投げる哲学者

Last-modified: 2022-11-15 (火) 13:54:02

1. 久保康友(元ロッテ→阪神→DeNA)の別称。
2. 今永昇太(DeNA)の別称。
本項では2について解説する。

概要

2015年ドラフトで1位指名された今永は、入団会見時にアレックス・ラミレス新監督と一緒に「ゲッツ」を披露、また「お笑いが好きで人を笑わせるのも好き」と発言するなど、ムードメーカー的な人物だと推測されていた。

しかし同期かつ同い年の熊原健人が天然っぷりを見せつけて注目を集めたことに加え、ルーキーイヤー序盤で重篤なムエンゴに苛まれた際の達観したかのような発言の数々が注目を集めたことで「今永=意識の高いキャラ」というイメージが定着。かつてホセ・フェルナンデス*1がキリスト教の教えに基づく哲学的なコメントを大量に残していたことから「哲学者」と呼ばれたのにちなんで、ファンやスポーツ紙から「投げる哲学者」という異名で呼ばれるようになった。

今永語録

(※)は引用元の要約文。

  • 援護がないという言い訳は防御率0点台の投手だけが言える」(※)ソース
    2016年4月14日、5回途中3失点もムエンゴで自身3連敗。試合結果
  • 「三振を取れる投手より、勝てる投手の方がいい。」「力のない人間は練習するしかない」ソース
    「相手投手もDeNAの中継ぎも粘った。僕だけが粘れなかった」(※)ソース
    2016年4月29日、14奪三振を奪うもやはりムエンゴで自身4連敗を喫する。試合結果
  • 「今日は広島ではなく過去の自分に勝った」(※)ソース
    2016年5月6日、ついにムエンゴを脱出しプロ初勝利を挙げる。試合結果
  • 雨だから負けていい、なんていうのはレベルが低い。幼稚な考え方。そこをどうするか考えることでランクが上がる。ソース
    2016年8月28日、雨による中断を挟みつつも6回2失点で勝ち負け付かず(チームは勝利)。同日の相手投手の様子とは対照的だった。試合結果
  • 「雨の日に勝たないと雨男じゃないです。雨の日に負けるとシンプルに力のないピッチャーです」ソース
    2017年8月1日、雨で試合中止
  • 人的補償に選ばれたということは29番目にいい選手ということ」(※)ソース
    2017年12月10日、FA加入した大和の人的補償でルーキーながら阪神へ移籍が決まった尾仲祐哉に対する激励。
  • 「マウンドにいるのは、偽りの自分なのかもしれない。表情から読み取らせないようにしている。相手にすき(原文ママ)を見せてはいけないのでソース
    2019年8月25日、自己キャリアハイとなるシーズン12勝目を挙げる。試合結果
  • 「新しいパワプロは操作は初めてなので、新たな自分を見つけられれば…」
    KONAMI公式の「パワプロ2020」対戦動画にて。(1:03~) ※元動画が非公開のため転載版
  • 「こういう梅雨の時期なので。皆さんも日本の四季を楽しんでいただけたらと思います」ソース
    2021年5月20日、9ヶ月ぶりの復帰登板が雨天中止。
  • 「試合前は炭水化物をたくさん食べるので、きのう食事会場に(新潟名物の)笹だんごがあったけど、2つ食べた後3つポケットに入れて帰りました。計5個です*2ソース
    2021年8月14日。この発言の後に新潟での登板が雨天中止となった。
  • 「まさか自分ができるとは思っていなかったですけど、何者でもない一投手(の自分)を見ている方々がこういう結果に導いてくれた」ソース (0:32~)
    「私自身、緊迫した試合展開でもあったので、ノーヒットノーランという記録よりは、まずは勝ちたいという気持ちが自分自身を無にしてくれたのではないかと思います。」ソース
    2022年6月7日、ノーヒットノーラン達成試合結果

関連項目


*1 2003-13年のNPBに在籍した内野手。
*2 普段の哲学的発言から算数問題ではないかと深読みするファンが続出した。