『非情の妖姫』の称号を持つ、XIII機関のナンバー12(No.XII)。
属性は「雷」で配下ノーバディはニンジャ。
人間の頃の名前は「エルレナ」。ラクシーヌ(Larxene)という名はエルレナ(Elrena)+Xのアナグラム。
シオンを除けば機関で唯一の女性。
美しい容姿と裏腹にサディスティックで残忍な性格。
- そのせいか一部のファンからは「ラク姐」などと呼ばれている。
- 性格はどうあれラクシーヌは美人の類に入るだろう。
- XIII機関をトランプになぞらえると12番目はクイーンで唯一の女性(と言ってもトランプの十番目まではそもそも人ではないのだが)である。そして女王でもあるため、彼女の性格はこれに由来するのかもしれない。
CVは宮村優子。
- 宮村はオーストラリア移住のため仕事をセーブしており、それ以前から担当しているキャラクターのみ継続している状況である。
- 無印版COMでの戦闘での掛け声はスクウェア・エニックスの宣伝部に所属している片山理恵子氏が担当している。
北米版における声優はシャネル・ワークマン。
髪型は金髪をオールバックにして額を露出させており、額の部分に髪で触角のようなものを作っている。
目の色はグリーン。アクセルよりも少しだけ色が濃い。円卓の間での椅子の座り方は、右足を前にして左足と交差させて、両手を体の横に置いている。
- デザインした野村氏によれば、「あの髪型は、描いた自分でも未だに謎です。……なんであの前髪、つけたんだろう?」とのこと。こちらも知りたい。
武器はナイフ。
- 本編で使用しているのはエクレール。
両手の指先に激しい電流を流し、四本ずつ作り出したナイフを指の間に挟み込む。
- 近接用武器が得物だからなのか彼女のバトルスタイルは真旧含む機関員で数少ない体術使いである。
挟み込んだナイフを鉤爪のように使って接近戦を展開したり、ナイフ投げで遠距離攻撃も可能。
機関の中でもスピード自慢の一人であり、素早い動きを駆使して怒涛の連撃を放つ攻撃的な戦法をとる。彼女の性格を体現したものである。
彼女の逆鱗に触れてしまった者は、放たれる白雷によって容赦なく嬲り殺され消し炭と化すだろう。その攻め手に一切の容赦はない。
漫画版では少し色気が強め。胸がちょっと大きめに描かれている。
かと思えばなにかと振る舞い方に品が欠けていたりする。例をあげればリクに甲斐性なくやられたヴィクセンやナミネに翻弄され続けたソラに対し、これでもかと言わんばかりにゲラゲラ笑ったり、飲み食いの仕方があまりきれいではなかったり。
サディスティックで怒りっぽい、人を蔑み嘲る様子もより強調された事で、忌々しい性悪女として描写されている。プライドも非常に高く、リク=レプリカにおばさん呼ばわりされて怒ったりもした。まぁプライドが高くなくてもそりゃ怒るけど。
- 「それが人に物を聞く態度?」といったラクシーヌに対し、ソラは「教えてください、女王様……」と爆弾発言。ドナルドとグーフィーはドン引き。
- なお、KHII本編ではある意味それ以上のことをさせたメンバーがいたりする。
ドナルドのサンダーに対してわざとダメージを受けているふりをして充電しパワーアップするなど、卑怯なところもある。
放電を強めすぎた際に導体(たとえば水)に触れると電流がショートし自爆するという弱点があり、それをソラ一行に看破されて敗北、爆散し消滅した。
COM
忘却の城の地上の管理を担当するメンバーとして登場。マールーシャと手を組んで機関を乗っ取ろうとしていた。
ソラの元に現れ、彼にナミネを「思い出させ」、彼女がこの城で自分達に囚われている真実を告げ、一戦交えた後にソラに先に進むためのカードを渡して撤収した。
- 彼女は「負けたフリするのも疲れる」と言っていたがアクセルからは「危なそうに見えた」と指摘されている。ソラを怒らせてしまったため、大分手こずったのかもしれない。
- 機関のメンバーは口が悪かったり嫌みったらしかったりする奴が多いが、あからさまに粗暴で攻撃的な性格なのは彼女のみであり、ソラが「黒コートの人物=敵」と認識したのは彼女のせいだと思う(マールーシャやアクセルに対しては警戒はしてたが、わけわかんない奴らくらいにしか思っていなかった)。
次に現れた時はアクセルによってナミネを解放されたため、計画に狂いが生じた事に怒り、ナミネの力とリクの偽者、そして城で思い出した記憶は全て嘘だと真実を語り、ナミネを傷つけた後ソラを消そうとする。
が、ソラを追ってきたドナルドとグーフィーが現れ、彼らの連携の前に敗北。
自分の負けを信じられずに、消える事を嘆きながら消滅していった。
- なお、リク編では同じ頃にレクセウスがリクに敗れて消滅したが、どちらが消滅が先なのかは不明。
リク編ではアクセル、ヴィクセンと共に、ナミネの力を使ってリク=レプリカに本物のリクの記憶を植え付けようとするシーンが描かれている。
「俺を裏切るのか!?」とヴィクセンに反発するリク=レプリカに対しラクシーヌは「たぶんそんなに痛くないから大丈夫」とからかい、激高して戦闘を仕掛けようと立ち向かってきたリク=レプリカを一撃で打ち倒す描写がある。
ラクシーヌはアクセルやマールーシャと違いそこまで戦闘能力が高いという設定はないが、仮にも強力なノーバディの集団であるXIII機関のメンバー。リクの闇の部分とは言っても所詮生まれたばかりの人形である彼の能力では全く歯が立たないのであった。
地上組メンバーが集まる部屋ではソラを監視していた。
- そして計画になくてはならないソラの事を「おもちゃ」と称している描写もある。
上記の最初の戦いに赴く前、機関を乗っ取るという目的を口にしたアクセルに対し彼の口の軽さを指摘し「真の目的は内に秘めておくべき」と言っているが、彼女が去った後にアクセルは口が軽いのは彼女の方だと言っている。
これは彼女がアクセルが裏切りの証拠を握るためにカマをかけていた事に気づかず、自分達の目的を機関側のスパイである彼に話してしまっていたからである。
ソラとの最初の戦いを終えて戻ってきたところにヴィクセンが現れ、「機関の面汚し」と見下された言葉をかけられて苛立った様子を見せるが、ヴィクセンが連れてきたリク=レプリカが突然行方をくらましたため、上記の出来事の仕返しも混じえてヴィクセンを罵り、怒らせる。
- 彼のことはかなり嫌っていたらしく、後にアクセルに消された時は「せいせいした」とまで言ってしまっていた。
後にマールーシャの命令でヴィクセンを消したアクセルに、機関を乗っ取る計画の仲間入りをさせ、全て順調でマールーシャ共々浮かれていたが、持ち場を離れたところでアクセルがナミネを解放し、状況が一変。やがて上記のストーリーにある通りソラ達に敗れた。
炎・氷属性を半減し雷属性は吸収されてしまうが、物理属性と無属性は軽減できない。
そのため物理系のストック技(無属性扱い)が非常に有効であり、特に動き的にもカードの数字的にもブレイクされにくいソニックレイヴがとても有効な敵として知られる。
本作のアクセルとマールーシャを除く機関員は空中浮遊をして移動する動きがあるが、彼女はそのスピードが一番早い。
魔法攻撃はサンダラオンリーで、物理攻撃は連撃が多いスピードタイプの敵。
- 魔法発動の際には、ソラと同じく「いかずちよ~♪」と唱える。
- 彼女の性格からして、わざと真似してからかっていた可能性もある。
- ただし海外版では「Lightning!!」と唱えている。ちなみにソラは「Thunder!!」。
アタックカード一枚一枚の攻撃がやたらと長く、一度コンボに入ると抜け出せなくなり体力をガンガン削られてしまう。
特に自身のエネミーカードを使用中はコンボ数が増え、スタンダードでも体力を6割近く削られることがある。
ストック技は「ライトニングボルト」と「テレポートラッシュ」。
- テレポートラッシュは2戦目のみ。
エネミーカードの効果は「ダッシュ」、雷属性の技を無効化、無属性の技が弱点(受けるダメージが1.5倍)になる相性の変化が起こる。
Re:COM
3Dポリゴンになったことにより、意識を失ったリク=レプリカを掴んで投げ捨てる、ソラを庇おうとするナミネを腕で思い切り薙ぎ払うなどといった乱暴さや素行の悪さが強調されて表現されている。
- ナミネの方はともかく、レプリカとはいえあの筋肉質な体格を掴んで投げるのは重くないのだろうか。ノーバディだから腕力もあるのか?
ストック技に「メガヴォルト」と「ブレイドストーム」が追加され、ライトニングボルトが削除された。
ストック技などで大ダメージを被った時のボイスが「いやっ!」「あんっ!」というとてもエロい喘ぎ声。
家族や友達のいる傍でラクシーヌ戦をするのが憚られる程に色気がある。
どこぞのNo.4様の悲鳴とはまた違ってネタになりやすい。
また、ラクシーヌにはソニックレイヴが有効なのでデッキに組み込む人も多いだろうが、そうすると連続で喘ぎまくるラクシーヌの声が聞ける。
バトルではテレポート系の演出が球状の闇のようなもの(KHFMやKHIIでゼムナスが使っていたものに似ている)になった。
イベントシーンでは武器での攻撃や魔法だけでなく体術も得意としているようで、ソラを2度も蹴り飛ばしている。
KHII
前作で消滅している為、一部のムービーに少しだけ登場するのみでこれといった活躍はしていない。
他のCOM組同様、ジミニーメモに存在だけは記録される。
KHIIFM
ポートロイヤルの死の島でアブセント・シルエットが出現。
雷と分身攻撃を自在に使い、嬲るように攻撃してくる。使う技は、「雷轟」や「疾風迅雷」など。
バトルレベルは32。初めて戦闘可能になる段階では「雷轟」の回避は極めて困難。基本的にグライドで避ける技なのだが…世の中にはドッジロールだけで避け切る猛者もいるから恐ろしい。
分身中に一部のフィニッシュ技でラクシーヌを浮かせるとリアクションコマンド「アザーブレイク」を発動でき、強制的に1体に戻すとともに攻撃チャンスを作り出せる。
ただアザーブレイク自体の発動条件に謎が多く、リアクション自体にはダメージが発生しないため敢えて活用せずに戦うプレイヤーも多い。
- 分身はどちらが偽物という区分はなく、実はHPゲージを共有しており両方に当たり判定がある。
そのためアザーブレイクを使わず分身を出したままにしておき、範囲攻撃やリフレク等で2体を同時に巻き込むことで速攻撃破も可能。 - リフレクなどが有効だが、真っ当に戦うと隙が少なくかなりの強敵。1体の時は雷の隙を突くのが難しく、分身したら疾風迅雷で1体に戻るまで防戦一方なんてこともままある。
ただHPは低く、上述の分身の仕様もあり気がついたら倒せてしまった、なんてこともよく起こる。
新マップ「追憶の洞」の最奥、集積の庭園でも再現データとして登場。他のメンバーのように使用技の攻撃速度に変化は無いが、序盤から強力かつ素早い技を使用するようになり、より攻撃がハイスピードになった。一瞬にしてゲームオーバーに追いやられたプレイヤーも多いことだろう。
- HPの低さが解消され、隙はますます少なくなっているため、再現データの機関員の中でもかなりの強敵。
特にリフレクを縛った場合は攻め手がほとんどなくなり、疾風迅雷が飛んでくるまでひたすら耐え凌ぐという展開になりやすい。 - 何故かHP1になると、ソラに雷を一本だけ落とす攻撃しかしてこなくなる。しかし調子に乗って止めを刺さずに殴りまくってると雷轟や疾風迅雷が来てボコボコにされるので注意。
Re:COMと異なりダメージを被った時のボイスが「う゛っ!」「がはっ!」になっている。
Days
ロクサスに魔法の使い方について教えてくれる……のだが、その態度が非常に悪い。
日常で話しかけてもそれはつっけんどんな態度。
- 「これをあげるからあっちいって」とアイテム(ちなみにポーション)をくれる日もある。
- そこまでかまって欲しくないのか?
忘却の城の派遣メンバーに選ばれているが、マールーシャと共謀した機関への謀反はこの頃から計画されており、その計画に心奪われており面倒ごとなんてやってられない、といった感じであった。
- 心がないのに心を奪われるとはこれいかに。
その後は忘却の城へ派遣され、COMの通りの末路を迎えることとなる。
デミックスのことを普段からさんざんコケにしていたようで、デミックスはラクシーヌの消滅についてざまあみろと言わんばかりの悪態をついていた。
小説版では「心がない方がずっと楽なのに、何故機関は心を欲するのか」と少し疑問に思っていたようだ。
- しかも機関の真の目的は機関員に恐らく見ず知らずのじいさんの心を植え付けることである。彼女が絶対に嫌がりそうなことだ。機関に反逆して正解だったかもしれない。と思ったら…(KHIIIの項参照)。
上述のチュートリアルではロクサスの魔法使用可能回数を回復してくれたりするので、面倒見自体はそこまで悪くなかったりする。
- あの任務は魔法が使いこなせるようになるのが目的なのでなんらかの命令で仕方なくやっていた可能性もある。
本人の供述によれば「退屈でやってられない」。
いじめがいもなく単純に興味が向かないだけ、ということだろうか。
- もしロクサスが生粋のマゾヒストだったとしたら……やめておこう。
属性は雷で帯電耐性を持つ。
パートナーの能力として最初から「サンダー」を使うことができ、日にちが進むとホログラムミッションで「サンダラ」、「サンダガ」も使うようになる。LVは4。
魔法力と攻撃速度が高く、手数で攻めていくタイプになっている。
リミットブレイクは「ボルティックラッシュ」。
χ
キャラクターとしては未登場だが、カードで出演。
リバースカード(闇側勢力のカード)として採用されている。R、SR、SR+の3種類があり、タイプは全てスピード。
サービス終了直前には、ヴィクセン、レクセウス、ゼクシオン、マールーシャらCOMの機関メンバーと一緒に写ったカード(通称:集合写真)がログインボーナスプレゼントで配布された。
Uχ
引き続きメダルとして出演。スピード属性のリバースメダルとして幾つか実装されている。
メインストーリーにはラクシーヌに酷似した容姿を持つ「エルレナ」というキーブレード使いの少女が登場。
ラクシーヌの人間時代ではないかと考えられていたが、KHIIIアルティマニアにて彼女の人間の時の名前がエルレナであることが明かされた。
- ノーバディ時と違い、この頃は前髪を下ろしている。あと触角が短い。服は全体的に水色っぽい。
性格はラクシーヌとは正反対のようであり、(相手がユニオンリーダーという目上の相手であるのもあるだろうが)丁寧な口調で他人と接している様子が描写されている。
- これが所謂ギャップ萌えというやつか。
チリシィに対しては崩した口調で話しており、その口調だけは少しラクシーヌの片鱗を感じることができる。
ラーリアムは行方不明となった妹、ストレリチアの手がかりを得るために彼女の顔見知りであるエルレナに接触した。
- しかし2人は任務を共にしたことがある程度で、そこまで深い関わりがあった訳ではなかった。
- エルレナのチリシィとストレリチアのチリシィが仲良しだったため呼び出したのだが、下記の空き家の話以外何も得られるものはなかった。
- ちなみにこの時声を張り上げて「チリシィー!」と言って呼び出し、チリシィが現れた後ボケる隙を与えず即座に質問をしている。
- エルレナのチリシィとストレリチアのチリシィが仲良しだったため呼び出したのだが、下記の空き家の話以外何も得られるものはなかった。
彼女のチリシィ曰く「普段は他人のことなんて気にもしない」タイプであるらしく、彼女の話の内容からしても社交的な性格ではないようだが、ラーリアムからストレリチアの話を聞いてからは彼女についての手掛かりを探し始めている。
最後にストレリチアが入っていったと思しき7番街の空き家に入った際、ノイズ映像のようなストレリチアの最期の姿を断片的に目撃した。
その後「自分のチリシィが数日前に黒コートと白装束のストレリチアらしき人物を見た」という知らせを伝えにラーリアム達のところへ来た。流れで箱舟に乗ることになったが、箱舟の数が足りないこともあり「ユニオンリーダーでもない自分は邪魔ではないか」と葛藤するもラーリアムに説得されて箱舟に乗り、現実世界のデイブレイクタウンへと脱出。
現実のデイブレイクタウンに来たあと、ブレインからデイブレイクタウンの崩壊まで時間がないために先に行くよう告げられ、未来へと旅立った。
そしてエルレナが辿り着いたのは、後の彼女(の属性)を暗示するかのように雷の落ちる崖の上だった。
KHIII
真XIII機関の一員としてアレンデールで登場。エルサと初接触後のソラ達の前に姿を現す。
- 真XIII機関の一員となったことで金髪金目になっている。
忘れられていたことに多少ムッとするも、ソラ達にCOMでの記憶が無いという事情を思い出し、改めて名乗る。
- グーフィーには可哀想だから知っているふりをする提案をされたが、ソラには(ちょうどテラを探す流れだったこともあり)テラじゃないからどうでも良いと思われていた。そしてこれらの会話はもちろん近くにいるラクシーヌに全部聞かれていた(いずれにせよ彼女が嫌がりそうな対応ではあるが…)。
「氷の力は専門外」と言いながらも、雷の力と併用して氷の迷宮を作りあげ、ソラ達を閉じ込める。迷宮には扉がなく、キーブレード対策もバッチリである。一応出口の穴が空いているので、時間稼ぎのためのものだったようだ。
- 作る過程はどう見てもただの氷の塊を積み上げてるだけで迷宮を作ってるようには見えない…とか言ってはいけない。
- 氷の迷宮はかなり広大であり、その全てを構築するには莫大な体積の水や氷が必要なはず。
雪山という環境上素材そのものは無尽蔵にあるとは言っても、たった一人でその全てを加工し、迷宮を築き上げるというのはとてつもないことである。
しかも内部構造の複雑さやエレベーターなどのギミックまで備わっており、彼女が極めて高い建築の才能を持っていることが明らかとなった。 - そもそも気象的に雷は雲の中で氷の粒がぶつかることによって生まれる規模の大きな静電気である。それを考えると氷と雷は相性がいいのかもしれない。
ソラ達が迷宮を脱した後、エルサが作りあげた氷の城の前で再び現れ、ソラ達に自分達機関がニューセブンハートを狙っていると説明。
しかしエルサに直接関わることはせず、あくまでも行く末を見守ることに徹し、雷で吹雪を起こしてソラ達を吹き飛ばした。
- イベントシーン限定ではあるが今作のラクシーヌは氷の塊や吹雪を操る氷の力だけでなく、周囲の動きを止める時間停止魔法のようなものも使っており、多様な魔法を使いこなせるということが分かる。
ストーリー終盤にも登場し、機関は既に13人揃っている事、光の守護者を7人揃えないとニューセブンハートに危険が及ぶ事を告げて姿を消す。
「なぜ機関に戻った?」と問うマールーシャには「かつての相棒に冷たい」「また乗っ取ろう」とお道化た様子で返すが、デミックスやルクソードなど彼以外の機関員には露骨に嫌そうな態度を取っている。
特にデミックスに対しては「あんたを器にするなら鍋を器にした方がマシ」と言ったり、デミックスが補欠と知ると笑い飛ばしたりと非常に当たりが強い(Daysでデミックスが彼女の消滅を喜んでいたのも頷ける)。
新たなリーダーであるマスター・ゼアノートを「おじいちゃん」呼ばわりし、かつてのリーダーであるゼムナスに対しても「げ、ゼムナス」と不躾な応対をするなど、非常に怖いもの知らずな一面も見せた。
- COMの頃と比べるとソラに対する態度は若干軟化しているように見えなくもない。
キーブレード墓場での最終決戦ではマールーシャ、ルクソードと共にソラと対決。
- 落下と同時に雷撃を起こす技や、広範囲にナイフを投擲する技などスピーディに戦う。
大技「雷獅子」は超高速で飛び回り突進&ナイフ攻撃を行い、フィニッシュで雷撃を走らせる技。
攻撃を仕掛けるタイミングは決まっているので、素早い動きに惑わされないように。
マールーシャとの大技同時攻撃時は攻撃回数と雷撃の範囲が強化されるので注意。
敗北した際は「(ノーバディとして消滅しても)人間に戻るだけ」と励ますソラに対し、「あんたに負けたことが気に食わない」と憤りながらも、「あんな爺さんの器になるのもゾッとする」と、最初からゼアノートの器になる気などなかったと心情を吐露する。やっぱり嫌だったんだ…。
なら何故わざわざ再びノーバディになったのかと困惑するソラに、「あいつに付き合ってやっただけ」と返すも「あいつ」についてのソラの問いには「秘密!」と茶目っ気のある笑みを浮かべながら消滅した。
- この時「あいつ」については彼女は秘密にしていたが、マールーシャのことであると、アルティマニアのインタビューで野村氏が回答。女の秘密をさらっと明かすスタイル。
- もっとも、大方の予想通りではあったが。
- 昔(エルレナ)の記憶があるかは定かではないが、マールーシャのことは「何故か気になる」程度には感じており、旧XIII機関乗っ取り計画もそれで協力したらしい。
- 「何故か気になる」理由は
恋とも取れるが、エルレナはラーリアムの妹探しに協力した(している)という過去があるからだろう。
劇中、ゼムナスが自分達を機関に招いた理由として「古のキーブレード使いを探すため」と聞かされた際には少々動揺しているようにも見えるが、上記の「何故か気になる」という部分を考えると自身の過去に自覚はあったのかは不明。
- しかし動揺しているのは言われた4人全員であるようにも見える。ただ単に旧機関メンバーにロクサス以外のキーブレード使いがいると思ってなかっただけかもしれない。
- 「何故か気になる」辺り、KHIII本編では今の所自身の過去に自覚がなかったのだろう。マールーシャは消滅時に思い出したので、ラクシーヌも思い出した可能性がなくもない。その辺はDLCや次回作以降で掘り下げられるだろう。
- ひねくれた見方をすれば一応「記憶は残っていたもののマールーシャとラーリアムが同一人物と気づいてなかったが、無意識に面影を感じて何故か気になっていた」という可能性も考えられなくはない。しかし、判明していない声と明らかに変化している性格はともかく、ラーリアムとマールーシャの外見はどう見ても酷似しており、しかも法則から逆算すれば名前のスペルも同じことが分かるはずなので、やはり記憶はなかったが無意識レベルでマールーシャが気になっていたと考えるのが妥当だろう。
3Dでの真XIII機関終結時はNo.12の席にはヤング・ゼアノートが座っており、ラクシーヌの真XIII機関でのナンバーは不明であった。
これに関しては野村氏曰く、ラクシーヌに限らず旧機関と真機関でナンバーが違ってややこしいため敢えてナンバーを公開していないとのことだった。
後にKHIIIRMにてかつてのゼクシオンの席であったNo.6ということが判明している。
KHIIIRM
リミットカットエピソードの新マップ、集積の庭園に再現データとして登場。
攻撃の威力こそ他のメンバーに比べて抑え目だが、素早い動きでプレイヤーを翻弄しつつ凄まじい手数でソラの体力を削っていく。
体力が減ると本編では使わなかった分身攻撃を披露。
唐突に分裂して襲い掛かってくるラクシーヌに初見ではパニックになってしまうかもしれないが、攻撃すれば分身は消える。
エアロガなどの範囲攻撃で吹き飛ばしてしまうとやりやすくなるだろう。
大技「雷獅子」も分身を交え大幅にパワーアップ。
タイミングを見極め確実に攻撃を捌けるかが重要な相手になる。
分身が出たらインフィニティサークルを打ち込むと試合終了してしまうのは秘密。