地雷

Last-modified: 2023-05-13 (土) 19:00:59

地面に埋める爆弾。また、「一見何も無いように見えるが、踏むと爆発する」ことから、「一見まともそうに見える、または実態があまり見えないが、実際は関わってはならない、関わってはならなかったもの」を指すネットスラング。
なんJなどのドラフト関係の文脈では、前評判は高いものの、入団後結果を残せそうにない主にドラフト上位の選手や、また、実際に結果を残せなかった選手に対しての蔑称として使われる。


【目次】


概要

なんJ・野球chをはじめインターネット上においてはドラフト会議、ひいてはそれ以前のアマチュア野球(高校野球・大学野球・社会人野球など)や独立リーグの段階から選手を評価する者も多い。当然の事ながらその時点での活躍も評価の対象となり、タイトルホルダー格や新記録を樹立したりといったチームの主力選手などには高い評価が集まっている。

一方、これらの選手がドラフトで上位指名を受けながらも、前評判とは異なるプレースタイルや入団前後の怪我などで期待されたパフォーマンスを出せず、二軍などで燻る状況などが発生することも多々ある。その場合「球団が成績に騙された」と見る向きから該当選手が“地雷”であるとされ、このように呼ばれるようになった。
特に大卒・社会人出身の上位指名者は即戦力に近い働きを期待されるため、遅くとも2年程度で結果を出さないと地雷認定されやすく、最悪の場合そのまま戦力外、という道を辿る選手も少なくない。


地雷認定されやすい選手の特徴

投手・野手共通

  • 慢性的ないし致命的な故障を抱える選手。
  • どこかで聞いたような別名を命名された選手。
  • 「投げっぷりがいい」「シュアなバッティング」「野球がうまい」などのプロ候補ならだいたい誰にでも言えるような具体性に欠ける誉め言葉でしか評価されない選手。
  • ビッグマウス。
  • 甲子園出場は多いが輩出したプロ選手の活躍度はいまいちな傾向がある高校の出身者を始め、アマチュアの大会に最適化して活躍しているだけ*1でプロでの伸びしろが少ないのではと懸念される選手たち。特に誕生日が早く幼少期からの出場機会獲得の面で有利な反面、体格その他などの面もあり早熟なだけと噂される選手など。
  • 高校時代にドラフト上位候補だったがそれを蹴って大学や社会人に進み、そこで大きな怪我をした選手。
  • 最終学年時やドラフト該当年に成績が急落、低迷した選手。
  • 六大学野球連盟の選手の場合、東京大学*2相手に成績を稼いでる選手。東大専とも呼ばれる。

投手の場合

野手の場合


地雷扱いされた大学・社会人出身ドラフト上位選手の例(2010年代以降)

ここでは当wikiに地雷ネタページが存在する選手について紹介する。詳しいエピソードは個別項目を参照。


関連項目



Tag: ドラフト


*1 有名なのは智辯和歌山高校の選手。近年は大阪桐蔭高校の選手もこの傾向が見られており、根尾昂らの世代が高卒でプロ入りしてからは甲子園での躍動とは裏腹に大阪桐蔭所属/出身の有力選手の指名漏れが相次いでいる。
*2 野球推薦が無いために勉強時間を削って野球に打ち込んできたような球児は入れない、入学後も勉強時間が多くて練習する時間が短い、などの理由から東大野球部は超がつくほどの弱小である。通算成績は2022年春終了時点で255勝1698敗61分(勝率.131)、過去には10年秋から15年春にかけてリーグワースト記録の94連敗を喫している。なお、その東大からはこれまでに6人がプロ入りを果たしており、現在の野球部監督の井手峻もそのひとり(元中日)。