MOD機体/アメリカ現代機

Last-modified: 2019-09-25 (水) 18:54:13

本ページは、アメリカ製MOD機体のうち朝鮮戦争以降に計画・設計・製造された空軍の現代機(ジェット機のほかプロペラ機も含む)のみのページです。
同時代のアメリカ海軍機はMOD機体/アメリカ現代海軍機に、それより古い機体はMOD機体/アメリカに分けてあります。

※アメリカ海軍機体として開発された機体をベースに、改修したサブタイプがアメリカ空軍にも採用された場合は、アメリカ海軍側に記述します。

アメリカ空軍

F-100 スーパーセイバー

F-100 スーパーセイバー(Super Saber)は、F-86 セイバーに改良を加え、主翼の後退角を増したり、より強力なジェットエンジンを用いることで速度性能を向上させて超音速戦闘機となることを狙った機種であった。

予定の速度性能は達成されたが、機体空力設計とジェットエンジン技術の双方が大きく進歩していっている時代だっただけに、すぐに性能で追い越す新しい機体が登場してきたこと、測距レーダーは搭載していたが捜索レーダーは非搭載で目視戦闘しかできなかったことから、すぐに戦闘機としてではなく戦闘爆撃機として使用されるようになった。

ベトナム戦争において、戦闘爆撃機としての任務をF-105に譲ってからF-4が制空戦闘機として戦列に加わるまでの期間、北爆に向かうF-105を護衛する制空戦闘機が存在せず単独で向かったF-105に被害が出たことから、F-100がF-105のエスコートを行った。

また、現時点でMOD化されていないが、北ベトナムが防空レーダーとS-75 (SA-2)地対空ミサイルの運用を開始後は、一部の機体はAGM-45 シュライク・対レーダーミサイルや無誘導ロケット弾、クラスター爆弾を携行して敵の防空システムを直接叩くアイアン・ハンド作戦に従事した。

IL-2 1946向けMODでは、D型とF型がセットで配布されている。

対応本体バージョン: 4.12.2m (4.13.1mは未定)
収録済MODパック: C.U.P. - JTW Pt-09 (2015/03/22パッチ)
単体配布場所: SAS - Jets
動作に必要な他MOD: 1956 JetEra v1.33 , SAS Engine MOD 2.7 + western patch , Vega Weapon Pack, SAS Common Utils
完成公開版
スクラッチで外形再現度はかなり高い。
コックピットはF-86の流用で実機と多少異なる。

F-100D

F100D_ss.jpg
F-100の中で数度の改良が行われた後の単座戦闘爆撃機型。
爆弾等を搭載できるハードポイントが胴体下に1・両主翼下に3ずつの計7箇所ある。
位置によって耐荷重に違いがあり、MERを介して持てる爆弾の数や増槽のサイズに制限がある。
増槽は335ガロンタンク2つ装備が標準だが、長距離フェリー時は200ガロンタンクを2つ追加する。
プローブ&ドローグ方式の空中給油プローブが固定式で右主翼なかほどに装備されている。

固定武装:M39 20mm機関砲4門 800発
ミサイル:AIM-9B/D・AGM-12 (サブタイプ不明、全自動ホーミング)
ロケット弾:Mk4 FFAR (7x入LAU-32)、Zuni (4x入LAU-10、ただし空軍はZuni使ってないはずで史実と異なってそう)
爆弾:Mk82(Daisy CutterやSnakeEye含む)・Mk83・Mk84・M117(Daisy cutter含む)・CBU-24・BLU-27・Mark7核爆弾等
その他:

F-100F

F-100Dをベースにした複座練習機型。

MODではD型とほぼ同じLoadoutのほか、FACやFO用のマーキングロケット弾と爆弾の組み合わせが用意されている。

F-102 デルタダガー

F-102 デルタダガー(Delta Dagger)は、仮想敵国ソビエト連邦がアメリカ本土を戦略爆撃機で核攻撃しようとして
くることを想定して北米大陸の防空を行うことを目的とした要撃戦闘機である。
1955年から量産され、複座練習型を含め879機が製造された。
速度性能などが十分ではなく、根本的な改善を図った新型機はF-106 デルタダートとして別形式になった。

水平尾翼を廃したデルタ翼が特徴で、このデルタ翼後縁にはエレボン(ロール制御用エルロンとピッチ制御用
エレベータを同一動翼の共動か差動かで実行)があるため、離着陸時に使えるフラップを持っていない。

固定武装の機関砲は持っておらず、主翼下のパイロンには増槽を持たせられるが、主武装の空対空ミサイルや
無誘導ロケット弾は胴体内に積んでおり発射前にドアを開く必要がある。
(ミサイルを保持するアームが胴体下に展張する実機の機構はアニメーション再現されていない)

対応本体バージョン: 4.12.2m (4.13.4mは未定)
収録済MODパック: B.A.T. - JTW
単体配布場所: SAS - Jets
動作に必要な他MOD: 1956 JetEra v1.33 , SAS Engine MOD 2.8.14w , Vega Weapon Pack, Weapon pack 2016-iii, SAS Common Utils
完成公開版
スクラッチで外形再現度はかなり高い。
コックピットはF-86の流用で実機と完全に異なる。

F-102A Early

F102A_ss.jpg
単座戦闘機初期型。

固定武装:無
ミサイル:AIM-4A,C
ロケット弾:Mk4 FFAR
爆弾:無
その他:増槽

F-102A Late

単座戦闘機後期型。

兵装はEarlyと共通。

F-104 スターファイター

F-104 スターファイター(Starfighter)は、ロッキード社が開発した超音速単発ジェット戦闘機で、小型軽量な機体に強力なジェットエンジンを1基搭載し、加速力と最高速度を追求し、上昇性能にも優れた。
アメリカの実用戦闘機として初めてマッハ2に到達した。
そのかわり離着陸速度が速くなり、運用には長い滑走路を要した。

当初の開発コンセプトは昼間制空戦闘機であったため、捜索レーダーは装備していたがスパローなどのセミアクティブレーダー誘導ミサイルは搭載できず、サイドワインダーといった短距離赤外線誘導ミサイルと機関砲が主武装であった。
軽い爆装も可能で、アメリカ空軍がベトナム戦争中期に現地投入した機体は近距離の対地支援を行う戦闘爆撃機としても使用されたが、決して向いている性能とはいえず、またアメリカ本土の防空要撃機としても適性がなかったため、空軍州兵に回されたり、西ドイツやスペイン・台湾などの在外米空軍に派遣されたりはしたものの、アメリカ空軍の主たる装備にはならなかった。

しかし、西ドイツ・イタリア・ギリシャ・カナダ・ノルウェーなどのアメリカ友好国には多数が導入され、それらの国では制空戦闘機としての他、低空侵攻を行う爆撃機としても重用され、特にNATO軍の一員としてアメリカが管理・提供する戦術核爆弾の輸送・投下という重要な任務も与えられた。
これらの国では独自の近代化改造や改良型生産なども行われ、セミアクティブレーダー誘導ミサイルのスパローあるいはアスピーデ、また対艦ミサイルのAS.34の運用が可能となったサブタイプも生まれた。

また日本の航空自衛隊も防空戦闘機として導入した。
航空自衛隊の機体は爆撃コンピュータを装備せず、純粋な戦闘機として用いられた。

IL-2 1946向けMODでは、以前にフランケンなものが配布されていたことがあるが、2017年の6月にスクラッチで史実兵装を持たされた新しいMODが配布開始された。
以下の6種類のサブタイプが1パックにまとめられている。
(なお古いフランケンと同居は困難であろう)

対応本体バージョン: 4.12.2m (4.13.4mは未定)
収録済MODパック: B.A.T. - JTW
単体配布場所: SAS - Jets
動作に必要な他MOD: 1956 JetEra v1.33 , SAS Engine MOD 2.7.4w , Vega Weapon Pack, Weapon pack 2016-ii, Dreamk Weapon pack, SAS Common Utils
完成公開版
スクラッチで外形再現度はかなり高い。
コックピットはF-86の流用で実機と完全に異なる。

F-104A

F104A_ss.jpg
実在する単座型で、実用型では最も最初に配備されたサブタイプ。
ジェットエンジンはJ79-GE-3A。

翼端にサイドワインダーミサイル2発を搭載できるのみの制空戦闘専用型。
その翼端には増槽を装着することも可能。
主翼下左右1箇所ずつのハードポイントは増槽にのみ使用。

153機が生産され、1958年当初はアメリカ空軍の防空軍団に配備された。
その後3年足らずで空軍州兵に移管され、情勢の変化で西ドイツやスペインに派遣される、また再度防空軍に戻されてキューバに対するスクランブルに備えるといった動きがあったが、このタイプは1967年から69年にかけてアメリカ空軍から退役した。
アメリカ空軍で不要となった機体から、台湾・ヨルダン・パキスタンに供与されたものがある。

固定武装:M61 20mmバルカン1門 725発
ミサイル:AIM-9B
ロケット弾:無
爆弾:無
その他:190ガロン増槽(両翼端に1つずつ、または・かつ、主翼下に2つ)

F-104A 319th FIS

F-104AのジェットエンジンをF-104Sと同じ強化型のJ79-GE-19に換装した、アメリカ空軍防空軍団、第319戦闘迎撃飛行隊に配備された機体。
フロリダ州の基地に配備され、キューバから飛来する仮想敵機に備えた。
アメリカ空軍に配備されていたのは1967年から1969年末までの3年弱。

固定武装:M61 20mmバルカン1門 725発
ミサイル:AIM-9B
ロケット弾:無
爆弾:無
その他:190ガロン増槽(両翼端に1つずつ、または・かつ、主翼下に2つ)

F-104C

戦闘爆撃機型、主翼下パイロンに爆弾を装着でき、胴体下にも爆弾を装備できるハードポイントが追加され計5箇所となった。
エンジンはJ-79-GE-7。
実機は胴体下ハードポイントに逆V時型のパイロンを介して2発のサイドワインダーを携行可能だったそうだが、MODでは再現されてないようだ。
71機が生産されてアメリカ空軍の戦術航空軍団に配備された。このタイプが短期間ベトナム戦争に投入された。

このサブタイプのみ、プローブ&ドローグ方式の空中給油に対応した固定式プローブをコックピット左側に備える。
(実機ではG,S等も常時は外しているが、必要時のみ追加装備が可能ではあったみたい?)

固定武装:M61 20mmバルカン1門 725発
ミサイル:AIM-9B
ロケット弾:Mk4 FFAR (19x入LAU-3)
爆弾:Mk81(Daisy CutterやSnakeEye含む)・Mk82(Daisy CutterやSnakeEye含む)・M117(Daisy CutterやSnakeEye含む)・CBU-24・BLUナパーム弾・核爆弾(B28, B43ただし現時点のMODで再現なし)
その他:190ガロン増槽(両翼端に1つずつ、または・かつ、主翼下に2つ)

F-104G

F104G_ss.jpg
アメリカ以外の各国向けに合計1,122機が生産された戦闘爆撃機型。
カナダ・西ドイツ・オランダ・ベルギー・イタリアなどでのライセンス生産もおこなわれた。
胴体の強化、胴体内燃料タンクの拡大、フラップや垂直尾翼の改良なども行われた(MODでその違いが表現されているかは不明)。
エンジンはJ79-GE-11A。

西ドイツ空軍で低空侵攻に用いられたり、対艦ミサイルAS.34 コルモランを搭載していたのもこのタイプ。

航空自衛隊が導入したF-104Jは、このF-104Gをベースに爆撃機能を取り外す等の変更を行ったもの。

固定武装:M61 20mmバルカン1門 725発
ミサイル:AIM-9B
ロケット弾:Mk4 FFAR (19x入LAU-3)
爆弾:Mk81(Daisy CutterやSnakeEye含む)・Mk82(Daisy CutterやSnakeEye含む)・Mk83・M117(Daisy CutterやSnakeEye含む)・CBU-24・BLUナパーム弾・核爆弾(B43, B57, B61)
その他:190ガロン増槽(両翼端に1つずつ、または・かつ、主翼下に2つ)

F-104S

イタリア空軍向けの迎撃戦闘機で、フィアット社にて246機が生産された。うち40機はドルコ空軍が導入。
無誘導爆弾やロケット弾を搭載しての対地攻撃能力は維持されていた。
エンジンが強力なJ79-GE-19となり加速・最高速性能が向上。
セミアクティブレーダー誘導ミサイルの搭載が可能。
主翼外側と胴体下左右に空対空ミサイル用ハードポイントを追加し、合計9箇所となった。
そのかわり固定武装のバルカン砲は装備しない。

固定武装:無し
ミサイル:AIM-9B・AIM-7E
ロケット弾:Mk4 FFAR (19x入LAU-3)
爆弾:Mk81(Daisy CutterやSnakeEye含む)・Mk82(Daisy CutterやSnakeEye含む)・Mk83・M117(Daisy CutterやSnakeEye含む)・CBU-24・BLUナパーム弾・核爆弾(B43, B57, B61)
その他:190ガロン増槽(両翼端に1つずつ、または・かつ、主翼下に2つ)

F-104S ASA-M

F-104Sを改修したF-104S ASAを再度近代化したもの。1998年より49機に実施された。
本機が運用可能なアスピーデミサイルやAIM-9Lは(MOD作り分けされていない)ASA時点で搭載できていた。
対地攻撃機能を削除。

固定武装:無し
ミサイル:AIM-9L・アスピーデMk1
その他:190ガロン増槽(両翼端に1つずつ、または・かつ、主翼下に2つ)

F-105 サンダーチーフ

F-105 サンダーチーフ(Thunderchief)は、リパブリック社が開発した単発ジェット戦闘爆撃機で、アメリカ空軍がベトナム戦争に投入した。開発当初の計画は胴体内の爆弾槽に戦術核爆弾を搭載して核攻撃を行うための機体であったが、ドクトリンの変化により実戦では胴体内には追加燃料タンクを装備し胴体と翼の下に通常爆弾やロケット弾をぶら下げて爆撃を行うこととなった。
IL-2 1946向けMODでも、この実戦参加スタイルがモデライズされている。

対応本体バージョン: 4.12.2m (4.13.1mは未定)
収録済MODパック: C.U.P. - JTW Pt-09
単体配布場所: SAS - Jets
動作に必要な他MOD: 1956 JetEra v1.33 , SAS Engine MOD 2.7 + western patch , Vega Weapon Pack, SAS Common Utils
完成公開版
スクラッチで外形再現度はかなり高い。
コックピットはF-86の流用で実機と完全に異なる。
M61A1バルカン砲が機体中心線から外れたコックピット左側に1門あるため、発砲すると機軸が左向けてヨレる不具合がある。実機では機械的にトリガーと連動してラダーを右に切る機能が付いてるんだったか?と思うが、その機能は再現されていない。

F-105D

F105D_ss.jpg
実在する単座型で、実用型ではB型に続く2つ目のサブタイプ。
爆弾等を搭載できるハードポイントが胴体下1、両主翼下に2ずつの計5箇所ある。胴体下にはMERを介し
てM117等の爆弾を最大6発、主翼内側下にはMERを介して同最大4発まで搭載可能。
増槽は胴体下であれば650ガロンタンク1つ、主翼内側下であれば450ガロンタンク2つを装備する。実機
では、コックピット前方左寄りにプローブ&ドローグ方式の空中給油プローブ(収納式)とフライング
ブーム式の空中給油リセプタクルの両方が装備されているが、MODではプローブ&ドローグ方式のみが実
現されている。

固定武装:M61 20mmバルカン1門 1050発
ミサイル:AIM-9B・AGM-12C (要手動誘導)
ロケット弾:Mk4 FFAR (19x入LAU-3や7x入LAU-32)
爆弾:Mk82(Daisy CutterやSnakeEye含む)・Mk83・Mk84・M117(Daisy cutter含む)・M118・CBU-24等
その他:QRC-160・フレア (要外部ディスペンサー携行)

F-105F

F105F_ss.jpg
実在する複座型。
飛行性能はほぼF-105Dと同じ、爆弾等のロードアウトはF-105Dと共通。その他も共通。
後席コックピットは付属しない。

F-106 デルタダート

F-106 デルタダート(Delta Dart)は、北米大陸の防空を任務とする要撃戦闘機F-102 デルタダガーが速度性能
などに不満が大きかった点に根本的改善を行い、地上の防空システムとも連接を持ち自動迎撃も可能とする
新しい管制システムも搭載した後継機である。

1959年から実戦配備され、複座練習型を含んだ製造機数は340機。

水平尾翼を廃したデルタ翼が特徴で、このデルタ翼後縁にはエレボンがあるため、離着陸時に使えるフラップを
持っていないといった特徴はF-102譲りである。

一部機体のみがM61バルカンを積んだ以外には固定武装の機関砲は持っておらず、主翼下のパイロンには増槽を
持たせられるが、主武装の空対空ミサイルや無誘導核弾頭ロケットは胴体内に積んでおり発射前にドアを開く
必要がある。

対応本体バージョン: 4.12.2m (4.13.4mは未定)
収録済MODパック: B.A.T. - JTW
単体配布場所: SAS - Jets
動作に必要な他MOD: 1956 JetEra v1.33 , SAS Engine MOD 2.8.14w , Vega Weapon Pack, Weapon pack 2016-iii, SAS Common Utils
完成公開版
スクラッチで外形再現度はかなり高い。
コックピットはF-86の流用で実機と完全に異なる。

F-106A Early

F106A_ss.jpg
単座戦闘機初期型。

固定武装:無
ミサイル:AIM-4F,G・AIM-26A
ロケット弾:AIR-2
爆弾:無
その他:増槽

F-106A Late

単座戦闘機後期型。

固定武装:M61 バルカン xxx発
ミサイル:AIM-4F,G
ロケット弾:無
爆弾:無
その他:増槽

F-5 フリーダムファイター/タイガーII

F-5は、初期のA/B型にはフリーダムファイター(Freedom Fighter)、後期のE/F型にはタイガーII(Tiger II)
と異なるニックネームがつけられた。
ノースロップ社が開発した軽量双発ジェット戦闘機で、出力重量効率に優れる小型ターボジェットエン
ジンを双発にすることで軽快な操縦性を得た。
かわりにA/B型ではレーダーを一切装備しない割り切りを行い、E/F型では小型レーダーを装備したが
セミアクティブ・レーダー・ホーミング方式の空対空ミサイルを使用する視程外戦闘はできないまま
だった(最近のレーダーと火器管制装置換装で可能にした国のものもある)。
本来は米軍は採用予定になく、友好国に安価に輸出できるそこそこ性能の戦闘機として生産開始され
たが、輸出相手国にF-5の実戦性能を示し、また米空軍内でも他機種との比較も行いたかったことから、
空軍機として登録され防弾板追加や空中給油プローブ追加などが行われたF-5Aがベトナム戦争に
"Skoshi Tiger" 作戦として12機参戦した(後に正規の飛行隊に編入され損耗補充込みで18機追加)。

ベトナム戦争に使用されたアメリカ空軍機は南ベトナムに譲渡され、その後は空戦性能の高さから
空軍・海軍ともに訓練時の仮想敵機(アグレッサー)としての採用はあったものの、実戦部隊への
配備は行われなかった。
安価で使い勝手が良かったことから、アメリカの友好国には多数の導入が行われた。

IL-2 1946向けMODでは、F-5AとF-5Eがセットで公開配布開始されている。

対応本体バージョン: 4.12.2m (4.13.2mは未定)
収録済MODパック: B.A.T. - JTW
単体配布場所: SAS - Jets
動作に必要な他MOD: 1956 JetEra v1.33 , SAS Engine MOD 2.8.11 western , Vega Weapon Pack , Weapon pack Generation2016 , SAS Common Utils
Release Candidate版

F-5A

F5A_ss.jpg
実在する単座前期型で、最初のサブタイプ。
爆弾等を搭載できるハードポイントが胴体下1、両主翼下に2ずつの計5箇所ある。
両翼端は小型燃料タンクとAIM-9サイドワインダーの発射レールを選択可能。
主翼下は1000ポンド、胴体下は2000ポンドの吊り下げ重量制限があるため、MER/TERを用いること
ができるのは胴体下のみ、MER使用はMk81のみと制限が厳しい。
増槽は150ガロンタンク1から3つを装備する。
再現されているのは輸出型のようで、空中給油プローブは存在せず、被弾にも弱い。

固定武装:M39 20mm機関砲2門 計500発
ミサイル:AIM-9B・AGM-12B (要手動誘導)
ロケット弾:Mk4 FFAR (19x入LAU-3)
爆弾:Mk81・Mk82(SnakeEye含む)・Mk83・M117・CBU-24・BLU-1/27等
その他:フレア (要外部ディスペンサー携行)

スクラッチで外形再現度はかなり高い。
コックピットは正面計器盤は実機再現度高いが左右部はF-86の流用のところも残る。

F-5E

F5E_ss.jpg
実在する単座後期型。
両翼端はAIM-9サイドワインダーの発射レールのみとなった。
胴体下にMER介してMk82を5発携行できるようになった。
増槽は150ガロンタンクか275ガロンタンクを1か2つ装備する。
実機では空中給油プローブを装備した国もあるが、未装備でのMOD化となっている。

固定武装:M39 20mm機関砲2門 計500発
ミサイル:AIM-9B/J・AGM-65B
ロケット弾:Mk4 FFAR (19x入LAU-3)
爆弾:Mk82(SnakeEye含む)・Mk83・M117・CBU-24・BLU-27/32等
その他:GPU-5ガンポッド・フレア (要外部ディスペンサー携行)

スクラッチで外形再現度はかなり高い。
コックピットはF-5Aと作り分けされており正面計器盤はレーダーが動作しない以外は
実機再現度高いが、コンパスが古いままだったり左右部はF-86の流用のところも残る。

F-16 ファイティング・ファルコン

もともとは高性能だが高価なF-15 イーグルを補完する、格闘戦に強い安価軽量な昼間戦闘機として計画され、F-15とでハイ・ロー・ミックスを構成することを目論んで開発されたのが、F-16 ファイティング・ファルコン(Fighting Falcon)である。

ジェネラル・ダイナミクス社が試作したYF-16は、ノースロップ社のYF-17との比較試験に勝利し、アメリカ空軍の採用を勝ち取った。また使用中の戦闘機が老朽化して後継機を探していたベルギー・オランダ・ノルウェー・デンマークなどにも採用されることとなった。
(このとき敗れたYF-17は、後にマクドネル・ダグラス社が主体となって海軍向け艦上戦闘機としての設計変更と改良が行われ、F/A-18として結実する。)

このような開発経緯だったため、初期型では空対空ミサイルも射程の短いAIM-9 サイドワインダーしか携行できない等と制約も多かったが。バージョンアップが重ねられ、空対空や空対地の各種ミサイルの発展やアビオニクスの小型軽量高性能化とも時期が合致したこともあって、C/D型の途中以降からは対空・対地・対艦・対レーダーなど最新の各種ミサイルや誘導爆弾のほぼすべての運用能力を持ち合わせるほどの高性能マルチロール機へと変貌した。
なお、それもあって最新型を新品購入しようとするとなかなか高価な買い物になってしまうという、当初の計画からかけ離れた面も出てきている。中古機もそこそこ潤沢なため、新品購入が困難な国では中古を導入している場合もある。

各型共通事項(1配布アーカイブに全サブタイプ収録)
固定武装:M61A1 20mmバルカン1門 950発、カウンターメジャーフレア70発
対応本体バージョン: 4.12.2m (4.13.1m以降は未定)
収録済MODパック: C.U.P. - JTW Pt-07
単体配布場所: SAS - Jets
動作に必要な他MOD: 1956 JetEra v1.33 , SAS Engine MOD 2.7 + western patch , Vega Weapon Pack, SAS Common Utils

ベータ公開版とされており、実機のようなフライバイワイヤ動作しない、コックピットの形式ミスマッチ、実機非搭載武装の搭載なども多数残っているが、とりあえず飛ばして遊ぶぶんには大きな問題はない。
外見はスクラッチで再現度はかなり高い(一部サブタイプの違いは表現されていない、エンジンインテークの違いや、その世代には存在しないアンテナが存在しているなど)。
コックピットも3D形状はスクラッチされているが、全機体にC型Block52のを流用していて時代が合わない場合がある。またHUDやMFDの表示内容にF/A-18 MODから流用した部分があって実機F-16と異なる所も多い。
複座型の後席コックピットは用意されていない。
C/D型Block40/42以降にはレーザー照準コックピットが用意されている。
AIM-7、AIM-120、AGM-65Dなどの発射には、右側MFDにレーダー画面を出し(必要に応じて空対空モードや空対地モードに切り替えて)ターゲットを捜索してロックオンする必要があった気がする。

M61A1バルカン砲が機体中心線から外れた左主翼付け根に1門あるため、発砲すると機軸が左下向けてヨレる不具合がある。実機ではフライトコンピュータが自動的にFBWによってラダーを右に切って相殺しパイロットは一切の修正操作を要しないが、その再現がされていない。

その他、実機のFBWがパイロットの行いたい操作を先読みして最適な操縦補正を行うところ、操縦桿やペダルの動作と舵面が直結しているIL-2 1946において強引に割り込んでおり先読みもしていないため、かえってツーテンポ遅れてぐわーっと反応があるなど微調整が効かず不都合を感じる。

F-16A Block10

F16A_bk10_ss.jpg
初期の単座型。

ミサイル:AIM-9L・AGM-65B (実機非搭載のバグ武装)
ロケット弾:Hydra70 (19x入LAU-130)
爆弾:Mk82(SnakeEye含む)・Mk83・Mk84・GBU-12(機体にレーザー照準機能がなく勝手に敵に向かっていくバグ挙動、実機非搭載だと思う)・CBU-87(動作おかしいかも)
その他:370ガロンまたは300ガロン増槽
実機のコックピットはMFDが1画面のみでアナログ計器が多い。

F-16B Block5

初期の複座型。

ロケット弾:FO用閃光弾・FAC用発煙弾あり
その他の武装はA型Block10とほぼ同じ。
実機のコックピットはMFDが1画面のみでアナログ計器が多い。
後席は再現されていない。

F-16C Block25

C型の中では初期の単座型。

ミサイル:AIM-9L・AIM-7M・AGM-65B (実機搭載はD型?)
ロケット弾:Hydra70 (19x入LAU-130)
爆弾:Mk82(SnakeEye含む)・Mk83・Mk84・GBU-12(機体にレーザー照準機能がなく勝手に敵に向かっていくバグ挙動、実機非搭載だと思う)・CBU-87(動作おかしいかも)
その他:370ガロンまたは300ガロン増槽

F-16C Block30

エンジン強化・アビオニクス強化されたC型の単座型。

実機のBlock30ではBlock25以前やBlock32/42/52と異なる開口部の大きなエンジンインテークを持つが、その違いは3D再現されていない。

ミサイル:AIM-9L・AIM-7M・AIM-120A・AGM-65B/D (実機搭載はD型のみ?照準手順の実機との違いはAGM-65の項目を)
ロケット弾:Hydra70 (19x入LAU-130)
爆弾:Mk82(SnakeEye含む)・Mk83・Mk84・GBU-12(機体にレーザー照準機能がなく勝手に敵に向かっていくバグ挙動、実機が積んだは不明だが仮に搭載時は随伴機や地上からのレーザー照射必須)・CBU-87(動作おかしいかも)
その他:370ガロンまたは300ガロン増槽

F-16C Block40

さらなるエンジン強化等もあるが、夜間爆撃のために赤外線前方監視(FLIR)とレーザー照準装置がセットになったLANTIRNポッドの運用能力を得たのが最大の変化。ナイトファルコンの愛称もある。ハードポイントを専有せずに搭載燃料を増やせるコンフォーマルタンク(CFT)も装着可能。

実機のBlock40ではBlock25以前やBlock32/42/52と異なる開口部の大きなエンジンインテークを持つが、その違いは3D再現されていない。

ミサイル:AIM-9L・AIM-7M・AIM-120A・AGM-65B/D/E (実機搭載はD/E型のみ?D型照準手順の実機との違いはAGM-65の項目を)
ロケット弾:Hydra70 (19x入LAU-130)
爆弾:Mk82(SnakeEye含む)・Mk83・Mk84・GBU-10・GBU-12・CBU-87(動作おかしいかも)
その他:370ガロンまたは300ガロン増槽・コンフォーマルタンク

F-16C Block52

F16C_bk52_ss.jpg
さらなるエンジン強化・アビオニクス強化等。

もっと後に兵装の統合化を図るCCIPとなったものは別だが、当初はコスト高騰原因となる夜間爆撃能力はBlock40/42に任せてBlock50/52では省略されていたはずで、同時にレーザー照準武装も使用できなかったはず。

実機ではAGM-84 ハープーン・同SLAMやAGM-154 JSOWも運用できたが、MODで再現されていない。

Block50/52の中のバージョンアップでBlock50D/Block52Dとなった際に、LANTIRNではなくレーザー照準機能のみのペイヴペニーポッドを携行可能となった。同時に対レーダーミサイルのAGM-45やAGM-88の運用能力も得たがMOD化されていない。

ミサイル:AIM-9L・AIM-7M・AIM-120A・AGM-65B/D/E (Block52DならE型も実機搭載あったが初期Block52なら実機搭載はD型のみ?D型照準手順の実機との違いはAGM-65の項目を)
ロケット弾:Hydra70 (19x入LAU-130)
爆弾:Mk82(SnakeEye含む)・Mk83・Mk84・JDAM2000ポンド(Mk84)・GBU-10・GBU-12(ペイヴペニー装着Block52Dならこれら運用可能だが、異なるなら実機運用無し)・CBU-87(動作おかしいかも)
その他:370ガロンまたは300ガロン増槽・コンフォーマルタンク

F-16I Sufa

F16I_ss.jpg
Block50D/52D相当の複座D型をイスラエルではF-16I Sufaと呼称する。操縦席後ろから垂直尾翼の間の背面にアビオニクス収納ボックスが連続しているのが外見上の特徴。

実機ではさらに多彩な対地・対艦・対レーダーミサイルを使用可能かも。

ミサイル:AIM-9L・AIM-7M・AIM-120A・AGM-65B/D/E (すべてを実機搭載していたかは不確か)
ロケット弾:Hydra70 (19x入LAU-130)
爆弾:Mk82(SnakeEye含む)・Mk83・Mk84・JDAM2000ポンド(Mk84)・GBU-10・GBU-12
その他:370ガロンまたは300ガロン増槽・コンフォーマルタンク
後席は再現されていない。

A-10 サンダーボルトII (ウォートホッグ)

A-10は、ベトナム戦争を経て陸上部隊の近接航空支援(CAS)の必要性を認めたアメリカ空軍が、1967年に
A-Xと呼ばれる低価格の攻撃機の設計研究を開始したことから結実した双発ジェット攻撃機である。
Ju 87・IL-2・A-1などの実績を研究し、大量の爆弾の携行能力、長時間の空中待機が可能な航続力、
低空低速での機動性、短距離離着陸性能、生存性の高さなどを求めた具体的な要求仕様が1970年にまとまった。
これに対し各社から提出された設計案から、ノースロップ社のYA-9Aとフェアチャイルド・リパブリック社の
YA-10Aの2機種が競争試作として採用された。両機とも1972年5月に初飛行し、同年秋以降に実施された
比較試験を経て1973年にA-10が制式採用された。
しかしその後も、既に空軍の対地攻撃機としてA-7Dが存在する上に追加導入する必然性などが議会から
問われて導入が差し止められる等もあり(これもA-7Dとの比較試験を実施して必要性が認められた)
量産機の実戦配備は1977年10月となった。

A-10は、リバプリック社がWWII中に生産し高い対地攻撃能力を誇った戦闘爆撃機P-47の愛称を譲り受け
Thunderbolt IIと名付けられた。また非公式には30mmガトリング砲による地上掃射がイボイノシシが
地面を掘り起こすようだということからWarthogなどとも呼ばれている。
近接航空支援(CAS)専用設計であるため、高速性を求めたジェット攻撃機一般とずいぶんと異なる外見を
持ち、胴体から離れて上部に支持された2基のターボファンエンジン、直線翼など、独特の姿となっている。

早期警戒管制機と戦闘機、あるいはSEAD機などによって制空権を掌握した戦場でないと活躍できない
単能機体であることから、アメリカ空軍の715機以外には導入されていない。
そのアメリカ空軍においてもたびたび不要論が出てはF-16への置き換え案やアメリカ陸軍への所管替え
などが言われるも、1991年に勃発した湾岸戦争での活躍や陸軍からの必要性の訴えなどがあり、近代化
や寿命延長などが実施されて2018年現在も現役である。

IL-2 1946向けMODでは、A-10AとA-10Cがセットで公開配布開始されている。

対応本体バージョン: 4.12.2m (4.13.4mは未定)
収録済MODパック: B.A.T. - JTW
単体配布場所: SAS - Jets
動作に必要な他MOD: 1956 JetEra v1.33 , SAS Engine MOD 2.8.11 western , Vega Weapon Pack , Weapon pack Generation2016 , SAS Common Utils
正式公開版

A型・C型とも機首(コックピット風防の前方中央)にフライングブーム方式空中給油を受けられる
レセプタクルが用意されていると思う。蓋の開閉は再現されていない…かな?

A-10A

A10A_ss.jpg
実在する量産型で、最初のサブタイプ。

固定武装:GAU-8 30mmガトリング砲1門 1,174発
ミサイル:AGM-65B・AIM-9L (自衛用)
ロケット弾:ハイドラ70 (7x入LAU-68)
爆弾:Mk82(SnakeEye含む)・Mk84・M117・CBU-24・CBU-87・CBU-100・BLU-27等
その他:チャフ・フレア・増槽・AN/ALQ-131 ECMポッド

スクラッチで外形再現度はかなり高い。
コックピットは正面アナログ計器盤は実機再現度高いがHUDがついていない。

A-10C

A10C_ss.jpg
A-10Aを改造して近代化した実在するサブタイプ。

固定武装:GAU-8 30mmガトリング砲1門 1,174発
ミサイル:AGM-65B/D/E・AIM-9L (自衛用)
ロケット弾:ハイドラ70 (7x入LAU-68、発煙弾あり)
爆弾:Mk82(SnakeEye含む)・Mk84・PavewayII レーザー誘導爆弾・JDAM・CBU-87・CBU-100等
その他:チャフ・フレア・増槽・AN/ALQ-131 ECMポッド

スクラッチで外形再現度はかなり高い。
コックピットはA-10Aの流用でHUDや多機能ヘッドダウンディスプレイ(HDD)がついていない。
レーザー照準コックピットあり。

B-52 ストラトフォートレス

B-52 ストラトフォートレス(Stratofortress)はアメリカ空軍が1955年に運用を開始した8発ジェットエンジンの大型
戦略爆撃機で総生産機数は740機あまりだが、最終量産タイプのH型は2019年現在も70機ほどが爆撃機としての任務に
就いており、延命改修を受けたりアリゾナの砂漠で保管されていた機体を復活させるなどして2050年頃まで現役を
続ける計画も立てられている。

 

アメリカではWWII中に就役したB-29とその改良型B-50、WWII中に開発に着手し終戦後に就役したB-36とレシプロ
エンジンの戦略爆撃機が用いられてきた。
その次の世代の新型機では高速を発揮できるジェットエンジンの採用が決定して、B-36生産メーカーのコンベアと
B-29,B-50生産メーカーのボーイングで競作した結果、ボーイング案がB-52として採用された。
巨大な機体を飛ばすには当時のジェットエンジンは非力だったため、エンジンを2基ずつペアにして主翼下4箇所
のパイロンに吊るす形態の8発エンジン機となった。
またすべて同じサイズの1対2本のタイヤを胴体下4箇所に持ち、主翼外側に転倒防止の補助車輪が降りてくる
変則タンデム式の降着装置となったことも独自性がある。

 

もともとは胴体内爆弾倉に核爆弾を搭載し、空気抵抗の少ない高空を飛んで仮想敵国であるソビエトに戦略爆撃を
行うことを第一の目的とした機体であった。核戦力としては自由落下爆弾だけでなく、後にはAGM-28 ハウンドドッグ
やSRAM、ALCMといった空中発射型対地核ミサイルもB-52に搭載するものとして用意された(これらのLoadoutは
本MODに含まれない)。
しかしベトナム戦争が発生し、本機の搭載力で通常爆弾を大量に投下できる点が着目され、胴体内だけでなく主翼下
にもマルチプルイジェクターラックを介して多数の爆弾を吊り下げて低空侵攻できるよう改設計も行われた。

 

IL-2 1946向けMODでは、4つのサブタイプがセットで公開配布開始されている。

対応本体バージョン: 4.12.2m (4.13.4mは未定)
収録済MODパック: B.A.T. - JTW
単体配布場所: SAS - Jets
動作に必要な他MOD: 1956 JetEra v1.33 , SAS Engine MOD 2.8.14 western , Vega Weapon Pack , Weapon pack Generation2016 , SAS Common Utils
正式公開版

スクラッチで外形再現度はかなり高い。
(以前に配布されていた気がするフランケンMODとは互換性なし)
コックピットはH型ぐらいの時代のものを他サブタイプにも流用、ナビゲーション機能なし。

全サブタイプでコックピット上後方中央にフライングブーム方式空中給油を受けられる
レセプタクルが用意されていると思う。蓋の開閉は再現されていない…かな?

B-52D

B52D_ss.jpg
B型・C型につづく3番目の実在する量産型。1956年初飛行、170機生産。
偵察機能を削除して爆撃に特化した設計となり、ベトナム戦争に際しては通常爆弾の大量搭載改造を受けたり
北ベトナムに配備された対空レーダー・対空ミサイルに対抗するECM装置の搭載改造なども受けた。
外見では背の高い垂直尾翼が特徴。推力10,500lbfのJ57ターボジェットエンジンを搭載。
尾部銃座には機銃手が座って直接操作していた。

固定武装:M2 12.7mm機関銃4連装1基 xxx発
ミサイル:無
ロケット弾:無
爆弾:Mk82・M117・AN/M65A1・12000lbs爆弾・核爆弾(B28)
その他:チャフ・フレア

B-52F

実在する量産型。1958年初飛行、89機生産。
13,750lbfに推力増強されたJ57ターボジェットエンジンを搭載。

固定武装:M2 12.7mm機関銃4連装1基 xxx発
ミサイル:無
ロケット弾:無
爆弾:Mk82・M117・核爆弾(B28)
その他:チャフ・フレア

B-52H (Early)

B52He_ss.jpg
実在する量産型。1960年初飛行、102機生産。
MOD化されていないG型で行われた機体軽量化や搭載燃料増加、背の低い垂直尾翼への変更などを受け継ぎ、
エンジンは推力17,100lbfのTF-33ターボファンエンジンとなり燃費が改善された。
尾部銃座はG型で変更された、後方レーダーを利用して前方機銃手席からリモコン操作するタイプをベースに
M61バルカン砲へと大口径化された。

固定武装:M61 20mmバルカン砲1門 xxx発
ミサイル:AGM-84A
ロケット弾:無
爆弾:Mk82・Mk83・Mk84・M117・核爆弾(B28, B61, B83)
その他:チャフ・フレア

B-52H (Late)

実在する量産型。21世紀に入りH型を延命すると同時に新しい誘導兵器に対応した改修を行ったもの。
(実機が搭載できるPavewayIIなどMODに反映されていない兵装もある)

固定武装:M61 20mmバルカン砲1門 xxx発
ミサイル:AGM-84A,D
ロケット弾:無
爆弾:Mk82・Mk83・Mk84・M117・JDAM3サイズ、核爆弾(B61, B83)
その他:チャフ・フレア

B-57 キャンベラ

原型である イギリス E.E. キャンベラ の項目を参照。

武装

武装についての記述は、MOD機体/アメリカ現代兵装ページに分割しました。