アルファベット表記:Gidrah
読み:ぎりゅうるい/ギドラ
分類:?
生息地方・国家:個体による
生息域:個体による
発案者:tocoma110
【Tag: 生物 竜 偽竜類 発案:tocoma110 】
「竜を滅しうるものも、また竜に似るようである」
~『竜種概論:序』~
概要
竜種を模倣した進化を遂げた特異生命体の一種。
擬竜類同様に竜の三類を備えない存在であるが、その在り様は全く異なる。
- 本区分の最大の特徴は、真竜類から明確に敵性存在であると認識される点にある。
なお、この生命体について認識している人類種は基本的に皆無であり、大陸同盟や秘境開拓組合、退獣士連盟でも、知っている者は限りなく少ない。
一般的には真竜類・亜竜類ではない故に、擬竜類に区分されることとなる。
本種は基本的に守護本能を一切備えず、それどころか積極的に何かを破壊しようとする性質を持っている。そのため、偽竜類に属する存在は先天的な破壊者であり、擬竜類として見た場合も極めて危険な種となる。
これに実際該当する、とされる個体数はそれほど多いわけではない。
少なくとも、“偉大なる青”の中で生まれた生物で、これへと至ってしまったもの・これとして生を受けたものは限りなく少ない。少なくとも、大陸歴発足以降に新たに誕生したというものは、真竜類も観測出来ていない様子。
- 一方で、これは地ではなく天より来ると語られることもある。
その本質について
魔術概念的には竜に属するが、真の意味での竜種とは異なる存在。
三類は部分的にも備えていないにも拘わらず、その力の質は極めて近いものとされる。
その本質は竜よりも竜の姿をした災禍の獣?とでもいうべき存在。
世界の歪み、あるいは悪意を以て生まれる力であり、自然・人造を問わず生まれる偽竜には悪意・敵意・憎悪が本能を支配している。
言うなれば先天的な堕竜のようなもので、その上で世界からの干渉を一切受けずその特性を発揮出来る、その究極完成形とも言える存在。三類を備えずまた正逆でありながらも力の性質が近いことから「偽りの竜」と呼ばれている。
「守るための進化」を遂げた真竜に対し、「滅ぼすための進化」を遂げており、対を成すような構成となっている。
擬竜類と同一視されがちだが、あちらは単に「竜っぽい生物」に過ぎない。
それに対し、こちらは枠を超えた存在として確立されている。
擬竜類でも真竜類に匹敵する個体は極々稀に確認されるが、こちらはそもそもの種が持つポテンシャルが真竜類と同格にある。故に、その力の大きさは真竜類に勝るとも劣らない。該当する生命体の多くは極めて強力かつ危険で、年若い真竜類であれば容易く葬ってしまうほど。
「偽りの竜」の名は伊達ではない。
当の竜種全般からは非常に嫌悪されている。
「物真似上手」な擬竜類とは明確に区別されており、「我らを偽る悪しき存在」として敵視される。とりわけ真竜類・龍種からは本能的に有害存在と認識され、出くわせば必ず戦闘になるとされる。
- その他、星辰の彼方の戦士たちからも危険視されており、発見次第積極的な討伐が行なわれる。
なお、これに分類される生物は種名に必ず『ギドラ』と名付けられ、分類される。大抵は『○○ギドラ』と呼ばれている。
形態
竜種に近い形態をとっていることが多い。ただし、絶対に竜玉石は備えていない。
また、本種固有の特徴として、成長に応じて頭部の数が増えるという点が挙げられる。
- すべてがすべて多頭となるわけではないが、強大化するにつれてそうなる傾向が強い。
真竜類にも多頭個体は存在するものも、本カテゴリのそれとはまるで意味合いが違う。
首の数は多いほど強大であるという例が多いが、必ずしもそうではない。個体によっては首が多すぎて弱い、少ないのに強いといった記録も存在する。 - また、偽竜類はその首のみならず、角も強さを図るうえで意味を持つ。
特に、「王冠」と呼ばれる独特の生え方をする角を備える場合、その個体は極めて強大な偽竜であることを意味している。
生態
非常に強い攻撃性、狡猾な知性、そしてそれらを行使する悪意・敵意・憎悪。
この性質こそが本カテゴリーの本質である。
偽竜類とされる生物はいずれも他種に対して極めて攻撃的で、なおかつ容赦がない。それは真竜類へは勿論、人類種や他の野生動物に対しでも同様である。
また、好んで文明圏を破壊する傾向にある。
この理由はいまだ不明だが、一部研究科からは「高度な感情表現・思考形態を持つ生物の、苦悶や悲嘆といった感情を感じるため」という奇説が唱えられている。
主だった固体
- “黄金三頭”?
その名の通り黄金の身体に三つの頭を持つ、偽竜の王。天より墜ち地に眠れる災厄。
第二次魔北大戦で出現が確認され、その力で人類・魔北種族の双方に多大な被害を出した。
ただし、これは例外中の例外。偽竜というより偽龍とでもいうべき怪物とされる。
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