ボナファイド

Last-modified: 2021-02-13 (土) 16:04:39

2020年7月12日の巨人対ヤクルト戦(ほっともっとフィールド神戸)で、ジェラルド・パーラ(巨人)のスライディングによって起きた守備妨害のこと。

ボナファイドとは?

日本の野球規則で定められている「正しいスライディング」のことで、当該の語は英語では「bona fide slide」である。正しいスライディングをせずに野手に接触したり、接触しようとすれば、守備妨害が適用される*1

概要

この試合の6回裏、2-3と1点ビハインドの巨人は一死一・三塁のチャンスを迎えた。
打者の炭谷銀仁朗が放ったショートゴロを捕球したアルシデス・エスコバーは二塁へ送球。それを二塁ベース上で受けた山田哲人併殺を狙って一塁送球しようとしたが、スライディングの勢いが余って二塁ベースを越えた一塁走者のパーラと接触し転倒、送球出来なかった。
その間に三塁走者がホームを踏み試合は振り出し、と思われたがヤクルトベンチからパーラのスライディングは守備妨害ではないかとリクエストが要求された。協議の結果パーラのスライディングは危険であり守備妨害とされ警告が与えられた上に、併殺崩しを規制する規定に沿って打者走者の炭谷と共にアウトが宣告された。
巨人は結局この後も得点できず敗れ、2位に転落した。
この日の塁審を務めていた丹波幸一は裁定について、「ボナファイドのガイドラインに沿ってです。ベースに向けてスライディングはしてるんですけど、勢いついて越えちゃっているんで。越えるのもボナファイドの対象なんですね。野手に接触するのもケガをさせないためのルールですので。近くからいって勢いつけてベース越えちゃってるんで、そこはボナファイドを適応させてもらいました」と説明している。

記事

【巨人】パーラの危険スライディング判定 丹波塁審「ボナファイド」と説明
https://hochi.news/articles/20200712-OHT1T50293.html

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その後

上記の試合から約3ヶ月後の10月6日、対DeNA戦(東京ドーム)で逆に巨人がこのルールの恩恵を受けた。
4-3と巨人リードで迎えた5回表一死一塁の場面、DeNAの打者ネフタリ・ソトはショートゴロ。遊撃手吉川尚輝からの送球を二塁ベース上で受けた若林晃弘はスライディングしてきた一塁走者の神里和毅と交錯し転倒、一塁送球が出来なかった。
これに対して巨人ベンチは守備妨害ではないかとリクエストを要求。それが認められ神里に上述のパーラ同様警告が与えられたのに加え、打者走者のソトと共にアウトが宣告されダブルプレー成立。チェンジとなった。試合は6-4で巨人が勝利、夏の苦い経験を秋に糧とした。

関連項目


*1 野球規則6.01(j)