ハートレス/【マッドマザー】

Last-modified: 2023-07-06 (木) 23:09:34

KHIII

キングダム・オブ・コロナのボスハートレスであり、ラプンツェルの養母ゴーテルの成れの果て。
フリンによってラプンツェルの髪が切られたことでその魔法が失われた結果、その力を使って若さと美貌を保ち続けていたゴーテルは見る見るうちに本来の老婆の姿へ変わり果てた末に塔から落下した。
そして天命が尽き、最後に羽織ったローブを残して肉体が消滅した際、マールーシャによってローブを媒体に巨大なハートレスと化した姿である。

  • 「死後ハートレス化する」というケースはスカーが前例に当てはまるが、あちらは元の姿のままハートレスとして蘇ったのに対し、ゴーテルは完全に原型を留めておらず、まさにハートレスそのものな異形へと変貌している。肉体の有無が関係しているのだろうか。

 
「Mad Mother」は直訳すれば「狂気の母」となるだろうか。「怒り狂った親」とも訳せる。
ラプンツェルに対して(利用する為にというのもあったが)盛大な毒親っぷりを見せていた彼女の成れの果てらしい名称である。
海外版での名称は「Grim Guardianess」。意味は「残忍な母」となり、「厳格な親」とも訳せる。


見た目を一言で雑に説明すると「巨木のオバケ」といったところ。

  • 枝葉の形がそれとなくゴーテルの髪型に似ているなど、一応面影がない訳ではない……かもしれない。
  • 木がモチーフということでマッドトレントを少し思い出す(あちらはハートレスではなくアンヴァースだが)。

このワールドの終盤は、ソラ達はいわば原作再現の裏側で活動していることになっており、ソラ達はラプンツェル達を追って塔に辿り着く直前に対峙することとなる。


戦闘面では、特にソラ達を木の枝で出来た檻に閉じ込める攻撃と、花粉を仕込んだ頭突き、花のオブジェの罠が厄介。
檻は、眩い閃光を放ってから塔に陣取った後に地中から枝を伸ばしてソラの周りに生成し、頭上から果実型の爆弾をいくつも投下してくる。
この檻は、一カ所がジャンプで飛び越えられる高さになっており、3回抜け出すと数秒間は檻が出てこなくなる。

花粉に至っては花粉症を引き起こすので、しばしば行動不能になることも。
花のオブジェは、近づくと茨が伸びてオブジェに引き寄せられ、全員が捕まると地中を通してマッドマザーの元に集められ、パイルドライバーのごとく地面に叩きつけられて大ダメージを負わされる。なお、このオブジェにはHPが備わっており、攻撃を加えれば破壊できる。


上記の木の檻に閉じ込める攻撃中は、塔にしがみついて離れようとしないという、ゴーテルの執着心を思わせるような行動を取る。
このとき攻撃を受け続けると手を離して塔から落ちていくのだが、これもゴーテルの末路を見るようである。
ハートレスなので当然ゴーテル本人ではないわけだが、ゴーテルの残留思念のようなこれらの行動に少し虚しいものを感じるのは気のせいではないだろう。