2016年9月26日のロッテ対ソフトバンク戦(QVCマリン)にて、当時のソフトバンク監督・工藤公康が行った謎采配のこと。
【目次】
概要
10回裏にロッテがロベルト・スアレスを攻め立て無死満塁にすると、工藤監督は外野手に対してなぜか後退守備の指示を出す。スアレスはアルフレド・デスパイネを三ゴロに打ち取ったものの、次打者の鈴木大地にサヨナラ適時打を打たれ敗戦。
なおこの敗戦により日本ハムにマジック1が点灯し、28日に優勝が決定した。
采配の不可解さ
外野後退を行うメリットは「長打になる可能性の高い、外野の深い位置に飛ぶフライを捕球できる」点にあるが、失点=即ゲームセットの状況では、2アウト以外で深いフライを捕球したところで三塁走者のタッチアップを許してしまうので意味がない。
また当然ながら浅い位置のフライが取れなくなってしまう。実際に鈴木のサヨナラ打も後退守備が災いする位置への当たりだった。
深いフライを打たれた時点で負けならば、守備側がやるべきことは「防げる失点を確実に防ぐ」ことである。つまり三塁走者を本塁で補殺できるよう外野は前進守備のシフトを敷くべきであった。
なんJで提唱されたもの
この工藤監督の不可解な指示になんJでは試合終了後即座に考察スレが立ち、下記のように様々な説が提唱された。
この謎は工藤が監督を退任した2023年現在も解決されておらず、考察スレは未だに立てられている。
考察一覧
- 助走説
定位置の飛球を助走をつけて捕球し刺すつもりだった
- 心理戦説
バッターに揺さぶりをかけたかった
- 忠誠度チェック説
鷹ナインが不合理な指示にも従うか確認したかった
- ルールブック未確認説
ルールブックのサヨナラの部分を確認していなかった、もう学んだから2度と同じミスはしないよ
- 背水の陣説
ピッチャーが三振を取れば守備はどうでもいい
- 防御率悪化阻止説
犠牲フライの方がヒットより少し防御率が良くなる
- ボタン押し間違え説
L1+○=外野前進 L1+△=外野後退*2
- 聞き間違い説
「外野交代」と「外野後退」を間違えた
- 『君の名は。』*3説
工藤と相手監督の伊東が入れ替わった
- プライド尊重説
外野の頭を越されるよりは前に落ちた方が選手の屈辱感が薄れると考えた
- 実績解除説
トロフィー『無能監督』の取得条件だった
- 地雷回避説
外野に地雷が埋め込まれていた
- ジョイナス説
少しでもファンの近くで戦いたかった
- ループ説
何度時間を巻き戻しても深いフライを打たれるため仕方なく外野を下げて対処した
- 地動説
外野手が下がったのではなく球場が前進した
- バグ技説
この世界がゲームであることに気付いてバグ技で世界を変えようとした
- 乱数調整説
ドラフトでクジを当てるために必要な行動だった*4
- 転落防止説
優勝パレードを回避することで選手が福岡に空いた大穴*5に飲み込まれるのを阻止した
- 悪魔召喚説
悪魔召喚の儀式に必要な陣形だった(聖騎士中村晃が勝手に前進したため失敗)
- ドクロ取得説
うっかりボンバーマンのドクロ*6を取ってしまった