概要 
「バファイ」「バコルド」「バサンダ」のように、頭に「バ」がつく魔法の総称。
「バ」のついた攻撃属性に対して耐性を得る。
FF12では「バ」のついた魔法の効果を反転させたりもしている。
初代から存在しているが、FF2以降は耐性付与を一本化したバリアが登場し、
さらにシェルが魔法防御を上げるようになり、
バ系魔法はしばらく日の目を見ることがなかった。
その後長い時を経て、FF10にて再び復活することになる。
- 元ネタはウィザードリィの呪文のネーミング(#5まで)かと思われる。
魔法に「バ」が付くとその魔法の効果が反転する(一部例外あり)。例を挙げると、- 「ディオス」…対象のHPを回復させる僧侶魔法。
- 「バディオス」…対象にダメージを与える僧侶魔法。
- いや、後述(FF11の項を参照)のように、「バリア」の「バ」(Bar)だと思うぞ。
Wizで使う呪文名は、Wiz世界独自の魔法言語(よその会社が勝手に使ったらパクリです)。
そもそも、FFの魔法名は英語ベースだから、Wiz魔法言語との併用は余りに不自然。 - 効果の反転なら、FFシリーズであれば「デ」のほうが多いと思う。「デスペル」,「デバリア」,「デシェル」のように。(これも英語由来)
やはりバ系の「バ」は「バリア」の「バ」だと思う。 - FF11以前の海外版タイトルでどう表記されているのかが気になるな。まあFF1はD&Dとウィズの影響受けまくりだから、元ネタの一つとして挙げられていてもおかしくはない。
- FF12の例も含めて考えると、バリアとWizの使い方の両方なのだろう。
- ちなみに英語表記について。
「バマジク」がFF1ではNulDeath。他のバ系も「Nul~」から始まる。おそらくnullのことかと。
FF12ではMagick Barrier。11と同様にバリアの意になっている。
FF1 
炎・雷・冷気への耐性を高める「バファイ」「バサンダ」「バコルド」、死・大地・精神攻撃を防ぐ「バマジク」、
効果対象は単体だが全ての属性への耐性を得る「バオル」が存在する。
- FC版の説明書では「バサンダ系」として説明されている(バオルの説明には「バサンダ系最強の魔法」とある。)。
FC版1では、味方が使う分には普通に機能するが、敵が使っても効果が無い。
逆に耐性をうち消す「デスペル」は、味方が敵に対して使っても効果が無いが、
敵が味方に対して使う場合は効果が出る。
- つまり、味方(プレイヤー側)の耐性を変化させる魔法は有効だが、敵(モンスター)の耐性を変化させる事は出来ないということか。
これらで与えられる耐性は防具のものと同一。
防具と同じ耐性を魔法で付与してもダメージがさらに減るようなことは無い。
- 逆に言うと、耐性を消去するデスペルも、バ系魔法と装備の耐性の両方を消し飛ばす。
FF10 
「バファイ」「バコルド」「バサンダ」がFF1から復活。
また、水属性攻撃魔法「ウォータ」への対抗策として「バウォタ」が加わった。
バオルも「バオール」と名前を変えて復活。リュックの調合技と魔法版の2種類が存在する。
効果は「対応する属性攻撃を一度だけ無効化する状態にする」というものに変更された。
「バファイ」「バコルド」「バサンダ」「バウォタ」は消費MPが2、対象は全体。
魔法のみならず、属性攻撃もガード可能。
使用後は、魔法の玉が周囲を回っている。
- カラフルな光がクルクル回る姿は見た目にも美しい。バオールなどで数を増やすと壮観。
オートアビリティが「ピンチにバ○○」しか存在しないが、アバドンなどは最初からこの状態になっている。- ピンチにバ○○のアビリティを装備して常に瀕死状態を保っておけば○○無効と変わらない。
この攻撃さえ防げれば弱い、みたいな相手であれば瀕死を維持する事で封殺する事も可能。
- ピンチにバ○○のアビリティを装備して常に瀕死状態を保っておけば○○無効と変わらない。
- 魔法を発動するタイミングによってはエフェクト同士が重なったりする。
この場合、パーティーチェンジを行うことでちゃんとした配置に戻すことができる。
この魔法の一番活躍するのは何といってもシーモア:最終異体戦だろう。
- 一撃必殺性の高い全体攻撃も属性があればこれでガード可能である。
ダメージだけでなく、追加効果も無効化できる。
動作時間も2と短いのが魅力。数人に覚えさせておけば属性魔法の対処も楽々こなせる。
FF11 
光と闇をのぞく6属性の耐性を高める魔法と、状態異常への抵抗率を高める魔法が存在する。
語尾に「ラ」が付くと効果が「自身」から「自身を中心とした範囲」に拡大される。
英語版でバファイ=Barfireとなっていることからバリア+属性の略語として使用されている模様。
精霊魔法名と合わせるためなのか氷耐性を付与するのはバブリザという名前である。
これ以降、他作品でも氷耐性を付与するのはバブリザという名前の作品が出るようになった。
またFF11には属性耐性ではなく状態異常耐性に対するバ系(例:毒ならバポイズン)という魔法も登場している。
詳細はこちら→バ系魔法
FF12 
が登場する。
また、「バマジク」「バオル」もボスの技として復活。
バマジクは魔法攻撃を一切無効にし、バオルはプロテス+シェル+被ダメージカットの効果。
長年の引きこもり生活で積もり積もった怨念が、彼らをパワーアップさせたようだ。
FF12では、「バ」には「無効にする」という意味もあるようである。
「バマジク」→「バ・マジック」→魔法無効
「バケアル」→「ケアル無効」→ウイルス
「バヒール」→「癒しの逆」→スリップ
FF13 
バファイ、バブリザ、バサンダ、バウォタが登場。
該当する属性攻撃を大幅に軽減する頼もしい魔法。
エネミーレポートで「○属性の猛烈な攻撃をします。」などと書かれるような敵には
オートコマンドや味方AIが優先的に使用する。
相手が格下でも真っ先に3人にバ系を回すことから始めるので少々煙たがられている節もある。
続編のFF13-2では削除された。
FFL 
導師が覚える「属性耐性」魔法として登場。
種類が大幅に増えた。
消費MPが高い割には、1回半減するだけで消えてしまう。
FF10みたいに「無効化」するならともかく、これでは…。
- 終章で復活すると思われる四将軍で使えるかも。
零式・炎羅大凶殺とかはカンストダメージだったので、属性耐性を使う前提な技を使ってくるボスがでるかもしれない。- 四将軍や神将など、属性の分かりやすいボスが多いため、バ系の性能を抑えたのかも知れない。無効化できると一気にヌルゲーになってしまうから。
- 上記の予想の通り、属性耐性があると楽になる敵が終章ではかなり多い。
MPも多いジョブだと5、600にもなるし、ザコの属性攻撃も強いので、
道中は惜しまずに属性耐性を使った方がいい。
FFBE幻影戦争 
緑魔法としてあり、緑魔法が使えるキャラクターが自身の属性のみ「バ魔法」が使える。
言えば、氷属性だとバブリザだけが使える。
そのため耐性を付けるという感じではなかなか使いづらい。使えるのは相互で有利不利になる光と闇だけではなかろうか。