【超常存在】/戦器神

Last-modified: 2024-03-14 (木) 13:08:40

アルファベット表記:Geawon
読み:せんきじん/ジェオン
分類:準超常級兵器
現存・発見地方・国家:九大州各地
発案者:tocoma110
Tag: 超常存在 クァドゥラ文明 古代文明 秘境資源 戦器神 発案:tocoma110


概要

クァドゥラ帝国が使用したという、伝説的兵器群の総称。
超古代文明の伝説として残る『理造神以上の存在』をモデル・理想像とした兵器とされる。
理造神のような固有能力は有さないものも、圧倒的な精術機構を備え、それらを駆使することで同時代の周辺諸国を圧倒した。少なくとも、数ある大陸歴前時代の文明の中では最高峰と言っていい戦闘力を持つ。
その所業の数々は、同文明を伝説化した「魔王の帝国」に語られる、「大魔獣の軍勢」に名残を見出せる。


第1号のロールアウトは帝国樹立20余年後。
帝政を定めた後、国土拡大を目指す中での様々な苦難に対抗すべく開発された。


危険度等級で換算した場合、概ねBA相当に分類される。
また、秘境資源としては『指定秘境資源』に区分される。

 

特徴

合成生物と機械兵装のハイブリッド品。
生れついての半機械生命体というべきものであり、生体由来のパーツと機械由来のパーツが有機的に結びついている。その結びつきは「芸術的」と評する者さえいるほどで、同文明の高度な精素制御技術と生体改造技術の極みと評される。

  • 実際、生体部位と機械部位の齟齬が起こることは皆無。

動力は精素
精核機関でこそないが、それに近い領域にある精素機関で稼働する。周辺の精素を取り込む、精素結晶を組み込むの両方で稼働することが可能で、精素さえ獲得出来れば半永久的かつ自律的に稼働し続けられる。
精素環境に左右される面はあるが、余程極端な環境でなければ十全の性能を発揮可能。
燃費に関しても出土する古代文明発掘品の中では指折りで、こと兵器としては圧倒的な性能を誇る。

  • ただし、初回起動に際して必要となるエネルギー量は多い。
    そのため、起動時に十分な精素を確保出来ないと運用出来ない、という点は弱点とも言える。

基本的には量産品。
いくつかの例外はあれど、大きさ・運用法などはどちらかと言えば第三世代巨人機に近い。
ある程度の決戦兵器としての運用を可能としつつ、基本は隊編成にて使用された。
組み合わせは目的によって変動したため、これといった定型はなかったようで、戦器神の運用は状況に応じた臨機応変なものだったとされる。


大きさはシリーズにより変わるが、最小で身長10m、最大で20m程度。
この巨体を支える技術には巨人機の技術が用いられており、戴冠種ほどの重量はない。しかし、装甲に用いる合金はかつてのそれに及ばないとされ、比重から言えば重量級と言えるものが多い。


制御者の有無は機種による。
多くは巨人機にあるような搭乗式を採用しているが、中には理造神に近い遠隔制御者による形式のものもあった。これらは複合的に用いられることもあり、半自律的稼働型も少なくなかった様子。

 

主な種類

詳細は別途記載。
なお、下記のものはあくまで「比較的著名なもの」であり、それ以外にも多数の機種が存在する。


【主な例】

  • ルファアジェオン
    ジェオンシリーズ第1号。
    別名、『白鬼』。
    プロトタイプに等しい代物だが、ロールアウト時点では他国では対抗が難しいほどの戦力を発揮、クァドゥラ文明の技術力を知らしめた。
    新型が開発されていく中で現役を終えるが、後のジェオンシリーズの基礎が詰まった名機。
    計10基ほどが製造されたが、現存はしていないとされる。
  • ウルテラジェオン
    ジェオンの究極系と呼ばれる、最終シリーズ。
    別名、『黒い魔神』。
    多数の試作品を経てわずかに8機製作され、単体性能で他シリーズ1個小隊分は活躍したという、まさに怪物。自発的成長拡張機能と疑似塔樹現象発現術式を持っていたとされる。
  • 五大ジェオン?
    五大精素をベースに起動する、特化型シリーズ。
    帝国中期以降に製造・バージョンアップが繰り返され、長く利用された。それ故に伝承などにも色濃く残っている。
    黄色・黄性精素の攻防一体進攻型アイジジェオン
    黒色・黒性精素の拘束制圧型グラープジェオン
    青色・青性精素の術式浸透奇襲型クシャナジェオン
    赤色・赤性精素の高機動猛襲型レーヴァジェオン
    白色・白性精素の防陣突破型ロンギジェオン
    上記5種が該当する。

 

大陸歴以降での扱い

大陸秘境開拓時代においては、理造神巨人機と並ぶ厄介の種。
上記2種と比べても扱いやすい傾向にあることから、非正規所持者も上記に比べて多い。そのために表舞台で猛威を振るう機会も多く、各地でその危険性が記録されている。

  • 中でも大陸歴1760年代末期に起こった『紅鬼の大乱?』は最大規模の事件として有名になる。
    華州離反王族が10機を超える多彩な戦器神を率いたこの事件では、改めてその威力を知らしめた。さらに、ウルテラジェオンが完全な状態で稼働し、たった1機で他のジェオンたちを束ねただけの戦力として機能することを、まざまざと見せつけることとなった。
    • 制御と能力の大きさが問題となる理造神・巨人機に対し、戦器神はその戦力と扱いやすさの比率から『指定秘境資源』に分類される。
      実際、これが10機もあれば大抵の人類国家にとっては貴竜級真竜類並みの脅威足り得てしまう。

基本的には災厄の種であるが、中には正式に有効活用された例もある。
第一次魔北大戦では強大な魔獣兵器を相手に利用された形跡があり、実際この時のものと思われる残骸が今もアルダ大峡谷にあることが知られている。

 

制作上の覚書

「古代文明系シナリオ・ダンジョンのレイドボス」枠です。
これまでの連中が大体ウルトラマン級のキャラじゃないと対応しづらいのばっかだったので、そのためのわかりやすい枠として用意しました。「英傑候補が束になってようやく五分」くらいの強さのイメージ。
あと、ウ○ポンやりたかった。てへ。

 

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