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デイリースポーツ

Last-modified: 2019-06-16 (日) 11:07:33

神戸新聞社から発行されているスポーツ新聞。
別名「阪神タイガース広報紙」


歴史 Edit

関西のスポーツ新聞では最古参の1948年創刊。戦後、新聞用紙確保のために神戸新聞社が独立した夕刊紙発行の神港新聞社を作ったものの、同社に独立されてしまったので、今度はスポーツ新聞を出そうと企画されたのが始まり。なお、神港新聞社もスポーツ新聞のオールスポーツを創刊したものの、同社の経営難により、オールスポーツは朝日新聞と日刊スポーツの傘下に入って日刊スポーツ西日本版となった。なお神港新聞社自体は1968年で発行を停止している。

スタンス Edit

阪神贔屓のスタンスと独特な言語センスから、数々の香ばしいネタ・用語を提供し続けている*1
1面の記事には必ずといっていいほどタイガースのペットマークである「虎」が添えられ、最早フリー素材であると言わんばかりに喜怒哀楽を万遍なく表現している*2。タイガースが勝つとデイリーの「ー」が虎の尻尾になるという小ネタも*3

30年以上にわたって「何があろうと阪神関連のポジ記事を(シーズン中は毎日、オフでも極力)1面に持ってくる」スタイルを貫いており、下図の例のように2010年サッカーW杯で日本代表勝利が各紙1面だったのに対し、デイリーだけは当時阪神に所属していた下柳剛の入籍が1面だったりするなど、とにかく阪神関連報道が最重要事項という姿勢を取っている*4

その阪神中心のスタンスはオフシーズンでも揺らぐ事は一切なく、阪神が狙っている(とされる)FA権保持選手を「虎の恋人」「阪神入り確実」と煽り立てては、交渉決裂・他球団への入団決定などで「虎激怒!」あるいは「怒りの撤退」に至るという「お約束」を毎年のように繰り広げ、オフの間でもネタの供給に全力を尽くしている。その結果サンケイスポーツ関西と共に、阪神を12球団ダントツのお笑い球団と称される功績を残している
意外にも阪神以外の情報*5は割と信憑性があり*6、夕刊フジやゲンダイの酷さもあるが、なんJからの評価も低くはないとされている。

 

サンスポ関西とのライバル関係 Edit

長年タイガースを追いかけているだけあってどん語の翻訳にも定評があり、その精度は日本一と言われていた。
しかし最近はライバルのサンケイスポーツ関西(通称サンスポ)などによって阪神機関紙としての独占状態を崩されかけている。またネガティブな記事に関してはスポーツ報知の方が正確だったりすることもしばしばある。メンチコピペなどの元ネタがサンスポ発祥である事を知らない人も多くなってきているほか、「虎将」「虎総帥」*7に至ってはサンスポが使い始めた後にデイリーが追随するという「屈辱」も味わっている。
さらに失地回復を狙いデイリーが考案した「ジョー・バズーカ」も城島健司の故障・引退によって僅か1年足らずで実質的に廃止となるなど踏んだり蹴ったりな状況が続いていたのだが、サンスポに関しては2018年の西勇輝が絡んだFA絡みでのやらかしなどで地位が失墜しつつあり、何だかんだで阪神大本営機関紙の座は健在である。


阪神にこだわるデイリー Edit

他のスポーツ紙と、同日のデイリー1面(画像右下)を比較すると違いは歴然である。

 

日本W杯カメルーン戦を1-0で勝利より下柳の結婚を重視
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みずから「ブレないデイリー」を謳っており、公式Twitterでは「今日の一面」で数々の阪神一面を見ることができる。なお、阪神以外が一面に来た場合、一面の投稿自体がされない。
実は前述のように、プロ野球以外が一面に来ることはたまにある。しかし、ことプロ野球の記事になると、阪神以外の一面は極めて稀である*8*9
ただし、ニュースの重要度によっては関西版では阪神が一面であるものの、関東版は他の話題となることもたまにある。

余談 Edit

ちなみに広島版は「虎の広報紙」というスタンスではなく、広島東洋カープや地元の高校野球の話題を取り上げている。「ー」が虎の尻尾の代わりに、鯉の尻尾になっている演出もある。

関東版は、かつてはジャイアンツを一面にした時代もあった。しかし1980年代に、経費節減などの理由で関西と共通の紙面にしたところ、東京の阪神ファンの支持を得て、むしろ部数を伸ばすことに成功した*10。また近年ではモバゲーニュースの監督語録に写真を提供するなどDeNAにも好意的であり、ファンからは「神奈川新聞*11より頼れる」と概ね好評を博している模様。

 

なお「虎の広報紙」という代名詞の他に、東京スポーツと並んで格闘技情報に強いと言う側面があり、特に全日本女子プロレス創生期から後援していた事もあってか必ず試合結果が掲載されていたほどで「朝のデイリー・夕方の東スポ」として格闘技ファンからの根強い支持も存在する。


関連項目 Edit



Tag: 阪神 契約更改 報道機関






*1 最近は4月19日にルーキーの木浪聖也が菅野智之から3ランを打ち、7回途中3失点で降板したことを菅野KOと記載、まるで阪神が勝ったように描かれた。なお4-12でボロ負けしたため案の定ネタにされた。
*2 虎の恋人関連なら虎の目がハートだったり虎激怒!の場合は怒っていたりするが、当然のことながら阪神タイガース公式のペットマークにそのような表情は存在しない。
*3 Yahoo!ニュースに記事を提供した際の提供元ロゴも長音符が虎の尻尾になったバージョン。
*4 近年はそのスタイルにも変化が見られ、世相を反映。一例として2017年6月27日付の1面は他紙と同様に、将棋の藤井聡太四段がプロ昇進後の公式戦28連勝記録に並んだ記事であった。ただし、29連勝の新記録更新翌日は、阪神一面であった。
*5 阪神は上述したように飛ばし記事だらけである。
*6 浅村栄斗のオリックス拒否、当時オリックスだった西勇輝のFA動向等
*7 それぞれ「阪神監督」「阪神球団オーナー」のこと。
*8 直近の例では、2018年11月4日付、日本シリーズで現役最後の打席となった新井貴浩(元広島→阪神→広島)一面が該当する。広島は広島版が存在するためか、リーグ優勝時は関西版でも広島一面にしている。なお、同年4月23日に死去した、衣笠祥雄氏(元広島)の訃報も一面であった(掲載は4月25日付)。さらに、2019年3月22日付で、その前日に引退を表明したイチローの記事を流石に一面で掲載したが、デイリーを差し置いて東京中日スポーツ一部版で高橋周平が一面になる珍事が発生し、物笑いの種になる事態が発生した。
*9 またデイリーに限らないが、関西ではパ・リーグが3球団あった当時から、よほどのことがなければパ球団は一面にはならず、阪神が優先される。こうした冷遇の影響で、関西のパ球団ファンは(関東のアンチ巨人と同様に)アンチ阪神が少なくない。その逆もまた然りで阪神ファンは元々アンチパ・リーグの傾向も強かったが交流戦が開始されるとさらに顕著になっている。
*10 『週刊ポスト』2015年10月16・23日合併号より抜粋「「地球が反対に回っても一面は阪神」とデイリーの元編集局長 2015.10.09 07:00
*11 地元神奈川の地方新聞であるが、ベイスターズがTBS資本になったころから関係が悪くなり2008年の三浦大輔FA時の記事などから徐々に飛ばし疑惑が出始め、さらに2012年にDeNA資本になってからエスカレートし、やくみつる事件やオフシーズンの歴代監督への苛烈な批判などによりファンからも賛否両論となっており、すっかり大本営扱いではなくなっている。