プロマシアの呪縛/第5章~第8章/さらばでござる

Last-modified: 2012-06-17 (日) 18:44:40

■  第4節 第1小節 さらばでござる

 後日談 テンゼン編


■ 大工房・シド研究室

Cid:おお、おぬしを待っていたぞ。
 大変な戦いの後だ、自国でゆっくり休養でもして
 いるのかと思ったがそうではなかったようだな?

Cid:連絡が取れなくて
 難儀したよ。使いに出した者も
 役立たずだったようだしな……。

Cid:とにかく、
 テンゼン君の出発に
 間に合ってよかった。

Cid:他の皆には
 会えたのだが、君だけにはまだ
 会っていなかったようだからね。

Cid:……ん?
 テンゼン君はどこへ出発するのかって?

Cid:彼の祖国、
 東にある国だ。祖国を脅かしていた
 「虚ろなる闇」の動きが止まったという
 報せが入ったようでな。

Cid:この大陸へ来たとき同様、
 ノーグの海賊どもの手を借りて帰るそうだ。
 それでバストゥークにある天晶堂が
 ノーグまで送ってくれることになったのだ。

Cid:さぁ、
 テンゼン君のところに案内しよう。
 
(シドと共にバストゥーク港の桟橋へ)
 
Tenzen:Your name殿!
 来てくださったか!

Tenzen:なにがあろうと
 Your name殿には、祖国へ旅立つ前に
 会わねばならぬと思っていたでござる。

Tenzen:恩義ある身でありながら、
 そなたに不義なる仕打ちしたこと……
 ……この通りでござる!
(土下座するテンゼン)

Tenzen:我輩、この場で腹を切り、
 申し開きに代えるつもりでござった。
 しかし……

???(くノ一):我らが祖国では、
 「虚ろなる闇」の脅威は去ったものの、
 かの闇が生み出した争乱が、民に
 酸鼻を極める惨状をもたらしております。

???:これを鎮めるために、
 どうしてもテンゼン様にお帰りになって
 いただかねばなりません。

???:Your name様の
 お気持ちが収まらぬようでしたら、
 どうぞ代わりに私の血肉をもって……
 
 
Tenzenを
 ・許す
 ・許さない
 
(許すを選んだ場合)

Tenzen:Your name殿。
 その厚意、我輩、一生忘れぬでござる。

Tenzen:我輩はこれより
 我らが祖国に安寧の世をもたらすべく、
 全身全霊を尽くすでござる!
 
 
(許さないを選んだ場合)

Cid:Your name君。
 テンゼン君がおぬしに刃をむけたこと、
 わしも聞いている。

Cid:おぬしの気持ちは容易には癒されまい。
 しかし、このわしに免じてテンゼン君とそのお供を、
 行かせてやってくれ。

Tenzen:シド殿……。

Tenzen:Your name殿。
 我輩、この命を一度捨てたと思い、
 全身全霊を尽くして人々を救うこと、
 ここに誓うでござる!
 
 
(ここから同じ)

Tenzen:そのときは、
 ぜひにともYour name殿に
 我らが祖国を見ていただきたい。

Tenzen:……とりわけ
 桜の季節の美しさを……。

Cid:話の途中ですまんな。
 天晶堂の使いが、報せをもってうろついている。
 どうやら船の準備ができたようだぞ。

Tenzen:Your name殿。
 次に会うときまで、達者で。

Tenzen:そなたが我輩に
 与えてくれた勇気がある限り、
 我らの絆は断たれぬでござろう。

End


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