日本版タイトル | とこやにいったダック |
---|---|
英語版タイトル | A Close Shave/A Close Shave for Duck |
脚本 | ウィルバート・オードリー |
放送日 | 1986年11月5日(英国) 1989年5月14日(米国) 1991年7月9日(日本) 1993年5月3日(ジョージ・カーリン版米国) |
対応原作 | 第13巻『ダックとディーゼル機関車』 (第4話『とこやへいったダック/ダック、とこやさんへいく』 |
この話の主役 | ダック |
シーズン | 第2シーズン |
話数 | 第40話 第14話(シーズン内) |
機関車紹介 | トーマス、ジェームス、エドワード、パーシー、ゴードン、ヘンリー、ダック |
登場キャラクターA | エドワード、ヘンリー、ジェームス、ダック、顔付きのイギリス国鉄の20トンブレーキ車 |
登場キャラクターB | トーマス、貨車達、L&BRの有蓋貨車 (英米版のみ:ジェームス) (機関車紹介のみ:ゴードン、パーシー) (イギリス版・ウェールズ版のタイトル画面のみ:ボコ) |
登場キャラクターC | ゴードン、パーシー (英米版のみ:ヘンリー) (原作のみ:トビー) |
登場キャラクターD | ディーゼル(言及のみ) |
登場人物A | トップハム・ハット卿、ジェームスの機関士、ジェームスの機関助手、ダックの機関士、床屋の主人 |
登場人物B | トップハム・ハット卿の付き人、ダックの機関助手、床屋のお客、髭を生やした水色のスーツの男性 |
登場人物C | トーマスの機関士、ウェルズワーズ駅長、エドワードの機関士、エドワードの車掌、クロスビー駅の作業員、クロスビー待避線の作業員、キンドリー夫人、[[トップハム・ハット卿の執事]、ティッドマス機関庫の作業員] |
登場人物D | ダックの車掌(言及のみ) |
登場スポット | ・高架橋 ・ウェルズワーズ駅 ・サドリー分岐点 ・ゴードンの丘 ・サドリー城 ・クロスビー駅 ・給水塔 ・クロスビー待避線 ・M.C.バン ・C&B床屋 ・ティッドマス機関庫 ・ティッドマス機関庫の転車台 |
あらすじ | ・前回の事件で傷心状態だったダックは暫くエドワードと働くことになったが、帰る途中貨車達に押されて止まれなくなり、床屋に激突してしまう。 |
メモ | ・ダック、初の単独主役回。 ・ダック、初めてエドワードと会話する。 ・ダック、無事にティッドマス機関庫に帰ってくる。 ・機関車が建物に突っ込む最初のエピソード。 ・塩屋浩三さんと郷里大輔さんは3話連続で共演している。 ・高戸靖広さん、2役担当。 ・ジョージ・カーリン米国版ではダックが陸橋を渡ってエドワードの駅に着くシーンで汽笛を鳴らしている。 ・少々見づらいが、エドワードの貨車達が踏切を猛スピードで通過した時、ブレーキ車に顔が付いている*1。 ・里内信夫さんの顔付きのイギリス国鉄の20トンブレーキ車の声はこの話が最初で最後となる。 ・貨車達とブレーキ車がダックを追い掛け回すシーンから床屋に突っ込むシーンまで、ナレーターがハイテンションになっている*2。 ・ジェームス、クロスビー駅を出発したにも関わらずすぐに停車する。 ・ダックが床屋に激突するまではレールが一つしか無かったが、トーマスが復旧作業を行うシーンではレールが二つになっている。 ・ダック、床屋の主人と床屋のお客に迷惑をかける。 ・英国・米国版では、床屋の主人がダックの顔に石鹸を塗りたくるシーンでナレーターが「Poor Duck.」(仮に日本語に訳すと「かわいそうなダック」)と言っている。 ・トップハム・ハット卿は「ダックや機関士達は恐ろしい大事故を防いでくれた」と言っているが、彼が話をしているすぐ目の前で違う大事故は既に起こっている*3。 ・エドワードの貨物列車の後押しを後ろ向きのまま担当するダック。 ・トーマスとゴードンとエドワードとジェームスとバーティーとパーシーに続いて普段より速く走るダック。 ・トップハム・ハット卿のかなり滅茶苦茶な言い訳に納得する程お人好しな床屋の主人。 ・かなり乱暴にダックの顔にお湯を掛ける床屋の主人。 ・ダック、床屋の主人に顔にお湯をかけられて少しは泡が落ちたはずなのに床屋から出て来た時には落ちた筈の泡がまだ付いている。 ・トップハム・ハット卿は元々、ディーゼルの事を信用していなかったらしい。 ・復旧作業に来たのはトーマスのみのはずだが、すぐ後のシーンではパーシーも近くに居る*4。 ・前回の事件に関わっていないが、ダックを喜んで迎えるトーマスとパーシー*5。 ・前回に引き続き、機関車紹介の前の前奏が流れない。 ・後でトーマスも今回のダックと同じ様な事故を起こす。 ・郷里大輔さんの床屋の主人の声がディーゼルの声に近い。 ・未公開シーンでは、ダックが床屋に突っ込む寸前を捉えたシーンがある。 ・トラックマスターでは泡まみれのダックが製品化されている。 ・この出来事から数年後、ダックは別の場所で事故を起こす。 ・シリーズで初めてブレーキ車が喋る。 ・M.C.バンの奥に何故かファークァー駅長の家が建っている。 ・エドワードが操車場から発車するシーンで、L&BRの有蓋貨車に顔が付いていない。 ・この話のヘンリーとゴードンとパーシーは前々回に続いて終始走っていない。 ・ダックが事故を起こした事を知らなかった為か、彼に謝罪に来なかったエドワード。 ・この話は第3シーズン『ディーゼルがかえってきた』に続く。 ・この回で学べるのは「溺れる者は藁をも掴む」という事。 |
台詞 | ・ナレーター「大西部鉄道から来たダックは、悲しそうな顔でエドワードの駅に着いた。」 ・ダック「全く酷いよ!」 ・ナレーター「ダックが文句を言った。」 ・ダック「ディーゼルの嘘の所為で、トップハム・ハット卿や他の機関車達は、僕を嫌な奴だと思ってるんだ!」 ・ナレーター「エドワードは微笑んだ。」 ・エドワード「僕は君の事、そんな風には思わないよ。まあ、様子を見てなよ!ともかく、貨車を牽くのを手伝ってくれない?」 ・ナレーター「ダックは、エドワードといると幸せな気分になり、すぐに仕事に取りかかった。貨車達は悪戯好きで重くて煩かったが、エドワードとダックは押したり牽いたり、一日中一生懸命働いた。そうして、貨車を丘の上迄引っ張り上げた。」 ・ダック「じゃあね!」 ・ナレーター「ダックは汽笛を鳴らすと丘を下り、ゆっくりと下りの線路に入っていった。ダックは、風に乗って丘を下って行くのが大好きだった。突然、車掌の警笛が聞こえた…!」 ・顔付きのイギリス国鉄の20トンブレーキ車「やった、やった!連結を外せたんだぞ!」(初台詞) ・ナレーター「何と、エドワードから外れた貨車達が丘を下って来るではないか!」 ・顔付きのイギリス国鉄の20トンブレーキ車「追っかけて、ダックを突き飛ばせぇ!」(最後の台詞) ・ナレーター「貨車が叫ぶ!」 ・ダックの機関士「ダック、早く!」(初台詞) ・ナレーター「機関士はダックを急き立てたが、貨車達がすぐ後ろから追い掛けて来る!」 ・ダックの機関士「早くしないと、貨車が追いつくぞ!!」 ・ナレーター「だが、とうとう貨車に追いつかれた!機関士がブレーキ?をかけようとした時・・・!」 ・ダックの機関士「わー!あれを見ろぉ!!!!」 ・ナレーター「何と前方の駅でジェームスが出発しようとしてる所だ!このままでは、衝突してしまう!!」 ・ダックの機関士「ダック、何とか頼む!」 ・ナレーター「機関士が叫ぶ!ダックは、力を振り絞って貨車を止めようとした!」 ・ダック「ダメだぁ!!もう遅い!!!!」 ・ナレーター「ギリギリの所で、ダックは待避線に入った!待避線の先には床屋があり、丁度お客の髭を剃っている所だった・・・!」 (キキィーー…!ガシャーン!!)ダック、待避線に床屋に激突する。 ・ナレーター「車掌は警笛を鳴らした途端、貨車から弾き飛ばされ、遥か向こうに放り出されてしまっていた。でも、貨車達は全然反省もせず、只、面白がっているだけだった。」 ・ダック「ごめんなさい、こんな事になっちゃって・・・」 ・ナレーター「ダックが床屋に謝った。」 ・床屋の主人「いや、許せん!!」(初台詞) ・ナレーター「床屋が言った。」 ・床屋の主人「お客様がどんなに驚いたか、思い知らせてやる!!」 ・ナレーター「床屋は、ダックの顔に石鹸の泡を塗りたくった。トーマスが壊れた貨車の片付けをしていた時、トップハム・ハット卿がやって来た。」 ・床屋の主人「うちの店に機関車を飛び込ませるなんて、全く迷惑です!!」 ・トップハム・ハット卿「お気持ちは分かりますが、このダックや機関士達が恐ろしい大事故を防いでくれた事も分かって頂けませんでしょうか!全く、危機一髪だったんですよ!」 ・床屋の主人「そうだったんですか・・・それは失礼しました!」 ・ナレーター「床屋は盥にお湯を淹れて、ダックの顔に掛けた。」 ・床屋の主人「悪かったね・・・。君がそんなに勇敢な機関車とは知らなかったんだ。」(最後の台詞) ・ダック「とんでも無い・・・、僕も夢中だったんです。」*6 ・トップハム・ハット卿「お前は本当に勇敢だった。わしはお前を誇りに思うぞ!」 ・ナレーター「トップハム・ハット卿は、復旧作業を見ながらダックに伝えた。」 ・トップハム・ハット卿「修理が済んだら、家に帰って来て良いぞ。ダック!」 ・ダック「家って、操車場の事ですか!?」 ・トップハム・ハット卿「勿論だとも。」 ・ダック「でも、機関車達は僕が嫌いで、ディーゼルが好きなんです。」 ・トップハム・ハット卿「今は違う。わしは元々ディーゼルを信用してなかった。だから送り返してやった。みんなお前にすまないと思って、早く戻って来るのを待っておるぞ!」 ・ジェームス「よく戻ってきたな!」 ・ヘンリー/ジェームスの機関士「待ってたよ!」 ・ジェームスの機関助手「良かったな!」 ・ナレーター「何日かして、ダックが操車場に戻ると、機関車達は皆、彼を大歓迎してくれた。」 |
原作との相違点 | ・ダックを追い回す貨車とブレーキ車を牽引した機関車は、人形劇ではエドワードで確定だが、原作では誰なのか不明である*7。 ・人形劇では連結器を外した貨車達は6両であるが、原作では20両の長編成でダックを追いかけている。 ・貨車達に捕まった後、ダックの機関助手がブレーキ車に乗り移ってブレーキをかけ、機関士も床屋に激突する寸前に逆転機をかけて、速度を落とそうと試みる場面がある。 ・原作では、機関庫にトビーも居る。 ・ディーゼルが送り返された理由は人形劇では詳しく明かされないが、原作ではあの事件の後に、ヘンリーの事でまたウソをついた為と言う事になっている。 |
英国版CV | ・ナレーター/他:リンゴ・スター |
米国版CV | ・ナレーター/他:リンゴ・スター/ジョージ・カーリン |
日本版CV | ・ナレーター:森本レオ ・エドワード/ジェームスの機関士:高戸靖広 ・ヘンリー:堀川亮 ・ジェームス:森功至 ・ダック:塩屋浩三 ・トップハム・ハット卿:宮内幸平 ・ジェームスの機関助手/ダックの機関士:遠藤武 ・床屋の主人:郷里大輔 ・顔付きのイギリス国鉄の20トンブレーキ車:里内信夫 |
シリーズ前回 | ディーゼルのわるだくみ |
シリーズ次回 | おくれるのもわるくない ふたごのきかんしゃ(VHS版) |
原作前回 | ディーゼルのわるだくみ |
原作次回 | あっ、貨車が!/ピーター・サムとラスティー |
参照画像 | 参照はとこやにいったダック/画像? |