M4A3E8 Sherman

Last-modified: 2024-01-07 (日) 16:46:35

A06_M4A3E8_Sherman.png

Tier 6 アメリカ 中戦車

公式紹介ページ

スペック

車体装甲厚(mm)63/38/38本体価格(シルバー)930,500
最高速度(km/h)前進48.0マッチング範囲(戦闘Tier)6~8
後退18.0派生元車輌M4
発見可能範囲(m)静止時360.08
移動時381.41

パッケージ

初期LVL1LVL2LVL3LVL4LVL5LVL6LVL7LVL8LVL9
M4A3E8
E:30,500
S:930,500
主砲
E:?
S:40,300
エンジン
E:?
S:13,900
履帯
E:?
S:16,300
無線
E:?
S:33,600
主砲
E:?
S:50,330
砲塔
E:?
S:17,050
エンジン
E:?
S:36,000
主砲
E:?
S:62,000
戦車
T20
E:55,500
S:1,340,000

E:必要経験値
S:購入シルバー

詳細

パッケージ名エンジン主砲履帯砲塔HP通信機
出力下記参照車体旋回速度砲塔装甲通信範囲
出力重量比旋回速度視認範囲
初期
M4A3E8
Wright Continental R-975C175 mm Gun M3 L/37NVSS T66D51072840SCR 508
40037 / [31.31]64/64/64395
13.331.1/1.3/2.038350
LVL.1
主砲
Wright Continental R-975C1105 mm SPH M4 L/23NVSS T66D51072840SCR 508
40037 / [30.13]64/64/64395
12.831.1/1.3/2.038350
LVL.2
エンジン
Wright Continental R-975C4105 mm SPH M4 L/23NVSS T66D51072840SCR 508
46037 / [34.62]64/64/64395
14.741.1/1.3/2.038350
LVL.3
履帯
Wright Continental R-975C4105 mm SPH M4 L/23NVSS T80D51072840SCR 508
46040 / [40.21]64/64/64395
14.741.0/1.1/1.738350
LVL.4
無線
Wright Continental R-975C4105 mm SPH M4 L/23NVSS T80D51072840SCR 506
46040 / [40.21]64/64/64615
14.741.0/1.1/1.738350
LVL.5
主砲
Wright Continental R-975C476 mm Gun M1A1NVSS T80D51072840SCR 506
46040 / [41.57]64/64/64615
15.241.0/1.1/1.738350
LVL.6
砲塔
Wright Continental R-975C476 mm Gun M1A1NVSS T80D51080875SCR 506
46040 / [41.57]64/64/64615
15.241.0/1.1/1.739370
LVL.7
エンジン
Ford GAA76 mm Gun M1A1NVSS T80D51080875SCR 506
52040 / [46.98]64/64/64615
17.221.0/1.1/1.739370
LVL.8
主砲
Ford GAA76 mm Gun M1A2NVSS T80D51080875SCR 506
52040 / [46.95]64/64/64615
17.211.0/1.1/1.739370

※車体旋回速度の実質値は通常地形、操縦手熟練度100%で計算。スキル及び超信地旋回の可否は考慮していません。

砲性能

主砲性能
名称弾種弾代貫通ダメージ攻撃半径砲弾速度砲弾射程発射速度AP弾
DPM
照準時間精度総弾数最高角
最伏角
75 mm Gun M3 L/37AP
APCR
HE
56
7G
56
92
127
38
110
110
175
---
---
1.06
619
820
619
720
720
720
15.791,7372.100.4671+25
-10
15.791,7372.100.4671
105 mm SPH M4 L/23HE
HEAT
166
10G
53
101.60
410
350
1.91
---
472
381
720
720
7.502,625
(HEAT)
2.300.5346+28
-10
7.502,625
(HEAT)
2.300.5346+25
-12
76 mm Gun M1A1AP
APCR
HE
56
7G
56
128
177
38
115
115
185
---
---
1.09
792
990
792
720
720
720
14.291,6432.300.4371+25
-10
14.291,6432.300.4371
76 mm Gun M1A2AP
APCR
HE
96
7G
68
128
177
38
115
115
185
---
---
1.09
792
990
792
720
720
720
18.182,0912.300.4071+25
-12

※先頭のセルの色は対応するパッケージの色となります。
緑字:改良砲塔

解説

  • 概要
    Tier 6アメリカ中戦車
    M4 Shermanの後期型、通称Easy Eight。
    M4A3E2 Sherman Jumboが装甲強化版なのに対し、こちらは順当なバージョンアップともいえる。
    M4 Shermanとの互換性が高く、主砲・エンジン・無線など流用している物も多いので、乗り出しの辛さはあまり感じないだろう。
     
  • 火力
    中間砲①・最終砲の2つは俯角が-12°と非常に優れており、M4 Shermanと同じく稜線射撃を得意とする。
    • 75 mm Gun M3 L/37
      初期砲。
      M4 Shermanの初期砲。
      総弾数こそ増えたが火力・貫通力・精度等はそのまま。
      Tier 6帯では全て性能不足のため、次の主砲への換装を急ぎたい。
       
    • 105 mm SPH M4 L/23
      中間砲①。
      いわゆる十榴砲。
      通常弾(HE)は貫通力53mmしかない榴弾で弾即も遅くダメージも稼ぎにくい。
      頼りになるのは単発ダメージ350を叩き出す、課金弾(HEAT)で貫通力101.60mm。
      Tier 5帯では猛威を振るった接近戦向きの主砲だがTier 6帯では装甲値が上昇し貫通出来ないこともあるため、貫通できる部位を狙って命中させる必要がある。*1
      砲弾速度が遅く精度もガバガバのため遠隔射撃は無謀なため注意し、課金弾(HEAT)を多めに持って行き近接戦闘でダメージを稼ごう。
       
    • 76 mm Gun M1A1
      中間砲②。
      発射速度こそ大きく向上したものの、単発火力・貫通力は全く向上していない。
      Tierも上がり敵の装甲も強化されているため、格上を相手にする場合は側背面や弱点を狙うなどの工夫も必要になってくるだろう。
      また、改良砲塔は砲塔旋回が早くなり視界も広がるものの、防楯以外の装甲が低下してしまうのも難点。
       
    • 76 mm Gun M1A2
      最終砲。
      アメリカTier5~6帯で広く使われるお馴染みの主砲。
      総弾数こそこちらが多いものの、M4A3E8 Shermanの最終砲と同じもの。
      打撃力は変化がなく、やはり他国のTier6中戦車と比べて少々不安が残る。
      格上には課金弾を使用しても通用しない相手が多いので、機動力を使って側背面を狙う立ち回りが必要になる。
       
  • 装甲
    Tier的に心許無い装甲厚と車高の高い形状の為に地味にダメージを被り易い。
    地形を盾にする事、そして盾にできるような地形のある場所へ進む事を心がけるとよい。
     
  • 機動性
    砲性能を考えれば味方の交戦中に側背面に回り込み砲撃を叩きこむ工夫も必要だが、それを可能にする機動力は十分に持ち合わせている。
    最高速は平凡であるものの、改良エンジンを搭載すれば加速が良好で小回りも利き、移動に関しては癖のない優秀な性能を発揮する。
    旋回の遅い戦車に対しての周回攻撃、いわゆるNDKも行いやすい点は火力や防御面に劣る本車にとって大きなアドバンテージとなるだろう。
     
  • 総論
    M4中戦車から機動力をメインとして全体的に性能を強化した感じになっており、相変わらず砲の可動範囲の広さと車高の高さから地形に対する適応力が非常に高い。
    また、優秀な機動力から裏取りや味方と連携しての挟み撃ちなどが行いやすく、非常に柔軟性のある運用が可能。
    性能的な不利を機動力を活かした味方との連携や地形を利用した運用で補うだけのスペックを秘めているアメリカらしい車輌になっている。
    同じTier 6のM4シリーズを比較すると、機動力のイージーエイト、防御力のジャンボ、火力のファイヤフライと言えるだろう。

史実

M4A3E8 Sherman

M4A3の後期生産型として、バルジの戦い後半に登場。
1944年8月~1945年9月までに2,539輌が生産されました。
試作戦車T23から流用された砲塔に52口径76.2mm戦車砲M1A2を搭載、車体も前面装甲を一枚板にして生産性と対弾性能を向上させ、湿式弾薬庫を備えていました。
また、足回りの変更に伴い、履帯が幅広になりフェンダーも増設されました。
バルジの戦い以降は防御力を補うため、第3軍所属の車輌には撃破されたシャーマンの前面装甲を溶接した現地改修車輌が数多く存在していました。

 

アルデンヌの戦いにおいて歩兵を支援する為に投入されたシャーマンでしたが、各部隊には実戦経験が少ない新兵が多く、アドリブで協調戦闘する訓練をしていなかったため、指揮系統がメチャクチャになり、歩兵部隊と戦車部隊がお互いを無視して戦ったそうです。

 

航空機のガソリンエンジンを使用しているので、「贅沢にガソリンを撒き散らしながら走る」と言われ、リッターあたり100mと実にアメリカらしい燃費性能でした。
反面、機械制御に頼る部分が多く、整備には経験と勘が頼りになるものの、戦車の機構を習熟するには最適だったそうです。

 

戦後、他のM4もE8と同じ物に改修され、イスラエルや日本にも供与されました。
ただ、陸上自衛隊では体格の違いから足が届かなかったりするなどの理由であまり評判がよくなかったそうです。
ちなみに、足が届かないので操縦手は立って操縦、ギアチェンジは足で蹴れと教官に言われたそうです。

 

訓練中にギアチェンジがうまくいかず、ニュートラルで急坂を爆走した伝説があり、操縦手と車長、装填手が真っ青になっていました。(砲手は密閉空間で、全体状況が掴めないので、やけに飛ばしているとしか思ってなかったそうです。)
ベトナム戦争時、もはや旧式じみてきたが現役だったM4を使用して、富士演習場の片隅で訓練中の戦車教官に隣接していた米海兵隊駐屯地「フジパーク」の若い海兵から、「あの戦車(M4A3E8)はメイド・イン・ジャパンなのか?」と聞かれ、ジェネレーションギャップを感じて「アメリカ製だよ」と答えたとか。

 

イスラエルではスクラップや余剰品をかき集めて仕立てた物が使われていたとか、朝鮮戦争ではPershingより活躍したなどのエピソードもあります。

コメント


*1 WoTは知識ゲーと言われる所以が醸し出されている。