Tier 6 イギリス 中戦車
スペック
車体装甲厚(mm) | 51/38/38 | 本体価格(シルバー) | 945,000 | |||
---|---|---|---|---|---|---|
最高速度(km/h) | 前進 | 36 | マッチング範囲(戦闘Tier) | 6~8 | ||
後退 | 18 | 派生元車輌 | Sherman III | |||
隠蔽率 | 静止時 | 0.21 | ||||
移動時 | 0.16 |
パッケージ
┏ | ━ | ━ | Challenger E:59,100 S:1,380,000 | ||||||||
Firefly E:28,850 S:945,000 | ┳ | M4(76) Composite E:4,600 S:50,330 | ━ | Sherman IC E:11,280 S:80,330 | ━ | Sherman IC Firefly E:17,750 S:108,800 | ╋ | Sherman IC* Firefly E:26,850 S:117,300 | |||
┗ | M4(105) Composite E:1,500 S:40,330 | ┗ | Sherman IC (105) E:13,350 S:87,600 |
E:必要経験値
S:購入シルバー
詳細
パッケージ名 | エンジン | 主砲 | 履帯 | 砲塔 | HP | 通信機 | |
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出力 | 下記参照 | 車体旋回速度 | 砲塔装甲 | 通信範囲 | |||
出力重量比 | 地形抵抗 | 旋回速度 | 視認範囲 | ||||
Firefly | Wright Continental R-975C1 | 75 mm Gun M3 | Sherman IC | Sherman I | 720 | WS No. 19 Mk. I | |
400 | 30 / [21.82] | 76/51/51 | 400 | ||||
12.15 | 0.8/1.1/1.9 | 40 | 330 | ||||
M4(105) Composite | Wright Continental R-975C1 | 105 mm M4 | Sherman IC | Sherman I | 720 | WS No. 19 Mk. II | |
400 | 30 / [21.75] | 76/51/51 | 450 | ||||
12.11 | 0.8/1.1/1.9 | 40 | 330 | ||||
M4(76) Composite | Wright Continental R-975C1 | 76 mm Gun M1A1 | Sherman IC | Sherman I | 720 | WS No. 19 Mk. II | |
400 | 30 / [21.73] | 76/51/51 | 450 | ||||
12.10 | 0.8/1.1/1.9 | 40 | 330 | ||||
Sherman IC | Chrysler A57 | 76 mm Gun M1A1 | Sherman VC | Sherman I | 720 | WS No. 19 Mk. III | |
425 | 42 / [32.64] | 76/51/51 | 550 | ||||
12.14 | 0.7/0.9/1.8 | 40 | 330 | ||||
Sherman IC Firefly | Wright Continental R-975C4 | OQF 17-pdr Gun Mk. IV SH-SH | Sherman VC | Sherman IC | 750 | WS No. 19 Mk. III | |
460 | 42 / [37.16] | 76/51/51 | 550 | ||||
13.82 | 0.7/0.9/1.8 | 42 | 370 | ||||
Sherman IC* Firefly | Wright Continental R-975C4 | OQF 17-pdr Gun Mk. VII | Sherman VC | Sherman IC | 750 | WS No. 19 Mk. III | |
460 | 42 / [37.16] | 76/51/51 | 550 | ||||
13.82 | 0.7/0.9/1.8 | 42 | 370 | ||||
Sherman IC (105) | Wright Continental R-975C4 | 105 mm M4 | Sherman VC | Sherman IC | 750 | WS No. 19 Mk. III | |
460 | 42 / [37.51] | 76/51/51 | 550 | ||||
13.95 | 0.7/0.9/1.8 | 42 | 370 |
※車体旋回速度の実質値は通常地形、操縦手熟練度100%で計算。スキル及び超信地旋回の可否は考慮していません。
主砲性能 | |||||||||||
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名称 | 弾種 | 弾代 | 貫通 | ダメージ | 発射速度 | AP弾 DPM | 照準時間 | 精度 | 総弾数 | 最高角 最伏角 | |
75 mm Gun M3 | AP AP HE | 56 7G 56 | 92 109 38 | 110 110 175 | 15.79 | 1,737 | 2.10 | 0.43 3.56 2.41 | 120 | +25 -10 | |
105 mm M4 | HE HEAT | 196 10G | 53 101.6 | 410 350 | 7.50 | 2,625 (HEAT) | 2.50 | 0.52 ? ? | 72 | +25 -10 | |
7.50 | 2,625 (HEAT) | 2.50 | 0.52 ? ? | 72 | +25 -10 | ||||||
76 mm Gun M1A1 | AP AP HE | 96 7G 68 | 128 149 38 | 115 115 185 | 14.29 | 1,643 | 2.30 | 0.41 ? ? | 77 | +25 -10 | |
0.41 ? ? | |||||||||||
OQF 17-pdr Gun Mk. IV SH-SH | AP AP HE | 175 7G 70 | 141 171 38 | 150 150 190 | 12.50 | 1,875 | 2.20 | 0.38 ? ? | 77 | +20 -6 | |
OQF 17-pdr Gun Mk. VII | AP APCR HE | 175 8G 75 | 171 239 38 | 150 150 190 | 12.77 | 1,916 | 2.10 | 0.38 ? ? | 77 | +20 -6 |
※先頭のセルの色は対応するパッケージの色となります。
解説
- 火力
前身からの大きな変化として、Sherman IIIから引き継げる3種の主砲は俯角-10°あるものの、2種類の17ポンド戦車砲では-6°まで減少してしまう。
M4 Shermanらしい地形利用が難しく、立ち回りを改める必要が出てくる。
また、イギリスのTier6戦車で唯一「砲垂直安定装置(Vertical Stabilizer)」が装備可能である。
同じTier6中戦車で搭載可能なのはSherman系車輌のみであり、長所である砲性能を活かすためには極めて有用なのでぜひ搭載しよう。- 75 mm Gun M3 / 76 mm Gun M1A1 / 105 mm M4
Sherman IIIからの3種の引継ぎ砲。
75 mm Gun M3は実用性が皆無であり、他の2種も初期砲よりはマシ程度である。
76 mm Gun M1A1は初期砲の上位互換だが、課金弾を使ってようやくTier6中戦車の通常弾相当とかなり厳しい。
また、10榴こと105 mm M4もTierが上がった分、流石に通用する相手が少なくなっている。
俯角は大きく取れるので、地形を最大限活用して凌いでいきたい。 - OQF 17-pdr Gun MK. IV SH-SH
Sherman Fireflyの史実砲である、17ポンド(76.2mm)戦車砲。
76 mm Gun M1A1から単発火力150と一回り強化され、DPMもそれに伴って向上している。
通常弾のAPは貫通力144mmとTier6中戦車の平均程度はあるが、課金弾の強化APは貫通力171mmと伸びが悪い。
中継ぎとしてはまずまずだが、重装甲車輛相手には不安が残る性能であり、早めに最終砲を開発したい。
また、前述の通り俯角が-6°へと大幅に悪化しており、本砲から立ち回りの変更を余儀なくされる。 - OQF 17-pdr Gun MK. VII
最終砲。
同名ではあるが、Black PrinceやCenturion Mk. Iと互換性はないので注意。
単発火力は150と据え置きだが、発射速度が若干強化されている。
MK. IV SH-SHから貫通力の強化が著しく、通常弾のAPは貫通力171mmと駆逐戦車に匹敵する優秀さを誇り、金弾のAPCRも貫通力239mmと格上相手でも不足ない。
また、照準時間も微強化され、精度面は良好な性能を有している。
しかしながら、俯角-6°という最大の欠点は解消されておらず、地形利用には工夫を凝らす必要がある。
- 75 mm Gun M3 / 76 mm Gun M1A1 / 105 mm M4
- 装甲
基本的に装甲は前身から殆ど進歩しておらず、あてにはできない。
砲塔・車体側面には追加装甲が取り付けられており、一応側面に関してはSherman IIIより防御力が向上している。
ただし、その追加装甲の配置は左右非対称。
車体側面の追加装甲は左2枚と右1枚、砲塔の追加装甲は右側の1枚のみであり、基本的にそれらで弾ければラッキー程度に考えておこう。
もちろん追加装甲の無い部分は極めて脆弱であり、防御面は地形や障害物を駆使する事で補っていこう。
- 機動性
同格の快速中戦車Cromwellとは対照的に機動性は劣悪である。
履帯性能は優秀だが、最高速度は36km/hと中戦車としては最底辺の部類であり、出力重量比も低い。
Sherman IIIから重量が増加しているのにエンジンが据え置きであり、新規開発の必要はないものの、流石に足の遅さが否めない。
鈍くはあるが、余裕を持って早めに判断すれば陣地転換は可能である。
- 偵察性能
視認範囲は初期砲塔で330mと近視だが、改良砲塔では370mと同格中戦車の中で1位タイと優秀である。
隠蔽性能はSherman系列らしく、良好とは言えない。
- 総論
俯角・装甲・機動性を犠牲にしてトップクラスの主砲を搭載した駆逐戦車寄りの中戦車である。
装甲はほぼ据え置きでありながら機動性や俯角が劣化した分、Shermanらしい素直な扱いやすさは失われてしまったが、優秀な17ポンド砲を活かせれば充分にカバーできる。
従って一歩引いた位置~駆逐戦車寄りのポジションでの運用が基本となるだろう。
中戦車らしい万能性からは遠いものの、丁寧に有効打を与えていけば高い戦果を挙げられる中・上級者向けの戦車である。
派生車輌、AC 4 Exp.との性能比較
対象はFirefly(Sherman IC* Firefly)、Boilermaker、Firefly VC、AC 4Exp.の4両。
- 火力比較
本車とBoilermakerの砲性能は同一。VCは精度が少し強化されている。
車輌名
砲名称
[パッケージ]弾種 弾代 貫通 ダメージ 発射速度 AP弾
DPM照準時間 精度 総弾数 最高角
最伏角Firefly
OQF 17-pdr Gun Mk. VII
[Sherman IC* Firefly]AP
APCR
HE175
8G
75171
239
38150
150
19012.77 1,916 2.10 0.38
?
?77 +20
-6Boilermaker
OQF 17-pdr Gun Mk. VII
[Boilermaker]AP
APCR
HE175
8G
75171
239
38150
150
19012.77 1,916 2.10 0.38
2.87
1.7877 +20
-6Firefly VC
OQF 17-pdr Gun Mk. VII
[Firefly VC]AP
APCR
HE175
8G
75171
239
38150
150
19012.77 1,916 2.10 0.36
2.75
1.5877 +20
-6AC 4 Exp.
OQF 17-pdr Gun Mk. VII
[AC 4 Exp.]AP
APCR
HE175
8G
75171
239
38150
150
19012.00 1,800 2.10 0.39
4.71
2.0650 +20
-10
AC 4は発射速度、精度、総弾数が劣っているものの、俯角-10°という強力な長所を持っている。
- 装甲比較
HPは4両とも同じ。
戦車名
[パッケージ名]HP 前面/側面/背面 車体装甲(mm) 砲塔装甲(mm) Firefly
[Sherman IC* Firefly]750 51/38/38 76/51/51 Boilermaker
[Boilermaker]750 51/38/38 76/51/51 Firefly VC
[Firefly VC]750 51/38/38 76/51/51 AC 4 Exp.
[AC 4 Exp.]750 65/45/45 65/65/65
車体装甲はAC 4の方が堅いが、砲塔装甲は防盾と本装甲が二重になっている分Firefly系列の方が上。
とはいえ、どちらもTier6車輌としては不十分で五十歩百歩なので期待しない方が良い。
例外としてBoilermakerは車体につけられた履帯のお陰でHE及びHEATへの耐性が素晴らしいので、十榴や十二榴に対しては強気に出ても良いだろう。
- 機動力・偵察性能比較
AC 4の最高速度60km/hが目を引くが、肝心の出力重量比が11.6しかなく、実際は30~40km/h程しか出すことが出来ない。
戦車名
[パッケージ名]エンジン出力 出力重量比 地形抵抗 最高速度 旋回速度 視認範囲 通信範囲 隠蔽率 車体 砲塔 静止時 移動時 Firefly
[Sherman IC* Firefly]460 13.82 0.7/0.9/1.8 36.00 37.16 42 370 550 0.21 0.16 Boilermaker
[Boilermaker]500 13.91 0.7/0.9/1.8 36.00 31.11 39 370 570 0.21 0.16 Firefly VC
[Firefly VC]425 12.80 0.8/1.0/1.8 40.20 34.40 43 370 570 0.22 0.17 AC 4 Exp.
[AC 4 Exp.]330 11.60 1.0/1.2/2.2 60.40 33.33 44 360 450 0.24 0.18
とはいえ、Fireflyが最高で36km/hしか出せないことを考えると陣地転換のしやすさはAC 4の方が優れているだろう。
さて、Fireflyと系列車輌は履帯の性能が良く、決して早くはないが、出力重量比以上の瞬発力を見せてくれる。
AC 4はFireflyより隠蔽率が高いものの、中戦車としては依然として低め。視認範囲も並であり、偵察性能はやや低め。
また、AC 4は通信範囲が狭く、孤立してしまうと遠方の味方と情報共有が出来なくなる可能性があるので注意。
史実
シャーマン・ファイアフライはアメリカから供与されたM4中戦車の砲塔を改造してイギリス製の17ポンド対戦車砲を搭載したもの。
なお、ファイアフライはあくまで愛称で、英国での正式名はシャーマンIC型、およびVC型。
本車は車体が前部鋳造/後部溶接のSherman I Hybrid(米名:M4 Composite)のC型がモデルとなっていると思われる。
もともとレンドリース法によって供与されていたM4の75mm砲や76mm砲は他の英国戦車が搭載していた砲よりも使い勝手がとても良かったが、大戦後期に登場したティーガーを始めとする重戦車には歯が立たなかった。
そのため、イギリス軍は遠距離からの射撃で撃破できる17ポンド砲を搭載した戦車の開発を急いだ。
17ポンド砲自体は戦車搭載も前提に開発が進められており問題はなかったものの、今度は搭載できる英国戦車がひとつもないという事態が発生し、[[当時の最新鋭機>../Cromwell]ですらターレットリングの関係で搭載不可であった。
結果、これがチャレンジャー巡航戦車やアーチャー自走砲開発に繋がることになるが、チャレンジャーに至っては不具合の連発で生産遅延が発生した上にノルマンディー上陸作戦までに間に合わない可能性まで浮上した。
そこで白羽の矢が立ったのがM4である。
砲塔にカウンターウェイト等を搭載するなどの改修を加えられ、1944年初めに5輌の試作車が軍に引き渡されたのを皮切りに延べ2139輌ものシャーマン・ファイアフライが完成、うち728輌が実戦参加している。
なお、投入初期(ノルマンディー上陸作戦時)はVC型が主流だったが、レンドリース元のアメリカでシャーマンV(M4A4)が生産終了していたこともあり、終戦までにはIC(IC Hybrid含む)型が多数を占めるという状態となっていた。
ドイツ軍戦車エースであるミハエル・ヴィットマンはカナダ軍第4機甲師団に配備されたファイアフライによって乗車していたティーガーが撃破され、死亡した事がファイアフライ乗員の証言から判明している。
愛称の「ファイアフライ」はホタルの意味で17ポンド砲の激しいマズルフラッシュによってそう見えることから付けられた。
なお、日本におけるホタルは成虫になってからは薄命な事で知られるが、欧州生息のホタルは成虫になってからも幼虫期同様肉食性のままの獰猛な種類も存在している。
文献によってはこちらの意味で「ファイアフライ」の名がついたとしているものもあるようだ。