概要
特殊タイプ 基本的には汎用タイプに弱い
配置:後衛
移動型:海洋浮遊 正体不明族 ノックバック耐性:歩兵
解説
臭きものども
クッキー☆大陸の海に生息する謎の生物。
他の生物の姿に擬態する能力を持ち、内陸で暮らす個体の多くは人に擬態して暮らす。
古くはインムマスという港町を誰も気付かぬうちに乗っ取ったことや、帝国の大臣に擬態して政治を乱したこともある。
また、人間と交わって子供を産ませることも可能である。
臭きものと人間の間に生まれた子供は、幼年期のうちは全く人間と区別がつかない。
成人する頃から徐々に「臭きもの」の姿へと変わっていく。
彼らの特徴としては「他者に不快感を与える立ち回り」や「空気が読めないこと」などが挙げられるが、
その最たるものは「異常なまでの磯臭さ」である。
隣人がこのような特徴を備えていた場合、ヒトに擬態する「臭きもの」である可能性が高い。
たとえ本人が気づいていなかったとしても。
インムマスの影
幼体から成体へと変化しつつある「臭きもの」。
この過渡期にある者は、まぶたが厚ぼったくなって瞬きをしなくなり、首がたるんで大きな皺ができる。
大陸の人々はこれを「インムマス面」という謎の皮膚病であるとして恐れ、当の本人ですら、自身が臭きものと人の間に生まれた子であることを知らない場合には深く絶望する。
また、海中にある国の不思議な夢を見るようになり、海洋への執着が増していく。この状態が何年も続き、患者は世間から姿を消すことも多い。
敢えてヒトの社会に溶け込もうとする者たちは、その醜悪な容貌を隠すために顔を覆えるフード付きのローブや、醜い手足を覆い隠せる袖の長い服を好み、擬態能力を完全に我が物とするまではひっそりと暮らす。
ディープワン・ワン・ワン
完全に成長した「臭きもの」。
成体の容姿には個体差があるが、総じてヒトとは全く異なる怪物である。
この段階に至った者たちは凶悪な野心と完全な擬態能力を身に付けており、人間社会を蝕むためだけに行動する。
青年期から時折見るようになった「海中にある国の不思議な夢」を恐ろしい悪夢ではなく、希望あふれる栄光の夢であると感じるようになって、海の奥底に眠る何者かのために地上を侵すのである。
ただし、人間と同程度の知能を備えているため、ヒトとの間に友好的な関係を築くことも不可能ではない。
中には人間と心を通わせて、利他的に行動する個体もいるようである。
性能
・基本ステータス ※()内は個人スキル抜きの数値
Lv | クラス名 | 雇用費 | HP | MP | 攻撃 | 防御 | 魔力 | 魔抵抗 | 素早さ | 技術 | HP回復 | MP回復 | 移動 | 召喚数/LV |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 臭きものども | 160 | 8000 | 100 | 450 | 400 | 580 | 1 | 60 | 50 | 20 | 0 | 150 | 0/0(%) |
15 | インムマスの影 | 520 | 13600 | 100 | 772 | 680 | 986 | 1 | 60 | 64 | 34 | 0 | 150 | 0/0(%) |
25 | ディープワン・ワン・ワン | 1840 | 17600 | 100 | 1002 | 880 | 1276 | 1 | 60 | 74 | 44 | 0 | 150 | 0/0(%) |
・耐性 ※()内は個人スキル抜きの数値
属性 | 近接 | 長柄 | 突撃 | 弓矢 | 銃撃 | 火 | 水 | 風 | 土 | 雷 | 光 | 闇 | 魔力スキル |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
耐性 | -3 | -1 | -2 | -2 | -1 | -2 | +4 | 0 | 0 | +2 | -2 | +2 | +1(0) |
属性 | 毒 | 恐慌 | 幻覚 | 混乱 | 石化 | 麻痺 | 沈黙 | 能力低下 | 即死 | ||||
耐性 | 0 | 無敵 | -4 | 0 | 0 | 0 | +2 | 0 | 0 |
・使用スキル
スキル名 | 使用可能Lv | 種別 | 消費MP | 射程 | 技中移動力 | 攻撃力 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
浸透 | 1~ | 遠距離攻撃 | 100 | 50% | 使用後ダッシュ系スキル使用不能CT1 | ||
光線 | 1~ | 攻撃魔法 | 100 | 500 | 0% | 無・攻撃×100%[範囲攻撃:中](3回) 無・魔力×30%[範囲攻撃:中](3回) | 吸血 |
吸血ショット(闇属性) | 1~ | 攻撃魔法 | 0 | 400 | 70% | 闇・攻撃×85% 闇・魔力×10%(2回) | 吸血/MP回復[固定値:20] |
整列 | 1~ | 回復技 | 自分のみ | 100% | 移動力・固定値:20 |
・個人スキル
運用
考察
主力となる技である光線は大陸でも希少な無属性攻撃。
弱点を突けないという大きな欠点こそあるものの、逆に言えば耐性持ちもいない為安定したダメージを通せる上に、
実質的にありとあらゆる相殺効果さえも貫通してダメージを与えられるのが強み。
ちなみに光線という名前だが実際は指定位置に直接光の柱を発生させるため、
位置指定すれば前衛を無視して後衛を焼き払うことも可能。
光線はMP消費スキルだがMP回復がないものの、吸血ショットを撃つたびにMP補充が行われる。
この性質から戦闘開始前にスキル指定+位置指定で空撃ちしてMPを貯めておくことで、
戦闘開始直後に光線の連射が可能になるという小技がある。
浸透は接近されたときの退避技だが
893役やシュバルゴ、サケノミゴーストといった兵科に奇襲を食らうと、
自ら分散した挙句各個撃破される結果を招きかねないのが難と言える。
プレイヤー操作時は禁止してもいいかもしれない。
なお、術師系としては高い耐久性があり、全ての攻撃技に吸血効果があるものの、
流石に前衛兵科と比べると耐久性に難があるためあまり前線に立たせない方がいいと思われる。
TONの世界ではレシートリザードが強力すぎることもあり、こちらは影が薄くなりがちだが、
麻痺使いが多かったりとレシリザの突撃がままらない状況下においては、
歌い手で彼女たちにMP供給して光線で焼き払わせるのは有力な対処手段の一つであり、1~2部隊だけでも入れておくと案外仕事をしてくれるだろう。
元ネタ
- 深きものども
- クトゥルフの眷属とされる深海に住む人型のなにか。
その姿は魚に似たグロテスクなもので、近づくと大変な異臭がするとされている。
深海の生き物らしく大変長命で、人類の文明よりもはるか以前から存在している個体も少なくないようである。
知能も高く、人間と交配することによって地上侵略を目論んでいる様子が度々描写される。
- インスマウスの影
- クトゥルフ神話の原作者であるハワード・フィリップス・ラヴクラフトが、1936年に発表した小説のタイトル。
謎の海洋生物と交わることで混血すればいずれは不死となって海底都市に住めると信じる村人たちの話で、
段々と化け物じみていく村人たちと、それから必死で逃げようとする主人公の結末を描いたホラーである。
- ディープワン
- 深きものの英語名。もしくはロマンシングサガ2に登場するタコの化け物。
本家VTにおいてもナイアーラトテップとヨグ・ソドースの配下として登場している。
あちらでは強力なオーメンスラッシュを有する近接ユニットだが、
広範囲に被害をバラ撒く死霊魔法を扱う前二種と比べると明確に格下のポジションとなっている。
また、本家VTで使用されていたディープワンのキャラチップはAOKのキャラチップの改変元だったりする。
- 光線
- 新世紀エヴァンゲリオンに登場する、第3使徒サキエルが両目から発射する光線が元ネタ。
『不可視の破壊光線を発射し、着弾地点を消し飛ばしたうえで光の十字架を発生させる』
…という演出は本作の物と同一となっている。
なお、光線を使う使徒は他にも存在するものの、ラミエルは他使徒の物とは種類が異なる加粒子砲であり、
ゼルエルは描写こそサキエルと同一なものの威力が桁違いに高く、
サキエルと同程度の光線を放てるのは意外にもリーンホースJrのおやつイスラフィルぐらいしかいない。
ちなみに同使徒の元となったキリスト教・ユダヤ教の伝承におけるサキエルは「水」を司る天使であり、
海洋生物である臭きものどもとの親和性はそれなりにあったりする。
海洋生物そのものであるガギエルは、シャムシェル共々スパロボではおやつ率が高すぎるのでノーカン。
コメント
- レシートリザードが目立つTONの世界だが、歌い手のバフを受けたこいつらの火力は割とシャレにならない。海で戦うことが多いので、飛行か強脚の騎兵が欲しいところ -- 2024-09-13 (金) 18:57:17