T-50

Last-modified: 2023-12-13 (水) 01:45:50

R41_T-50.png

Tier 5 ソ連 軽戦車

公式紹介ページ

スペック

車体装甲厚(mm)37/37/37本体価格(シルバー)352,000
最高速度(km/h)前進60.0マッチング範囲(戦闘Tier)5~7
後退23.0派生元車輌A-20
発見可能範囲(m)静止時322.16
移動時322.16

パッケージ

初期LVL1LVL2LVL3LVL4LVL5
T-50
E:10,200
S:352,000
無線
E:660
S:37,500
履帯
E:1,300
S:9,200
エンジン
E:1,480
S:15,200
主砲
E:2,660
S:32,800
戦車
MT-25
E:34,210
S:880,000

E:必要経験値
S:購入シルバー

詳細

パッケージ名エンジン主砲履帯砲塔HP通信機
出力下記参照車体旋回速度砲塔装甲通信範囲
出力重量比地形抵抗旋回速度視認範囲
初期
T-50
V-345 mm 20KMT-50T-5062071-TK-3
30042 / [38.50]37/37/15300
21.431.1/1.2/2.146350
LVL.1
無線
V-345 mm 20KMT-50T-50620KRSTB
30042 / [38.50]37/37/15630
21.431.1/1.2/2.146350
LVL.2
履帯
V-345 mm 20KMT-50MT-50620KRSTB
30046 / [41.82]37/37/15630
21.431.0/1.1/1.946350
LVL.3
エンジン
V-4M45 mm 20KMT-50MT-50620KRSTB
40046 / [55.75]37/37/15630
28.571.0/1.1/1.946350
LVL.4
主砲
V-4M45 mm VT-43MT-50MT-50620KRSTB
40046 / [55.52]37/37/15630
28.451.0/1.1/1.946350

※車体旋回速度の実質値は通常地形、操縦手熟練度100%で計算。スキル及び超信地旋回の可否は考慮していません。

砲性能

主砲性能
名称弾種弾代貫通ダメージ攻撃半径砲弾速度砲弾射程発射速度AP弾
DPM
照準時間精度総弾数最高角
最伏角
45 mm 20KMAP
APCR
HE
14
2G
14
70
95
23
47
47
62
---
---
0.43
757
946
757
720
720
720
28.571,3432.300.42150+25
-7
45 mm VT-43MAP
APCR
HE
38
5G
24
90
130
23
70
70
85
---
---
0.43
870
1,088
870
720
720
720
26.091,8262.000.40150+25
-7

※先頭のセルの色は対応するパッケージの色となります。

解説

  • 概要
    Tier 5のソ連軽戦車。
     
  • 火力
    2種類の45mm砲を搭載可能。
    最終砲でもDPM以外は平凡で、やや物足りないと感じるかも知れない。
    • 45 mm 20KM
      初期砲。
      貫通力は通常弾で75mm、金弾で95mm。しっかりと敵戦車の側背面に回ることを意識して戦えば、全く貫通出来ないと言うことはない。
      発射速度は分間28.57発と優れているものの単発火力が低く、平均単発ダメージは47、榴弾でも62であり、この値は同格どころかTier4軽戦車にすら劣りかねない。
      このTier帯からは各車輌の装甲やHPだけでなく、プレイヤーの練度も上がってくるため、初期砲では対応しきれない場面も増えてくる。
      出来るだけ早く最終砲に換装したい。
       
    • 45 mm VT-43M
      最終砲。
      本車の最終砲にしてMT-25のの初期砲。
      初期砲と比べ貫通力・単発火力・精度が上がっている。
      特に単発ダメージは70、榴弾で85となり、最低限の火力は手に入れたと言って良い。逆に言えば最低限の火力しか無いとも言えるが…
      発射速度は分間26.09発と依然高く、DPMは同格軽戦車中最高レベルの1,826まで上昇する。
      ただし精度が低めなので射撃主体で運用したい場合は、新型射撃装置や砲安定装置の搭載を考えても良いかもしれない。
       
  • 装甲
    全周37mmの傾斜装甲。車体下部のみ45mmとなっている。
    格下の弾であればある程度は弾いてくれる。
    また、一応優秀な傾斜がついているので狙いの甘い弾であれば格上の砲でも跳弾させてくれることがそこそこあるが、狙ってできることではない為、血迷っても装甲で受けようなどとは思わないようにしよう。
    耐久力は360とTier5軽戦車としては平均的だが、このTier帯で猛威を振るう10榴も貫通しうるので、高い機動性を生かしてまず敵弾に当たらない運用を心がけよう。
     
  • 機動性
    本車で最も特筆すべきことがこの機動性である。
    最高速度は60km/hと軽戦車としては平均的だが、最終パッケージでの出力重量比は28.45にもなり、これは同格軽戦車の中でも最高である。
    よって、本車は加速がとても良く平地ならば直ぐに最高速度の60km/hに到達することが可能となっている。
    履帯性能もそこそこ良く小回りがきくので、ちょろちょろと蛇行運転をすると被弾する確率が下がる。
    ただし、走り出しは遅く徐々にスピードを上げていく走りなので、敵前で障害物に接触してスピードが落ちてしまった場合は天に召される確率が高い。
    余談だが車体右後ろに置かれているバケツは最高速度からの急旋回でも落ちない。溶接でもされているのだろうか。
     
  • 偵察性能
    隠蔽率が少し高いが、視界範囲は他の同格軽戦車よりも少し狭い。
    同格軽戦車と視界勝負になった場合、残念ながらカニ眼鏡を発動させていたり茂みに隠れていたりしない限り先に発見される。
    とはいえ、偵察に適性が無いわけでは無く、茂みに隠れて行う事の多い置き偵は隠蔽率が活きる上、視界範囲はカニ眼鏡で補える。
    走り偵は視界範囲よりも機動力が大事であり、本車は上述のとおり優れた機動力を持っているため、十分な適性がある。
     
    また、初期パッケージの通信機は通信範囲が狭く、少しでも深入りしようものならすぐに味方との通信が途絶えてしまうため注意。
     
  • 総論
    軽装甲高速高DPM低単発と良くも悪くも軽戦車である本車は軽戦車の基本的な運用が求められる。とはいえ、視界範囲の狭さから偵察を主体に立ち回るだけでは活躍は難しい。
    隠蔽率を活かした置き偵察や、中戦車の様に顔出しからのスポット偵察、側面取りで粘り強く戦っていこう。
    これまでの機動性を活かした戦い方は変わらない中で、隠蔽率、装甲、主砲が強化され戦いやすさは大幅に改善している筈だ。
    また、同格では最もNDKに向いた車輌でもあり、孤立した重戦車を発見した時などは一気に急襲して痛烈な被害を与える事もできる。
    このように行動の選択肢が増えているので、その時その時の最善策を臨機応変に吟味し、堅実な仕事で戦線に貢献しよう。
参考情報:Tier4時代の評価

参考情報:Tier4時代の評価

  • 火力
    T-46では頼りになった45mm VT-42だが、Tier7までマッチングするTier4軽戦車の武装としては力不足。
    最終砲の45mm VT-43も微妙に性能向上した程度で、頼りない。
    37mmAutomatic SH-37は瞬間火力は高いが貫通力は45mm以上に低く、同格軽戦車や自走砲相手でもないと威力を発揮することは難しい。
     
  • 装甲
    全周37mmの傾斜装甲なので、軽戦車としてはわりと厚い部類。
    貫通力の低い砲なら弾けないことないが、マッチングを考えると過信はできない。
    榴弾砲を食らったらひとたまりもないので、特に注意が必要。
     
  • 機動性
    軽戦車としては少々劣る。
    特にソ連の場合BTルートの方にA-20という快速戦車がいるためより目立つ。
     
  • 総論
    軽戦車としては装甲がある方だが、火力が低く戦闘は不向き。
    偵察で活躍したいところだが、視認範囲は330mと案外短い。
    迷彩ネットや双眼鏡を積んで置き偵察に徹するか、積極的に前に出て見つけにいくか。
    いずれにしろ乗り手の腕が試される戦車となっている。
    この戦車の次は、いよいよソ連が誇る救国戦車T-34である。

史実

大戦中、ソ連はT-34/76がありながらT-50のような歩兵支援戦車も生産しています。
このT-50は、T-26軽戦車に代わるものとして作られました。
主砲は45mmM1933戦車砲、7.62mmDT機関砲を搭載しており、対ドイツ戦車戦では歯が立ちませんでしたが、フィンランド軍相手にはこれでも十分だったのかもしれません。
足回りは良好で、実に時速50km/hで走行できました。
T-34を小型化したような見た目ではありましたが、足回りがKV-1と似ていたためマーリィ・クリム(ミニKV)と呼ばれていました。

 

レニングラードに工場があったため、レニングラード戦時に包囲されドイツ軍とフィンランド軍の攻撃で工場が封鎖になって疎開してからは製作途中のものを除いて生産されませんでした。
これには単体コストが割高であることや、疎開先でのエンジン生産が難しいこと、イギリス・アメリカからレンドリースされたバレンタインM3軽戦車が同等以上に使えることによる理由からでした。
そのため69両のみ(途中での故障等により数が63両までに前後する説もあり)が生産され、フィンランド戦線に投入されています。

 

派生型として、砲塔の装甲を強化したT-50E、主砲に57mm砲を搭載したT-50-57があります。
これらはドイツ軍とも対峙したそうです。

 

1944年夏にフィンランド戦線に投入され、フィンランド軍に鹵獲された1両は、フィンランドのパロラ戦車博物館にて保存されています。

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