T20

Last-modified: 2023-06-03 (土) 22:52:53

A07_T20.png

Tier 7 アメリカ 中戦車

公式紹介ページ

スペック

車体装甲厚(mm)63/50/38本体価格(シルバー)1,340,000
最高速度(km/h)前進56.0マッチング範囲(戦闘Tier)7~9
後退20.0派生元車輌M4A3E2
発見可能範囲(m)静止時340.33M4A3E8
移動時366.40

パッケージ

初期LVL1LVL2LVL3LVL4LVL5LVL6LVL7LVL8
T20
E:55,500
S:1,340,000
主砲
E:?
S:62,000
無線
E:?
S:33,600
履帯
E:?
S:17,900
砲塔
E:?
S:17,400
エンジン
E:?
S:37,200
主砲
E:?
S:40,300
主砲
E:?
S:81,000
戦車
Pershing
E:98,100
S:2,403,000

E:必要経験値
S:購入シルバー

詳細

パッケージ名エンジン主砲履帯砲塔HP通信機
出力下記参照車体旋回速度砲塔装甲通信範囲
出力重量比旋回速度視認範囲
初期
T20
Ford GAA76 mm Gun M1A1HVSS T48T20D11,000SCR 508
52037 / [31.31]89/64/64395
18.001.1/1.3/2.344370
LVL.1
主砲
Ford GAA76 mm Gun M1A2HVSS T48T20D11,000SCR 508
52037 / [31.29]89/64/64395
17.991.1/1.3/2.344370
LVL.2
無線
Ford GAA76 mm Gun M1A2HVSS T48T20D11,000SCR 506
52037 / [31.27]89/64/64615
17.981.1/1.3/2.344370
LVL.3
履帯
Ford GAA76 mm Gun M1A2HVSS T51T20D11,000SCR 506
52037 / [33.60]89/64/64615
17.981.0/1.1/1.744370
LVL.4
砲塔
Ford GAA76 mm Gun M1A2HVSS T51T20D21,100SCR 506
52037 / [33.60]89/64/64615
17.981.0/1.1/1.742390
LVL.5
エンジン
Ford GAN76 mm Gun M1A2HVSS T51T20D21,100SCR 506
56037 / [34.51]89/64/64615
18.471.0/1.1/1.742390
LVL.6
主砲
Ford GAN76 mm Gun M1A2HVSS T51T20D21,100SCR 506
56037 / [33.39]89/64/64615
17.871.0/1.1/1.742390
LVL.7
主砲
Ford GAN90 mm Gun M3HVSS T51T20D21,100SCR 506
56037 / [33.99]89/64/64615
18.191.0/1.1/1.742390

※車体旋回速度の実質値は通常地形、操縦手熟練度100%で計算。スキル及び超信地旋回の可否は考慮していません。

砲性能

主砲性能
名称弾種弾代貫通ダメージ攻撃半径砲弾速度砲弾射程発射速度AP弾
DPM
照準時間精度総弾数最高角
最伏角
76 mm Gun M1A1AP
APCR
HE
96
7G
68
128
177
38
115
115
185
---
---
1.09
792
990
792
720
720
720
18.182,0912.300.4070+25
-10
18.182,0912.300.4068
76 mm Gun M1A2AP
APCR
HE
96
7G
68
128
177
38
115
115
185
---
---
1.09
792
990
792
720
720
720
18.182,0912.100.3870+25
-10
18.182,0912.100.3868
105 mm SPH M4 L/23HE
HEAT
166
10G
53
101.6
410
350
1.91
---
472
381
720
720
7.502,625
(HEAT)
2.300.5336+25
-10
90 mm Gun M3AP
APCR
HE
255
11G
255
160
243
45
240
240
320
---
---
1.46
853
1,066
853
720
720
720
6.381,5312.300.3648+25
-10

※先頭のセルの色は対応するパッケージの色となります。
緑字:改良砲塔

解説

  • 概要
    Tier 7アメリカ中戦車
    主力戦車M4の代替を目指して開発された試作戦車。
     
    扱いやすい砲とそこそこ良好な機動力を兼ね備え、総合的なバランスに優れた車輌である。
    コンパクトに纏まった車体に仰俯角の広い砲塔を搭載し、米戦車らしく地形を利用した戦術を得意とする。
    加速力や砲塔の旋回性も良好。
     
  • 火力
    いずれの砲も俯角は-10度と優秀のため地形を生かして戦おう。
    • 76 mm Gun M1A1
      初期砲。
      M4 Shermanの最終砲。
      Tier 7帯では単発火力・貫通力ともに不足している。
      最終砲の開発が終わるまで課金弾(APCR)を主軸に戦っていくしか無い。
      そうであっても貫通力は177mmしかないため重戦車を相手に正面から戦うには力不足を否めない。
       
    • 76 mm Gun M1A2
      中間砲①。
      照準時間・精度が上昇したが単発火力・貫通力ともに据え置き。
      運用方法は変わらないので引き続き課金弾(APCR)をメインに戦っていこう。
       
    • 105 mm SPH M4 L/23
      中間砲②。
      いわゆる十榴砲。
      砲弾速度が非常に遅いため接近戦で最も効果を発揮する砲。
      で、あったがTier 7帯では貫通力101.6mmのHEAT弾は弱点を貫通しない限り効果は望めない。
      最終砲開発まで中間砲①で課金弾をメインに戦って行ったほうがまで戦果を望める。
       
    • 90 mm Gun M3
      最終砲。
      分間ダメージは低いが、単発火力・貫通力に優れる。
      特に課金弾(APCR)の貫通力は243mmと非常に頼りになる。
      通常弾(AP)の貫通力も160mmとTier 7中戦車の中では高いが、さすがに格上重戦車を正面から撃ち貫くには厳しいため課金弾も多少携帯しておきたい。
      そもそも、このあたりのTier帯から課金弾を使わずに戦うのは非常に厳しくなってくる。
      もし、これまで課金弾を使ってこなかったのであれば、この車輌で使い慣らしていこう。
       
  • 装甲
    防御面はあまり頼りにならない。
    車体装甲は傾斜を加味してもTier 5相当。
    砲塔装甲も前面88mmと多少マシになっているが、それでもTier 7の装甲防御力としては不足なレベル。
    全体的に下位戦車でも正面から貫通が狙える程度の装甲である為、迂闊な行動をすれば簡単に撃破される。
    ハルダウンも有効だが、砲塔で弾くのではなく被弾率を下げる意図で運用したい。
    HPも低いため被弾は即ダメージ、ひいては被撃破に繋がると考えて慎重に行動しよう。
     
  • 機動性
    最大前進速度・出力重量比ともに中戦車としては良好で、そこそこ高い機動力を持つ。
    機動力と地形適応性を活かして側背面を狙っていくなど、中戦車らしく柔軟に立ち回りたい。
    ただし、車体の旋回はやや遅く、M4A3E8 Shermanから来た人は操作性の違いに戸惑うかもしれない。
     
  • 総論
    地形適応力に優れるが装甲には頼れないなど、全体的にM4系をより発展させた特性を持っている。
    M4 シャーマン系の弱点であった車高の高さも大きく改善されており、中戦車としての完成度は高まったと言えるだろう。
    隠蔽率、視認範囲、無線範囲もTier標準~やや高めの値になっており、まさに中戦車と言う戦い方が出来る。
    単独行動は欠点を浮き彫りにしてしまうため、出来る限り避けた方が良いだろう。

史実

T20

アメリカ陸軍は第二次世界大戦中、M4中戦車を主力として大量投入していましたが、M4の75mmM3砲は元々歩兵の支援を目的としたものだったために火力不足が否めませんでした。
しかし、アメリカ軍はドイツ軍戦車に遭遇するのは稀であると楽観し、たとえ損耗があっても数で押し切れると予想していました。

 

そんな中、チュニジアでドイツ軍のTigerが投入されます。
TigerにたいしてM4は全く歯が立たず、それどころか、Tigerより遭遇率の高いPantherすらまともに倒せないという状況でした。
ただでさえドイツ軍の火砲に対して損害の多かったM4でしたが、さすがに将来的なヨーロッパ戦線を見越すと不安要素を払拭するに至らないという結論に至ります。
そうしてM4シリーズを根本的欠点から改める必要性に迫られ、T20の開発が1942年5月にスタートしました。

 

そもそも、M4は大きな航空用星型空冷エンジンが搭載されたM3中戦車をベースに開発されたため、大柄で被弾率が高くなっていました。
そこで、T20ではより低姿勢の車体にするべく戦車用フォードGANV8エンジンのみに改められ、避弾経始を取り入れたものになりました。
また、T20はM6重戦車で使われた部品が多く流用されています。
砲塔はM4と酷似したものを使用していましたが、主砲はM6の主砲として使われた3インチ砲を改良した76mmM1A1を搭載、M6で採用されたツインディスク・トルクコンバーターと2個の渦巻きスプリングを水平に取り付けたボギー形式(HVSS)サスペンションをそのまま使用しました。 

 

1943年5月に完成したものの、並行開発されていたT23が先に完成し先行量産を取り付けることになり、T20はテストのみで開発が終了されることになりました。
また、生産性を考慮してツインディスク・トルクコンバーターをM4と同等の変速機に置き換えたT22も同時開発されています。
結局T20/T22/T23共にM4の性能を上回るには至らなかったため、そこで開発は打ち切られ、1943年10月にはT25T26の試作重戦車の開発に移行されることになりました。
しかし、T25もやはり性能不適切とされ、T26の開発が進められることになったのは、1944年になってからのことでした。

 

なお、砲塔は76mm戦車砲搭載のM4A1シャーマンが対戦車砲としてはいいものの、歩兵支援では榴弾の威力が低いと失敗兵器扱いされた事に対して、設計部が意地でも認めさせようとT20の砲塔を載せてM4A6というサブタイプを20両ほど仕上げています。
しかし、本当に失敗兵器だったのは砲そのものではなく76mm用榴弾だったというオチで、比較対象として引き合いに出された75mm榴弾より弾頭重量の軽さと炸薬の少なさが原因でした。
ですが、この榴弾を用意した試験を取り仕切る軍部と失敗兵器扱いした機甲軍試験部の落度だった事は遂に棚上げされたままとなっていました。

コメント

  • ザ・中戦車って感じ。 -- 2019-10-15 (火) 16:43:50