キャラクター/【ジュリアス】

Last-modified: 2024-06-23 (日) 10:46:45

聖剣伝説

概要

グランス公国の王シャドウナイトに仕える魔道士。フルネームは「ジュリアス・バンドール」。
部下ではあるようだが、地位はゲーム内描写からは不明。
グランス公国がマナの力を求めるようになったのは彼の進言からである。
実はかつて世界を支配したバンドール帝国の末裔で、その復興を目論んでいる。
(ダイムの塔の石碑で確認できる)

わがバンドールていこくも
もうすぐホロビルだろう‥
しかし そのこうどなブンメイを
もったしゅぞくを たやしてはならない
われわれは のちのフッカツをのぞみ
さいごのキボウをたきつぼの
どうくつにかくす
わがしそんと バンドールに
えいこうアレ‥

序盤の同行は旅の男に扮してヒーローが助けたヒロインがマナの一族の末裔か確かめるべき主人公に近づく。
聖都ウェンデルでマナの一族と判明した後、飛空艇を利用してヒロインを攫い野望を実行へ移す。
 
ヒーローがヒロイン救出のためグランス城にたどり着き、シャドウナイトとの死闘の間、ヒロインに洗脳を施しマナの神殿へ案内させる。
マナの力を得た後本格的にバンドール帝国復活へ動き、ネオバンドール帝国を築く。
その一段としてかつて封印させられたモンスターを復活し、聖剣を求める物を妨害した。
マナの聖域でヒロインに洗礼(洗脳)を施して后とし本格的に進行へ乗り出すところへ、聖剣を手に入れたヒーローと対決し敗れる。

  • 彼がシャドウナイトに拾われた経緯は、飛空船の中で乗組員が語っているが、「洞窟は凍えるような寒さで、シャドウナイトに助けられた時には死ぬ寸前だった」という言葉から、冷凍睡眠のような形で保存されていた可能性も考えられる。

RPGのよくあるパターンの一つである、途中退場したかつて主人公を助けてくれた仲間こそが全ての黒幕兼ラスボスである話の先駆けかもしれない。


親玉と思わせていたキャラクターの付き人が真の黒幕・ラスボスという展開の草分けでもある。
このパターンは次回作でも使われている*1ほか、その直後に出たFFでも同種の展開が採用されるなど、この頃のスクウェアではこのパターンが一種のブームだったのかもしれない。

旅の男

NPCの一人としても登場する。
ジュリアスがヒーローが助けたヒロインがマナの一族か見極めるために変装して主人公に近づいた姿。
外見はFF3の赤魔道士そのものである。
ヒロインが攫われたビンケットの館で、執事の正体を暴くために月の鏡を求めて沼の洞窟に探索に来たヒーローを助ける。
攻撃は「ファイアボール」で、相談すると壊せる壁についてのヒントを教えてくれる。


初めてウェンデルに着いたときは街にいる。
聖剣伝説では街の人を斬り殺せるのだが、ジュリアス扮する旅の男には攻撃が効かない。


月の鏡でその場で正体バレたりしなかったんだろうか…。

  • わたしのし゛ゅつをあまくみるな

裏技・画面切り替えワープバグを使えばラストバトルの1戦目と2戦目に参加させることも可能。
この場合、一戦目は4人のジュリアスが入り乱れる面白い展開となる。
どうやらこのキャラが放つ魔法のダメージは敵の最大HPに依存するらしく、第二形態に対して結構なダメージを与えてくれる。


スマホ・VITA版ではNPCも攻撃を喰らうようになったが彼も例外ではなく、ヒドラの火の玉1~2発でダウンする少々情けない光景も見られる。
↑それも演技ということで…

戦闘

マナの神殿のマナの樹の元で三連戦。ちなみに3種類のボス曲が掛かるという豪華仕様。
(唯一かからないのが対ジャッカル戦での専用BGMである格闘技場?)

  • 戦闘曲を聴きたくなった時いっぺんに聴けるので便利。3曲ともいい曲なんだコレが…
  • 余談だが本作と同じイトケン(とノビヨ)が作曲を担当したサガ2秘宝伝説でもラスボス戦で3種類の戦闘曲が流れるという演出がある。

第一形態

3体に分かれたジュリアスが「フレア」で攻撃してくる。
1体自体は対したことはないが、狭い上に3体同時、しかも瞬間移動もしてくるので、ドラゴンシールドイージスの盾でフレアを防ぎながら攻撃したい所。
もしくはエクスカリバーのゲージMAXの突進攻撃でフレアを弾きつつ、まとめて攻撃してもいい。

ついでに正面からの攻撃はガードされる。突進突きで貫通させてやれば問題は無いが。


NTT出版の攻略本によると、この3体はジュリアス本人ではなく「クローンジュリアス」。


スマホ・vita版では、フレア、四方向へのサンダー、追尾する火球と魔法が多様になっている。
まあ本体が決まっていてそいつを倒さないといけないシステムなのか、残り一体になるとまた三体に分裂しなおしたりする。

第二形態

本格的にマナの力が発動した状態で巨体と化して襲ってくる。
動きはワンパターンで、左右に動きながら右端・真ん中・左端でキックで襲ってくる。ゴーレムのパターンに類似。
ちなみに断末魔は「ぐぼォォォォ…」。どこぞの皇帝通じるものがある。
(新約では、設定や最終形態がメテオを使うところも共通するものが有る)


ジュリアスが邪悪に染まったマナの樹のエネルギーで変身した「ジュリアスII」。

第三段階

怨念で幽体と化して、瞬間移動で地点移動しながら「フレア」で攻撃してくる。
手は無敵で、本体しか攻撃を受け付けない。
ただしパターンが単調なため、第一形態同様突進突きで事足りる。


また回復に関しては最強の回復役がいるので心配ご無用。

  • 第二段階でMPを使い切り、ヒロインに回復してもらって撃破したプレイヤーも多いだろう。

スマホ・Vita版では残りHPが低くなると、2体に分裂してフレア、フレアを乱れ撃ち、追尾型のサンダーなど多様な魔法を使い始める。
しかし、HPがあまり高くないため、これを使われないうちに倒してしまうことも多いだろう。
なかなか強力な攻撃なので、是非一度こいつの強さを堪能して欲しい。


三本の角の付いた頭部と黒いオーラに包まれた足の無い下半身という姿をしている。
見ようによっては胸部が目に、股間が牙の生えた口に、黒いオーラがヒゲに見えてしまい、巨大なヒゲ面の顔面に見えてしまう。


*1 ただしラスボスの座からは陥落した