フライング・キッパー

Last-modified: 2020-03-18 (水) 16:13:26

「まぁ待てよ。こりゃあうまいココアだぜぇ!!」
フライング・キッパー

日本版タイトルフライング・キッパー
英米版タイトルThe Flying Kipper
脚本ウィルバート・オードリー
放送日・1984年12月11日(英国)
・1987年4月30日(オーストラリア)
・1989年4月2日(米国)
・1990年8月7日(日本)
・1993年6月3日(ジョージ・カーリン版米国)
・1998年3月16日(ドイツ)
・2008年1月10日(ハンガリー)
話数第19話
この話の主役ヘンリー
シーズン第1シーズン
機関車紹介ヘンリー
登場キャラクターAヘンリーSE&CRのディアグラム960PMV(ボギー車)?
登場キャラクターBゴードン
登場キャラクターCエドワードジェームスメルクリン機関車
登場キャラクターD他鉄道の機関車
登場人物Aトップハム・ハット卿他鉄道の機関車の機関士?他鉄道の機関車の機関助手他鉄道の機関車の車掌?ヘンリーの機関士ヘンリーの機関助手ヘンリーの車掌
登場人物B学校の子供達ヘンリーに石を投げた子供達キルデイン操車場の作業員マロン駅長
登場人物Cトップハム・ハット卿の付き人ティッドマス港の作業員リンゴ・スター
登場人物D無し
登場スポットティッドマス機関庫
ティッドマス港
ウェルズワーズ駅
木の側の線路?
キルデイン操車場
マロン駅
エルスブリッジ駅
キルデイン待避線
修理工場(言及のみ)
学校?(言及のみ)
テーマ・フライング・キッパー
・悲しいヘンリー
・ヘンリー
対応原作・第6巻『みどりの機関車ヘンリー
(第2話『フライング・キッパーごう/ヘンリーとフライング・キッパーごう』)
あらすじ・冬の早朝、ヘンリーは特別列車のフライング・キッパーを牽引して走る事になった。途中迄は順調に走っていたが、通過するポイントが凍っており、ヘンリーは知らずに待避線に入ってしまう。
メモ第1シーズン2回目の冬の話。
・本国版のナレーターリンゴ・スター氏を模した作業員の人形が映っているシーンがある。
・実在の人物が登場する最初のエピソード*1
ヘンリー、単独出演の話である。同時にヘンリー以外の機関車は機関車紹介で紹介されない。
クレーン車、脱線事故現場へ2回目の出動。
トーマス第4話以来登場しない。
・シリーズ初の衝突事故が起きる。
・貨物列車「フライング・キッパー」初登場。
あの時のジェームスに続いて横倒しになるヘンリー*2
ナレーターが「待避線に入るポイントが凍り付いていて、手前の信号が点かなかった」と言っているが、信号が点いていない時は「徐行」を意味する。
・物語の最後の映像でゴードンが貨物列車を牽引している*3
ヘンリー、初めて脱線する*4
・また、車掌車?に追突する際、夜明けで見えにくいかもしれないが、右端に目玉のついた貨車、左端にヘンリーの炭水車にスタッフの手がそれぞれ映っている*5
・この話でヘンリーが車体が更新される。
・事故が起きた夜から、救援隊が来た朝まで放置されていたヘンリー
・「罐の大きな機関車」に作り直されても、「特別な石炭」との縁が切れず、「特別な石炭」が使用されるエピソードが出て来る*6
・可也遠目で見づらいが、エドワードが救助作業に来ており、の後ろにフライング・キッパーが繋がれている*7
他鉄道の機関車の機関士?機関助手車掌?は、この話のみ登場*8
悪戯少年3人組次回が正式初登場となる。
・台詞無しのゴードン、『ジェームスのうれしいひ』に続いて貨車を牽引している。
・未公開シーンでは、ヘンリーウェルズワーズ駅に入線するシーンや、ナップフォードのバスの車庫の近くを通るシーンが存在する。
・また、冒頭のヘンリーティッドマス機関庫に入庫するシーンをスタジオごと撮影したメイキング画像が存在する。
・改造前のヘンリー高架橋を通過するシーンは、第7シーズンクリスマス・プディング』で編集される。
フライング・キッパーが発車する場面で米国版で手信号を灯す車掌を『Guard』と呼称している*9
・リマスター版ではヘンリーフライング・キッパーを牽いて貨物列車に衝突脱線するまでの場面が下方向にズームインされている。
・退避している窓付きブレーキ車?は、壊れやすい様に作られている*10
・公式サイトでは写真は第5シーズンみどりのくじら』になっている。
遠藤武さんと里内信夫さん、1人各2役。
・この話のエドワードは『ジェームスのだっせん』に続いて終始走っていない。
作業員に扮したリンゴ・スター3連続で出演。
・この回で学べるのはも歩けば棒に当たる」*11「旅の恥は掻き捨て」と言う事。
その他他鉄道の機関車の機関助手が言っていた「こりゃあ美味いココアだぜぇ!」という台詞は、YouTubeやニコニコ動画等で大人気になった。
原作との相違点・原作ではヘンリーの機関助手が雪に突っ込んで足をバタバタさせる場面と、ココアをこぼした他鉄道の機関車の機関助手ヘンリーに文句を言う場面がある。
ヘンリーの脱線事故の後始末をしに来た機関車は、人形劇ではエドワードジェームスで確定だが、原作絵本では誰なのか不明である。
他鉄道の機関車の機関士?達が休憩していた車両の名前は原作と英国版の人形劇ではブレーキ車(Break van)であるのに対し、日本語版と米国版では車掌車(Caboose)と訳されている。
台詞ナレーター「ある冬の夜、ヘンリーの機関士が言った。」
ヘンリーの機関士「明日は早いぞヘンリー、特別列車『フライング・キッパー』を引っ張る事になった。キッパーを上手く引っ張ったら、トップハム・ハット卿は俺達に急行を任せてくれるかも知れないぞ!」
ヘンリー「やったぁ!楽しみだなぁ・・・!」
ナレーター「港には色んな船が出入りする。客船も有れば、貨物船や漁船も有った。漁船?は積んだ魚を波止場に下ろす。魚の一部は街の店に持って行かれ、残りは港の駅から特別列車で遠い所に運ばれる。その特別列車を、鉄道員は『フライング・キッパー』と呼んでいる。朝の5時、ヘンリーが駅に着いた。が降り、?が降りている。男達が威勢良く魚の箱を積み込む。ドアが閉まり、車掌のランプを灯した。フライング・キッパーの出発だ。」
ヘンリー「さあ行くぞ!真面目にやれよ!」
ナレーターヘンリーは貨車に言った。貨車はぎしぎしと動き出した。」
SE&CRのディアグラム960PMV(ボギー車)?「オーライ!オーラーイ!!」
ヘンリー「いいぞ!その調子、その調子!」
ナレーター「朝の冷たい空気に白い煙が流れ、罐の火が明るく輝く。」
ヘンリー「いっそげ!いっそげ!いっそげー!」
ナレーター「列車は順調だった。火もどんどん燃えてる。に光っている信号を通り過ぎた。間もなく、遠くに黄色の信号が見えたので機関士は止まろうとした。ところが手前の信号は何も点いていない。」
ヘンリーの機関士「うん、安全だ。ヘンリー行くぞ!」
ナレーター「しかし、実は待避線に入るポイントが雪の所為で凍っていて、手前の信号が点かなかったのだ。ヘンリーはそれを知らずに待避線の方に進んだ。待避線では貨物列車がキッパーが通過するのを待っていた。貨物列車の機関士?達は車掌車?で休んでいた。」
他鉄道の機関車の車掌?「そろそろキッパーが来る頃だぞ。」(最初で最後の台詞)
他鉄道の機関車の機関助手「まあ待てよ。こりゃあ美味いココアだぜぇ!!」(初台詞)
他鉄道の機関車の機関士?「でも、もう機関車に戻らなくちゃ・・・。」(最初で最後の台詞)
他鉄道の機関車の機関助手「へぇ・・・、やれやれ・・・。」(最後の台詞)
ナレーター「ところが、彼らが外に出た途端、ヘンリーが猛スピードで待避線に入って来たのだ!…貨物列車は吹き飛び、ヘンリーは横倒しになった。ヘンリーの機関士達は衝突寸前に外に飛び出したが、ヘンリーは動けずに、ぼーっとなっている。ハット卿がやって来た。」
ヘンリー「すみません・・・。信号が点いて無かったんです・・・。」
トップハム・ハット卿「気にするなヘンリー。雪と氷の所為だ。お前修理工場に出そう。そして、大きな罐を持った新しい型の機関車に作り直してやる。きっと別人になった気がするぞ。もう特別な石炭も要らない。良いと思わんか?」
ヘンリー「ええ・・・、まぁ・・・。」
ナレーターヘンリーは疑わしげに答えた。・・・ヘンリー工場が気に入った。そして、とても元気になって戻って来た。大勢の人が新しくなったヘンリーを一目見ようと、待ち構えていた。格好良くなった彼の姿を見て皆、万歳三唱をした。」
ヘンリー「有り難う!」
ナレーター「・・・でも、謝らなくっちゃいけない。何故って、子供達ヘンリーを見ようとして学校?に遅刻するからだ。ヘンリーは、しょっちゅう急行を引っ張る様になった。とても調子良く走るので、ゴードンが焼き餅を焼いている。その話はまたこの次にしよう。」
英国版CVナレーター/他:リンゴ・スター
米国版CVナレーター/他:リンゴ・スター/ジョージ・カーリン
日本版CVナレーター森本レオ
ヘンリー堀川亮
トップハム・ハット卿宮内幸平
ヘンリーの機関士/他鉄道の機関車の機関士?遠藤武
SE&CRのディアグラム960PMV(ボギー車)?/他鉄道の機関車の機関助手里内信夫
他鉄道の機関車の車掌?森功至
シリーズ前回ヘンリーのせきたん
シリーズ次回きてきとクシャミ
原作前回ヘンリーと石炭
原作次回ゴードンのきてき
参照画像参照はフライング・キッパー/画像?
動画フライング・キッパー

*1 後に、女王陛下・ウィルバート・オードリー牧師とテディ・ボストン牧師が、登場するようになる。
*2 この出来事から数年後ヘンリーは再び横倒しになる。
*3 この時、『ヘンリーにヤキモチを焼いていた』とナレーションが語っている。
*4 待避線に入線して車掌車?に追突する迄は驚き顔、横倒しになるシーンでは次回ヘンリーがくしゃみをしそうな時の顔がそれぞれ使われている。
*5 手で押し込んだ為と思われる。
*6 但し、ウェールズの石炭と同一かは不明。
*7 然し、牽引したかどうかは不明。
*8 尚、機関士?車掌?の台詞は一言のみで、機関助手は台詞が最も多い。他鉄道の機関車の機関士?に関してはトーマスの機関士の使い回しなので、今後も登場している。
*9 本来、アメリカの鉄道の車掌は『Conductor』と呼称している。
*10 その為、窓付きブレーキ車?の屋根が若干浮いている。
*11 今シーズントーマスとさかなつり』と『パーシーにげだす』も同様。