プロマシアの呪縛/第5章~第8章/畏れよ、我を

Last-modified: 2012-06-17 (日) 18:32:40

■  第4節<畏れよ、我を>

 とうとう5つの神の歌がそろった。
 シドの飛空艇の力を借り、霊獣
 バハムートに会いに行くほか、
 世界を救う道はないだろう。


■ バストゥーク大工房・シド研究室

Cid:[Your name]君。
 待っていたぞ。

Cid:テンゼン君やスカリー君から、
 ざっと話は聞いたが、あれは本当なのかね?

Cid:プリッシュ君が「世界の終わりに来る者」
 だったという話も驚いたが……

Cid:タブナジアのミルドリオン枢機卿が、
 永遠の命をもって、ジュノの要人に納まっていたと
 聞いた日には、ハンマーで殴られたかと思ったぞ。

Cid:[Your name]君、
 おぬしからも詳しい話を聞かせてくれ。
 さぁ、皆を集めよう。
 
(テーブルを囲んで会議をする一同)

Tenzen:……なるほど。
 そういうことでござったか。

Tenzen:ミルドリオン枢機卿は
 セルテウスが霊獣バハムートとの間に交わした
 契約を果たすために、男神を降臨させようと
 していたのでござるな……。

Shikaree Z:プリッシュの胸に
 魔晶石が埋まっていたのは、プリッシュの
 内なる闇が封印されたためだというのか?

Shikaree Z:私は、罪狩りのミスラながら
 過ちをおかしてしまった。魔晶石を前にしてこそ、
 冷静でいなければならぬというのに……!

Cid:プリッシュ君は、
 その重い定めを背負いながらも
 泣き言ひとつ言わなかった。

Cid:そして、
 ウルミア君は幼い頃より、
 そんな彼女を見てきた。

Cid:ウルミア君にとっても、
 その真実は自分のことのように重いはずだ。

Cid:あのふたりにとっても、
 これ以上に過酷な運命はあるまい……。

Tenzen:我らは
 どうすればいいのでござろう。

Tenzen:我輩の鳳凰丸は、
 霊獣バハムートを討つことだけは
 してはならぬというでござる。

Shikaree Z:けれども、
 霊獣バハムートさえ討てば、
 真龍との戦いに勝機が生まれるぞ。

Shikaree Z:私たちの一番の脅威は、
 霊獣バハムートの用いる空の魔法だ。

Cid:そうだな。すべてを知った
 わしらの前に続く道は、3つある。

Cid:真龍率いる竜族との
 全面戦争の幕開けを待つか……

Cid:わしの作った飛空挺にて、
 ジュノと共に真龍どもへ急襲をかけるか……

Cid:5つ目の歌を聞かせ、
 プリッシュ君に男神を降臨させるか……

Jabbos:男神……
 人に争いの……呪いをかけた神……。

Jabbos:男神……倒せば……、
 人の……呪い……消えるはず……。

Jabbos:……でも……人……
 ほんとに……勝つこと……できる……?

Tenzen:プリッシュ殿は、
 [Your name]殿がその力を持つと
 言っていたそうでござる。

Tenzen:それに加えて
 我輩の鳳凰丸があるでござる。

Tenzen:しかし……、
 正直、我輩も不安でござる。

Tenzen:霊獣ディアボロスは、人は決して
 「世界の終わりに来る者」には勝てぬと
 言っていたでござる。

Tenzen:鳳凰丸からも、答えは得られぬ……。

Cid:……確かに、わしらは
 恐ろしいことをしようとしている。

Cid:プリッシュ君が戻ってきてくれれば、
 わしらがどうすべきなのか、その答えを
 得られるのだろうか。

Cid:[Your name]君、
 テンゼン君、罪狩りのミスラ君。

Cid:君らは先に、タブナジアへ向かってくれ。
 プリッシュ君が戻り次第、わしらも飛空挺にて
 タブナジアへ向かおう。

Tenzen:タブナジアへ?

Cid:タブナジアには、
 ギルガメッシュの使いがやってきているはずなのだ。

Cid:高度を保つための最後のパーツは、
 わけあってバストゥークには持ち込めない代物でな。

Cid:わしらが追いつくのを
 タブナジアの港で待っていてくれ。
 

 

・タブナジアの港へ行く前に、話しかけてみると

■ タブナジア地下壕・集会所

Chemioue:竜たちとの争いなんて、
 こりゃまたとんでもない厄介事を
 持ち込んでくれたもんだね……。

Chemioue:でもね……、
 プリッシュも、あんたも、負けないと思うよ。

Chemioue:そりゃ、憎たらしい奴ほど、
 強いからさ。あんたも、プリッシュと同じ
 雰囲気があるよ。
 
 
Justinius:どうやら大変なことに
 なってきたようだな……。

Justinius:戦いの後、忘れられたこの地が、
 再びヴァナ・ディールの未来を決する戦いの
 拠点となるとはな……。皮肉なものだな。
 
 
■ タブナジア地下壕・3階

Parelbriaux:これから、竜と戦うんだろう?
 ウルミアさんにそんな危険なところ、
 行ってほしくないけど……

Parelbriaux:まあでも、
 そんなこと言ってもきく人じゃないよね……。
 しょうがないか……。
 
 
■ タブナジア地下壕・長老の部屋

Despachiaire:もう……ウルミアを
 止めることはあきらめました。

Despachiaire:きっと、
 あの子自身の目で世界を知り、
 あの子自身の手で運命をつかむことでしょう。

Despachiaire:若い者の成長を
 ただ見守ること……それが本当の
 老いたるものの務めなのでしょうな……。
 
 
■ タブナジア地下壕・2階

Zadant:この前、ここに来た
 騎士様にきかれて、ふと思い出したんだけどな。

Zadant:タブナジア侯国には、
 恐ろしい力をもつ石があったはずだ。
 ミルドリオン枢機卿様がそれを封じたと聞いて、
 子供心に頼もしく思ったものだ。
 

 
■ タブナジア地下壕・海獅子の巣窟

Tenzen:シド殿!
 お待ちもうしていたでござる!

Cid:ウルミア君と
 ルーヴランス君を連れてきたぞ。

Cid:しかし、
 プリッシュ君はダメだった。
 大変なことになってしまった。

Tenzen:そ、それは
 どういうことでござる!?

Cid:詳しくは、彼らに聞いてくれ。

Cid:わしは、ギルガメッシュの使いから
 もらわねばならんものがある。

(ウルミアとルーヴランス(赤)登場)

Ulmia:プリッシュは……、
 見つかりませんでした……。

Ulmia:プリッシュは……、
 どうやら、ジュノ戦闘艇隊に隠れて
 乗り込んでいってしまったようなんです。

Tenzen:なんと!?

Tenzen:プリッシュ殿は、
 またなぜ、ウルミア殿を待っては
 いられなかったのでござろう!?

Tenzen:まさか、
 ひとりで霊獣バハムートと戦う
 心積もりではあるまいな!?

Ulmia:……きっと
 プリッシュは、私が追いかけてくるって、
 信じているのでしょう。

Ulmia:プリッシュは、
 人の心が読める。私の心も読んでいるはず……。

Ulmia:けれども、
 心を読めるのなら、なぜ、私に、
 こんな悲しい選択をさせるのでしょう。

Ulmia:信じるって、
 信じられるって、
 こんなに悲しいことなんて……。

Jabbos:……人……
 言葉……通じても……、悲しいことある……。
 心……通じても……、悲しいことある……。

Jabbos:それは……
 世界が……悲しさに……満ちてるとき……。
 世界そのもの……変えないと……だめ……。

Ulmia:……。

Ulmia:……。
 そうですね。私たちに残された道は、
 もう世界を変えるしかないのかも
 しれません。

Ulmia:1万年の時をかけ、
 多くの人々のカ死を経て、この世界が生まれた。
 男神の呪いに縛られた世界……。

Ulmia:プリッシュも、
 その世界を変えるために行ったのね……。

Cid:みな、大丈夫か!?
 最新型飛空挺も完成したし、出発の準備ができたぞ!

Cid:わしは、
 これからギルガメッシュの船に乗って帰り、
 各国にこの現状を伝えるつもりだ。

Cid:おぬしたちが
 霊獣バハムートを止めることができても、
 配下の竜たちの暴走など、予想もつかぬ
 ことがおきるかもしれんからな。

Ulmia:シドさん……。
 いろいろとご協力、ありがとうございました。

Cid:……いやいや。
 わしももうちょっと若ければ一緒に行くがな。
 ギルガメッシュに先に釘を刺されちまった。
 バストゥークを守るために残れとな。

Cid:おまえたちも
 自分の国を守るために行くのだろう。
 そしてそれは、命がけの旅となろう。

Cid:しかし、
 おぬしたちならできると思うぞ!

Cid:なぜなら、わしの
 「ファイナル悶絶戦艦シド号」がついているのだからな!

Cid:ワッハッハッハ!

Louverance:操縦のことでしたら
 私にお任せください。

Cid:うむ。
 では、任せたぞ。若人たちよ。
 ……クリスタルの戦士たちよ。

Ulmia:さぁ、行きましょう!
 プリッシュの元へ、バハムートの元へ!

(海獅子の巣窟から飛び立つシド号)
 
 
※海獅子門番のセリフ

Sueleen:もうプリッシュに
 会うことはできないかもしれないと、
 ウルミアから聞いた。

Sueleen:プリッシュは
 自らの命を投げ出し世界を救うために、
 真龍のもとへ旅立ったのだと。

Sueleen:……。
 無事に帰ってきてくれ。
 もちろん、プリッシュもおまえも
 皆そろってな。

(高度を上げ雲海を駆けるシド号)

(甲板ではジャボス、スカリーZらが雲海を見つめている)

Tenzen:……それで、
 今からでもプリッシュ殿には
 追いつけるのでござろうか?

Ulmia:アルドさんが調べてくださったところでは、
 ジュノ戦闘艇隊は、隊をふたつに分けて出発した
 ようなんです。

Ulmia:その本隊は、リヴェーヌ岬上空へと
 先に近づき、真龍をひきつけ……

Ulmia:それとは別に出発した戦闘艇隊が、
 別方向より霊獣バハムートの元へ向かう作戦だとか。

Tenzen:プリッシュ殿が来るとしたなら、
 あらかた、そちらでござろうな。

Tenzen:霊獣バハムートに近づくための別働隊は、
 真龍が本隊に十分にひきつけられるまで、下手な
 動きをせんでござろうからな。

Ulmia:シドさんも、そうおっしゃっていました。
 ですからきっと、まだ間に合うはず……

Louverance:こんなものが乗っていたぞ。

(3タルを伴って船室から甲板に現れるルーヴランス)

Cherukiki:こんなものとは失敬な!

Kukki-Chebukki:そんなこと言うと死刑だぞ!

Makki-Chebukki:おいらたちはスパイなのだ!

Ulmia:……スパイ?

Cherukiki:許可なしで
 改造飛空挺を作っちゃいけないんだぞー!

Kukki-Chebukki:運転免許がない人が
 運転しちゃいけないんだぞー!

Makki-Chebukki:犯罪者どもを捕まえて、
 おいらたちは高級官僚の位へ返り咲いてやるのだー!

Shikaree Z:……かっ切り裂いてやろうか。

Tenzen:いやいや、待つでござる。
 この曲者たちも案外、役に立つかもしれんぞ。
 これより我らは、許しなくしてジュノ戦闘艇隊に
 近づくのでござるからな。

Tenzen:あちらと話の通じる者が
 乗っているのは、心強いでござ……

(空を切り裂く青白い光線)

Tenzen:な、なんでござるか!?

Jabbos:……見えた……

Shikaree Z:ジュノ戦闘艇隊だ!

Tenzen:威嚇射撃でござろうか!?

Makki-Chebukki:さっきの
 怖い兄ちゃんが、通信しにいったよ!

Kukki-Chebukki:ここは危ないから、
 おいらたちも行こうぜ!

Cherukiki:行こうぜ!

Ulmia:私たちも行きましょう!
 手助けにきたのだと伝えれば、
 わかってくださると思います!

Tenzen:[Your name]殿!
 向こうの様子がおかしいでござるよ!

Tenzen:砲撃は止んだでござるが、
 それは、なにか思いがけぬことが
 起きたからのようでござる!

Ulmia:プリッシュが
 見つかってしまったのかもしれないわ!

Ulmia:乗り移るために、
 船を寄せてみるそうです!
 すぐに船室に入ってください!
 
 
(戦闘艇隊に接舷し乗り移る一行)

Ulmia:プリッシュ!
 いたら返事をして! 私たちも来たわ!

(甲板に現れる数人のアルマター機関員)

Tenzen:これはジュノの方々。
 我ら、怪しい者ではないでござる!
 捜し人を求めてきただけでござる!

Cherukiki:だめでござるよ。
 この人たちには、なにを言っても無駄でござるよ。

Kukki-Chebukki:だって、
 このひとたちは人間じゃないんでござるよ。
 ジュノの人が作った人形なんでござるよ。

Ulmia:人形……?

(5体のMammet-22 Zetaと戦闘)

(Mammet-22 Zetaを撃破)

(次のジラート船に近づき、乗り移る一行)

Shikaree Z:プリッシュ!
 いるのならば、すみやかに返事をしろ!

Makki-Chebukki:いないなら、
 いないなりに、いないっていいなーい!

(Omega登場)

Jabbos:・・・・・・もしかして・・・・・・
 あの・・・・・・なか、か・・・・・・?

Cherukiki:・・・・・・もしかして・・・・・・
 あれに・・・・・・食われちゃった!?

(Omegaと戦闘)

(Omega撃破)

Shikaree Z:いったい
 なにが起きているんだ?

Tenzen:このままでは、
 いたずらにお互いの戦力を失い、
 疲弊するだけでござる!

Ulmia:見てください! あちらを!

(1つの戦闘艇甲板から爆発が起こる)

Louverance:皆さん。
 あの戦闘艇に接近させます!

(Ultimaと対峙するプリッシュ)

(放たれる光弾を横っ飛びにかわす)

Prishe:おい、てめぇ!
 そんなとこで高みの見物なんて卑怯だぞ!
 降りてきやがれー!

Nag'molada:ハハハ!
 時間稼ぎには、ちょうどいい見世物だ!

Nag'molada:その試作品は、
 いまだ感性には程遠い代物だが、完成した
 あかつきには、人の生み出した最強の存在
 となるだろう。

Nag'molada:もっとも、
 1万年の昔に完成したものたちは、
 今も神都アル・タユの果てに、
 暮らしているのかもしれんが、な・・・・・・。
 
(戦闘艇に接舷される飛空挺)
 
Ulmia:プリッシュ!

Prishe:あっ!
 ウルミア! みんな!

(Ulmiaたちをよそ見した瞬間、光弾を受けて吹っ飛ぶPrishe)

Nag'molada:うるさいのが来たな。
 仕方ない、戦闘レベルをもう一段階上げてみるか。

Nag'molada:アルテマウェポン!
 奴らと遊んでやれ!
 
(Ultimaと戦闘)

(Ultima撃破。戦闘艇から落下するUltima)
 
Nag'molada:・・・・・・なるほど、
 やはり試作品は試作品、だったか・・・・・・。

(アルマター機関員に包囲されるNag'molada)

Esha'ntarl:どういうつもりです、
 ナグモラーダ。あなたはアルマター機関より
 委員解任、国外追放を命じられたはず。

Esha'ntarl:その命
 召し上げるまでいたらなかった恩赦を忘れ、
 アルテマウェポンまで持ち出して
 戦闘艇隊に潜りこもうとは・・・・・・

Esha'ntarl:功を立て、今一度の再起を
 図ろうとでもお思いですか!?

Esha'ntarl:それとも、
 自棄を起こしてすべてを憎み、
 この戦術をかき乱そうと!?

Nag'molada:・・・・・・。

Esha'ntarl:・・・・・・そうですか。
 やはり、霊獣バハムートに尋ねに来たの
 ですね? 神都アル・タユへの道を・・・・・・。

Esha'ntarl:ナグモラーダ。
 あなたが神都アル・タユを求むる
 理由はよくわかります。

Esha'ntarl:「心の言葉」を失った私たちは
 ひどく惨めで、孤独なもの。

Esha'ntarl:けれども、
 それは人が解き放たれていくということ。

Esha'ntarl:始まりはひとつだった私たちは、
 子を産み親となり、一歩また一歩と
 その世界を広げていく。

Esha'ntarl:それは遥かな昔に、
 ひとつの大きな母なるクリスタルが、
 5つに分かたれたことと同じ。

Esha'ntarl:私たちは
 ジラートの民よりも先に、
 巣立ちを経験したに過ぎません。

Nag'molada:それでは、なぜおまえは
 「虚ろの器」にて、クリューであることを捨てた?

Nag'molada:なぜおまえは、
 今もなおジラートと共にあり、
 神都アル・タユへの道を閉ざす?

Esha'ntarl:それは・・・・・・

Nag'molada:おまえの思想は、
 おまえが「虚ろの器」にて、
 その闇を洗い流したがためのもの。

Nag'molada:それと同じく、
 私もこの闇を洗い流すまで
 解き放たれることなど、ない。

Prishe:そんなに
 神都アル・タユへ行きたいのなら、
 ムバルポロスへ行け!

Esha'ntarl:・・・・・・プリッシュ!?

Prishe:あいつは、セルテウスは、
 ムバルポロスのモブリンたちに
 その道を開くように頼んだ!

Prishe:あいつについていけば、
 5つ目のでっかいクリスタルにたどり着くさ!

Nag'molada:・・・・・・なるほどな。
 海に沈んでいようが、土に埋まっていようが
 モブリンたちなら、たどり着けぬ土地はない。

Nag'molada:セルテウスにも
 再会できるというのならば、さらに都合もいい。

Prishe:おまえが
 知りたいことは教えたはずだ!
 だったら、さっさと帰りやがれ!

(突然上空に転移するNag’molada)

Esha'ntarl:・・・・・・!?

Nag'molada:そうしたいが、
 受けた恩義を返すが美徳。

Nag'molada:返してやらねばな。
 1万年前、クリューが受けた恩義を・・・・・・

(石の記憶を歌いだすNag’molada)

Esha'ntarl:なんてことを!?
 奇襲の意味が・・・・・・!?

(Nag'moladaの前の空間が歪み、Bahamutが出現する)

Nag'molada:ははは!
 私の歌が届いたな、天空の覇者バハムート!

Nag'molada:私は、クリューの民!
 あなた様がた霊獣の加護ありし、力なき民!

Nag'molada:この者たちジラートの民を、
 ヴァナ・ディールに仇なす者たちを、
 あなた様の贄と捧げましょう!

Esha'ntarl:・・・・・・くっ!
 あなたには、クリューを名乗る資格などない!
 闇に飲まれた、薄汚い凶徒に過ぎない!

Nag'molada:ならば、だからこそ、
 この闇を洗い落とさねばならないのだ。

Nag'molada:神都アル・タユにある、
 「虚ろの器」によって、な!
 
(何処かへ転移するNag'molada)
 
Kukki-Chebukki:もうだめだ~。

Makki-Chebukki:もうさよなら~だ~。

Prishe:ばっかやろう!
 俺たちの出番は、ここからだぞ!

Prishe:天空の覇者バハムート!
 霊獣であり真龍の王である、バハムートよ!

Prishe:俺はプリッシュ!
 「世界の終わりに来る者」だ!

Prishe:おまえたちが
 セルテウスと交わした契約に従い、
 俺は一度、封じ込められた!

Prishe:この魔晶石が、
 俺と共に生れ落ちた「虚ろなる闇」!
 その封じられた姿だ!

Prishe:俺たちは、
 この「虚ろなる闇」を消し去るために、
 男神を降臨させ、それを倒すことを目指した!

Prishe:それをこれから、
 おまえの前でやる! 契約を果たす!

Prishe:そこでしっかり、その目で見ていろ!
 人の強さを見せてやる!

Bahamut:・・・・・・エシャンタール・・・・・・。
 なるほど・・・・・・。そういうことか・・・・・・。

Bahamut:しかし、その必要はない。
 おまえは私の言う「世界の終わりに来る者」では
 ないからな。

Esha'ntarl:!?

Prishe:どういうことだ!?

Bahamut:エシャンタールよ。
 虚ろなき人の子よ。そして
 霊獣フェニックスの半身よ。

Bahamut:人のために、ここまで来たのだ。
 その強い意志に免じて、おまえたちには
 教えてやろう。

Bahamut:私の言う「世界の終わりに来る者」は、
 神都アル・タユにいる。
 
(アル・タユ、母なるクリスタル、男神の石像とシーンは切り替わっていく)
 
Bahamut:それは、おまえとは
 比べ物にはならぬほど闇を含んだ命・・・・・・

Bahamut:1万年の間、我らが閉じ込められていた
 神都アル・タユにてそれは目覚めたのだ。

Esha'ntarl:神都アル・タユに!?

Bahamut:クリスタルラインを
 動かしたは、ジラートの生き残りか?
 それとも、今を生きる異形の人々か?

Bahamut:どちらにしても、
 それがために、神都アル・タユを支える
 母なるクリスタルは力を失いつつある。

Bahamut:神都アル・タユは、
 まもなくここヴァナ・ディールへ落ちるだろう。

Bahamut:そうすれば、
 「世界の終わりに来る者」は人々を取り込み・・・・・・

Bahamut:男神プロマシアが、
 強大な力をもって降臨するのだ。

(シーンは元に戻る)

Bahamut:だからこそ我は、
 人の種を根絶やしにせんと、ここ
 ヴァナ・ディールへと降りてきた。

Bahamut:取り込むものさえ、すべて失せれば、
 男神プロマシアの復活には至らぬからな。

Ulmia:・・・・・・人を取り込む・・・・・・?

Esha'ntarl:・・・・・・そんな・・・・・・

Prishe:ちくしょお!
 霊獣のくせにセコイぞ、バハムート!
 そういうことは、もっと早く言えってんだ!

Prishe:俺たちに言ってくれりゃ、
 神都アル・タユに行って、すぐに
 そいつをぶっ倒してやったってのによ!

Tenzen:そうでござる! 霊獣バハムート殿!

Tenzen:そなたは
 広大な空を預かる身でありながら、
 なにゆえ狭量なる振る舞いを見せるのか!?

Tenzen:我ら人の力、
 なぜに信じてくださらぬのか!?

Bahamut:信じるもなにも、
 それこそ唯一無二の真実。

Bahamut:男神プロマシアに、おまえたちは勝てぬ。
 近づくことも許されぬ。

Bahamut:1万年前に、
 セルテウスなる少年が我らに証明したこと。
 だからこそ、おまえたちは滅びるしかないのだ。

Esha'ntarl:そのようなことはありません!

Esha'ntarl:霊獣バハムート!
 私たちが男神プロマシアに勝てなくとも、
 「世界の終わり」を止めればよいはず!

Esha'ntarl:セルテウスは、
 私に伝えてくれました!

Esha'ntarl:彼はそのために来たのだと!
 神都アル・タユの落下を防いでみせると!

Bahamut:なに・・・・・・?
 セルテウスがそのようなことを・・・・・・?
 そのようなこと、できるはずが・・・・・・!

Prishe:ああもう、ちくしょう!
 おまえの御託は、聞き飽きたぜ!
 俺は前向きな意見が聞きてぇんだ!

Prishe:[Your name]、
 おまえも思いっきり言ってやれよ!
 おまえなら、男神に勝てるってこと、
 わからしてやれよ!
 
男神に勝てるか?
・絶対に勝てる!
・どうだろうな・・・・・・?
 
(絶対に勝てる! を選択)

Bahamut:・・・・・・なに? おまえは・・・・・・?

Bahamut:・・・・・・まさか、セルテウスめ・・・・・・!

Bahamut:またも
 ヴァナ・ディールと人を傷つける気か!?
 ・・・・・・そうはさせぬ・・・・・・!!!

Prishe:あっ、なんかヤベェぞ!

Prishe:[Your name]、
 逃げろ、やられるぞ!
 
(逃げる[Your name]とPrishe、身体を帯電させながら口にエネルギーを集束させるBahamut)
 
Tenzen:[Your name]殿!

(鳳凰丸を抜き放ち、刀身に炎を漲らせるTenzen)

Esha'ntarl:全艇離脱!

(さらに炎を膨れ上がらせ、Bahamut目掛けて刀を振り下ろす)

(放たれた炎の弾とBahamutのメガフレアが空中でぶつかり、爆発)

(母なるクリスタル。たくさんのフェニックスの尾が舞うなかセルテウスが佇んでいる)

(霊獣フェニックス・・・・・・)

(多くの命と共に
 母なるクリスタルへ還るのか?)

(・・・・・・そうか、仕方がない。
 しかし君のおかげで、わずかでも猶予が生まれた。)

(さぁ、母なるクリスタルへ還りたまえ。
 私がそれと君を解き放とう・・・・・・)

(・・・・・・そして、道を開こう。
 彼を迎え入れるために・・・・・・)

(Selh'teusの周囲から闇が湧き出す)

(雲海から光の柱が立ち上る)

End


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望むはあらゆる答え畏れよ、我を鎖と絆