虎の恋人

Last-modified: 2024-12-18 (水) 16:55:29

シーズン終盤からオフシーズンにかけて、阪神タイガースが得るもの。
たいていすぐ縁を切られるのがお約束である。

解説

阪神が獲得を狙っている、他球団のFA権を持つ主力選手や日本に復帰が噂されている日本人メジャーリーガーまたはドラフトの目玉選手のことを指す。これらの選手たちは皆、「猛虎魂を持っている」という扱いになっている。

「恋人」とはいうものの、たいていは阪神側の一方的片思いであり、その「恋人」だったはずの選手が阪神以外の他球団へ入団する事が決まると「怒りの撤退」や「○○最高や!○○なんて最初からいらんかったんや!」などの、これまた一方的なバッシングが行われる。どちらかというと『虎のストーカー行為』のようなこの光景はしばしば冬の風物詩と呼ばれ、特に暗黒時代におけるFA選手の争奪戦や、逆指名ドラフト時代における有力選手争奪戦では毎年のように見受けられた光景であった。

しかし、近年においてはFA補強では着実に成果を上げている*1こと、逆指名ドラフト廃止後のドラフトがクジ運*2や指名順序のアヤなどに左右されるケースもあることからこういった光景は減少している。近年はむしろ恋人でも何でもない選手意表をついて1位指名したりファンが予想した最悪の選択肢を選んだ場合、編成部に対してネット上や紙媒体問わず大荒れ*3になる。しかし大荒れになった方が成功しているケースが多く*4阪神ファンの見る目のなさがネタになることも。

なお、あくまでこのフレーズで煽っているのはデイリースポーツやサンスポ関西などの一部マスコミであり、阪神のスカウト等はこのような発言はしていないので注意。

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*1 反面、補償リスクを天秤に掛けてむやみにFA選手に飛びつかなくなったこともある。また近年は外国人助っ人(特に野手)で外れを引きがち。
*2 1979年の岡田彰布以降、クジが当たったのは嶋田章弘(1984年)・藤浪晋太郎(2012年)・髙山俊(2015年)・佐藤輝明(2020年)のわずか4人。特に2014年、2017年、2018年は連続で外している。ただし、クジの当たりも2010年代以降に集中している。
*3 2018年は2016年すら比較にならないレベルで阪神だけ大荒れだった。
*4 成功例としては赤星憲広大山悠輔近本光司など、失敗例としては蕭一傑や伊藤隼太など。