煉獄世界

あらゆる世界での罪人がここへ送られる、他の世界ではありえないほど、絢の粒子が濃く、常人ならすぐに魂が破壊されるほどの痛みがほとばしるが、この世界では、魂は不破壊の存在になっており罪人に罰を与え続ける。
この世界には外からも迷い込む者がおり、生き残れる者たちは、絢の粒子に耐性があり、操れるものばかりなので、この者たちはかなり快適な生活をしている。
この世界の絢の粒子は、人の願いを聞くことに特化しているため、他の世界の粒子では痛みもなければ、願いを叶えることもない。
時々、こちらの世界と煉獄世界をつなぐ【門】を持つ者がおり、この者たちは耐性が無ければ生まれた瞬間に死ぬか、適応するかのどちらかである。
大抵の【門】はとても小さく周りの者に影響を与えることはないが、絢の配下及び記憶司書には巨大な門を持つものが多く【門】を持つ者は絢の手によってその閉じ方を指南される。
煉獄を使った術の事を、魔術や、気術と並び、煉術と呼ばれる。
煉術は、魔力、気力、天力などと違い、煉獄自体で陣を書くことができる。
それ以外にも空気を振動させた、詠唱魔法の発動もできるが、陣を書くのも、空気の振動よる詠唱は、尋常ではないほどの集中力が必要なので、戦闘中に行使するのは訓練と経験が必要である。

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