【武術】/ヴァリテル一刀流

Last-modified: 2024-04-01 (月) 02:04:42

アルファベット表記:Valli tell One Sword Style
読み:ヴぁりてるいっとうりゅう
分類:武術・流派
該当地方:爬州
発案者:tocoma110
Tag: 武術 ヴァリテル一刀流 爬州 発案:tocoma110


概要

爬州に端を発する特殊な武器術。
一般的な対人戦ではなく、対獣あるいは対秘境戦を想定した、「一撃重点型」の剣術。純粋な戦闘術である一方、独自の理念も含めた栄州刀術にも似た「道」としての理念も持つ。


その一撃は、「極めれば竜すら断つ」と言われるほど強力。
しかし、強力な技を身に着けるには当然修練が必要であり、生中に行える者ではない。それでもなお憧れを抱く者は後を絶たない。
故に、ヴァリテル等一刀流の使い手は極端になりがち。

 

特徴

基本的には一般人種よりも大型かつ強力な相手を倒すことを念頭に追いている。
そのため、基本は一撃に威力を込めていく。
魔剣術のように手数と生体精素へのダメージに重きを置かず、どちらかと言えば飛竜脚に近い技術体系。
実体型・干渉型問わず精素現象は副次的なもので、基本は強化系倍撃系に分類される。

  • そのためか、上段から振り下ろしの技が多い。

最大の特徴は、基本となる構え『有明立ち』。
右足を前に出した半身となり、得物は下段で構える形を取るこれは、ヴァリテル一刀流の基礎であり、またその象徴である。
これは基本技である生体精素の活性を促すための構えで、流派固有のスイッチング。この構えで常に生体精素を整える訓練を積むことで、実戦でも恐るべき速さで状態を整えることが出来るようになる。

  • その象徴性故に、安易にこの構えを真似する愚か者も多い。
    本質を理解しないどころか、実態すら把握しないことはざら。故にこの構えを見せる者を警戒する退獣士や開拓者は、決して少なくない。
    だが、本質を理解する者とそうでないものでは、構えのキレ・美しさは段違い。そのため構えを見せればそれだけで力量が知れる。

生体精素を使いはするが、基本的には肉体鍛錬に重きを置く。
そのため修行内容も肉体の基礎能力・強度を鍛えるものが中心。
技の多くも「踏ん張り」や「跳躍」、「打ち込み」を求める。これは相対する想定敵が大型生物や人類種以上の存在を念頭に置くが故。だからこそ、熟練者は鎧どころか城塞の壁を切り崩すほどの威力も発揮する……とされている。


武道としては、「」「」「」の三つを掲げている。
「愛」は他者を慮り慈しむ心を、
「活」は物事を活かし善くしようという姿勢を、
「勇」は恐れに負けず立ち向かう魂を、
持つことの尊さ、重要さを解いている。とされる。


なお、ヴァリテルとは本流派の開祖であるが、各種技・構えの始祖というわけではない。
その由来には諸説あるが、大陸秘境開拓時代では「巨大生物の多い爬州で活躍してきた、無数の勇者たちの剣術を集めたもの」とされる。

著名な技一覧

亜流がいくつもあるため、下記のものは著名かつ伝統的なもの。
優れた使い手となると、応用として炎熱や電光を纏わせることが出来るようになることも多い。そうした剣技は技名の由来を感じさせるものとなる。
また技名に「剣」とつくが、斧などで使うものも少なくない。


【主な例】

  • 有明立ち
    ヴァリテル一刀流の基本となる構え。
    別名、『勇者の構え』。
    右足を前に出した半身で、それに沿うように武器を下段に構える。
    本質は先の通り、「構えによる生体精素のスイッチング(臨戦態勢)」にあり、構えそのものは本来自由。
    なお、切っ先を上げるか下げるかなど、そうしたところでさらに細かな調整を行う技術もある。
  • 鳴雷爆閃斬
    突進型真っ向から竹割の大技。
    雷の早さと爆撃の如き破壊力を重視する技で、充分な踏み込みによる押し切りが欠かせない。
    一撃必殺の基礎であり、またその素早い一撃から強襲・奇襲のいずれにも使える汎用性の高さを特徴とする。
  • 火鳳翔翼剣
    高く舞い上がり、重力落下を加味して放つ技。
    空中の相手に向かって打つこともあるが、本来は重力を味方につけて威力を上げることが目的。
    高い跳躍力と落下加速技術、さらに空中での姿勢制御や対応力も求められる、なかなかに高度な技。
  • 終火武麗突
    高速で駆けながら放つ一本突き。
    他の技と異なり右手のみで剣を握り、懐に抱くように構える点が特徴。
    ヴァリテル一刀流では珍しい刺突重点技で、かつそのインパクトが十字に走るという、独特の破壊力を発揮する。
  • 炎鬣不動剣 
    大地に根を張るように踏みしめ、その場で放つ上段振り下ろし。
    終火武麗突とは同じ剣士を端に発するとされる技でありながら、全く逆の方向を極めている。
    零距離で放たねばならない状況を想定した技で、獅子の瞬発力を模倣した技とされる。また突進の勢いを使えないため、全身の筋力や力の入れ方が重要となる。

 

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