ディズニーのシンボルキャラクターであり、ディズニーの短編映画のメインキャラクター。「ミッキーマウスの短編映画シリーズ」の主人公。
ネズミをモチーフで、本名は「ミッキーマウス」。
初出演作品は「蒸気船ウィリー」。
ディズニーといえばミッキーというのは当然のこと、世界で最も有名なキャラクターと言える。ディズニーキャラクターとして不動の人気を誇り、ミッキーには親しみやすい人も多いだろう。
他のディズニーキャラクター同様、明確な年齢は不明。しかし、雑誌等で紹介される時は「男の子」と称される事もある。
- 設定上は10代。
ミニーマウスがガールフレンドなのはとても有名。
- 「ガールフレンド」であり「夫婦」の関係ではないので、モーティマー・マウスなどのように彼女を狙う男と恋のバトルを繰り広げる事も。
- 唯一の例外として、原作アニメ「ミッキーのクリスマスキャロル」では夫婦役で登場している。
- 余談だが、モーティマーという名前は本来は初期案の頃のミッキーに付けられる予定だった名前で、ウォルト・ディズニーが妻から反対意見を受けた事により名前が変更された経緯がある。また、原作ではモーティマー・マウスという名前のキャラクターは二人存在し、「ミニーのおじ」と「ミニーの幼馴染み」がそれに該当する。ディズニーファンの間では後者の方が有名。
- なお、KHシリーズではミニーは「王妃」なのでがっつり夫婦である。
実はミニー共々孤児である。
現在判明している家族構成は、甥が二人と姉妹が二人、そしてペットのプルートである。
CVは青柳隆志(~KHIII)→星野貴紀(KHIII~)。
- KHIIIのみ、青柳氏の声と2018年9月からミッキー役を務めている星野氏の声が混在している。
FM版及び北米版における声優は故・ウェイン・オルウィン(~Days)→ブレット・イワン(BbS~)。
KHシリーズでは、ディズニーキャッスルを治める王であり、同時にキーブレードマスターという設定になっている。
キーブレードマスターだけあって、キーブレード使いとしての実力は相当高い。
- ただし、ミッキーが直接指導したと確定できるキーブレード使いは未だおらず、3Dのキーブレードマスター承認試験もイェン・シッドが主催していたため、あまりキーブレードマスターとしての実権がないのかもしれない。
- KHI冒頭のチュートリアルはかろうじて指導と言えなくもない…が、少なくとも他のキャラクターが知るよしもない。いずれにせよソラには継承元がいない(少なくとも現時点で判明していない)ためか、王様がソラのマスターとして扱われることはない。
- 実権が無いというよりは、イェン・シッドが色々と取り仕切るために行使する機会がないだけで、何かの事情で彼が動けない場合は王様に一任される形になると思われる。
- ちなみにBbS終了時点からKHIまでのおよそ10年間、光の世界にいた実質的なキーブレードの使い手は王様のみだったりする。
ソラに負けない正義感の持ち主で、世界に異変が起きると一足早く行動を起こした。
KHIは王様の導きから始まり、何度もソラ達の旅を陰日向から助けてきた主導役と言える。闇の回廊にも生身で飛び込んでいくほどの勇気を持ち、ソラやリクが窮地に陥った時は、幾度となく助けに入り、心を救ってきた。
しかし、修行時代は世界の異変に際し、師に何も言わず飛び出してしまうようなせっかちな面もあった。
- KHIでも何も言わず置手紙だけを残して飛び出していき、KHIIではグーフィーが倒れた時に彼が死んだと思い込んで(彼が生きていることはミッキー以外のものも気づかなかったが)かのセリフを言って敵の元に走っていくなど、せっかちというかなんというかそういうところは治っていない気がする。
- 自分を庇ったが故に仲間が被害を受けてしまったのだから、普段温厚な彼が珍しく激怒した気持ちに共感したプレイヤーも多いだろう。
- 逆に言えば自分から最前線で戦う王ということだろう。
- KH0.2ではアクアが、帰る手段もないまま闇の世界に飛び込んできた彼を、過去に星のカケラで無計画に飛び回っていた姿と重ね「相変わらずですね」と笑っていた。
- MoMでもリクを案じて飛び出そうとした。さすがに師と部下達の目の前だったので即座に引き止められたが。
- ちなみにKHIIIでは、相手と零距離でアルテマをぶっ放そうとするシーンがある。
マスター・ゼアノートとの闘いでは、彼が「光」側の代表者のような立場に立っている。
- ただし実際には、事実上イェン・シッドが「光の守護者たち」に対して指示を出しており、王様はどちらかというと現場指揮官に近い立ち位置である。
- このあたりからキングダムハーツシリーズにおける王様の年齢を(3Dの時間軸において)30代と予想している人もいる。
ほぼ全ての作品に登場。皆勤賞であったがDRにはカードアイテムとしてしか登場せず、キャラクターとしての皆勤賞を初めて逃した。
- 同様に皆勤賞だったソラ(Daysではロクサスの幻視及び隠れキャラ、codedではエンディングのみ)とリク(codedはソラと同じ)もDRには登場せず、全作品登場の皆勤賞キャラクターはこれで0となった。
- パッケージはKHIの時に見せると完全にネタバレなので載っていないが、それ以外は全て載っている。
ちなみにアルティマニアでは「衣装が多いのが隠れた自慢」と言われている。ソラはフォームチェンジなどがあるので論外だが、彼以外なら衣装は最多クラス。
- KHIラストで登場した時は上半身に服を着ていないが、KH0.2時にデビルズウェーブの攻撃で上の服が消滅したため。COMで登場した際には服が復活している
- 他にはKHIIの服とそのモノクロ版のBbSの服、KHIIIの服、黒コート姿や3Dの銃士の姿と魔法使いの弟子としての姿、そしてタイムレス・リバーの過去の姿がある。
- しかし「王」としての正装姿は未だに登場していない。
主に闇の世界のキーブレード「キングダムチェーン ダークサイド」を使用していたが、修行時代のBbSや、旅が一旦終わった後のcodedでは光の世界のキーブレード「スターシーカー」で戦う。
キングダムチェーンDを呼び出すときには金色の閃光が迸り、金色の光のカケラが重なり合った帯が螺旋状に回る。スターシーカーを呼び出すときには、右手に青白い閃光が走る。
KHIIIにおける闇の世界の戦いでキングダムチェーンDが傷んでしまったため、以降は「キングダムチェーンW」というキーブレードを使用するようになる。
- このWはキングダムチェーンDと同じで何かの略語だと思われるが、正式名称は現時点では不明。
小柄な体も活きた軽快にして華麗な動きが特徴。
ストップガン、ホーリー、アルテマなど上位クラスの魔法も駆使する。というか魔法の元ネタであるFFでいうところの最上級魔法ばっかりのラインナップである。
ちなみに「アルテマ」を唱えたのはKHシリーズ内では王様ただ一人。FFでも最強魔法の一角であるこれを行使できるあたり、実力はあの宮廷魔導士と騎士隊長を家来としているだけはある。
KHシリーズでは基本的に「王様」もしくは「王」と呼ばれるが、一部の人からは「ミッキー」と本名で呼ばれている。
ミッキーと呼ぶのはリク、ヴェントゥス、アクア、過去にはタイムレス・リバーのピート、BbSのイェン・シッドも名前で呼んでいた。
- ドナルドやグーフィーはBbSの頃から「王様」と呼んでいる。
- リクがミッキーと呼ぶのは忘却の城での戦いを経て関係性が深まった為(王様がそう呼ぶように促した)。ヴェントゥスやアクアは王様の方から「ミッキー」だと自己紹介をした為そのように呼ぶ。
- むしろ本来王様は仲間には「ミッキー」と呼ばれたい…のかもしれない。
- 王様がディズニーキャッスルの王になる前はピートの船で働いていたため、彼がピートのことを呼ぶときは「ピート船長」と呼ぶ。
3Dではさりげなくミニーも名前で呼んでいる。
ソラはドナルドたちと同様に「王様」と呼んでいるが、データ・ソラは「ミッキー」と呼ぶ。理由はヴェントゥスやアクア同様、王様の方から自己紹介した為。
- キーブレードマスターではあるものの、今現在弟子がいないため「マスター・ミッキー」と呼ばれる事はない。
KHIIではイェン・シッドや賢者アンセムから「王」と呼ばれている。威厳のある人物からは「王様」ではなく「王」と呼ばれるようである。
- 意外と敵キャラからも「王」と呼ばれる。ほかの世界にも王と呼ばれる存在はいるのでミッキーのついている「王」には何か特別な意味があるのかもしれない。
- 日本語版ではあまり名前を呼ばれない王様だが、英語版では「King Mickey」と呼ばれることが多いため意外と耳にする場面が多かったりする。日本でもFM版のプレイヤーに覚えがあるかも。
忠義も人情も厚い部下達、厳しくも弟子の心を大事にする師のイェン・シッド、彼の留守中は国を守り、気丈に王を待つミニー王妃、言葉は話さないが闇の回廊も平気で渡り歩くというスーパーなペットプルートと、周りの人にも大変恵まれている。さすが王様。
- ただし、KHIIでハートレスにディズニーキャッスルが占拠された際、ソラたちが来航するまで駆逐できなかったことから、直属の部下にキーブレード使いはいないと思われる。
KHIやCOMでは当然のごとくテレパシーで(心に直接)話しかけてくる。ほぼ初対面の状態でもお構いなし。
- codedでも似たような表現がされることがあるが、あくまでデータの世界なので、マイクに向かってしゃべっている王様の声がデータ・ソラに聞こえているという感じなのだろう。
- テレパシー以外にも世界の壁を越えて思念体を飛ばして敵と交戦するなど、かなり無茶な行為もやってのける。流石はキーブレードマスターと言ったところか。
冷静に考えればわずか一代で一介の蒸気船の船員から国王へかなりの大出世を遂げている。
少なくとも10年前には王とされており、城下町や貴族制、軍事制度も整っているので軍政両面で非常に優秀であることがうかがえる。
- 彼自身の能力もあるだろうが、きっとあのカリスマ性のおかげで優秀な人材もそろったに違いない。
ちなみにミッキーの特徴である大きな丸い耳は「どのような向きでも丸く両耳が見えるように描かなければいけない」というルールが存在する。例えそれが立体物として矛盾していたとしても、である。
KHシリーズではこの点を踏まえ、ムービー中に王様の耳が位置調整されていることがある。時折ミニーにも同様の調整が入る。
ディズニー作品の生みの親であるウォルト・ディズニーとは非常に縁の深いキャラクター……なのだが、その誕生経緯には少々複雑な事情が存在する。
熱心なディズニーファンならば誰もが知るであろう「しあわせウサギのオズワルド」の一件。それがミッキーマウスというスターが登場するきっかけにもなったのだが、そのバックストーリーはかなり黒いものである。
この事件についてはここで説明するより各々で調べてもらった方が良いかもしれない。
KH
物語の序盤にドナルドに手紙を残し、行方不明に。
本人は世界に起きていた異変から闇の探求者アンセムの目的を察知し、キングダムハーツの扉(闇の扉)が開かれてしまったときに闇の世界側から封印するのに必要な闇の世界のキーブレードを手に入れるため、トラヴァースタウンに開いた闇の回廊から闇の世界に旅立っていた。
- この時、闇の扉の両側から鍵をかけなければならないのだが、光側のキーブレード使いを用意しないといけない。そのためレオンに手回しをしている事を考え併せると光側で鍵をかけるキーブレード使いを調達できる目論見があったと思われる。
ソラ達がアンセムを倒した後、闇の扉を閉めようとしていたが、扉の内側に溢れかえるハートレスの大群に絶望しかかったときに登場。一瞬でハートレスの大群を蹴散らし、ソラと共に両側から鍵をかけた。
- 姿を見せるのは最後の最後で、しかも一瞬(姿も明瞭には見せないで、影が掛かった後ろ姿のみ)なのだが、これはディズニーとの契約の関係で出演に制限を課せられたためである。同時期に別会社からミッキーのゲームが出ることになっていたためKHIにミッキーは使用できないと言われており、かなり粘って交渉を続けた結果、ワンカットのみかつシルエット姿で遠くから手を振る程度ならOKという譲歩案が出た。そのチャンスを最大限に活かそうとしたのがこの大役になったそうだ。
- 今作で「ミッキー」という単語が一度も出ず終始「王様」と呼ばれるのも、プロローグで音声がなかったのも、ディズニー側の制限によるものかもしれない。
- KHIが大ヒットしたお陰か、それともその役割がディズニー側に受けたのか、次回作からは出演時間も長く姿もはっきり見せるようになる。
- ちなみにこの時見える影が掛かった姿だが、よく見ると後のシリーズで披露する衣装ではなく、原作アニメでおなじみの上半身裸に赤い短パンという姿となっている。この姿の王様がKHシリーズで見られるのは本作と後のKHIIに登場するワールド「タイムレス・リバー」のみである(後者はモノクロの姿)。
KH0.2では王様がこの姿であることの理由付けがされた。尚、漫画版ではシリーズの衣装を身に纏って登場している。
ゲームのプロローグ、めざめの園でソラを導いた謎の声の正体は王様である。それ以降にもしばしば謎の声としてソラの心(KHFMではリクにも)に話しかけてくる。
初めてこの会話を見ても言っていることの意味はさっぱり分からないが、この時点でアンセムの計画が終わりに近づいていること、王様はそれを阻止するためにすでに旅立っていることを示している。
- codedでソラがトラヴァースタウンから旅立った日に、ソラと王様がすれ違っていたことが明かされているため、「僕はもうもどれない」というのは、後戻りできないという意味だと解釈できる。
しかしアルティマニアαでは、この時点ですでに王様は闇の世界にいるとされているため齟齬が生じている。アルティマニアαの発売はKHIIの前なので仕方がないのだが、これは(少なくとも現在では)真実ではない。ゲーム内の出来事が真実である。 - 今までの情報から推測すると、BbSからKHIまでの十年間、光の世界にいた光側のキーブレードを使える状態のキーブレードの勇者は王様(もしかしたら師匠もまだ使えるのかもしれないが)だけだったことになる。その王様が闇の世界に行くということはソラやリクなど誰かほかの人物がキーブレードを使えるようにならない限り闇に対抗する主力人物がいなくなることを意味するので、キーブレード使いを導くのは急務であっただろう。
KHFM
身体をアンセムに奪われ、闇の世界に残されたリクの心を導くシーンが追加された。ここで王様が闇の世界にいた理由が明かされた。
- また、リクには「君にも語りかけていた」と発言していて、作中で出てくる謎の声はソラにしか語りかけていない。そのため、精神世界での謎の声の正体は、間違いなく王様であると確定した。
- 前述の経緯、そしてプロローグの演出を考え併せて、実はソラは王様からキーブレードを継承しているとする説を唱えるファンもいる(そうでもしないと、リクに話が届かなかった時点で王様の計画に狂いが生じてしまうため)。
COM
リクと共に闇の世界に残っていたが、キングダムハーツの扉を閉じた後彼とはぐれてしまう。
そしてリクが忘却の城で窮地に陥るたびに彼を助け、終盤にリクと合流。リクと闇の探求者アンセムとの戦いを見届け、ディズから手渡された狭間の者のコートを身にまとい、リクと共に城を出た。
- ディズとは「以前何処かで会ったことがある気がする」と語る。KHIIへの伏線である。
- 王様がリクのもとに行けた理由は、心のつながりを辿っていたらカードが導いてくれたそうだ。
- 王様の前に現れたカードはトワイライトタウンのもの。リクや王様とは(一応ロクサスとのつながりがあったソラ以上に)縁のない世界だが、何故このカードが王様を導くことになったのかはKHIIIに至っても不明。
- これもディズがリクの所に辿り着くよう自らの記憶から作ったカードで王様を導いたのかもしれない。
- 王様の前に現れたカードはトワイライトタウンのもの。リクや王様とは(一応ロクサスとのつながりがあったソラ以上に)縁のない世界だが、何故このカードが王様を導くことになったのかはKHIIIに至っても不明。
- 闇の支配からリクを助けた時にアンセムが「おのれ王、またしても……!」と吐き捨てている事から、KHIの終盤にて扉を閉じた後以降アンセムと何度か対峙していたのかもしれない。
- ゼアノートの記憶とか3Dの時の記憶とかがおぼろげながら残っているとも考えられるが、この時点でそこまで設定されていたかはわからないし、「またしても」と言えるまで邪魔していたかは怪しい。
- KHIでの王様の活動だけでも「邪魔している」ことにはならないだろうか。
リク編限定のフレンドカードとしても登場する。単体で発動した際の技名は「MMミラクル」。
- 回復手段が限られるリク編では貴重なHP回復手段となる。
絆の深まった今作以降でリクは彼を本名で呼ぶようになる。
Re:COM
エンディングのスタッフロールに、ホロウバスティオンの渓谷をリクとともに歩いているシーンが追加されている。
この時、よろめいて蹲るリクを心配して駆け寄るが、すぐに「大丈夫」とでもいうように立ち上がって歩き出したリクを心配げに見つめている。
KHII
前作のCOMの後リクと共に行動していたが、途中でリクがいなくなってしまったため、それ以降は単独で行動していた。
- リクとははぐれたわけではなく、彼が自分から一人でいなくなってしまったことを後に再会した賢者アンセムに話している。
ノーバディや機関の脅威にいち早く気づき、序盤に目覚めたソラ達をイェン・シッドのところへ導いた。
中盤でのホロウバスティオンでの決戦に参加。ソラ達に賢者アンセムのこと、KHIのアンセムは偽物であること、彼のノーバディがXIII機関のリーダーであること、そして自分がその二人の元の人物と会ったことがあることを教え、彼らと共に戦った。
- 本人曰く、XIII機関のリーダーと偽アンセムのハートレスの気配は同じだったとのこと。
しかしゼムナスが現れたことで彼を追い、また行方をくらましてしまう。なお、この時王様はソラからリクの事について聞かれるが、リクとの約束があったためはぐらかしている。
- ゼムナスもそのことを知っているのか、「リクのことは王に聞け」と言っている。
- ただし、この隠し事はしばらく後結構あっさりとばれてしまう。性格的に嘘をつくのは苦手だろうからしょうがない。
そして終盤、存在しなかった世界でかつての友人賢者アンセムと再会。彼からこれまでの復讐のいきさつを聞き、彼の覚悟を見届けた。その後、ゼムナスとの決戦から帰還したソラとリクを島で迎えた。
回想で、賢者アンセムを訪ねた際、研究者であるゼアノートと会っている(KHIの大体9年前ぐらい)が、KHIIの時点では忘れていた。この時は、弟子のゼアノートが世界の扉を開いたことで、砕け散った世界の壁からグミシップを作り、会いに来たようである。
- 元々老人の姿のゼアノートを知っていたが、この時は賢者アンセムの弟子だと気にしていなかったようで、ゼアノートがテラを器にしたという発想には至っておらず、KHIIIで「とんでもない見落とし」と言っていた。
その後、偽アンセムやゼムナスのことを調べていく内に彼と会ったことがあるのを思い出したようだが、どこで会った誰かまでは思い出せなかった。
最終的には、ホロウバスティオン大戦に姿を表したゼムナスの顔を見た時、賢者アンセムの弟子であるゼアノートだということを思い出した。
今作から登場した服が、3Dまでの彼の衣装になっている。ソラの服と雰囲気の似た衣装で格好いい。BbSではこの服の色がモノクロになったバージョンとなる。
ただし、ドナルドやグーフィーと違って、城でも旅の時と同じ服を着ている。
ソラが特定のボス戦で力尽きた(HPが0になった)場合、一定の確率で表示される選択肢を選ぶと、操作することができる。
小柄な体型を活かし、ソラやリクでは不可能なスピーディな動きと手数で敵を翻弄するほか、ホーリーを発動して遠くから攻撃をすることも出来る。
とはいえ、王様の攻撃ではボスエネミーにトドメを刺すことが出来ないため、最終的にはソラへバトンタッチすることとなる。
- 「あきらめちゃダメだ!」
- シナリオ進行状態によって、服装が黒コートか、ソラの服に似た私服になる。黒コートは後半から見れなくなるので少しレアかもしれない。
ゲームを通して力尽きた回数によって確率が変わり、回数が多いほど確率が下がる。(その戦闘が初めての敗北なら100%、4回目以降だと50%まで下がる)
王様が来てくれるバトルは
- シャン・ユー戦
- ゲートガーディアン+ポセッサー戦
- ダークストーカー戦
- ブラックソーン戦
- ケルベロス戦
- ヒュドラ戦
- ボルケーノロード+ブリザードロード戦
- ストームライダー戦
- ザルディン戦
- グリムリーパー戦(1回目)
- ゼムナス(鎧)戦
- この中ではザルディンが強敵の筆頭として挙がるボスであり、彼との対戦時に王様に世話になる人が多いかもしれない。
- 難易度やソラ達の鍛え方によっては、エンディングまで王様の助けを必要とすることなくクリアすることも出来る。人によってはクリア後のリザルト画面を見て初めて彼が助けに来ることを知ったプレイヤーもいたのでは?
- HD版では王様の助けを借りることがトロフィー獲得条件の1つになっている。
また、終盤に訪れるトワイライトタウンで、町外れの屋敷の前で王様と共闘するイベントバトルがある。
マンガ版では基本的な部分こそ同じだが、時たま作画崩壊を起こす。
また、原作では描写されなかった動き(アクセルとの共闘中王様は何をしていたのか)の理由づけをきちんとしている(大体単独行動だが)。
また、ソラと同じくコンピューター関連やサブカルチャーについても疎いようだ。
タイムレス・リバー
過去の王様が登場した。モノクロで目も黒色、いつもの服装と言う昔ながらで今も一般に知られているミッキーである。
ウィリー号の船員時代の姿であるが、ソラたちと話すことはなかった。
彼が困っている時にソラ達がハートレスを退治すると、突然走ってきて握手をする。そして手を振ってまたどこかへ行ってしまう。
この時代ではまだキーブレードが使えないようだが、作中のムービーにてロープアクションでハートレスを蹴飛ばしてソラ達を手助けするといった行動も見られる辺り、持ち前の勇気はこの頃から兼ね備えていたようだ。
事件を解決してソラ達がウィリー号を運転させてもらっている時、ちゃっかり後ろに乗っていた。
KHIIFM
シークレットムービーで、謎の荒野に佇むミッキーが登場。装備はスターシーカーである為、過去の出来事(後述のBbS)であると気づいた者は多いだろう。
同時に「王様、何歳?」という突っ込みも入った。
Days
前述の通り、リクとは途中ではぐれたため、単独で行動している。
物語の終盤でリクと再会し、自分がソラのノーバディに負けた場合はソラ達を導くようリクから頼まれた。
- フードを取った時点ではリクはアンセムの姿をしていたため、王様は勘違いしてキーブレードを構える。バック宙でリクから跳び離れる様は大変格好いい。
リクとの会話によると、王様も独自に機関の動向を探っていたようだ。
なお、条件を満たせばミッションモードで王様をプレイヤーキャラクターとして操作することができる。
隠しキャラというだけあって性能も高水準。特にリミットブレイクのホーリーはチャージ中は隙だらけになってしまうものの、フルチャージで放った時の威力は凄まじい。
- 王様のドッジロールは小さく丸まって転がるアクション。
連続で行うと丸まりながら移動できて楽しい。そしてかわいい。
ただしモーションが他のキャラより長く無敵時間は変わらないため、連続回避は少し難しいものとなっている。テラのスライドに近いイメージ。
もっとも今作でそこまでシビアな回避を求められる場面は少ないので、実用的にはあまり支障はない。 - 本作ではムービー含め、常に黒コート姿である。
KH1.5に収録されたDaysでは、登場人物の一覧を閲覧できる項目において王様が「キーブレードマスター」だと記載されている。
キーブレードマスターという名称について作中で触れられるのはBbSであり、その後王様がキーブレードマスターになったと判明するのはRe:codedである為、オリジナル版を一通り遊んだプレイヤーであれば問題ないが、HD版で初めてKHシリーズに触れたプレイヤーにとっては若干のネタバレになる(さほど支障はないが)。
BbS
この頃はまだイェン・シッドの元で修業中の身だった。
- ゲーム冒頭で若干修行の様子が見られる。
アンヴァースの脅威をイェン・シッドから聞かされ、星のカケラを持って勝手に飛び出してしまう。
謎の荒野でヴァニタスによって窮地に立たされたヴェントゥスを救い、共闘してヴァニタスを退ける。
- 彼を保護した際にはケアル系の魔法を使用していた。
マスターの下から勝手に飛び出して来た似た者同士と言う事で、ヴェンとは気が合った様子。
ヴェンに会えた事実から、星のカケラの秘密をなんとなく知った直後に突然カケラが輝きだし、ヴェンと共にその光に巻きこまれた。
物語は中盤に入り、王様はレイディアントガーデンへ飛ばされ、城の方へと歩いていく。
- そこをヴェンが目撃しており、追ってきていた。
城の正面扉前でアクアと出会い、彼女と共闘。共にアンヴァースの群れを倒しカイリを守った。
カイリについての考察の後、お互い頑張ろうとアクアに語るがその直後にまたもや突然星のカケラが輝いてどこかへ飛んで行ってしまう。
- どういうわけか、彼を追って城に来たヴェンとは入れ違いになった模様。
- 10年後カイリと再会した際にはこのときの少女だとは気付いておらず、アクアに指摘された際には「ああ あれカイリだったの?」と発言している。当時はやはりそそっかしい性格だったようだ。
終盤、ネバーランドでヴァニタスに不意を討たれて気を失ってしまうが、とどめを刺される前にどこかに飛ばされた。
- その時に落とした星のカケラをティンカー・ベルが拾い、後にそれを受け取ったヴェントゥスは直後に不思議な塔へ飛ばされる。
イェン・シッドの魔法により、謎の荒野で気を失っていることが判明し、ヴェンが助けに来てくれたのだが、マスター・ゼアノートが起こした竜巻に巻き込まれ、異空を漂う。
後にそこをアクアが偶然発見し、不思議な塔へと連れられて保護される。
回復後、決戦の最中のキーブレード墓場へと駆けつけ、ヴァニタスの一撃で一時気を失っていたアクアを介抱。
目の前に現れたヴェンが本来の彼ではなく、ヴァニタスに乗っ取られている事を先に見抜き、アクアと共に戦ったが圧倒的な力の前に歯が立たず、その戦いはアクアが決する形になった。
χブレードの暴走に巻き込まれるものの、ヴェンとアクアを保護して不思議な塔に帰還。
ヴェンの心がいつか帰ってこられるように、彼との絆を大切にすると誓う。
エンディングでは、スターシーカーと星のカケラを置いて立ち去ろうとするもイェン・シッドに呼びとめられ、再びスターシーカーを手にした。
- この時マスターとして認められたのかもしれない。
今作では白黒の服を着ている。これはBbSが過去の物語ということで、昔のディズニーアニメのモノクロのミッキーをオマージュしたからである。
ディメンションリンク
ヴェントゥスとアクアがリンクできる。
絵柄は普段の姿(通常モード)と魔法使いの弟子としての姿(強化モード)。
【アビリティ】
- ダメージオートテレポ(強化一段階目追加)
- EXPダブルアップ(強化二段階目追加)
【バトルコマンド】
初期状態 | 強化一段階目 | 強化二段階目 |
---|---|---|
スライドダッシュ | スライドダッシュ | スライドダッシュ |
スライドダッシュ | スライドダッシュ | バインドストライク |
バインドストライク | バインドストライク | ホーリーストーム(エアロガ) |
ケアルラ | バインドストライク | バインドストライク |
デトネシールド | ミニマム | |
ケアルラ | デトネシールド | |
ケアルラ |
【フィニッシュコマンド】
BbSFM
シークレットムービーに、スターシーカーを持ったCOMの姿の王様が闇の世界を歩いているシーンが挿入されている。
coded
ジミニーメモに残された謎のメッセージの解明に乗り出す。
「文字が消えていても、メモ自体に記録が残っているかもしれない」という事で、チップとデールの手伝いの下、ジミニーメモをデータ化。
しかしバグが発生して、メッセージの解明ができなくなってしまう。メモの中の誰かに冒険をしてもらい、バグを直してもらうという提案を受け、データ世界のソラにデータを書き換えて作ったキーブレードを与え、指示を送っていた。
バグが取り除かれる度に、メモの中に記録されてないはずの出来事が映り戸惑っていた。しかし、自分達のいる部屋に突然ハートレスが現れる、部屋に閉じ込められる、データ・ソラが目の前に現れるなど信じられない事態に次々と見まわれ、後に目の前に現れた黒コートの人物、データ・リクから、王様たちがデータ世界に連れ込まれた事を知ることとなる。
彼から元の世界に帰る方法を聞こうとした時、何者かによるハッキングが起き出口が塞がれてしまい、バグを消して元の世界に還るためにも、王様はデータ・ソラと一緒に彼と協力していく。
- 本来ならば、光の礎のお陰でハートレスは侵入不可能のはずだが、データの世界に礎はない(ジミニーメモに礎の事は記録されてない)ため現れたのである。
- データ・リクが王様たちをデータ世界に取り込めたのは、データ世界と現実世界を隔てる壁がバグによって壊され始めていたため。
しかし最初に部屋から出られなかった理由はわかっていない。データ世界の住人しか通れないと思いきや、後半からは王様たちも普通にも出入りできている。一体どうなっているんだ……。- 解析を始めていた時から侵食は始まっていたのだろう。そして侵食が進んだから(データ世界の)別のところにも行けるようになったのだろうか。
- データ・リクの話を聞かされていた時、データ・ソラ達共々首をかしげていた。データ・リクの話はさすがの王様でも難しかったらしい。
旅を再開したデータ・ソラの前に、行方不明になっていた現実世界のピートが現れる。彼を追いかけて辿り着いた世界で更にマレフィセントまで現れ、キーブレードを粉々に砕かれピンチになったデータ・ソラをデータ・リクと共に助けた。しかし、データ・リクはピート達に連れ去られてしまい、彼を助けるために単身でホロウバスティオンに突入していく。
その後は、データ・ソラにキーブレードが生まれた時に再び登場し、バグに侵されたデータ・リクのデータ内部に飛び込むデータ・ソラを見送る。
- この間何をやっていたんだとは言ってはいけない。
データの世界の問題解決後、データ・ソラと握手を交わして現実世界へと帰っていった。
バグを全て直したことで、データ・リクから新たな世界のデータが見つかったと言う通信が入り、もう一度データ世界に自分を戻すように頼み、メモの初期化で記憶がなくなっているデータ・ソラを冒険の旅へと導いた。
ここで、KHIにてソラがトラヴァースタウンにいた頃、自分もトラヴァースタウンにいた事を語る。
最後はデータ・ソラと共にナミネのメッセージを聞き、現実世界のソラ達に聞いた事を手紙を送って伝えた。
- これがKHIIの最後にソラ達に届く手紙である。内容もバッチリ判明した。
本作では自らの事を一国の王であると明かさなかったため、データ・ソラは王様の事を本名である「ミッキー」と呼ぶことになる。また本作では、光の世界のキーブレードであるスターシーカーを使用している。
Re:coded
シークレットムービーにて、ヴェンの心の行方がようやくわかりそうだとイェン・シッドに報告。
BbSから10年経った現在も、行方不明のテラ、ヴェントゥス、アクアを探していることが分かる。三人を必ず助けるとの誓いはいまだ胸にあるようだ。
イェン・シッドが「これで残りはテラだけ」と発言していることから、アクアの行方は掴んでいるが、闇の探求者アンセムとゼムナスを生んだゼアノートの正体を、まだ知らないと推察できる。
- これはBbSでテラと顔を合わせたことがなかったからだと考えられる。顔も分からない人物を探すのは難しすぎるというのに……。
- もしかしたら、テラのことはイェン・シッドの魔法なり過去の情報の閲覧なりで知っているが、ゼアノートとはあまりに雰囲気が違っているのでわからないのかもしれない。
このシークレットムービーで、王様がキーブレードマスターになっていたことと、マスター・ゼアノートが黒幕だと教えてもらっていたことが明かされた。
- codedの前の段階で黒幕だと教えてもらっていたのかもしれない。
3D
ソラとリクのマスター承認試験を見守っている。
ミニー王妃がマレフィセントとピートに誘拐されたため、ドナルド・グーフィーと共にディズニーキャッスルに向かう。世界のデータをよこせと要求されるが、闇の回廊を使って現れたリアによって助けられた。
- 正直なところ、プレイヤーの多くは「アンタならマレフィセントとピートくらい軽く撃退出来たろ…」と突っ込みを入れたとも言われるシーンである。
- ミニーだけでも「ホーリー」とかでピートの腕から逃れることぐらいできそうだ。
- ただ、いくら王とはいえ王妃を人質に取られている(しかも王妃は口を塞がれて詠唱が出来ないためホーリーが唱えられない)状況では迂闊に手は出せないだろう。
なんの予備動作もなくノーモーションで魔法なり技なりを出せれば助け出せたかもしれないが、そんな超常現象のような攻撃ができる者は今の所KHには居ない。
かのゼアノートでさえ腕を振るという一つの行動を取り、FFやKHシリーズの魔法の基本とも言えるブリザド系魔法をようやく出せるくらいのもの。
王妃の身を思えば何も出来ないのは当たり前とも言えた。
- ただ、いくら王とはいえ王妃を人質に取られている(しかも王妃は口を塞がれて詠唱が出来ないためホーリーが唱えられない)状況では迂闊に手は出せないだろう。
- アクセルとは面識がなかったはずだが、彼のことを知っていた。Daysではリクと離れた後も彼は彼でXIII機関の動向を探っていた旨の発言があるので、その際にアクセルの存在を知ったのだろうか。
- KHIIの小説版ではホロウバスティオンで会っている描写がある。小説版のみではなく、作品全般の事実なのかもしれない。
- もしくは、COMからKHIIまでの1年間で一度やりあったことがあるのか。
一応マンガ版では消滅には立ちあってはいないものの、その場にいたソラたちから事の顛末を聞いている。
その後はイェン・シッドの元である修行を始めたリアの身を案じながら、ソラとリク、そしてゼアノートについての考察を話し合う。
やがてゼアノートは自ら肉体を失ってその先でリクの肉体を乗っ取ったと言う答えを見出だし、これまでの事は全て計算されていたことだとイェン・シッドと共に気づく。
ゼアノートたちによりソラとリクの2人は危機に陥るが、次にゼアノートたちが現れるのは現実世界であろうと推測し、心の繋がりをたどって存在しなかった世界に駆けつけた。
ストップ系の最上級魔法と思われる「ストップガン」を使用して部屋全体の時間を止め脱出を図るが、何故かストップガンの影響を受けなかった青年ゼアノートにより背後から不意打ちを食らい、吹き飛ばされる。
- ストップガンを使用する時の後ろ姿は、KHIラストのオマージュだと思われる。
リクが青年ゼアノートとの戦闘に勝利した後、ストップガンも解けてしまい、マスター・ゼアノートが復活してしまう。
そして復活したゼアノートから「7人の光の守護者」と「13人の闇の探求者」の存在を聞かされ、これらから導かれるゼアノートの目的を察する。
- 「χブレード」とゼアノートと同時に言うシーンはカッコいいと評判である。
やがて話が終わり、目的を果たそうとするゼアノートからソラを救うべくリクと共に奮闘するが、ゼムナスに阻まれてしまう。
- 前述の若ノートの不意討ちといい、ここから先のシーンといい、驚愕したファンもいるはず。驚く内容は様々。
- シリーズ内で王様が苦戦しているシーンがあると言う事実。
- ディズニーの代表格であるキャラクターが首を掴まれると言う事実。
- 考え方を変えれば、ゼムナスも「ディズニーキャラ」(KHの全キャラの版権はディズニーが所有)であるわけだから、「同じディズニーキャラ同士の戦闘」として許可が下りたのかも。
- 見方によっては、次の敵の強大さがわかるシーンかもしれない。
だが土壇場におけるリアの投入(「間に合った」というセリフからリアの投入は王様サイドにとっては予定内だったと思われる)、さらにはドナルドとグーフィーの介入によってソラを奪還することに成功、やがてゼアノート達はメンバーが揃わぬまま還っていった。
その後は不思議な塔へ戻り、眠りに落ちたソラを救うべくダイブする事を志願するが、リク程適任ではなかったため、リクに任せることになる。
ソラが救われ、リクがキーブレードマスターに承認されたことで「おめでとう」の言葉を贈る。
シークレットムービーではソラが個人的な用でトラヴァースタウンへダイブしていき、リクがある用で故郷に戻っている間に、イェン・シッドと今後の戦いについて話し合っていた。
やがてそこにリクの方が帰ってきたが、その時に彼が連れてきた人物を見て驚く。
シリーズにおける王様の過去がまた明らかになった。
もしかすると、キーブレードの修行の一環で銃士をしていたのだろうか?
- 現在の王様はイベントシーンを見ただけでも「攻撃」と「魔法」を両立し、身のこなしも素早く実にバランスのとれた戦い方をしていることが分かる。
銃士になればその「攻撃」の部分が鍛えられるし、魔法使いの弟子になれば「魔法」を鍛えられる。
カントリー・オブ・ザ・マスケティア
銃士の姿で登場。
ディレクター曰く、「ミッキーが修行時代にいた、過去の世界の夢の中」だそうだ。ソラの知らない過去に、王様たちが訳あっていた世界らしい。
- つまり現代の王様と同一人物。基本的な呼称もまだ「ミッキー」である。
- ソラのキーブレードを見てソラの正体を悟るシーンがあるので、キーブレードの事は恐らくこの時点で知っている。
今も昔も変わらず立ち向かう勇気は強いが、この世界では身長の低さが弱点である。
- 原作ではそれが銃士隊に入れない理由だとピートに言われていた。
ドナルド、グーフィーと共にミニー姫の護衛任務につき、ソラの助けもあってなんとかこなしていく。
しかしピート隊長の真の目的をドナルドから告げられる。ソラと自分は戦おうとしたのだがドナルドは逃げ出してしまう。
そのため二人でピートと戦おうとするが体格の差でピートに打ちのめされ、ソラもナイトメアの不意打ちを受けてしまい、ミッキーは一人モンサンミッシェルの地下牢へと連れて行かれた。
- 牢屋の中は、潮が満ちるに連れて海から水が入り、水没していく。一定の身長制限を超えていないと、溺れてしまうのだが当然ミッキーの身長ではそれはクリアーできていない。ピートも見越してのことだと思われる。
だがソラ達と戻ってきたドナルド達に助けられ、オペラ座へ向かってピートとの決戦を制する。
落ち込むミッキーが見られるのはこの世界だけ。仲間割れをしたり、命の危機に陥る姿はかなり新鮮に感じられる。
シンフォニー・オブ・ソーサリー
魔法使い(イェン・シッドだと思われる)の弟子として登場。
修行をしていた時代の王様で、キーブレードのことを知っている。
魔法使いの修行があまりに大変で途方に暮れていたところ、机に置かれた魔法の帽子を被り、強い魔法が使えるようになるが失敗をしてしまう。
- 回想シーンで見れるこの件からは、当時の王様の精神面の未熟さが見てとれる。
問題解決後、ソラ編では彼に「また会おう」と言い残して慌ただしく水汲みに出ていく。
リク編では、ソラとお互いを預けあって心のままでいられるリクを見て、自分もいつかその力に加わりたいと彼と握手をする。
χ
公開一周年記念のイベントで期間限定開放された「デイブレイクタウン 1st Anniversary」に、イベント中盤あたりから登場。
不時着したドナルドたちの後を追うようにチップ、デールとともに現れ、グミシップの組み立てを試みるドナルドたちの手伝いをはじめてくれる。そしてイベントが終わると、ドナルドたちと共に修理したグミシップに乗って帰って行った。
- 登場時の移動方法は描写からして星のカケラだと思われる。
- 衣装はKHII以降のもので、使用キーブレードはスターシーカー。
普段は中央市場におり、グミドローブースターを使用時に話しかけた際に貰えるサポート効果は「AP回復」。APを60も回復してくれるという非常に有益なもの。
- APは3分に1回復するので、三時間分を回復してくれる。ポーションでいえば6個分。
- ちなみにこの能力は王様の魔法らしい。名称不明。ケアルは既にゲーム内で別の効果が確認されているので、ケアル系ではない。
イベント中、王様が見上げる先に謎の人物が見切れるシーンが存在する。王様はこの人物のことを知っているようだが、正体は未だ判明していない。
- 2周年記念のイベントを考えると未来から来たと考えられるので、歴史上の知識として知っている可能性がある。
- この時見切れている衣装の裾はマスター・インヴィのものと一致しているのだが、これが本当に彼女なのか、そうだとしたら何故そこにいたのかは不明。
また、チリシィは王様のことを聞いたことがある模様。
カードにも採用されている。
ソラやリク同様に種類が多い。
王様のRカードはポイントドロー(課金やチケットが不要で一日一回できるカードドロー)からも出てくるので、カードが揃わない最序盤にお世話になった人も多いかもしれない。
カードに刻まれた名前は「King Mickey」。タイムレス・リバーのモノクロミッキーは「Mickey Mouse」、
カントリー・オブ・ザ・マスケティアやシンフォニー・オブ・ソーサリーの修業時代の絵柄は「Mickey」と表記される。
- 王様・ドナルド・グーフィーの三人が描かれたカードは名前がものすごく長くなる。
Uχ
上記の一周年イベントがメインストーリーに組み込まれた。
相変わらずメダルとしても多くの登場を果たしている。単体は勿論、他キャラクターとの複数メダルも数多い。
「魔法使いの弟子」の格好をした「ファンタジアミッキー」のメダルはメダルのレアリティを上げることが出来る他、ほうきの召使い×5と一緒に進化させることでメダルのギルトを一段階強化出来る「ミッキーとほうきの召使い」メダルに進化させることが出来る。
Prメダルが実装された際、真っ先にリク&王様のメダルが実装。
- このメダルのリクはKHII時点での長髪かつ私服であり、ゲーム内ではこの格好でリクが王様と共闘する場面はないのでなかなかにレアな構図。
- 鎧ゼムナス戦でソラが倒れれば王様が助っ人として来てくれることがあるが、もし見られるとすればそこくらいか。
- KHIIIのOPムービーでも一応見ることができるが、ほとんど一瞬である。
KHI及びKH0.2で闇の扉を閉じる際の構図となっている「《Pr》王様 HD Ver」は、現時点では今後ガチャでの復刻排出予定がないとされている。
KH0.2
3Dのシークレットムービーの後、リクとカイリに対して自分がアクアと闇の世界で会っていたことを語った。
KHIで闇の扉の両側から鍵をかけるために闇の世界のキーブレードを探していた王様は、闇の世界でアクアと再会した。そして、闇にのまれたデスティニーアイランドでデビルズウェーブと戦い、扉の奥で闇の世界のキーブレードを入手する。
- この時王様は、デスティニーアイランドでソラとリクが初めてキーブレードを手に入れたことから、その裏側となる闇の世界のデスティニーアイランドに闇の世界のキーブレードがあることを確信しているが、理由は不明。
- この時王様は、「二人が闇の扉を結ぶ 二つの鍵が扉を結ぶ―」「光を封じる闇への扉 光ある者を通さぬ扉―」というKHIのエンド・オブ・ザ・ワールドの世界の牢獄で訪れるアンセムの研究室のような場所に書かれていた文章の一文を語っている。王様がどこからこの情報を得たのかは不明。
その後、闇の扉を閉じようとしているリクに向かってデビルズウェーブが襲い掛かろうとするのをアクアが助けるが、アクアは闇の世界にとり残されてしまう。
このことはアクアを助けて戻るだけの力を持つ者がいなかったこと、知ればソラやリクが無謀にも助けに行こうとしただろうなどの理由でイェン・シッドによって語ることさえ禁じられていた。
しかし、リクもキーブレードマスターに承認され準備が整ったため、3人の妖精からの贈り物である闇に対抗する新たな衣を手にリクと共にアクアを捜しに旅立った。
本作では、KHIで王様が上半身裸だった理由が明らかにされた。前述のアクアがデビルズウェーブからリクを助けたシーンで王様はデビルズウェーブから攻撃を受け、その際に服が消失してしまったというものであった。
- もちろん実際の理由はKHI時点では衣装の設定が決まっていなかったからだと思われる。
本作ではこのシーンの背景を補完するにあたって、新たに設定が作られたのだろう。 - ディレクターは「あのシーンは自分で指定したがいざビジュアルを見ると若干強引だった」と語っている。もっとダメージを受けてボロボロになっていくイメージだったそうだ。
KHIII
リクと共に闇の世界を訪れ、アクアとの心の繋がりを辿りながら進んでいくも、進む度につながりがどんどん薄れていく違和感を感じつつ、やがて闇の海岸にたどり着くが、アクアの繋がりがここから闇の深淵へと向かっている事を知る。
いくら彼らでもこれ以上の闇へと潜る術が無いため途方にくれるが、そこに現れたシャドウの軍団に襲われる。
- この戦闘時にはリクを操作することになるが、この時にリフレクやダブルデュエルを使用するとリクと王様が同時に技を放つ姿を見ることが出来る。
- リク操作時に明確に王様と共闘できるのは初(Re:COMはカードによる召喚だったので)。
リクと共に何とかこれらを退けるものの、自身のキーブレード(キングダムチェーンD)は傷み、リクのキーブレード(ウェイトゥザドーン)は折れて使えなくなってしまう。
シャドウさえも強力な敵になる闇の世界の敵に対抗するべく、不思議な塔に一度戻って、自分達のキーブレードを強化する。
- 以降、王様のキーブレードはキングダムチェーンDとスターシーカーを足して二で割ったような見た目になる。
- 形状はキングダムチェーンD、カラーリングはスターシーカー、といった感じ。
- アルティマニアでは「キングダムチェーンW」と表記されている。W?
- WとDでウォルト・ディズニーとか…?
アクアを闇の深淵から連れ戻すにはアクアと強い繋がりを持つ者の協力が不可欠である。
イェン・シッドの助言でアクアとの繋がりの手がかりを見つけるべく、彼女のこれまでの足跡を辿り、リクと共にレイディアントガーデンへ向かう。この調査によってテラがゼアノートの器にされ、真XIII機関にいることについに気づく事になる。
そこにトイボックスの冒険を経てロクサスの心を宿す体が必要だと知ったソラからの連絡を受けて、その体となりうるレプリカについても調査する事になるも、そのレプリカの研究の第一人者だったエヴェンはレイディアントガーデンから姿を消していた。
リクの推測も手伝って真XIII機関がエヴェンを利用してメンバーの欠落をレプリカで埋めようとしているという答えにたどり着き、再び不思議な塔へ戻り、ソラ達も交えてこれまでの情報を交換し合った後、リクと共に再び闇の世界へ向かい、アクアを捜索する。
闇の海岸でハートレスと戦っていたが、自分達の前に姿を現してようやく再会できたアクアはその身を闇に染めてしまっていた。
自身はデビルズタワーに捕らわれ、十数年も闇の世界にいた彼女の胸の内(負の感情)を聞かされ、自分のせいだと責めるが、リクとデスティニーアイランドから闇の世界に駆けつけたソラによってデビルズタワーは倒され、解放される。
アクアもまたソラによって闇から解放され、光の世界へと帰還。ソラ達と共に「おかえり」と温かく彼女の帰還を迎えた。
後にソラ達とアクアによってヴェントゥスも光の世界に帰還する事ができ、不思議な塔で皆と合流。
明朝の決戦に向けて共に戦う決意を新たにする。
キーブレード墓場にてテラ=ゼアノートによってヴェン、リア、ドナルドが倒れ、立ち塞がるデビウルズェーブを前に戦おうとするソラ、リク、アクアに一度撤退を提案するが、デビルズウェーブは後方からも現れ、退路が絶たれる。
やがて巨大な竜巻状になったデビルズウェーブに飲み込まれ、光の守護者は一度全滅してしまった。
しかしソラによってリッチから心を解放され、時間が巻き戻された事でテラ=ゼアノートと遭遇する出来事をもう一度繰り返すが、そこで光が敗北する結末は書き換えられる。
巨大竜巻状のデビルズウェーブも古のキーブレード使い達の力を借りたソラによって倒されたが、ダーク・リクによって夥しい数のハートレスが召喚され、包囲される。
この危機的状況を強引にでも突破するため、時間を止める上級魔法を使用しようとしたが、決戦まで体力が保たなくなる事を懸念したリクに止められる。
やがて駆けつけたイェン・シッドの力によって道は開かれ、先に進んでマスター・ゼアノートを始めとする真XIII機関と改めて対峙する。
断絶の迷宮でルクソード、マールーシャ、ラクシーヌと交戦し、そこにソラも参戦する。
- ソラが来る前も3人のメンバーの攻撃を華麗に躱している。流石である。
ゼムナスに力を分け与えられたルクソードの攻撃からソラを守り、そのままルクソードのカードに吸い込まれて一時囚えられてしまったものの、ルクソードを倒したソラによって解放され、共に残りのマールーシャとラクシーヌを倒す。
ソラに迷宮内の皆の事を任せて、ゼムナスを追うべく一足先に迷宮を抜けてリクと合流。
無事皆を助けたソラもやがて追いつき、最後の機関メンバー、アンセム、ヤング・ゼアノート、ゼムナスと戦ってこれらに打ち勝ち、それぞれの消滅を看取った。
ついに敵はマスター・ゼアノート一人となるが、ゼアノートの元には13本の「鍵」が揃い、目の前でカイリも消滅させられてしまう。
至近距離(というかほぼ零距離)でアルテマを放つが通用せず、この攻撃も含めた自分達との衝突で真のχブレードもゼアノートの手元で完成し、キングダムハーツも開かれた。
ソラは絶望するが、自分とリク、アクアの3人でポータルを利用して時間と場所を越え、マスター・ゼアノートをこの世界から引き離す事に可能性を見出す。
しかし、その役割にはソラが志願。ドナルドとグーフィーも加わり、3人にゼアノートの事を託して、自分達は集結した8人のキーブレード使いで開こうとするキングダムハーツの扉を食い止める事になる。
ソラ達によってマスター・ゼアノートが敗れたところで自分達もスカラ・アド・カエルムに駆けつけ、キングダムハーツはソラとχブレードによって無事に閉じられる。
これで戦いは終わったが、ソラは目覚めの力を使ってカイリを探す旅に出ようとする。
目覚めの力は本来誰かの心を探して世界を飛び回るためのものではなく、それでカイリを見つけたとしてソラ自身が元の世界に帰ってこられないリスクも考慮して渋っていたが、ソラの前向きさと固い意志、リクの説得を受けてやがて了承。
最後までソラの身を案じつつ、皆と共に旅立つ彼を見送る。
EDでディズニーキャッスルに帰還。ミニーやデイジー、プルートに迎えられた。
デスティニーアイランドではレースをしている(?)リク達をアクアと共に観ていた。
- ハイネ、ピンツ、オレットによって砂像が作られていたが、同じく砂像を作っていたドナルドとグーフィーが先にドナルドの砂像を完成させていた。
- このドナルドの砂像はクオリティも高い出来だったが、ヴェン達のフライングディスクが飛んできたため、壊れてしまう。
KHIIIRMで大きな見せ場が追加されたが、今作の彼はデビルズタワーに捕まったりルクソードにカードにされたり、アルテマは止められるわで正直噛ませ役が多くあまり目立った活躍がない。
Daysや特例のKHIを除くと出番こそ多いものの最も冷遇されている作品と言っても過誤ではないが、守護者のリーダー格として皆を牽引している事は間違いではない。
ディズニー勢からの数少ないメインストーリー主役格として、今後のさらなる活躍に期待。
KHIIIRM
追加シナリオ「Re Mind」に登場。
マスター・ゼアノートがカイリを砕いた時、ゼアノートがカイリを結晶化して保持していた事に気付き、未来から来たソラにカイリを取り戻す方法を伝えた。
- ストップガンで停止している状態で、念話によって直接ソラに語りかけてくる。彼といいゼアノートといい時間系の能力を持つ者は時間停止下でも精神干渉が出来るのだろうか…。
断絶の迷宮でソラと共闘する場面ではソラとの連携技ホッピングホーリーが使用でき、さらにアンセム&ゼムナス&ヤング・ゼアノート戦ではソラとリクとの連携技トゥルーエンドが使えるようになった。
守護者と共闘するレプリカ・ゼアノート戦では後衛を担当。
レプリカ・ゼアノートのHPバーが1本を切るとイベントが発生し、守護者たちが鍵穴へと吹き飛ばされ、王様の操作に移る。
一人残された王様がボロボロになりながらも鍵穴に向けて歩き出し、妨害してくるレプリカ・ゼアノートを退けるという特殊なバトルとなる。
- このバトルでは王様のHPがゼロになっても復活し、ゲームオーバーになることはない。
レプリカ・ゼアノートのレーザーの一斉掃射により窮地に陥るが、この時王様の心の中に入っていたソラと共にレーザーを撥ね返し、さらにキーブレードに巨大な光の刃をまとわせ、レプリカ・ゼアノートに斬りかかって霧散させる。
その後、ソラとカイリが放った光によって帰還したリクに迎えられ、守護者たちのキーブレードの光でアーマー・ゼアノートを討つ。
リミットカットエピソードでは直接の登場はないが、ソラの手がかりを探すためにソラが旅した世界をドナルド、グーフィーと一緒に巡っているとリクから語られる。
MoM
不思議な塔にて、リクが単身で「裏側の世界」のクァッドラトゥムという街へソラを助けに向かったことを聞き、親友であるリクの身を案じて性懲りも無く急いで飛び出そうとするが、ドナルドとグーフィーに制止される。
イェン・シッドはかつて別の世界へ渡ったという古のキーブレード使いのことをマスター・ゼアノートが調べていたのだと推定し、王様に古のキーブレード使いについて調べさせるため、かつてのキーブレード使いの都スカラ・アド・カエルムに向かうよう命じる。
ゲームプレイにおいては、特定のパーティーには所属していないが、アイテム「キングスコール」を使用すると4人目のパーティーメンバーとして参入。
基本はパーティーの後ろを走っているが時々ランダムなタイミングで左右のメンバーと入れ替わる。
王様が参加するとリズムポイントにボーナスがつく。
ある程度同じレーンに連続して敵が来るとその間王様は後ろに戻らないため王様が入れ替わるタイミングにより攻撃回数が変わってくるが、王様の攻撃回数とボーナスの値は関係ない模様。
また、パーティーのHPがゼロになると一度だけケアルガを使用してHPを全回復してくれる。
参入するパーティーによって衣装が変わり、ORIGINAL(ソラ・ドナルド・グーフィー)とDDD(リク・ワンダニャン・コウモリバット)ではKHIIの衣装、DAYS(ロクサス・アクセル・シオン)では黒コート、BBS(アクア・テラ・ヴェントゥス)ではBbSの衣装となる。
それに伴いキーブレードもORIGINAL・DAYS・DDDではキングダムチェーンD、BBSではスターシーカーを装備している。