キャラクター/【ヒーロー】

Last-modified: 2022-05-07 (土) 15:31:42

聖剣伝説

概要

聖剣伝説FF外伝主人公。固定ネームは特になし(ここでは便宜上「ヒーロー」として解説)。
小説版等では名前が「デューク」と設定されている。
ゲーム開始当初はグランス公国の奴隷で、剣闘士としてモンスターとの戦いに明日の命も知れず闘っていた。
ある日剣闘士仲間のウィリーが力尽きるが、事切れる前に脱出ルートを教えてくれる。
脱出後、成り行きでヒロインを助けジェマの騎士となるが、これによりグランス公国の陰謀に巻き込まれることとなる。
 
ジュリアスバンドール帝国復活の陰謀を止めることができず挫けそうになるが、
様々な人や、時には以外からも助けられ、最終的には黒幕のジュリアスの陰謀を打ち砕くことに成功する。
しかし最後はヒロインと悲しい別れがあった。


ヒーローが奴隷になった経緯は、シャドウナイトを倒そうとグランス城に侵入したが打倒に失敗したため。

「(ヒーロー) ひさしぶりだな けんさばきがすこしは

 じょうたつしたようだが はたしてこのおれに つうようするか」

とシャドウナイトが言っているのも、一度は剣を交えてヒーローが敗れたという事なのだろう。

  • 新約ではこの過程が変更されている。

また、当時のゲームの主人公としては珍しく、物語の中で心が折れるほどの挫折を経験する。
その時に自分の無力を責め、ボガードの励ましの言葉も耳に届かず、ボガードに八つ当たりしてしまう。
しかしサラからボガードの本心を聞き、自分を助け瀕死になったチョコボが生きていた事を目の当たりにして目が覚め、初めて自分の想いを胸に戦いに臨んでいく事になる。
その流れはプレイヤーもヒーローと共に挫折に至る状況を見ていたからこそ共感でき、また立ち直り自分の想いを抱いて戦いに臨む決意をした際に胸が熱くなる名シーンともいえる。

戦闘力

レベルアップ後に、戦士・モンク・魔道士・賢者の4タイプの成長を選ぶこととなり、それによっては魔法使いタイプになったりもする。
剣闘士生活に明け暮れていたため戦闘経験があり、ジェマの騎士だけあって聖剣のエクスカリバーを扱えたり、
高位魔法のフレアを使えたり、シャドウナイトからも成長したなと言われたりと素質はあったようである。


ゲーム的には当然と言えば当然なのだが、作中に登場するありとあらゆる武器・防具・魔法を使いこなす。FF2や5(すっぴん時)の主人公らと並ぶ万能選手ぶり。


選んだタイプによる成長率の違いは以下の通り。

タイプ\パラメータ体力賢さ精神
戦士+2+1-+1
モンク+1+2-+1
魔道士-+1+2+1
賢者-+1+1+2

余談

ビンケットの館でのヒロインとのやりとりを見る限り、フリオニール同様、童貞の可能性あり。
またヒロインを救出できずボガードからの説得中にいじけたりする点からもやや子供っぽさも残る。
まぁ…剣闘士生活に明け暮れていては仕方ない点もあるが。

  • だがある攻略本でアマンダに寝込みを襲われ(おそらく)脱童貞したという四コマがあったりするw
    • アマンダに「ペンダント以外にもう一つ盗んだものがあるんだ」と言われて口を押えて「ま…まさか」と言っていたあたり、ファーストキスじゃないだろうか

滝や飛空艇など高所から度々落とされたり、ダイムの塔で崩壊しかけた所でマーシーから
対岸のグランス公国に投げられたり、何かと高所と縁がある。
バッツと違い、ゲーム中の描写からは特に高所恐怖症ではなさそうだ。


滝から二回、飛空艇から一回、更にトロッコに乗ったまま洞窟の地下に転落を一回と、
大小の負傷はあれども結果的に生存しているため、落下に対する耐性は相当なものと思われる。
それ以降の聖剣シリーズでも高所転落するシーンは多い(しかもよく滝が絡む)。

  • 聖剣2では長距離移動手段が大砲。空高く打ち上げられ、目的地に容赦なく叩きつけられるのに無傷。
  • 3Dリメイク版では、二度目の滝への落下(滝のほうに吹き飛ばされる)は遥か東の彼方に吹っ飛ばされる形になった。砂漠の真ん中で行き倒れになるのだからむしろ正しいのだが、絵面がすごい。

ヒロイン同様に固定ネームが無いため好きな人の名前を入れて、そのまま友達に貸して後で悶絶した人も多いことだろう。

  • 攻略本ではヒーローが「すくえあ」、ヒロインが「すくえり」となっている。
  • なお、新約の方では「デューク」と「エレナ」が半公式名だが、この名前は原作当時には登場していない。
    新約では主人公がグランス公国の大臣の息子だったという設定に変更されている。
  • 海外のプレイヤーはBoy(ヒーロー)を「Sumo」、Girl(ヒロイン)を「Fuji」と呼ぶ。これは英語版の説明書で使われた名前。相撲と富士である。
    • 『Collection of Mana』(英語版の『聖剣伝説コレクション』 2019年)の公式PVでも、ヒーローの名前は旧来のファンに馴染みがある「Sumo」が用いられた。
    • なお英語版の説明書に写っているセーブデータの画面では、下側のデータのヒーローは「Jeff」なのが確認できる。レベルが57あるのでクリアまでプレイしたデータと思われる。
  • 関連:聖剣伝説のヒーロー及びヒロインにつけた名前

一人称は「ぼく」と「おれ」を使い分けている。
「ぼく」と自分を呼ぶ時はボガードなど人間の仲間全般に対して。その為か仲間に対しては優しげな印象を思わせる。
「おれ」と自分を呼ぶ時は仲間だとチョコボ(一度だけシーバに対しても)、あるいは敵に対して、または自分自身の独り言という形になる。

  • PSVita/iPhone/Android版では、一人称は誰に対しても「俺」で統一されている。