マル緊計画

Last-modified: 2024-01-17 (水) 23:13:42

マル緊計画とは、大日本帝国海軍の海軍軍備計画。
アメリカの海軍軍縮条約脱退を受けて、海軍国防所要兵力整備十二年構想の修正と増大を行う中で計画された。
緊急を要する計画ということで通称は「マル緊計画」と呼ばれる。

概要

日本海軍における今後の海軍軍備計画では海軍国防所要兵力整備十二年構想を主軸とした計画を立て、アメリカに追いつこうとした。しかし、1937年4月にアメリカがワシントン海軍軍縮条約からの脱退を通告したことで海軍競争が激化すると予測された。そこで、海軍国防所要兵力整備十二年構想の修正増大を基にした建造計画が立案された。それが、「マル緊計画」であり、主に航空母艦の増強と、駆逐艦や補助艦艇を含めた42隻の艦艇、9個の航空隊編成を盛り込んでおり、③計画と④計画、マル緊計画を合わて海軍国防所要兵力整備十二年構想修正案前期計画として計画を推し進めることとなった。

計画内容

艦艇

航空母艦 - 2隻

  • 瑞鳳型 [3万t]
    第201号艦(瑞鳳)、第202号艦(祥鳳)

巡洋艦(甲) - 2隻

  • [[○○型>]] [1万3000t]
    第203号艦、第204号艦

駆逐艦 - 6隻

  • 秋月型 [2600t]
    第205号艦(秋月)、第206号艦(照月)、第207号艦(涼月)、第208号艦(初月)、第209号艦(新月)、第210号艦(若月)

練習艦 - 1隻

  • [[香取型>]] [6000t]
    第200号艦(香椎)