度が高いので、耐性を持っていないキャラには少々辛い相手。
デイン系・ヒャド系・バギ系といった攻撃呪文が有効。【おうじゃのけん】とヒャダルコを併用すれば群れでも難なく倒せる。ザキ系にも弱いため、ザラキで頭数を減らすといった戦法もいい。
なお、本作からドラゴンキラーの特効機能が実装されたが、意図しない限り流石にこの段階で装備している武器ではないだろう。
 
FC版の【格闘場】ではバギクロスを使う【マントゴーア】、ザラキを使う【バルログ】など、ドラゴンの弱点を突いた攻撃を得意とするゾーマの城の同僚たちと対戦することが多いため、なかなか勝ち残れない。
落とすアイテムは【スタミナのたね】
 
また、味方が【ドラゴラム】を使用して変身した際のステータスはこのドラゴンのものが流用されている。ただしそちらの行動は炎を吐くだけになる。

リメイク版

【謎の洞窟】の序盤にも出現する。
ステータスや耐性はFC時代から据置だが、耐性装備の充実や複数攻撃武器の導入などによって対処がより楽になったことから、相対的に弱体化している。
このほか、【たいりょく】の仕様変更に伴うスタミナの種の有効性の増加や、獲得経験値の仕様変更など、周辺環境の変化に伴って存在価値が上昇。ルビスの塔上部で【メタル狩り】を敢行するついでに乱獲されたりするようにもなった。
ただしルビスの塔ではセットで現れる極楽鳥が邪魔になりやすいので、種目当てなら他の敵を伴わないゾーマの城周辺のほうが効率がいい。
 
【遊び人】の行う「しりとり」の最初の言葉の1つとしても登場する。
また、GBC版では色違いのキースドラゴンとダースドラゴンが再登場した。

小説版

【ゾーマ八魔将】の1人である【ドラゴンゾンビ】の配下として3体が出現。主人公アレルの仲間3人をそれぞれ襲うが、各個撃破される。

DQ6(SFC版取扱説明書)

本作を含め天空シリーズには一切登場しない。
しかし、【取扱説明書】のワールドマップのページでは、マップの左右上に装飾としてこのドラゴンのイラストが描かれている。

DQ7(リメイク版)

【トクベツなモンスター】No.014。
公式定期配信石版No.13【古の竜がすむ洞くつ】のボスとして、ロトシリーズ以来となる本編への復帰を果たす。
火の息と火炎の息を吐くことが可能だが、その前にキースドラゴンが登場しているためインパクトが薄い。
ドロップは【まもりのたね】だが、ドロップ率が高いわけではないので狩るのには向いていない。
【モンスターパーク】では他のドラゴン同様洞窟に配置されている。

DQ10オンライン

Ver.5.0(DQ11よりも後)より魔法の迷宮のコインボスとして登場。
ブレス以外にも巨体を使った【のしかかり】など、多彩な技を使ってくる。
 
【竜王城の決戦】(2020年版)では竜王の城に登場し、DQ1の仕様に近づけた強さになっている。
詳しくはこちらを参照。

DQ11

外伝作品同様、サイズがでかくなってよりドラゴンらしくなった。
序盤に【ユグノア城跡】(PS4版等では【ユグノア地方】)の城下町跡に出現する。
3DS版では【バンデルフォン地方】のユグノア地方側出口、2Dモードでは【名もなき地】【シケスビア南の島】の東)にも出現する。
3DS版3Dモードではシンボルが炎を吐いていることがあるが、この炎に触れても先制されたりはしない。DQ5・DQ7の【ドラゴンの像】と違いダメージも受けない。
 
見た目通り場違いに強く、直前に戦ったボスである【アラクラトロ】に勝るとも劣らない火力を誇る。
HP305・完全2回行動で、高攻撃力から繰り出される通常攻撃の他に【1ターン休み】系の転び攻撃、さらには全体攻撃の【もえさかるかえん】も吐いてくる。攻撃力の数値はアラクラトロを上回っており、素早さも異様に高く【カミュ】ですら先制を許してしまいやすい。
燃え盛る火炎は同一ターン内で2回まで使用可能であり、運の悪いときは2連続で吐いてくることもある。
総じて同地域に出現する他のモンスターとは隔絶された実力の持ち主。うかつにエンカウントすると、適正レベルであっても普通に全滅の危機に見舞われる。
懐かしさに胸躍らせ意気揚々とケンカを吹っかけた結果、あえなく消し炭にされた古参プレイヤーも多いことだろう。
もっとも、この次の地域に出現する【うずしおキング】【マーマンダイン】の4体組もコイツ並みかそれ以上に凶悪だが。
 
ユグノア城下町跡では単体でしか出現しないが、3DS版のバンデルフォン地方と名もなき地では一度に2体まで出てくる。でかいサイズで複数出てくると迫力満点だが非常に危険。さらに、名もなき地では【ドラゴスライム】の集団を引き連れて出現することもある。
ユグノア城下町跡とバンデルフォン地方は【仮面武闘会】より前から行くことが可能だが、早い時期にエンカウントしてしまうと危険度が飛躍的に高まる。
攻撃呪文や各種状態異常も効きにくいが、【ベロニカ】がLv19で習得できる【メダパニ】がそこそこ当たるので、うまく混乱させることができればかなり楽になる。
後は補助呪文を駆使してできるだけ早急に倒そう。【ドラゴン系】の例に漏れず【ドラゴン斬り】に弱い。
落とすゴールドは123と語呂がいい。ナンバリングで連続登場していたロトシリーズを彷彿させる数字である。
ドロップアイテムは、通常枠が【ドラゴンの皮】でレア枠が【ドラゴンのツノ】
 
【連武討魔行】・壱の試練第一試合でも戦うことになる。こちらは1回行動だがステータスがはるかに高く、燃え盛る火炎の他に【こごえるふぶき】も吐いてくる。
行動パターンは3段階ローテーションで、通常攻撃→もえさかるかえんorこごえるふぶき→通常攻撃の繰り返し。
HPが900もあるため回復ができて火力の高い【主人公(DQ11)】【グレイグ】に任せるのが鉄板だが、【バイシオン】、ドラゴン斬りを使えるシルビアでも突破できる。その際【いやしのうでわ】の装備は忘れずに。
 
今作では「キング・オブ・モンスター」や「魔物研究はドラゴンに始まりドラゴンに終わる」という表現がなされており、【ロトゼタシア】におけるモンスターの代表的存在のようだ。
 
【マジックスロット】ではボーナスゲームのボスの一角として登場。危険度は3。

強ver

世界に異変が起きた後のユグノア地方で出現する。2Dモードでは名もなき地(異変前と同じ場所)にも出現する。
相変わらずの完全2回行動でキースドラゴンを上回る強さに加え、ブレスは【はげしいほのお】に強化、【痛恨の一撃】まで使う。
しかも3DS版のみ平気で同時に複数出現する。こちらもこの時点では飛び抜けた強敵。
なお、異変前にドラゴンのいたユグノア城下町跡には【キングリザード】が住み着いている。
キングリザードに追い出されたのか、それともドラゴンが出ていったところにキングリザードがやってきたのかは不明。
 
【ネルセンの迷宮】では、PS4版等では【試練の里への道】の南東部に昼のみ生息。3DS版等でも同じく試練の里への道に居る。
ブレスに【しゃくねつ】が追加され、さらにステータスもキースドラゴン・邪より一回り上で2回行動も継続と、元祖ドラゴンの貫禄を見せつける。
一段階弱いはげしいほのおも使用するので体感的な強さではダースドラゴンの方が上だが、ステータスの数値だけならこの系統内で最高である。
痛恨の一撃を連発されたらネルセンの迷宮に挑む段階でもかなり被害をこうむることになるので早めに倒してしまいたい。

DQ11S

2Dモードではバンデルフォン地方(ユグノア側)でエンカウントが発生しなくなり、こいつの2体組が出現することはなくなった。
3Dモードでも1体でしか出てこない。強バージョンは、他のモンスターとの同時出現はある。

DQM・DQM2

もちろんドラゴン系。
DQMではローラ姫救出イベントをモチーフにした【まちびとのとびら】の主として登場、圧倒的な戦闘力で存在感を放っている。
撃破後は100%仲間にでき、デフォルトネームは【ドラン】。確定で仲間になる性質と加入時の能力から、RTAでは必須級の存在。
DQM2では【天空の世界】のフィールドに出現する。配合では【ドラゴンキッズ】同士で誕生する。
ドラゴンキッズの+値が高いと、ドラゴンを素通りしてグレイトドラゴンになってしまうので一応注意。
習得する特技はひのいき、【かえんぎり】【すべてをすいこむ】
HP、攻撃力、守備力は伸びやすいが、それ以外はパッとせず。会心率は比較的高め。
MPの伸びがあまり良くないので、呪文主体には向いていない。使いたいなら打撃を中心にした特技を覚えさせよう。
どちらかが+4以上のドラゴン同士を配合するとグレイトドラゴンが、血統を獣系にして配合すると【キラーパンサー】が誕生する。
牧舎の中で寝ているドラゴンもおり、こちらは【まよいのとびら】のボスの居場所を寝言で言っており、星降りの大会優勝後はどの系統にも属さない魔物がいるという寝言を言う。これは【????系】のことである。
DQM2及びPS版では【けもののきし】相手で【バトルレックス】が誕生するというパターンも追加されている。
また、通信配合限定で【ライオネック】を相手に配合すると【じゃりゅうせんし】が、【アクアマリンホーク】相手で【スカイドラゴン】が誕生する。

DQMCH

ドラゴン系廃止に伴い魔獣系に移籍。ランクはCで重さは3。
DQ2の頃はロンダルキアへの洞窟に出現していたが、長い時を経て【ドラゴンの角】に移住している。
ランク転身では魔獣系に魔獣系の心2つを与えると転身できる。
また、+4以上のドラゴンキッズにドラゴンキッズの心2つを与えるという特殊転身もある。
習得する特技は【メラ】、ひのいき、いきをすいこむ。
HP、攻撃力、守備力がレベルの低いうちからよく伸びるが、最終的には全てにおいて平均的な伸びを見せる。
ドラゴンに【ガーゴイル】【グリズリー】【キングスライム】【じごくのもんばん】【デビルアーマー】のうち、いずれか2つの異なる心を与えるとグレイトドラゴンに転身できる。
それに加え、+8以上のドラゴンにドラゴンの心2つでもグレイトドラゴンになる。
転生士の能力で転生させると【戦士】(大人・男)に転生する。
 
また、【アレフガルド】のかつての【沼地の洞窟】にも登場する。
りゅうおうの忠実な部下であり、主が死んだ今となってもローラ姫を取り戻さねばと話している。
話しかけるとキーファが姫をさらったと勘違いし戦闘になる。
このドラゴンを倒しても、勘違いしたドラゴンが救われるわけでもなく、

「おお…姫よ 姫は いずこへ…。もう なにも みえぬ…きこえぬ…。」

とDQ2のムーンブルクの王様のような最期の言葉を残して死んでしまう。
バルバルーの手下だった【ガーゴイル】の最期の言葉と同じく、モンスターにも心があるということを実感させられるイベントである。
 
そして【竜王の城】の竜王の玉座付近にはりゅうおうの目覚めを待っているというドラゴン、【ドルバ】がいる。
りゅうおうとの戦闘に勝利すると彼をガードモンスターとしてキャラバンに誘うことができる。

DQMJ

ドラゴン系復活にともないドラゴン系に戻った。ランクはDとそれなり。
【デオドラン島】のダンジョンの一角に鎮座し、そこそこ存在感を見せている。
スカウトするか倒してしまうと二度と出現しないが、スカウト失敗などで再チャレンジしたい場合は先頭から逃げることで再度出現させることができる。
なお位階配合で結構簡単に作れるので、逃してしまったとしても気にしなくてもいい。
 
わずか100しかないMP以外の能力はDランクにしては結構高いものの、所詮ランクがモノを言う本作では最後まで起用するには厳しいだろう。所持スキルは【ドラゴンスピリッツ】
魔獣系と配合することでダースドラゴンが、ゾンビ系と配合することで【スカルゴン】が作れる。

DQMJ2

ドラゴン系のDランク。2枠になり、グレイトドラゴンやギガントドラゴンよりでかくなった。
【海岸】の一番奥の洞窟内の通路の一角を塞ぐように鎮座している。
【デインブレイク】と息ふうじブレイクを持つ。
進化配合ができる7種のモンスターの1体である。詳細は【強ドラゴン】【最強ドラゴン】を参照。
どういうわけか防御面が強化されて火力は大幅に落ちるのが特徴。
配合面は変わらず。

DQMJ2P

ドラゴン系のEランクにダウン。しかし、メガボディの仕様変更によって、1~2回行動ができるようになった。
他にも【せんせいりつアップ】、炎ブレスブレイク、最強化でデインブレイクを持つ。
クリア後にこいつを倒した後【ガマデウス】が出る可能性がある。
DQMと同じくドラゴンキッズ2体で作れるようになった。
配合面では前作の2種に加え、悪魔系と配合することで【エビルドライブ】が出来上がる。

テリワン3D

GB版DQMと同じくまちびとの扉のぬしでそれ以外野生では出ない。撃破後はGB版同様仲間になる。今回はデフォルトネーム無しで、性別は万能。
我がローラの眠りを…」とか言っているが、を差し置いて何を言っているのやら。
詳しくはまちびとの扉の項目にて。
【AI1~2回行動】の能力を身に付けており、炎ブレスとデイン系という2つのブレイク特性の特性も持つ。
他には+25以上で【タメトラ攻撃】、+50以上で【プレッシャー】を得る。
 
ステータスはMP以外なかなかのもので、毒(弱点)とマインド(無効)以外の状態異常やマヌーサ、炎ブレスと吹雪ブレスをまとめて半減と耐性も悪くない。
まあ効くときは効くし、本作の2枠は妙に不遇なのでガチで対戦をやらせるには荷が重い感もあるが、本格的に使うならブレイクを活かすためにも【さばきのせんこうSP】【最強火炎】【やまたのおろち】【竜のひざけ】辺りがおすすめ。できればMPも補強しておこう。
RTAでは序盤の圧倒的戦力として重宝されるが、【AI1~2回行動】の性質上運要素が絡み、タイムにムラができる。
 
位階配合やドラゴンキッズ×2で作れるが、位階100なのでそれなりの足掛かりとしていけるのもナイス。魔獣系と配合すればダースドラゴンに、悪魔系ならエビルドライブ、ゾンビ系ならスカルゴンになるので派生させるのもいいだろう。
素材的にはダースドラゴンなら【メタルドラゴン】を、エビルドライブは【ボーンナイト】【死神きぞく】→その他色々と作れるが、単純に面倒なので活用の機会は少ないかもしれない。
 
とりあえずまちびとの扉の個体はドラゴンスピリッツで【つめたい息】まで覚えさせ、ついでにバザー会場のバーベキューセットにも火を浴びせてこよう。
他国マスターがドラゴンと【りゅうおう】、ゴーレムというDQ1の面子を揃えていることも。

イルルカ

野生では出現せず、しろいタマゴ孵化や他国マスターからスカウトすることで手に入る。
【新生配合】【いてつくはどう】【ギガボディ】化で【ブレスのコツ】、SP版では【超ギガボディ】化で【星のいかり】を習得。
今作ではエビルドライブは作れない。
ライブラリによると、あらゆるドラゴンの始祖と言われているようだ。

DQMJ3・DQMJ3P

【ギガボディ】となって登場。ドラゴン系のEランク。
モーションは【フォレストドラゴ】種のモンスターに流用されている。地味にキースドラゴンも引き連れてきた。
位階配合でも誕生するが、ドラゴンキッズ2体の特殊配合でも生まれる。
 
固定特性は【火ブレイク】。他は【プレッシャー】、AI1~2回行動、【ブレスのコツ】
プラス値が25以上で【気力吸収攻撃】、50以上で【電撃ブレイク】、100でいてつくはどうを習得する。
さらに超ギガボディにした場合【神の息吹】が追加される。
 
序盤で作成できる数少ないギガボディ。能力傾向はHPと攻撃力の基準値が高めという、ドラゴン系のそれをしっかり踏襲している。
 
プラス25を超えると習得する気力吸収攻撃は強力。
特性とギガボディ以上の全体攻撃との組み合わせは相性が非常に良く、1度の攻撃で敵全体のテンションを2段階下げつつ、自分のテンションは100になることも多い。
このモンスターを作るだけで本編攻略はかなり楽になる…のだが、だからと言って調子に乗って突き進むと、【裏ボス】が重力属性の攻撃を得意とするので【マスターアップ】を待つこと無く圧し潰されてしまう。スキルによる事前の対策はお忘れなく。
 
メタルスライムと配合するとメタルドラゴンが生まれる。また、今回はダースドラゴンの特殊配合に使用しない。
 
初期スキルは【ドラゴフォース】
ライブラリでは、ドラゴン族の中では世界で1番最初に発見された、とある。
ナンバリングタイトルでも最初に出演したドラゴンでもあるからか、古い時代から生きているという点はしっかりと守られている。
 
DQMJ3P限定だが、テリワン3Dのこいつをイルルカ経由で引き継ぐことで無印を持ってなくても序盤から3枠が、合体ライドで4枠が利用できる。
合体特技は【天翔轟嵐斬】、合体特性は【ワイルドキラー】?

DQM3

ドラゴン系Eランク。
野生では【煉獄峠の魔界】初級にLサイズの強敵が出現するが、最初に訪れた時には敵わない。
とはいえ体験版時点でも極意スキルをどうにか調達すればなんとかなる他、即死が効くこともある。
【岩山の村ガンドラ】?のすぐ北の谷間に陣取っているので、東側へ迂回するのが正解。まあ、エンカウント即逃走で強行突破する手もないではないが…。
ドロップアイテムは【なぞのにく】、レアドロップは【ちからのゆびわ】
【ドラゴンキッズ】【グリズリー】の特殊配合で生み出される。
 
特性は【火のコツ】【くじけぬ心】(Lv20)、【プレッシャー】(Lv40)。
Lサイズ化で【1~2回行動】【メタルキラー】【いてつくはどう】(Lv60)。
所持スキルは【火炎】
 
【ベビーパンサー】との配合で【キラーパンサー】【ドラゴスライム】との配合で【スライムブレス】【ゴーレム】との配合で【ダースドラゴン】【ふうらいスライム】との配合で【ひかりの番人】が生み出される。

不思議のダンジョンシリーズ

このシリーズではゲームシステム上で、「炎を吐く強敵」という特徴が活かされ、一族揃って、特にダースドラゴンがメジャーモンスターとなっている。
ドラゴンは初代から登場しており、概ね本編ラストダンジョンの深層や本編ボスのお供に出てくる常連。
つまり、ドラゴンを見かければ本編はクリア目前ということ。返り討ちにされなければだが…。
シリーズ共通で、直線上に炎を吐いて攻撃してくる。
炎は貫通せず、射線上に他のモンスターがいた場合は容赦なく誤射する。そのモンスターが倒れた場合はドラゴンがレベルアップするという、マヌケながらも危険な行動パターンの持ち主だった。
 
その強さは不思議のダンジョン仲間である風来のシレンにも輸入され、姿こそ違うが「ドラゴン」が登場。
さらにその上位モンスターのスカイドラゴンの同一部屋内自動追尾ブレス、アークドラゴンの同一フロア内の自動追尾ブレスが風来のシレンで確立し、それぞれトルネコ2のキースドラゴン、ダースドラゴンへと逆輸入され、両方のシリーズで恒例最強モンスターの地位に落ち着いた。

トルネコ1

HP100、攻撃力68、防御力30、経験値3000(レベル1のステータス)。
ダンジョンの25階~99階まで出現する。最後に登場するモンスター。
25階からの溶岩洞窟のような背景を演出するピッタリな存在。
 
ボスキャラがいないトルネコ1においては、まさしく最強のモンスター。
実力No.2の【アークデーモン】をHP・攻撃力・防御力の全てで上回る。
それだけあって経験値は3000もあり、アークデーモンの実に4倍。
 
17~23ダメージの炎を直線上に吐いてくるが、本編のDQ1と同様、それ以上に打撃が非常に痛い。
【ドラゴンキラー】で2倍ダメージ、【ドラゴンシールド】で炎ダメージを半減できるものの、それでも余程鍛えていない限りタイマンで挑むのは止めた方が良いぐらいの強さ。
公式ガイドブックにも「まず逃げることを考えよう」と書かれているほど。
ちなみに【聖域の巻物】も炎には無力。
炎は大部屋の端から端まで届くので、射程は実質無限。大部屋【モンスターハウス】では特に注意。
 
圧倒的な経験値を持ち、かなりの確率でアイテムを落とすので、勝機があればできるだけ倒しておきたい存在でもある。
【バシルーラの杖】【変化の杖】で戦闘を回避するよりは、【ザキの杖】【まどわし草】を使って倒しておきたい。

トルネコ2

HP100、攻撃力50、防御力26、経験値1250(レベル1のステータス)。
不思議のダンジョン24階~30階などに出現。エンディング目前で現れるのは相変わらず。
 
炎のダメージは30固定で、射程はやはり無限。
炎のダメージは強化されたが、攻撃力は前作より若干低下し、トルネコ側にも対抗手段が増えた分、戦いやすくなっている。
装備にドラゴンキラーとドラゴンシールドを合成してあれば、難なく倒せるだろう。
 
ただし、今作では直線上であれば視界外からでも炎を吐く。
たとえ部屋に誰もいなくても、通路の延長線上にドラゴンが居れば炎が飛んでくるので油断ならない。
炎は水路も飛び越えるため、湖越しに予想外の位置から焼かれる恐れまである。
矢と炎という違いこそあれど、【ドッグスナイパー】【どくやずきん】も似たような索敵能力を持っている。
ちなみに、上位種のキースドラゴンは視界外からは炎を吐いてこない。
 
また、ラスボスである【邪悪な箱】との戦いの際には要注意。
この箱はラスボスでありながら、炎や爆発を受けると増殖するのだ。
ドラゴンの誤射も炎なので、射線に気を配らないと敵の手で邪悪な箱が増殖するはめになる。
しかも、邪悪な箱はダメージを受ける度にその階に出現するモンスターを生み出すので、他の敵を全滅させたとしてもすぐ補充される。

トルネコ3

HP120、攻撃力40、防御力36、経験値500(レベル1のステータス)。
HP123、攻撃力45、防御力37、経験値750(レベル2のステータス)。
【邪悪な風穴】の深層で初登場、続く【暗黒の間】でも登場する。
エンディング後では【魔物の巣】【不思議の宝物庫】【異世界の迷宮】に出現する。
 
炎のダメージが20に減少し、射程も10マスに抑えられている。
しかし、プレイヤー側がレベルや装備を強化しにくくなった分、むしろ脅威は増した。
今作にはドラゴンシールドが存在せず、炎のダメージを減らすには【ドラゴンの指輪】が必要となる。
基本能力の高さも変わらず、やはり周囲の敵より頭一つ分飛びぬけたステータスを持つ。
 
ラスボス【ヘルジャスティス】にトルネコで挑む際はお供も務め、4匹で出現する。
【かなしばりの巻物】【まものしばりの巻物】で動きを止めたり、【パワーアップの巻物】【すばやさのたね】を併用して倒すのがセオリー。
【身代わりの杖】+【鉄化のたね】の囮として利用されることもある。
 
異世界の迷宮ではLv2になって【竜ゾーン】(76F~80F)に登場。
【炎系】に属するため【爆発の指輪】が効かない。
しかし、ポポロなら【ようがんまじん】【ドラゴメタル】勧誘のために粘りたいエリアでもあるので、否応なしに相手にすることになる。
能力値も高く、【メラリザード】と共に強敵と化している。
 
不思議の宝物庫では流石に強敵とは言い難いが、レベル6なので経験値は1750とやや多い。
同じく宝物庫に出現するキースドラゴンレベル3より多かったりする。
ちなみに、【封印の洞くつ】には上位種のキースドラゴンは出てくるのに下位種のコイツは出てこない。
 
仲間にした時のデフォルトネームはドーラで、成長タイプは【攻撃・晩成】
仲間になれば接近戦、遠距離戦共に強力だが、頭はあまり良くない。
射線上に【ポポロ】や他の仲間がいても容赦なく炎を吐くのだ。
【封印の洞くつ】で開始早々、仲間のコイツに焼き殺されたポポロも多いだろう。
話しかけても唸っていることが多いが、片言のような喋り方で話すこともできる。

少年ヤンガス

表のラストダンジョンである【盗賊王の迷宮】の深層で初登場するが、前作までと違いラスボスと組んでくることはない。
火炎の息のダメージは30で、本人の特性のおかげで10マス先まで届く。
もちろん基本能力も高く、特にHPは相当なもの。
 
成長限界はレベル10。
デフォルトネームは♂が「レックス」、♀が「ドラーテ」。
HPと力がかなりの伸びを見せるが、最大レベルが10と低いので仲間にするには若干物足りないかも。
配合パターンは【アイスビックル】×虫系か、【ダッシュラン】×悪魔系。
物質系を相手に配合するとアイスビックル、【ボボンガー】相手でキースドラゴン、【デーモントード】血統で【ベビーニュート】が生み出せる。
 
パッケージやオープニング、また、ポッタルランドに現れたモリーが初登場するムービーで彼が手なずけたドラゴンに乗って登場するというシーンもあるため印象に残る。

不思ダンMOBILEシリーズ

無印では【秘密の遺跡】、もっとではまほうの遺跡以降に出現した。
初登場の時点では周囲のモンスターと比べて頭ひとつ抜けた強さで、こちらの装備が貧弱なこともあって逃げに徹したほうが無難だった。
強い装備が手に入れば殴り合いでも勝てたが、それでも少なからず被害を受けるのでマヒやメダパニなどで無力化してから倒すほうがよい相手だった。

バトルロード

バトルロード1の第三章から登場。モンスターバトルロードはDQ8をモチーフに作られたアーケードゲームで、このモンスターはDQ8に登場しないモンスター1匹目を飾った。
ステータスはHP:800 ちから:115 かしこさ:35 みのまもり:103 すばやさ:24。
技は「はげしいほのお」と「テールアタック」。
前者は敵全体に炎のブレスを吐いて攻撃。後者は敵単体を尻尾で叩きつける。
また、勇者と組むことで、はげしいほのおが「竜のおたけび」に変わる。
雄叫びをあげて敵全体を怯ませる効果があるが、ダースドラゴン同様に貴重な攻撃技が一つ減ると考えることもできた。
 
初登場時は耐久とパワーがあり、是非ともメンバーに加えたい1匹だったが、ドラゴンが登場した章でまさかのSPカード【秘剣ドラゴン斬り】が出てしまい、登場と同時に狩られる残念なモンスターとなってしまった。
とは言え、対人戦でなければ気にする必要はないので、主に大魔王討伐メンバーに加えれば問題はなかった。
その後、ドラゴン系がどんどん冷遇されていったのは言うまでもない。
 
キースドラゴン、ダースドラゴンとチームを組むことで、【ギガントドラゴン】へと合体する。
 
なお、ビクトリーの【レジェンドクエストI】の第二章に出てきた個体は合体モンスターサイズで、「テールアタック」が2回攻撃になっていた。それに相当したHPになっており、なかなかしぶとかった。
 
ちなみに、「ロトの子孫」のとどめの一撃ムービーにもちょっとだけ顔を出す。
ローラ姫の救出に駆けつけてきたロトの子孫にあっけなく倒され、壁にべちゃっと叩きつけられてしまうのだ。
 
なお、テールアタックと竜のおたけびはその後DQ10オンラインに逆輸入されている。

スキャンバトラーズ

2017/8/10~同年9/20の間開催されていたイベントステージで登場。
バトル勝利直後、ドラゴンが起き上がればチケット入手のチャンスが訪れる。
ステータスはHP:1165、ちから:853、すばやさ:99、かしこさ:547、みのまもり:634。レアリティはレアで、モンスターレベルは98。
技は炎ブレスの全体攻撃のみで、赤:ひの息→かえんの息(テンション20)→ドラゴンブレス(テンション100)の順で変化していく。
 
この他、超1弾のレベル10解放のためのボスとして登場。
単体ではあるがHP4500ある。
洞窟の背景を見るに、DQ1の沼地の洞窟がモデルのようだ。

クロスブレイド

当然ながら属性は原作で所属している軍団に合わせて超竜。第3弾の【スーパーレア】で初登場。
その後は第4弾、第5弾の【レア】、ブースターパックvol.1ではドラゴンなだけに(?)【ドラゴンレア】で収録されている。
第5弾のレアは【ブーストスキャン】が可能。
更に真1弾では、スーパーレアで初めてとなるS(スーパー)ブーストスキャン可能なカードとして登場した。
必殺技は共通でしゃくねつのブレス。

漫画版

第7話から始まった【時空の武術大会】でモンスターチームの切り札として参戦。
あのお方の力で暴走形態になっており、巨体ながらも身のこなしが軽く、一撃で相手2人を戦闘不能に追い込むほどの力を持つ。
しかし途中参戦した【ポップ】によってダイを回復され、距離をとって戦おうとするも【メドローア】で倒された。

剣神

ステージ3のボスとして登場。噛みつき、火の玉、火炎放射で攻撃してくる。
火を吐こうとしているときに頭を狙えばダメージを与えられるが、火を吐き終えてバテているときが反撃のチャンス。
隠し技「秘剣ドラゴン斬り」が効くので事前に覚えておけば有利。
また、ステージ6では中ボスとして出現する。

ヒーローズ1

【エルサーゼ】のボスとして登場。本作における、初の大型モンスターとして立ちはだかる。
……が、所謂チュートリアル的ボスでありはっきり言って弱い。【ディルク】の指示どおりに動けば、まず負けないだろう。
開幕に炎で広範囲を攻撃してくるため、防御してから攻撃に移るとよい。
弱点は顔と尻尾。上位種に光の番人、ダースドラゴンがいる。【始原の里】の防衛戦でもボスとして出てくる。
黄金の間のタイムアタック「対決!炎の竜」を17秒99以内にクリアしていると、本編クリア後に【ドラゴン・強】に挑める。

ヒーローズ2

【ラオ荒野】の北方及び【大峡谷】(南部)に雑魚モンスターとして生息。今作でもコインは存在しない。
上位種にダースドラゴン、キースドラゴンがいる。
その他ではギガントドラゴン討伐後の【大峡谷】バトルにて【クレティア女王】救出の際に【結界の番人】として邪魔をしてくる。

ビルダーズ1

各章にて宝箱を守る強敵として配置されている。
行動パターンはその場から動かず火炎放射と回転攻撃を繰り返すだけなので、ヒット&アウェイをきちんと意識していれば倒すのはそう難しくない。その場から動かないのを利用して【まほうの玉】【トゲわな】【火をふく石像】を使うことで安全に倒すことも可能。
 
メルキド編では3体いるこいつを探しだして倒すのがチャレンジの一つとなっている。かなり手強いが道具を使えば楽に討伐できる。
ガチンコする場合、最低でも【はがねのつるぎ】は欲しい。それでも10前後しか与えられないので気長に斬ろう。
時間は非常にかかるが地面を堀って下からチマチマと削る戦法もあり、体験版の時点で撃破したプレイヤーもいる。
地面からの戦法を使う場合、攻撃力がどんなに低くても最低でも0か1ダメージになることを利用して、武器の耐久度の心配がいらない素手で殴り殺す方法が定番となっている。空腹の概念がない状態でやれば食糧も不要。
落とすアイテムは拠点周辺の個体が【くつろぎソファ】、旅のとびら・青の先の個体が【だんろ】
旅のとびら・赤の先の個体が【りゅうのうろこ】
 
マイラ・ガライヤ編では拠点南部にあるマグマ地帯の高台で【いのちのきのみ】が入った宝箱を守っている。
いのちのきのみを取るだけなら倒す必要はないが、倒せばりゅうのうろこを落とす。序盤に倒せれば多少防御力がマシになるが、【てつのつるぎ】を先取りして【ベイパー】と協力しても厳しく、足場も悪くてドラゴン本体の攻撃は元より、吹っ飛ばされて滑落死、ないしその下のマグマで焼死する危険性も高いので素直に【大砲】等を作れるようになってから挑んだ方が良い。しかし、その頃にはりゅうのうろこ程度必要なくなってるというジレンマが…
 
ラダトーム編ではなんとろくに装備のない開始直後に【シャナク魔法台】がある部屋の前で遭遇する。
1章での強さから考えるならスルーが正解と思いがちだが、勝ち目がないかと言うとまったくそんなことはなく、実はここのドラゴンは他の章より非常に弱いので初期装備の【ひのきのぼう】でも問題なく倒すことができる。…まあ、初見ではその経験上からひのきのぼう一本で殴りあおう等とはまず考えないだろうから、ビビッてスルーしたプレイヤーも多いだろうが。
こちらは倒すと【いのちのきのみ】を落とす。
なお、この部屋に魔法台を持ち込んだ人物のメモにはドラゴンに追い詰められて逃げられないといった内容が書かれており、このドラゴンは数百年前からここに居たことになる。ずっと出られずに弱ったのか、元々弱かったのかは不明。
 
ちなみに元勇者がローラ姫を助ける場面の夢でも少しだけ登場している。

ビルダーズ2

【オッカムル島】の聖堂でのバトルおよび最後の教団バトル、さらに【ムーンブルク島】のドラゴン兵団バトルで相手する。
今作では普通に歩き回るため、聖堂ではともかく拠点では破壊に注意。

いたストDS

モンスターコロシアムで【サラマンダー】【ドラゴンゾンビ】【やまたのおろち】と戦う。

星ドラ

ブルリア星・マール島 道しるべの灯台 地上3階や丘の上の井戸 地下4階などに登場。ドラゴン系。

ライバルズ

「スタンダードカードパック」にて共通レジェンドレアとして登場。そちらは現在マスターズルールでしか使用できないが、代わりに第10弾カードパック「破壊と創造のフロンティア」の拡張カードでも「立ち塞がるドラゴン」名義でリニューアルして実装された。そちらは盗賊専用のレジェンドレア。

第1弾「ドラゴン」

3/5/4 ドラゴン系
死亡時:相手の手札に王女の愛を加える

討伐されると相手が王女を救出してしまうという原作を再現したデメリット効果を持つ。
コストの割に高い能力ではあるが、対処し切れない程ではなく王女の愛を渡すデメリットの方が目立つため、昔から使用率はかなり低く1弾最大のハズレア扱いされることも。

第10弾拡張「立ち塞がるドラゴン」

5/4/7 ドラゴン系 におうだち 超貫通
召喚時:カードを2枚引いた後、自分の手札から2枚選んで捨てる
死亡時:相手の手札にコスト2の王女の愛を1枚加える

王女の愛を渡してしまうデメリット付きの高スタッツユニットという趣はそのままに、におうだちと超貫通によって純粋な強さがさらに増した。
また、手札の交換効果も会得したため手札を整えたり【ザイル】などのディスカード(=手札捨て)軸と噛ませたりすることも可能に。
王女の愛を与えてしまうデメリットは相変わらずだが、王女の愛もささやかにコストが1上がった上にドラゴン自身のHPが大きく上がり除去されにくくなったため、その辺も緩和されたといっていい。
デメリットばかりが目立つネタカードから、シンプルな効果で汎用性と強さを両立した貫禄のあるレジェンドカードに生まれ変わったと言っていいだろう。

ライバルズエース

一人用モード「ソロバトルアドベンチャー」のステージ1「毒の沼地」及び「試練の間」にてボスとして登場。
【リザードマン】【ドラゴンキッズ】などのドラゴン系ユニットを中心に繰り出してくるが、最初のボスなので育成さえきちんとしていれば苦戦はしないだろう。
テンションスキルは縦一列に4ダメージを与える「火の息」。致命傷を避けるために配置に気を付けよう。
敵リーダーや敵ユニットに効果を及ぼす特技カードを持っていないため、ユニットかドラゴン自身の攻撃でしかこちらのHPを削ることができないという特徴がある。
 
試練の間のものはステータスやテンションスキルのダメージがレベルに応じて上がっていくため、高レベルのものは実装当初はかなりの強敵だったが、カードインフレが進んだ今となってはかなり倒しやすい部類に入る。
また、初めて実装された時はボスで唯一【ラーミア】などの特殊勝利が有効だったが、再録された時にはしれっと修正されていた。
 
また、ソロモードのボスの竜王はユニットカードのドラゴン(初期の方)を大量に繰り出してくる。
竜王は超貫通を持つため毎ターン確実にHPを削ってくるが、ドラゴンさんが湯水の如く王女の愛をくれるため【ロトのよろい】さえあればかなり与し易いボスになる。

ウォーク

期間限定のDQ1イベント(2019年9~10月)にて第1章のボスとして登場。
同時にメガモンスター(レイドバトル)にも追加された。推奨レベルは基本職Lv20。火の息やラリホーを使う。
メガモンスターの出現期間は2020年3月12日までであったが、その後2021年6月3日より出現を再開している。
 
【こころ】は緑色でコストは32。めったに枠のグレムリンと性能は同等。
スキルHP回復効果+10%、ターン開始時HP6回復、封印、怯え耐性など優秀な効果を持つ。
宝の地図で入手できる宝珠で覚醒可能。覚醒後はコストは77まで上昇。
HP、MP、回復魔力が伸び、スキルHP回復効果は12%、ターン開始時HP10回復と更に効果は大きくなり、ブレス耐性もつく。
ただし、覚醒前は大神官の舞道のこころ道レベル50を全て満たせていたが、覚醒すると外れてしまう点に注意。
 
仲間モンスターとしても登場している。
見た目は強そうだが、扱い的には10000歩族で中堅の位置に属する。上位のドラゴン枠はスカイドラゴンがかっさらっていったようだ。
守備力と器用さに優れるブレス砲台タイプだが、Aランクの強斬撃である灼熱サイクロンを覚えていることがありこちらを入手できればラッキー。
高個体でない限りは継承玉を狙ってお別れするのがいいが、ドラゴン本体の攻撃力も悪くはないのでそのまま使ってやるのもいい。
使用する上ではダースドラゴンの再現かラリホーを覚えていることがあり、妨害が好きな性格だとこちらを好んで使用してしまうことがある。
ラリホーを覚えていない個体かちからじまんやいっぴきおおかみといった妨害行動を使う可能性の低い性格で起用したい。

DQタクト

2020年7月16日サービス開始時から登場。ストーリー6章の9話でアクモに主人公が自分の宝を盗んだと騙され、主人公と戦う。ここをクリアするとパーティに加わる。
ドラゴン系Aランク・こうげきタイプ
リーダー特性「自分含む5×5マスのドラゴン系息威力を10%上げる。」
とくぎは【かえんのいき】【ぶんまわし】【はげしいほのお】
覚醒スキル10Pで「メラ属性息消費MP-10%」を習得できる。
2022年2月1日に才能開花。
才能開花で才能開花とくぎ「灼熱球」
才能開花特性「ドラゴンスケイル」「メラ属性息のコツ」
覚醒値稼ぎを低スタミナの追憶DQIイベントで行えるので積極的に周回できる他、バトルロードでの主役の一体でもあるためレベルも上げやすい。総じてAランクの中では最も育成が容易な部類に入る。

ドラけし!

DQ1イベント「旅立ちの勇者とローラ姫」で実装。第2ステージ「沼地の洞窟」で原作通りボスとして登場したのち、第3ステージ「メルキドへ」の隠しステージでドロップできた。
その後常設ステージ「ガライの町へ」第2ステージの沼地の洞窟にてボスとして再登場。一度クリアした後に再び挑戦し、60万点以上獲得でドラけしを入手可能。
 
ドラけしは星4の青属性で、スキルは上方向かスライド方向をブレス攻撃する「はげしいほのお」。

2周年記念イベント「時空を超えしらくがきと伝説の勇者」ではバトケシ!のボスとして登場し、緑のオーラを纏っている。
物理に弱く、勇者ロト、勇者&ローラ姫、カンダタがダメージ効果大。★3スライムが効果中。★6ローレシアの王子とその他DQ1&2関連のドラけしが効果小。
ポイントアップは★6ローレシアの王子が効果大、勇者ロトと勇者&ローラ姫が効果中、その他DQ1、3関連が効果小。

ドラけしはドット風のデザインで、バトケシ!の報酬。
★6の緑属性でスキルは上かスライド方向を物理攻撃する「炎のパンチ」。腕じゃなくて前足じゃんとか言ってはいけない。

バトケシ!ではドラゴンにポイントアップ小、ベリアルに効果中&ポイントアップ小。

ダイの大冒険

【アバン】は「ありとあらゆる怪物の中でも最強の力を持つ種族・ドラゴン!それと互角以上に戦えなくては真の勇者たりえません…!」と述べ、【ハドラー】超竜軍団を「最強の怪物ドラゴンの軍団!!ゆえにその戦力も我が6軍団中随一!!」と述べている。
本物のドラゴンが登場するのはしばらく後だが、物語開始直後にアバンが特訓の中で【ドラゴラム】を使い、赤いドラゴンに変身していた。
また【ハドラー】との初戦闘時に【ダイ】が竜の紋章の力を発動させたときには、その象徴としてドラゴンのイメージ映像が浮かんでいる。
 
モンスターとしては超竜軍団の主な構成員として多数登場。
【ダイ】たちが初めてドラゴンと対峙したのは、【キルバーン】【ベンガーナ】に5匹差し向けたときである。
【ヒドラ】と共に5匹が海から現れて、港を半壊させ、ベンガーナの町へと侵攻して炎を噴きつつ暴れまわった。
しかし、駆けつけた【ポップ】に引きつけられて町の外に出たところ、【ベタン】を食らって3匹が仕留められた。
それでも生き残った2匹は魔力切れのポップを振り切り再び町に侵入するが、【竜の騎士】の力を解放したダイにあっさり投げられ、【イオラ】で秒殺されている。
 
後に【バラン】【竜騎衆】を引き連れて現れたときは、【ラーハルト】が騎乗して登場した。自身のドラゴンとは別に「極上のドラゴン」と称するドラゴンを用意してバランに騎乗させている。声優は木内太郎、相馬康一。
これにポップが単独で挑み、同じくベタンの奇襲で【ボラホーン】の乗る【ガメゴンロード】と共に全滅させた。
このとき【スカイドラゴン】のルードと【ガルダンディー】は空に逃れ、他の竜騎衆とバランは普通に耐えているため、設定上では地上で最強クラスのモンスターでありながら、ポップの新呪文ベタンの威力、バランや竜騎衆の実力に対比させるかませ犬的な扱いになってしまった。
 
アバンの過去を描く短編では、ハドラーが【カール】に攻め込んだ際、羽の生えたドラゴン属の魔物の上に乗っていた。
アバンの【どくがのこな】で混乱し暴走した挙げ句、ハドラーに肘打ち一撃で倒されるなど、やはり扱いが悪い。
 
新アニメでは、読み切り版「デルパ!イルイル!」に相当する第1話でいきなり登場。
ダイが奥の手【金の筒】から呼び出し、その巨体とパワーでニセ勇者【でろりん】を圧倒している。
他のモンスター達を撃退するときは余裕を見せていたでろりんも「ド、ドラゴン!?」と出てきただけで驚き、【キングスライム】と共に大型モンスターとして存在感を発揮。
ニセ勇者騒動の幕引きに一役買って「ありとあらゆる怪物の中でも最強の力を持つ種族」というアバンの言葉どおりの活躍を見せた。
 
今作でのドラゴンの外見は本編とは多少異なっており、一貫して角の部分が白いものとなっている。さらにバランが騎乗した極上のドラゴンは頬のヒレの部分も角となっていた。新アニメにも今作の角の特徴は忠実に引き継がれており、さらに極上のドラゴンのカラーは他のドラゴン属とは違う灰色の体色で腹部は白色、緑色の目をしていることが判明した。

トルネコ一家の冒険記

原典となるトルネコ1最強の敵だけあって、【不思議のダンジョン】のある「ナモナイ村」周辺を天空に浮かせる封印を守護する本作のラスボス。
…なのだが、魔王軍の世界征服の主力となる予定だったはずが、常に天空を移動するこの場所が魔王にも分からなくなってしまい、そのまま世界征服もすっぽかされて放置されてしまった哀れな奴。
それでも職務に忠実にトルネコ一家と敵対するが、キドリをビビらせた【おたけび】を上げたり、ゴーストを鼻息で吹き飛ばした程度(他のミイラおとこ一派はほとんど挑む前に自爆して役立たず、シルバーデビル三人組は戦っていない)で、スライムパパの機転で馬に倒された柱をぶつけられた後、ネネの【ベギラゴン】とトルネコの破邪の剣による一撃により、ろくな攻撃してこないまま倒された。

モンスターズ+

【ドラゴンクエストモンスターズ+】では、最初の冒険の舞台は「DQ1の世界」ということで堂々たる登場。
最初の冒険な上に【スラお】達とはぐれた【クリオ】の前に現れた強敵という形として登場し、ドラゴンに追いかけ回されるクリオを助けに来た【勇者】と相対する大役に抜擢された。その大きさは後にメガボディ・ギガボディで表現されるのも納得の巨体。
ちなみにドラゴンと勇者が相対する場面は正しくDQ1のパッケージ絵を再現した形となっている。
その戦闘力は高く、竜の怪力という高い攻撃性能、勇者の斬撃がほとんど通用しない硬さを誇る鱗、そして人間よりも高いと評される知能を持ち、勇者以上のポテンシャルを見せる。まさしく元祖ドラゴンの名に恥じない活躍を見せつけた。
尻尾と足の指を切られながらも、勇者をあと一歩という所まで追い詰めたが、クリオのサポートで気を逸らした隙に勇者から【ギラ】を撃ち込まれダウン。しかしその竜の生命力で再び立ち上がるも、横からの不意打ちでスラおの【ベギラマ】(DQ1での最強の攻撃呪文)を食らってしまいKO。
その後は一つ目ピエロのピューロに回収されて【ワイトキング】との邪配合の素材として【スカルゴン】になってしまうなど、いろいろな意味で作中でのインパクトは凄まじいポジションとなっている。
 
作中では複数匹登場しており、木の葉なども食べていた辺り雑食性と思われる。

その他

ミクシィの『モンスターストライク』、ガンホーの『パズル&ドラゴンズ』ではともにダイの大冒険コラボでユニットの一種として登場した。

  • モンストではストライクショット(必殺技)が「火炎の息」となっている。
  • パズドラでも自軍ユニットとしては「かえんのいき」のスキルを備える。
    ダンジョン「デルムリン島の修行」ではバトル5の敵として登場し、モンスターズを再現して「すべてをすいこむ」「ひのいき」を使ってくる(効果はDQとは異なる)。