「君達が忙しいからって、トップハム・ハット卿に頼まれたんだよ。また会えて嬉しいだろう?」
日本版タイトル | ディーゼルがかえってきた |
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英語版タイトル | Diesel Does it Again |
脚本 | アンドリュー・ブレナー ブリット・オールクロフト デヴィッド・ミットン |
放送日 | 1991年12月17日(米国) 1992年4月14日(英国) 1992年6月2日(日本) 1993年2月24日(オーストラリア) 2000年5月2日(ドイツ) 2008年5月10日(ハンガリー) |
話数 | 60 |
この話の主役 | ディーゼル |
登場キャラクターA | ディーゼル、ダック、パーシー、いたずら貨車・いじわる貨車 |
登場キャラクターB | ショートホイールベースの無蓋貨車 |
登場キャラクターC | トーマス、ジェームス、ビッグ・ミッキー |
登場人物A | トップハム・ハット卿、乗客 |
登場人物B | パーシーの機関士、パーシーの機関助手、トップハム・ハット卿の付き人、トーマスの機関士、ナップフォード港の作業員、青いオーバーオールの作業員 |
登場人物C | ナップフォード・ハーバー駅長、スティーブン・ハット、キンドリー夫人、ダックの機関士、ダックの機関助手 |
登場人物D | ディーゼルの機関士(言及のみ) |
登場スポット | ・ナップフォード港 ・ナップフォード・ハーバー駅 ・トップハム・ハット卿のオフィス |
あらすじ | パーシーとダックは、港の仕事が多くて毎日大変。そこでトップハム・ハット卿は手伝いの機関車を呼ぶが、その機関車とは…。 |
メモ | ・ディーゼル、第2シーズン『ディーゼルのわるだくみ』以来久々の主役回。 ・パーシー、初めてディーゼルと会話する*1。 ・今回のパーシーの「疲れ切った顔」は、トーマスの顔パーツの流用*2。 ・前回来た時はトップハム・ハット卿の名前を言えていなかったディーゼルだが、今回はちゃんと言えている。 ・あの事件を今でも根に持っているダック。 ・カメオ出演のトーマス、アニー&クララベルとは違う客車を牽引している。 ・ディーゼル、手伝いに来たにも関わらず又しても問題を起こして送り返される。 ・燃料タンク車と『がんばれタッグス』のクレーンのビッグ・ミッキーが『きかんしゃトーマス』(TVシリーズ)に初登場した。 ・未公開シーンでは、トップハム・ハット卿が帽子を被ってオフィスを出ようとするシーンと、夜更けにパーシーを脅かそうとするディーゼルが潜んでいるシーンが存在する*3。 ・ディーゼルが貨車にぶつかって荷物が落ちるシーンは、本来の映像の長さから短くされている*4。 ・ディーゼルが陶土を落とすシーンは後にリメイクされる。 ・英語版とテレビアニメ絵本版では、ディーゼルがトップハム・ハット卿の名前を言い直すシーンと、ダックがトップハム・ハット卿に『とこやにいったダック』でディーゼルを送り返した筈ではなかったのかと尋ねるシーンが有る。 ・今回の出来事は、当時ソドー島に居なかったソルティーやクランキーにも伝わる。 ・この話以降、ダックとディーゼルは長編第12作まで顔合わせをせず、短編シリーズでの共演も第21シーズン『デイジーとハーヴィー』までお預けとなる。 |
台詞 | ・ナレーター「ダックとパーシーは、港で楽しく働いていた。荷物を一杯積んだ貨車を岸壁から運んでいるのだ。ある朝、彼等はすっかり草臥れていた。港が今迄に無く忙しかったからだ。」 ・トップハム・ハット卿「うーん、機関車をもう一台増やした方が良さそうだな。」 ・パーシー「ええ、そろそろ増やして貰わないと!」 ・ダック「体中痛くて、もう動けやしません!」 ・ナレーター「彼等は、新しい機関車を楽しみに待っていた。ところが、やって来た機関車を見て吃驚した。」 ・ディーゼル「おはよう!」 ・ナレーター「ゴロゴロした声は何と、あのディーゼルではないか。」 ・ダック「此処に、何しに来たんだい?」 ・ディーゼル「君達が忙しいからって、トップハム・ハット卿に頼まれたんだよ。又会えて嬉しいだろう?さて、この厄介な貨車共を動かさなくちゃあな!」 ・パーシー「何処へ動かすの?」 ・ディーゼル「『何処へ』って?此処からあそこだよ!そして又、あそこから此処へさ!へへへ!」 ・ナレーター「ディーゼルはゴロゴロした声でそう言うと、これ見よがしに貨車にぶつかっていった。」 ・貨車達「うわあああああ!!」 ・ディーゼル「へへへへへ…。」 ・ナレーター「ディーゼルが唸ると、パーシーとダックは震え上がった。二人はディーゼルの事を信用していなかった。そして、機関庫から出て仕事をするのを止めてしまった。トップハム・ハット卿がお茶の時間を楽しんでいる所に、電話が鳴った。」 ・トップハム・ハット卿「何、港で問題が起こっているのか?良し、直ぐに行く!」 ・ナレーター「ディーゼルは懸命に一人で働いている。でも、岸壁には荷物が溜まり、船や乗客にも遅れが出始めていた。皆、ぶつぶつ文句を言っている。」 ・乗客「一体、この鉄道はどうなってるんだ!?」 ・ナレーター「トップハム・ハット卿が機関庫に行ってみると、パーシーとダックが膨れっ面をしている。」 ・トップハム・ハット卿「一体どうしたんだ、二人とも?」 ・パーシー「僕達、働けません!」 ・ダック「悪いんですけど、ディーゼルと働くのはごめんです!」 ・ナレーター「ダックは、それから声を潜めて言った。」 ・ダック「だって、彼のやる事は滅茶苦茶です!前もそうだったけど…。」 ・トップハム・ハット卿「確かにそうだ。しかし、私は彼にもう一度チャンスを与えようと思ったんだ。それに君達の手伝いをさせられるのは、彼しか空いていなかったんだよ。」 ・ナレーター「パーシーとダックは渋々、仕事に戻った。でも、翌朝も酷かった。ディーゼルの機関士がちゃんとブレーキを掛けなかったので、ディーゼルが勝手に動き出してしまった。」 ・パーシー「わあああああ!!」 ・ナレーター「パーシーは吃驚して心臓が止まりそうだった。」 ・ディーゼル「起きろよパーシー、早く働けよ。」 ・ナレーター「パーシーに謝りもせず、ディーゼルは笑っていた。その後も、ディーゼルは荷物を辺りに散らかした。」 ・パーシー「驚いたねえ、トップハム・ハット卿は何て言うかなぁ?」 ・ダック「そりゃあ、怒るに決まってるよ!」 ・ディーゼル「トップハム・ハット卿に告げ口をするつもりかい?はっ、お前達と来たら、全くお喋りだからな!」*5 ・ナレーター「パーシーとダックは話し合って、何も言わない事にした。次の日、ディーゼルは何も言われないのを良い事に、ますます乱暴な態度に出た。彼が、陶土を積んだ貨車に思いっ切りぶつかると、車止めが壊れていて、貨車が海の中に落ちてしまった。その事は、直ぐにトップハム・ハット卿の耳に入った。貨車は海から無事引き揚げられたが、陶土は全部駄目になってしまった。」 ・トップハム・ハット卿「何もかも聞いたぞ。ディーゼル、お前が来る前の方がよっぽど仕事が捗った!お前はもう、此処に居なくて良い!…さて、パーシーとダック、君達だけで仕事を熟してくれるか?」 ・パーシー「はい!」 ・ダック「その方が、やり甲斐が有ります!」 ・ナレーター「二人は口笛を吹きながら、仕事に戻った。そして、ディーゼルはすごすごと港を去って行った。」 |
英国CV | ・ナレーター:マイケル・アンジェリス |
米国CV | ・ナレーター:ジョージ・カーリン |
日本CV | ・ナレーター:森本レオ ・ディーゼル:郷里大輔 ・ダック:塩屋浩三 ・パーシー:中島千里 ・貨車:高戸靖広 ・トップハム・ハット卿:宮内幸平 ・乗客:緑川光 |
シリーズ前回 | トーマスとパーシーとりゅう |
シリーズ次回 | ヘンリーのもり |
参照画像 | ・ディーゼルがかえってきた/未公開シーン? ・ディーゼルがかえってきた/リメイク? |