キャラクター/【ルクソード】

Last-modified: 2024-10-13 (日) 08:40:44

『運命を賭す者』の称号を持つ、XIII機関のナンバー10(No.X)。
属性は「時」で配下ノーバディはギャンブラー
名前のスペルは「Luxord」。人間の頃の名前は不明。

落ち着いた紳士的なキャラクターで、キザで余裕たっぷりな話し方をする一方で頭の回転は速く、軽妙な語り口で、相手をやすやすと手玉に取ってしまう。
 
CVは中田譲治。
FM版及び北米版における声優はロビン・アットキン・ダウンズ。


金髪を短く刈り上げ、口髭を生やしている。ちなみに、アルティマニアに載っているイラストでは顎の髭が茶色っぽく塗られているため、大分若く見える。瞳の色は水色。
両耳の上に輪っかを2つ、左耳にノーバディの形をしたピアスをしているお洒落さんでもある。

  • 左の片耳ピアスには、勇気と誇りの象徴の意味がある。
  • KHIIのキャラクターモデルでは白髪や銀髪に見えがちだが実際は金髪で、KHIIFM+アルティマニアでも「金色の髪」と記述されている。KHIIIではわかりやすく金髪になった。
  • 設定イラストが公開されるまでソリコミから前髪をオールバックにしているように見えていた。

一人称は「私」だが、一つだけ「俺」というセリフがある。

  • 「ゲームの支配者は俺だ!」
  • KHIIでは一人称を使っている台詞はこれだけなので、彼の一人称は「俺」だと思っていた人は多かったのではないだろうか。
    • 恐らく「俺」は素の一人称なのだろう。

武器はカード

普段から持ち歩いており、指先一つで自在に呼び出せる。
戦いの最中でもギャンブルに目がなく、ほとんどがダイスとカードを使ったものばかり。
「時」属性を司るものの時を止める、時間を巻き戻すなどの戦法は取らず、勝負師らしくフェアな条件で戦うことを好む。そのため決戦時に設けられる特殊ルールを相手だけでなく自らにも課している。

仕掛けられた数々の遊戯に勝利しなければ、未来に残された時間は永久に奪われてしまうことになる。彼自身にもこのルールが適用されているはずだが、自分の存在ですら賭けの道具としか考えていない生粋の勝負師である。


作中では「時」をどうこうするような描写は少なく、むしろ属性は「ギャンブル」と言った方が近い。

  • 時間を操るというのはあまりにも壮大で強すぎる能力のため、開発側もルクソードの「時」属性という設定を持て余していたようにも思える。
    この「時間」というアイデアを膨らませた結果、後の時間移動青年ゼアノート、未来のことを記した予知書などの設定に繋がっていったのかもしれない。
    • もしかしたら、KHIIの開発中にこれらの設定の構想が生まれたため、ルクソードの能力は控えめにされたのかもしれない。
    • KHIIIRMでこれからのシリーズにおいて重要な役割を持つ事が示唆されたため、今後の展開しだいでは「時」属性の名に恥じない活躍を見せる可能性もある。

ディレクター野村氏のお気に入り。KHIIでもっと目立たせようとしていたがそれが出来なかったらしく、KHIIFMやDaysでキャラクター性のフォローが入っている。
“正直、一番好きな機関メンバーです。(中略)……ルクソードは、もっとできるはずなんだけどなぁ。”


あまり知られていないというか気づきにくいが、ルクソードの後輩は機関を裏切ろうとした(または裏切った)者ばかりである(マールーシャラクシーヌロクサスシオン)。

  • 全員じゃねーか!
    • ついでに全員キーブレード使い、あるいは過去にキーブレード使いだった者たちである。

 
また、なんとKHIIIまで声付きで名前を呼ばれたことのなかった唯一の機関メンバーだった。
KHII時点では声に出して名前を呼ばれていない機関メンバーがちらほらいたのだが、KHIIFMでデミックスが卒業、3Dでシグバールが卒業してしまい、残された彼の名前を誰が呼んでくれるのかごく一部で注目されていた。
そして初登場から約13年間経ったKHIIIでようやく声付きで呼ばれることとなったのだが、満を持して彼を呼んだのはまさかのグーフィー。自己紹介をされたわけでもないのに名前を覚えているあたり、やはりソラドナルドと比べるとしっかり者ということなのだろうか…。

  • というかグーフィーは何処で彼の名前を知ったのだろう。アクセル(リア)に教えてもらったのだろうか。

KHII

ポートロイヤル(エピソード2)に登場。
金貨の呪いからハートレスを生み出す任務に就く。
盗まれた宝箱を取り戻す為にウィルは海軍と共に戦ったが、自分以外は全滅したとウィルは話す。

その話の直後にブラックパール号の船上に現れ、ソラ達からの妨害を受けるも「船長との交渉を行い、その間一切の手出しを禁じる」海賊の掟「パーレイ」を宣言するなどして翻弄。
宝箱を返却するかわりに金貨を記念にいただくと言い、配下ノーバディであるギャンブラーに金貨を投げ渡した。
その後、金貨の呪いから生み出されたハートレス「グリムリーパー」を召喚し、ソラたちをブラックパール号からインターセプター号に吹き飛ばさせ、ルクソードはインターセプター号を砲撃して破壊する。
ウィルの話によると、ルクソードはその後呪われた海賊とグリムリーパーを引き連れて闇の中へと消えたそうだ。

最終的にソラたちはグリムリーパーは倒し金貨も取り戻すが、グリムリーパーが撃破された際の心はルクソードがしっかりと回収しており、任務は成功させている。

  • 「ソラ、ご苦労。」
    • 珍しく、シンプルに「ソラ」と呼んでいる。利用する時にロクサスと呼ぶには礼儀としてよろしくないと判断したのかも。

終盤では存在しなかった世界に乗り込んできたソラと、一対一の時を賭けた勝負を挑む。

  • 戦闘前にドナルドたちを拘束し「こちらも忙しいので手短にな」と言ったがまだ彼に役目は残っていたのだろうか…。

戦闘後、とどめを刺そうと身構えるソラに対しカードで身を守るがカードもろとも斬り捨てられ、最期までソラの事をロクサスと呼び続けて消滅した。

  • 「ひどいな、ロクサス……」
    Daysプレイ後だと、少々やりきれないものが残る言葉である。
    • この言葉はソラには嫌味にしか聞こえなかったため、「俺はソラだ!」と返されてしまう。

「時を賭けた勝負」と聞けば一見壮大に聞こえるが、要はHPゲージとは別に専用の「時間ゲージ」が設けられただけで、普段の戦闘とそこまで変化はない。
ただしカードめくりでハズレの爆弾ばかり引いていたりすると、HPは残っていても先に時間ゲージの方が尽きてしまうため、必然的に「ゲームに勝つ」か「ゲーム完全無視」のどちらかの戦法を採ることになる。

  • ルクソードはソラとの距離を測って素早く動き回ったり、カードに変身して宙返りをしたりするなど、なかなかアクロバティックな回避アクションをする。また、通常のトランプ攻撃も意外にリーチが広くソラを寄せ付けないため、ルクソードが仕掛けてくるゲームを無視して彼自身をボコボコにするのは簡単にはいかない。
    強制反撃をしてくるタイミングも他の敵と比較して著しく早いため、こちらのターンを継続し続けるのは難しい。

幸い挑んでくるゲームはいずれも難易度は高くないので、予めギャンブラーで練習しておくと楽。
実は一部の技以外のカードはカメラアングル次第では絵柄が丸見えなので、見てから対処が余裕だったりする。
攻撃する時以外はソラを正面から見るアングルで戦うと基本的に「ゲーム」に負けることはほぼ無い。ポーズ連打も有効。

  • 完全にイカサマだろとか言ってはいけない。

時間ゲージが残り25%まで減ると「カード乱舞」を使ってくる。
自動的にHPが減る戦闘ルールからか、彼自身の防御耐性は非常に高い設定。


勝負の直前にリクカイリ・ドナルド・グーフィーをソラから引き離して1対1の戦いの場を用意するが、ルクソードに勝つと彼らはちゃんと戻ってくる。散り際まできっちりフェアな勝負師の鑑である。

  • KHIIFMでルクソードを倒した時のセリフは「You play the game quite well」。
    意訳すると「よくやった」という意味で、勝利した相手を賞賛するなど、戦う相手に敬意を表していることも分かる。
  • ちなみに戦闘中に自分から回復プライズを出す機関メンバーは彼だけである(一時的に呼び出されたノーマル敵を倒した時などを除く)。特定のゲームに成功することでHPプライズがばら撒かれる。

無印では他の機関員たちと違いこれと言って印象に残る言動がないためか、よく影が薄いキャラの代表格として名が挙がる。
機関員の名を順に挙げていって「十番って誰だっけ?」みたいなことになるのもよくあること。おじさんカワイソス。

  • 強いて台詞を挙げるとすると「ひどいな、ロクサス……」と「パーレイ!」くらいだろうか。
  • 以降、彼のパーレイ発言が印象的だったのか、一部のプレイヤーからは「パーレイおじさん」と呼ばれるようになった。

出向いたワールドで消滅したデミックスやザルディンとは違い、ポートロイヤルでは任務を完璧に成功させて退却している為終盤まで生き残り、彼らの本拠地で戦うこととなるメンバーの一人ではあるのだが、リーダーのゼムナス、副官のサイクス、No.2のシグバールと比べるとやはり印象が薄くなる。逆に言えばこれらの上層部の面々でもないのに終盤ボスのメンバーに加われたということでもあるのだが。
自分の名を名乗らない為ソラたちからは名前を呼ばれず、この頃は重要なキャラクターでもなかったことから、他のキャラクターからも名前を呼ばれないまま消滅してしまった。

  • 後のKHIIIRMでの彼の言動を考慮すると、この時は正に道化に成り切っていたのかもしれない。

XIII機関のことを独自に調べていたリクや王様、情報収集に長けていたジミニーなどであれば彼がどのような人物なのかある程度認識しているかもしれないが、ソラからは単なるXIII機関のメンバーの一人としか思われていないだろう。

  • XIII機関の記事にもあるが、そもそもKHIIに登場する機関メンバーはアクセル以外自分の名を名乗らないという傾向がある。それでもデミックスはキャラが濃かったり、ザルディンはシリーズ屈指の強敵であったりと、他のメンバーは何かしら印象に残りやすい要素があるが、残念ながらルクソードにはそういったものが少ない。ちなみにゲーム内で長らく名前を声に出して呼ばれたことがなかったという点に関して同じ境遇であると言えるシグバールは、プレイヤーから名前を間違えて覚えられているということが非常に多かった(何なら公式にも一瞬間違えられた)。

漫画版では勝負のスリルを楽しむクールなギャンブラーというよりは、むしろ優雅なロマンチストとしての振る舞いが多く、リクなどの強敵を前にしても勝負の行方をカードで占うなど余裕を見せている。

  • Days編のロクサスとの任務では、だんだん余裕がなくなっていた。
  • ルクソードの決着はカード勝負で、諦めようとしたソラにアドバイスをあげた。

漫画はポートロイヤルのストーリーが省かれており、ソラとの初対面も存在しなかった世界になっている。顔が明らかになったのはDays編から(漫画版KHIIは一旦休止してDaysが始まり、Days完結後に再度KHIIが始まったため)。
そのためか、本格的に初登場した際には自分の事を「真打ち」と呼んでいた(サイクスには思いっきりシカトされていた)。

  • なお、シカトされてルクソード自身は原作通り末席であるという自覚があったため、「似合わないことは自分でもわかってる」「最後まで残った最終兵器感をどうすればいいんだ」と慌てていた。
  • ちなみに消滅したのはサイクスより後。つまりゼムナスを除けば機関員最後の生き残りとなった。
    まぁ消滅タイミングはサイクスとほとんど同時だが。

最終巻でのソラ一行との決戦では、ルクソードはソラの仲間をカードに変えて、いわゆる「仲間のカードを当てろ」ゲームを展開するが、実は仲間のカードを全てハートレスのカードとすり替え、ソラが絶対当たりを引けないようにイカサマをしていた。
ゲーム本編のルクソードにはない卑怯さが描かれているが、漫画版ではノーバディには心がないという結論で物語が終了しているので(ロクサス・アクセル・シオン・ナミネ等は例外と思われる)、勝負師の誇りを堂々と破る姿勢は彼がノーバディであるということを読者に思い出させた……のかもしれない。
しかし、皮肉にも彼がイカサマをしていたおかげで仲間のカードがサイクスの攻撃に巻き込まれなかった形となり、後にイカサマ抜きでの勝負に勝利して仲間の解放に成功したジミニーに対して「たいした勝負師だ…」と賞賛を送っている。

KHIIFM

追加イベントに登場。最後の方まで生き残ることもあってセリフは多い。
ザルディンから自身の「ダイスは投げられた。ソラには止められない」という発言へ「ダイスの目が悪ければお前もデミックスの後を追う」と返された際も、「先が読める勝負に何かを賭ける価値は無い」とブレないギャンブラーぶりを見せている。
またアクセルの消滅に対しては、「奴が手に入れたのは無だけだ」と全否定するサイクスとは対照的に、「己の存在を賭け何かを手に入れたのだろう」と、自身らが「存在しない者」であることが大前提のイカサマであることも含めて評価を示している。


新マップ「追憶の洞」の最奥、集積の庭園に再現データとして登場。
挑んでくるゲームの難易度が急上昇しており、最終ゲームに至ってはほぼ運ゲーと化す。また、あらゆるダメージを30%~15%に抑えるトンデモ防御力を誇る。秒間6ダメージを負うルールがなければ尋常じゃないタフさである。
機関員で唯一自分にも被害が現れるルールで勝負をしかけ、自分が負けると回復ボールをばらまく。強化はされたものの、ルクソードの場合バトルシステムが特殊なので、個人差はあるが他のメンバーと比べると倒すのは比較的楽である。

  • 本編と比べるとゲームやカードめくりによる時間ゲージの変動が敵味方ともにかなり大きくなっている。
    ゲームに勝てば12.5%分、時計のカードをめくれば5%分時間ゲージにダメージを与えることができる。そのためHPの高さや上述の耐性の高さに反してちゃんとゲームに応じながら戦えばレベル1だろうが時間はそんなにかからない。
    各種ゲームに勝てる自信があるならトドメ以外はほとんど攻撃する必要もないくらいである。
  • 時間ゲージが0になると、全ての攻撃を止め潔く動かなくなる。しかし調子に乗って止めを刺さずに殴りまくると反撃されるので注意。
  • 因みに連携とエリクサーを交互に連打し反撃できないようにゲージを削りきると最後のゲームを無視できる。エリクサーがもったいない上にタイミングも難しいが。

Lv1プレイの際にXIII機関メンバーはみな強敵と恐れられているが、ルクソードに関しては苦労したという報告があまり挙がらない。
本編でもゲームにさえ勝てば隙を作り出して攻撃することができるため、他の機関メンバーのように敵の攻撃に対応しながら攻撃していく、という要素が薄いためである。相変わらずカメラアングルなどのイカサマが有効なのも大きい。
ただしゲームを禁止するとその隙の少なさは全機関員中でも屈指であり、その真の実力を思い知らされるハメになる。

Re:COM

当然本人は出演していないが、他の機関員共々エネミーカードとしておまけ的に登場。KHIIFMのクリアデータがあると、アグラバー未知なる宝のキーカードを使った部屋で手に入る。
カードを使った戦闘といえばこの男。というわけで効果はまさかの強制カードブレイク効果
ゲームの支配者の気分を味わえる。
炎・氷・雷・無属性の技の受けるダメージを半減する相性の変化も起こる。

Days

様々な機関員の裏が見えるこの作品だが、彼は面倒見のいい先輩であった。
「末端の者同士、苦労が絶えないな」と後輩のロクサスを気遣うような言葉をかけていた。

  • KH1.5の映像でカットされたのが惜しい台詞である。
  • 良い先輩であった彼のKHIIの最期のセリフが「ひどいな、ロクサス……」であったことを本作で重く感じたプレイヤーもいるかもしれない。親友であるアクセル・シオンを除けば、もっともロクサスと仲の良かった機関員はおそらく彼である。

ノーバディでありながら比較的感情豊かなロクサスを見てか、「若年時にノーバディとなった者とそうでない者には違いがあるのではないか?」という疑問を抱いていた。(レポート/【ギャンブル】


ロクサスとは主にワンダーランドでの任務で4回行動を共にする。
下記の結果と合わせて合計6回行動をともにする。
これは忘却の城に行かず生き残った機関員の中で、シナリオ上同行回数の多いアクセルやシオンを除けば2番目に多い。

  • DAY194~197のミッション57「コマンダーを討伐せよ」にて、長いバラの迷路を抜け、最初の部屋まで戻らなければならない道程を思い、うんざりするプレイヤーの目の前で闇の回廊を開いてくれるという他の機関員では考えようともしないであろう優しさを見せてくれる。
    さすが紳士。

他にハロウィンタウンネバーランドでの同行が1回ずつ存在する。しかし他の機関員があまり同行しないネバーランドやハロウィンタウンの同行がある代わりに、他の機関員が1回は同行しているアグラバーには唯一来る描写がない機関員である。

  • ロクサスが習得までに苦労し、アクセルもロクサスの誘導がなければ使えなかったネバーランド内での浮遊を、ネバーランドの地に降り立ちもせずにいきなり使っている。嘘だろ…。
    • ロクサスと組む前の任務で立ち寄り習得した可能性もある。どちらにしろ、他の機関員では出来なさそうなことをやってのけるのは流石である。

属性は時で、防御力がレベル1の時のものになる状態異常「防御Lv.1」に耐性を持つ。

  • Daysには登場しないが、ストップ状態があればその耐性も持ち合わせていたのだろうか。

パートナーの能力として、ケアル系以外の魔法をラ系まで扱える。
レベルは全て2。魔法が主体のゼクシオン並みに多彩。
 
本作のキャラクターの中では比較的バランスの取れた性能。
同じバランス型のロクサスに比べて攻撃のテンポがやや遅いが、カードを使った攻撃はリーチや範囲に優れているものが多い。
魔法力も優秀だが、攻撃特化型にしても扱いやすい。武器パネルのカスタマイズではロクサスと同じかそれ以上に個性的なものを作り出せるので、武器選びが楽しいキャラクター。

リミットブレイクは「ジャックポット」。


闇と光を紡ぐ庭には355日(実質91日)中41回おり、忘却の城に行かず生き残った機関員の中では上から2番目である。(サイクスもいれるのなら3番目)

  • ちなみに終盤に「ゲームに熱心になるのはいいがほどほどにな」というメタ的なセリフを言ってくれる。

漫画版ではゲームと同じくワンダーランドのパートナーとしてロクサスに同行。
ワンダーランド内ではチシャ猫との絡みがあったり、何を間違ったかとんでもないサイズに縮んだり巨大化して敵を圧倒したりとコミカルな見せ場が多い。
ロクサスには「悪い奴じゃないけど変わってる」と評価される。実際、ロクサスが落ち込んでいる時にゲームを提案して元気づけようとしたりするなど、原作とも違わずよく気が回る先輩である。
休日は一人でカード遊びを嗜んでいる模様。

  • 休日らしくのんびり有意義に過ごしているような気もするが、シオンは「違…休日ってもっとこう素敵な…」と、他の機関員の過ごし方とひっくるめて酷く幻滅している。

BbSFM

FM版の追加隠しボスとして、黒コートを着て時の力を操り戦う謎の男が登場。この男に関して様々な考察がなされていた。
時の力というキーワードから、一部ではこの正体が復活したルクソードではないかと言われていたが、これに関しては3D発売前に公式で否定された。

  • 誤解を正す必要性を感じたのだろう。その上、特にこの謎の男の正体と彼がなぜ時の力を使えるのかは3Dのストーリーの根幹に関わってくる。詳細は該当項目を参照。

χ

キャラクターとしては未登場だが、カードで出演。
リバースカード(闇側勢力のカード)として採用されている。R、SR、SR+の3種類があり、タイプはSR以降がマジック、R+のみタイプがパワー。
サービス終了直前には、ゼムナス、シグバール、ザルディン、サイクス、デミックスらKHIIの機関メンバーと一緒に写ったカード(通称:集合写真)がログインボーナスプレゼントで配布された。

KHIII

真XIII機関のメンバーとしてザ・カリビアンで登場。
デイヴィ・ジョーンズの心臓という、ある種のハートが入った宝箱「デッドマンズ・チェスト」が機関の探す黒い箱ではないかと推察し、それを手に入れるために今回も「パーレイ」をジャック・スパロウ(※ただし本人ではない)に向けて宣言する。

  • というか会った瞬間いきなり「パーレイ!」である。さすがパーレイおじさん。
    ネタはともかくとしても「またそれか」と思わず突っ込んでしまったプレイヤーもいたのではなかろうか。

ジャックに箱を探している事を告げ情報を聞き出そうとするも拒否されたため、箱の情報を賭けてポートロイヤルの港までの競走を持ちかける。

  • この時、ソラたちが勝った場合はジャックの望む物を手に入れてくると宣言(渡すとは言っていない)。
  • なおそのゲームの実態であるが、ルクソードの援軍もやってくる上、ソラが先に着こうとしても最終的にソラ達に攻撃してくる。
    そして競争に負けたら問答無用でゲームオーバー。
    まぁ「先にポートロイヤルに着いた方が勝ち」としか言っていないし、先に攻撃を仕掛ける事を提案したのはジャックなので卑怯とも言い切れないのだが。
    • ソラが勝っても、ジャックの望む物の詳細を教えてもらう形で箱の情報を聞き出してしまう。この手の駆け引きはジャックやソラには難しいか…。
      • ドナルドにはイカサマだと批判されるが、「それが賭けの醍醐味だ」と語っている。
    • ジャックが口を滑らせた際、ドナルド達はルクソードの意図に気付いていたようで、グーフィーは「言っちゃダメー!」と止めようとし、ドナルドは答えてしまったジャックを見て大きく口を開けている。ソラは一拍遅れる形で気がついた。
  • ちなみにソラが負けた場合、嬉しそうに煽ってくる。
    • 「私の勝ちだな ソラ!」
    • この競争の前に操舵の練習ができるタイミングはほとんどなく、一発でクリアするのは難しい。内容の難しさから何度も聞くことになったプレイヤーも多いのではないだろうか。

その後も海賊たちと東インド貿易会社との決戦の裏で暗躍。
終盤、フライング・ダッチマン号で箱を抱えていたジャック・スパロウ(※今度は本人)を見かけ箱を手に入れるために交渉しようとするも、「急に出てきて渡すわけねえだろ」と正論を言われ、「パーレイ」も遮られ「それどころじゃない」と拒否されてしまう。

  • ルクソードにしてみれば海賊はパーレイに忠実である筈だが、既に望むものを手にしているジャックには交渉に応じる理由も無いため適当にあしらわれている。

挙句の果てにジャックの口臭により船から海に落下してしまった。

  • あんな嵐の海で落水なんかしてよく無事だったな…と思わないでもないが、ノーバディだから何とかなっただけか。
  • シーン自体は、映画「パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド」のオマージュ。ウィルがこれを喰らって海に落とされている。

結局箱もお目当てのものではなかったので骨折り損のくたびれ儲けなのでは感がある。


キーブレード墓場の断絶の迷宮での決戦時はマールーシャ、ラクシーヌとの3人でソラと王様に襲いかかる。
戦闘開始後しばらくするとゼムナスから力を与えられ、その力で王様をカードの中に閉じ込め、ソラにゲームを持ちかける。

  • ソラが加勢する前のイベントシーンでは、ラクシーヌと2人で王様を挟み撃ちにして同時に武器を投げ、王様がジャンプしてかわしたところを空中からマールーシャが攻撃する、という三位一体の連携を見せている。

今回のゲームのルールはフィールドを囲むカードの中からルクソードを探して倒すこと。間違ったカードを攻撃すると一定確率で爆発でダメージを受けてしまう。

  • ルクソードの隠れたカードは他のカードに比べて大きく震えている。
    • なお、相変わらず視点操作をすると丸見えである。
  • 特殊な戦闘のためか、ボスの中ではHPがぶっちぎりで低い。具体的にどれだけ低いかというと、チュートリアルのダークサイドと同じくらい低い。
    ルクソードのゲームをクリアするまでマールーシャとラクシーヌにはダメージを与えられない。おまけにルクソードとのゲーム中もマールーシャとラクシーヌは普通に攻撃してくる。速やかにクリアしてしまおう。
  • ちなみに、ゼムナス離脱前はカードでの包囲攻撃などを行う。
  • KHIIと比較してマールーシャやラクシーヌによる妨害がある分難しかった、KHIIの方がカードが常に動いていたため難易度が高かったなど意見は様々。

ルクソードとのゲーム開始までマールーシャとラクシーヌを倒せず、上記の通りゲーム中は二人を攻撃できないので、必然的にルクソードを最初に倒す事になる。
断絶の迷宮での決戦でこの三人から始めた場合、ルクソードが真XIII機関で最初の脱落者となる。

ルクソードを倒すとソラに賭けの取り分としてジョーカーのカードを手渡し、人間としてまたソラとゲームで戦うことを約束し、消滅した。その後ちゃんと王様も帰ってきた。

  • このジョーカーは今後関わってくるようで、このカードがソラ復活の鍵になるかもしれないらしい。

なお、旧機関メンバーのNo.9~12までの4人は「古のキーブレード使い」を探すために集められたらしい。ルクソードがキーブレード使いかは不明な上Uχは完結したが、このことを考えると今後も再び登場する可能性がある。

  • この話をゼムナスがする際、「末席の私はまた除け者かな?」と言いながら現れる。懐かしく思ったDaysプレイヤーもいるのではなかろうか。
    • …の割には一応先輩であるデミックスを差し置いて堂々と正規の真機関入りしている。一応マールーシャやラクシーヌもそうなのだが、彼らは本当に「古のキーブレード使い」だった上に、(機関を裏切ったものの)忘却の城の管理も任されていたという実績があるのでルクソードとは格が違うと言える。
      • 一応彼にはKHIIで目的を達成した上に終盤まで生き残ったという実績があるのを忘れてはならない。
  • No.9~12のうちNo.10を除いた全員が「古のキーブレード使い」ってこともあるかもしれない(No.10だけ違うのは 10=X 異端の証だったりして)。
    • そう言えば、9~12(13)はローマ数字だとXが入っている。ロクサスとシオンも含めて、No.にXが付く機関員はキーブレード絡みで仲間に迎えられたと考えることもできる。
  • 若年が多い「古のキーブレード使い」であろう機関員と違い、ルクソードは中々に壮年(30代くらい?)な見た目なので、仮にキーブレード使いだとするなら、相当な経験を積んだベテランだったのかもしれない。更に、それらしい攻撃や魔法が披露されていないのに属性が「時間」な理由が、あのキーブレードと関係したり、しなかったりするのかもしれない…。

KHIIIRM

追加シナリオ「Re Mind」に登場。
本編でシグバールがオリンポスを訪れていた折にルクソードもここへ来ていた。
ルクソードはシグバールからの指示で黒い箱を探す任務についていたが、それがゼアノートやゼムナスからの命令だとうそぶくシグバールに対し、カードを操りつつギャンブラーらしい鋭い観察眼でシグバールが機関と関係なく第三者を装いながら単独で動いていると看破する。
そのような何が入っているかもわからない箱をわざわざ探すシグバールが何者か問い詰めるが、唐突に自分には関係ないと言い捨て、「このまま道化を演じる」とその場を去った。

  • これにはさすがのシグバールも「お前こそ何者だ」と不信感を露わにしていた。
    • あの発言はキーブレードの力を欲しがる愚者を演じるシグバールへの皮肉なのかもしれない。
  • あとさらりとゼムナスに箱について直接聞いたと取れる発言もしている。これにはシグバールも呆れている。

リミットカットエピソードで戦える再現データ戦では今回も時間ゲージを使っての戦いとなり、相変わらずの勝負好きさが強調されている。

  • 今回はソラをサイコロやカードに変えてきたりはしない。

通常攻撃はカードを飛ばしてくる攻撃やカードで挟んでの攻撃を行ってくる。前者はガード可能だが後者はガード不能。

  • 挟んでくる攻撃で使うカードには雷の絵柄が書かれており、サンダー系魔法を当てれば消える。

通常使ってくるゲームは2つあり、まず1つは自分の周囲に5枚のカードを高速回転させ、その中に1枚ある○のカードを攻撃するとカードが減り、5枚とも○のカードを攻撃できると成功となるゲーム。正解でないカードを攻撃してしまう、または時間がかかりすぎるとゲーム失敗でダメージを受けるので、○のカードに攻撃する時は他のカードに当たらないようドッジロールでキャンセルしながら手早く攻撃するのが望ましい。
もう1つはフィールドにカードを並べ、その中に1枚あるルクソードのカードを探させるゲーム。このゲームはルクソードのカードを攻撃すれば勝利となるのだが、今回はルクソードのカードとハズレのカードはカメラの向きに合わせて回転し裏を覗けなくなっている。唯一裏を覗ける○が描かれたカードを全て破壊すると、カードが全て裏返りどれがルクソードのカードか一目瞭然になる。これもハズレのカードを攻撃するか時間がかかりすぎると失敗となるので、焦らずにゲームをこなしていく必要がある。ただし時々ルクソードがハズレのカードで攻撃してくるので注意。

  • このゲームでは、それまでの攻撃でルクソードが床にばら撒いたカードが使用される。カードの枚数が増えるとルクソードを捜すのが難しくなるだけでなく、○の書かれたカードの枚数も増えてゲームの難易度が上がってしまう。攻撃をガードするか攻撃前にカードを破壊すればカードを撒かれずに済むので、ゲームの難易度を下げるためにもルクソードの攻撃はなるべくガードするか打ち消すようにしたい。
  • 特にカードの枚数が少ない場合は、ポーズを連打してルクソードのカードを目で追い、直接攻撃しに行くことも可能。

 
時間ゲージが減ってくると、戦闘フィールドの外周に大量のカードを並べ、その中からルクソードの柄のカード全てを探させるゲームを始める。
カードはたまに裏返り、裏返った時にルクソードの柄になっているカードを攻撃かシチュエーションコマンド「カードドロー」で消していき、カードの枚数を減らしていく。この最中、カードを地面から束にして飛び出させる攻撃も行ってくる。
カードが減ってくると仕切り直しになり、ここでルクソードのカードを3枚消せば成功となる。ただしここからルクソードのカードが裏返って×になるフェイントも多くなり、またルクソードの直接攻撃も増えてくる。1段階目で×のカードを3枚攻撃するか、2段階目で×のカードを1枚でも攻撃してしまうとゲーム失敗、大ダメージを受けて時間ゲージも減ってしまうので注意。結構シビアな時間制限もあるため、通常ゲームに比べて成功難易度はかなり高い。通常ゲームは完璧なのにこのゲームだけは成功できないという人もいるのではないだろうか。

  • ただし、成功しないとトドメを刺せないKHIIの「カード乱舞」とは違い、これまでの通常ゲームにキッチリ勝利し、時間ゲージに余裕を残していればその後の通常ゲームで十分にゲージを削り切れる。
  • 後半は両脇のカードのマークを飛ばす攻撃の直後がチャンス。ドッジロールで攻撃をすり抜けつつ接近するとよい。ただし攻撃後にカードの位置をずらしてくるので注意。

後半は前述の1つ目のゲームの5枚のカードの間隔が大きくなってさらに高速回転するゲームも行うようになる。
また、挟んでくる攻撃に使うカードの絵柄が炎に変わって攻撃回数が4回に増え、画面に対して斜めというドッジロールのしにくい角度での攻撃も行ってくる。
総じて、ソラどころかプレイヤーの操作までも弄んでくる、ルクソードらしい勝負になっていると言えるだろう。


シークレットエピソードではヨゾラの乗る車の運転手が登場するのだが、それがルクソードではないかと言われている。
運転手は後頭部とルームミラーに映る額くらいしか見えず、セリフも一言しかなく声優もノンクレジットなのだが、やや震えたような独特の低い声色ですぐに中田譲治氏と分かる。

  • そのセリフとは「あれ すごいですね」。ちなみにネタ元と思われるのはFFヴェルサスXIIIの2011年版トレーラーで運転手が同じシチュエーションで言った「あれ 迫力ですね」。
    • 一応その前に「将軍 将軍」と呼びかける台詞も入っており、ヨゾラはこの声で目覚めたように見える。くぐもっているが運転手の声だと思われる(運転手の声じゃなかったら誰の声なんだという話になるし)。

もしルクソードがヨゾラの関係者ならば、今後キーキャラクターとして物語に関わってくる可能性は高いだろう。最初の会話シーンといい、今作でルクソードについての謎が深まったことは確かである。