ポジ母

Last-modified: 2021-03-26 (金) 07:43:23

横浜DeNAベイスターズ・南場智子オーナーの愛称。ポジママと呼ばれることもある。新潟県出身。

概要

2015年、初代球団オーナーを務めた春田真に代わり二代目オーナーとなったのがディー・エヌ・エー(DeNA)創設者の南場智子。長いNPBの歴史に名を刻む、史上初の女性オーナーとなる。
柔らかな笑顔でDeNAの選手を見守る姿から「まるでポジハメの母のよう」と評する声もあったが、オーナーとしての手腕は未知数で最初は不安視する声も少なくなかった。またキャラクターもこの頃はさほど立っていなかったために呼称は定まっていなかった。

ハマスタTOB

マルハ*1が親会社だった横浜大洋ホエールズ時代から球団は「株式会社横浜スタジアム」が球団に収益を渡さない奴隷契約に苦しんでおり*2、マルハの後継親会社であるTBSが撤退した遠因の一つ*3になった。2010年オフ親会社候補に名乗りを挙げた住生活グループ(現LIXILグループ)はこの契約を嫌い本拠地を(大洋時代から縁がある)静岡または新潟に移すことを視野に入れていたが*4横浜財界や自治体の猛反発で挫折しベイスターズ買収を諦め、翌オフにDeNAが買収した経緯があった。球団オーナーという立場となった南場を中心にDeNA社は横浜スタジアムの好意的買収に成功。暗黒時代を招く元凶とされた球場経営にケリをつけたことで資金力も増大、球団単体での黒字経営を実現するに至った。彼女はファンの心をグッと掴み「ポジ母」という愛称を広める事となった。

球団の戦略などに口出しはせず見守る立場を貫くものの、真っ先に球場のトイレの改修を命じたりするなど毅然とした面もある。2017年にDeNAが阪神広島を撃破して日本シリーズ出場を決めた際はビールかけの現場に駆けつけ選手を褒め称えたり、選手の応援歌をすべて覚えていたり*5、チームの勝敗に応じてオフィスでのご機嫌が変わるなどポジハメの母として親しまれるエピソードが絶えない。

関連項目


*1 旧大洋漁業。現マルハニチロ。ちなみに2019年からスポンサーとして復活を果たしている。
*2 元々この横浜スタジアムは明治時代に横浜公園が開設され、クリケット場を経て「平和野球場」であった時代も含めて国有地(その上、人が住む目的ではなかった為、住所も横浜市中区横浜公園無番地である)であり、当時の大蔵省(現財務省)から横浜市へ無償貸付で市が管理すると言う制度が取られていた。しかも、「株式会社横浜スタジアム」の経営陣に反社会的勢力(通称ハマスタヤクザ)がいるという話が度々聞かれていたこともこの奴隷契約への批難の対象となっていた。なおハマスタヤクザと称されたうちの1人(故人)は逆に球団に協力的で、買収にも尽力したともされている。
*3 TBSに関してはそもそもマルハはベイスターズをニッポン放送に売却する計画を進めていたが、ニッポン放送がグループ会社のフジテレビを通じてヤクルト球団の株式を保有しており、野球協約の「二重保有」違反に抵触しかねないことから、やむなく売却先をTBSに変更した経緯がある。このためTBSは球団経営に乗り気ではなかった上、球団売却直後の2000年代前半に暗黒期に突入し、さらに佐々木主浩、S・コックス、那須野巧などへの大型契約・裏金による負担がそれに拍車をかける形となった。
*4 DeNA買収時も南場が新潟出身という縁もあり移転の噂は少なからずささやかれた。買収後は移転話はフェードアウトしたものの、新潟での地方開催は毎年継続している。
*5 就任前から年間10試合以上観戦と豪語していた。