■ 第3節<眦決して>
5つ目の母なるクリスタルを目指し、
ムバルポロスへ行こう。
正義を行う者には、その道、
閉ざされることはないはずだ。
■ ムバルポロス・2716号採石場
(累々と倒れ伏しているモブリンたちに駆け寄るJabbos)
Jabbos:スィポティク!
スィポティク!
Jabbos:チェコチュク!
チェコチュク!
Jabbos:ウォオオオオオオォォォォーーーー!!!
(隅で震えるチェブキー3兄弟を睨みつけるJabbos)
Jabbos:おまえら……が、
やったの……か!?
Prishe:待てぇ!
そいつらじゃねぇぞ!
Cherukiki:ナグモラーダが、
Kukki-Chebukki:モブリンたちを
Makki-Chebukki:こんなにしたんだよー!
Cherukiki:うわーん!
Kukki-Chebukki:うわーん!
Makki-Chebukki:怖かったよー!
Ulmia:もう大丈夫よ。
プリッシュと私たちが来たから、
ナグモラーダに勝手はさせないわ。
Prishe:ナグモラーダはどこだぁ!!!
ナグモラーダはいねぇかあ!!!
Tenzen:まだ息はあるでござるよ!
皆、手を貸すでござる!
Jabbos:……。
Prishe:すまねぇ、ジャボス。
俺のせいだ。俺が、ここのことを
ナグモラーダに教えたから、こうなったんだ。
Prishe:あいつのことを考えれば、
モブリンたちをひでぇ目にあわせるだろうって
予想できたのに……。
Jabbos:……。
Jabbos:おまえは……。
ヤツが……バハムートを……呼ぶ気……だと……
わかっていた……だろう?
Jabbos:おまえは……それ……
止めよう……した……。
俺には……わかっている……。
Prishe:……。
Ulmia:ナグモラーダは
モブリンたちがセルテウスのために
用意した道を通って奥へ消えたそうよ。
Louverance:しかし、今は塞がれている
ようです。ナグモラーダめ、追っ手を防ぐ
ために自ら退路を断ちましたね。
Louverance:モブリンたちが
あのようにひどい怪我を負わされていたのでは、
もう一度掘り進んでもらうわけにはいきません。
Shikaree Z:ひどいものだ。
わざと急所をはずして、遊びのように
いたぶってあったものな……。
Jabbos:……許さん……
ナグモラーダ!
Prishe:待てよ!
Shikaree Z:どうするつもりだ!?
Jabbos:……俺が、掘る!
Jabbos:ヤツの……ところまで掘り、
ヤツには必ず……、この痛み……!
思い知らせてやる……!
Louverance:落ち着いてください。
いくらあなたでも無理です。
Jabbos:掘らなければ……!
この俺に……できること……これだけだ!
Prishe:……くそ……!
どうすりゃいいんだ!?
Tenzen:正義を行う者には、
その道、閉ざされることはないでござる。
Tenzen:地の守護失いしときは、
天の守護求めん。
Tenzen:霊獣フェニックスが
我らのために開いた道があるはず。
Tenzen:どのようなものかわからぬが
必ず我らを導いてくれるだろう。
Ulmia:天……
空に道があるとおっしゃるのですか?
Prishe:そうだぜ!
世界ってのは上にも下にも広がってるもんだ!
Prishe:よし!
シドのおっちゃんのとこへ行ってみようぜ!
Prishe:みんな行くぞ!
やつらの仇を取ってやろうぜ!!!
■ バストゥーク大工房・シド研究室
Cid:おお!
ようやく戻ったか!
(扉を開けて入ってくるJabbos、Tenzen、Louverance、Prishe、Ulmia、Shikaree XYZ)
Cid:みんな無事でなによりだ。
タブナジアに迎えをやれずにすまんな。
Prishe:シドのおっちゃん!
船を出してくんな! 出撃だぜ!
Cid:なんだと?
帰ってきたばかりだというのに
またもやバハムートのところへ
行くつもりか?
Cid:真龍のことは、あとは
ジュノに任せておくのではなかったのか?
Prishe:そうだぜ!
俺たちは「世界の終わりに来る者」と
ナグモラーダをぶっ倒しにに行くんだ!
Jabbos:……ナグモラーダ……
ムバルポロス……踏みにじり……
クリスタルへの……道……ふさいだ……。
Tenzen:しかし必ずや
我らに、道は残されている。
霊獣フェニックスの導きがあるはずでござる。
Cid:……ふぅむ。
5つ目の母なるクリスタルは、北の海
シュ・メーヨ海の底にあるのだったな?
Cid:たしか、あの辺りの海面より
赤い光が立ち上っているという報告がきていたが。
Prishe:光が!? それだぜ!
シドのおっちゃん、出撃だぜ!
Cid:いや、待て。
わしの飛空挺の修理はもうしばらくかかる。
Prishe:ええ!?
そんなのアリかよ!?
Shikaree Z:困ったな。
ジュノ戦闘艇隊も出発してしまった後だ。
Louverance:そこらの飛空挺では、
高度と速度が十分に出せない。
ここまできて運に見放されたか。
Ulmia:いいえ違います。きっとこの時間は、
女神アルタナ様がくださった時間なんです。
Ulmia:「世界の終わりに来る者」、そして
ナグモラーダと戦うために心を静めるようにと。
Jabbos:……そうか。
……わかった。俺、待つ……。
モブリンたち……、看ながら……。
Tenzen:我輩はシド殿を手伝うでござる。
どのような雑用も引き受けるでござる。
Cid:わっはっは、任せておけ。
これは、わしが男なら人生で一度は
成し遂げたいと思っていた大仕事なのだ。
Cid:世界に果てがないように
世界に終わりもないということ。
我らの手で照明してやらねばな。
Prishe:そうだぜ!
このまま世界を終わらせないぜ!
Prishe:[Your name]!
俺たちの手で、世界も人も、
ぜーんぶまとめて救ってやろうぜ!!!
まとめて救う?
・よし、救ってやろうぜ!!
・そんなこと言われても……
(よし、救ってやろうぜ!! を選択)
Prishe:おっしゃー!
それでこそ熱血野郎[Your name]だぜ!
Cid:よし、皆、準備を整えてくれ。
飛空挺の修理が完成し、出発の準備が
できたら、すぐ呼び戻すからな。
※ イベント終了後
Cid:飛空挺の修理ならば
順調に進んでいるぞ。ジュノが慌しいからな。
違反飛空挺にうるさく言うやつもいないしな。
Cid:ところで、
プリッシュ君ともう一度会うことができて
わしは嬉しいぞ。彼女こそこの世界の希望だな。
End