「哀れだな。もうお終いだぜ。早めに博物館に行った方が良さそうだな。」
日本版タイトル | がんばりやのエドワード |
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英語版タイトル | Edward's Exploit |
脚本 | ウィルバート・オードリー |
放送日 | ・1986年12月10日(英国) ・1988年5月18日(オーストラリア) ・1991年9月10日(日本) ・1991年11月20日(米国) ・1998年4月29日(ドイツ) ・2008年1月25日(ハンガリー) |
話数 | 49 |
対応原作 | ・第21巻『大きな機関車たち』 (第4話『エドワードのはなれわざ』) |
この話の主役 | エドワード |
登場キャラクターA | エドワード、ヘンリー、ゴードン、ジェームス、ダック、ボコ (原作のみ:ドナルドとダグラス) |
登場キャラクターB | ビルとベン、バーティー、特別仕立てのブレーキ車?(人格無し) |
登場キャラクターC | ショートホイールベースの無蓋貨車、リントン・アンド・バーンステイプル鉄道のショート貨車 |
登場キャラクターD*1 | エミリー、ウィフ |
登場人物A | エドワードの機関士 |
登場人物B | ジェム・コール、ジェレマイア・ジョブリング、エドワードの機関助手、エドワードの車掌、ナップフォード駅長 |
登場人物C | トップハム・ハット卿、ファークァー駅長、ファークァー駅長の奥様、愛好家 |
登場人物D | |
登場スポット | ・ハッケンベックトンネル ・ナップフォード駅 ・ソドー陶土会社 ・ナップフォード・ハーバー機関庫 ・ナップフォード港 ・ナップフォード・ハーバー駅 ・サドリー駅 ・ティッドマス機関庫の転車台 ・ティッドマス機関庫 ・ソドー博物館(言及のみ) |
あらすじ | ・ある日、エドワードはソドー陶土会社への観光客を大勢乗せた客車を牽引する仕事に就く。しかし帰宅途中に故障して動けなくなり…。 |
メモ | ・バーティーは『おいかけるバーティー』と第1シーズン『トーマスとバーティーのきょうそう』の使い回し映像のみ登場*2。 ・エドワードを虐めるヘンリーとゴードンとジェームス。 ・トーマスとゴードンとパーシーとビルとベンに続いてエドワードをボロクソに言うヘンリー。 ・あの時のヘンリーとトビーに続いて、エドワードを罵倒するジェームス。 ・ビルとベンは今回は台詞無し。 ・里内信夫さん、3話連続の共演となる。 ・乗客に無視されるトップハム・ハット卿。 ・未公開シーンでは、エドワードが機関士と機関助手と車掌に点検されている間*3に笑顔になっているシーンや、ティッドマス機関庫のラストシーンを別視点から捉えたシーンが存在する。*4 ・ボコ、この話以降第3シーズン『あかはなのジェームス』まで一度も喋らない。 ・又、エドワードがナップフォード駅を発車するシーンがあるが、手前から2番目の車輪が脱輪している。 ・この話から数十年後、エドワードの砂巻き装置が使える様になり、車輪が滑ったトーマスを停車させるのに役立つ様になる。 ・エドワードの機関士が言っている『昔の機関車』と言うのはエミリーやウィフのモデルとなった機関車の事を指している*5。 ・ナップフォード駅に居るエドワードとヘンリーのライトをよく見ると、ライトの配線が剥き出しになっている。 ・今回はエドワードのクランクピンの破損は人間で言う片足骨折と同じである。 ・エドワードの故障を詳細に説明すると、動輪を連結するサイドロッドのピンが折れてしまい、ロッドを外した為に2個ある動輪のうち、シリンダーと直結している前側の動輪しか動かせない状態となった。 ・エドワードは両側のサイドロッドを外して走行している事になっているが、人形劇ではよく見ると進行方向右側のサイドロットが付いたままになっている*6。 ・エドワードの再発車の方法は慣性の法則を利用した重量列車の引き出し方であり、現在でも貨物列車の起動時等に使用されている方法である*7。 |
台詞 | ・ナレーター「バスのバーティーがソドー島めぐりの観光客を乗せて走っている。ツアーの最後に観光客がエドワードに乗ってビルとベンの所に連れて行ってもらうことになっている。だが観光客が重くてエドワードはなかなか走り出せない。」 ・ヘンリー「走り出せないみたいだ」 ・ナレーター「ヘンリーが言った。」 ・ジェームス「全く痛ましいね」 ・ナレーター「ジェームスも言う。」 ・ゴードン「哀れだな。もうお終いだぜ。早めに博物館に行った方が良さそうだな。」 ・ナレーター「ゴードンも言った。」 ・ダック「黙れよ!!」 ・ナレーター「ダックが怒った。」 ・ダック「皆、焼餅焼いてるんだろう!エドワードは君達よりずっと立派だよ!!」 ・ボコ「ダックの言う通りさ!」 ・ナレーター「ボコも言う。」 ・ボコ「エドワードは古くたってちゃんとやれるさ!」 ・エドワード「やった!動いた動いた!!」 ・ナレーター「エドワードがやっと動き出し、駅を出て行った。観光客がやって来てビルとベンは大喜び。彼等は写真を撮って貰うのが好きだった。その後、2人は観光客を特別仕立てのブレーキ車?に乗せて、陶土掘る所に案内した。素晴らしい一時を過ごし、観光客達も大感激だった。その後、エドワードが観光客達を家に届ける。途中で急に天気が崩れて来た。雨と風がエドワードに吹き付ける。砂撒き装置が故障をしたので車掌は仕方が無く、エドワードの前に乗って手で線路に砂を撒いた。突然エドワードの車輪が鋭い音を立ててスリップした。何かが壊れたようだ。機関士達が壊れたところを調べた。治すに時間が掛かった。」 ・エドワードの機関士「クランクピンが折れたんだよエドワード」 ・ナレーター「機関士が言った。」 ・エドワードの機関士「だからピストン棒を外したよ。昔の機関車みたいな片側ピストンになっちまったが、それで何とかお客を運べるかい?」 ・エドワード「やってみます…!」 ・ナレーター「エドワードは答えた。エドワードは力を振り絞って引っ張ったが車輪は空回りするばかりで、重い客車はビクともしない。乗客も不安になった。機関士と助手と車掌は客車の連結部分を調節してもらった。」 ・エドワードの機関士「連結を緩めたよエドワード。だから、君は客車を一台ずつ引っ張れる。貨車を牽く時みたいにね。」 ・エドワード「その方が楽でしょうね・・・!よーっし・・・!!」 ・ナレーター「エドワードは煙を吐きながら注意深く前に進んだ。1台目の客車の動きが2台目の客車、3台目の客車と少しずつ伝わった。」 ・エドワード「やったやった!遂に動いたぞー!」 ・エドワードの機関士「流石だ!よくやったぞ!」 ・ナレーター「機関士が叫んだ!」 ・エドワードの機関士「ちゃんと動かせたじゃないか!!」 ・ナレーター「エドワードはゆっくり、そしてしっかりとスピードを上げて行った。その音を聞いて機関士は幸せな気分になった。ついにエドワードは駅にたどり着いた。疲れ切っていたが最後迄頑張った。駅では、ヘンリーが特別列車を牽いて待っていた。」 ・エドワード「お待たせしました…。」 ・ナレーター「トップハム・ハット卿は、怒って時計に指を指したが、感激した乗客達がトップハム・ハット卿をそっちのけにエドワードや機関士の手を取り、口々に『有り難う』と言った。ダックとボコはエドワードが静かに休める様に見守った。一方、ゴードン達は黙ってはいたが、エドワードは本当に偉いと思った。」 |
原作との相違点 | ・原作では、エドワードが前回の件でビルとベンを厳しく説教する場面と、エドワードが修理に行く間にボコがエドワードの支線を任される場面が有る。 ・エドワードの砂撒き装置が故障した際、原作絵本では車掌はレインコートを着用して、道路で砂を撒いていたが、人形劇では車掌はレインコートを着用せずに手で直接、砂を撒いていた(車掌の足元に砂が入ったバケツが置いてある)。 ・エドワードが壊れる場面で、人形劇はクランクピンが折れただけだったが、原作絵本ではランボードと運転室がボロボロになる位損傷が激しい。 ・原作ではエドワードは勾配の途中で停車してしまった為、一旦麓まで後退してから再発車に挑んでいるが、人形劇では停車した場所から再発車に挑んでいる。 ・原作にはドナルドとダグラスの出番と台詞が有り、ドナルドとダグラスが当初ボコに苦手意識を持っていたが、一緒に仕事をして行く内に意気投合した主旨が語られる。 |
英国CV | ・ナレーター/他:リンゴ・スター |
米国CV | ・ナレーター/他:ジョージ・カーリン |
日本CV | ・ナレーター:森本レオ ・エドワード:高戸靖広 ・ヘンリー:堀川亮 ・ゴードン:内海賢二 ・ジェームス:森功至 ・ダック:塩屋浩三 ・ボコ:里内信夫 ・エドワードの機関士:遠藤武 |
シリーズ前回 | しせんをはしったゴードン |
シリーズ次回 | ゆうれいきかんしゃ |
原作前回 | ゴードンのいのちびろい |
原作次回 | 線路のじゃり |
参照画像 | ・参照はがんばりやのエドワード/画像? |