Tier 7 ドイツ 軽戦車(プレミアム)
スペック
車体装甲厚(mm) | 85/50/40 | 本体価格(ゴールド) | 4,800 | ||
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最高速度(km/h) | 前進 | 60 | マッチング範囲(戦闘Tier) | 7~9 | |
後退 | 22 | シルバーボーナス(%) | 40 | ||
隠蔽率 | 静止時 | 0.24 | 経験値ボーナス(%) | 25 | |
移動時 | 0.24 | 搭乗員経験値ボーナス(%) | 無し |
パッケージ
Aufkl. Panther 4,800G |
詳細
パッケージ名 | エンジン | 主砲 | 履帯 | 砲塔 | HP | 通信機 | |
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出力 | 下記参照 | 車体旋回速度 | 砲塔装甲 | 通信範囲 | |||
出力重量比 | 地形抵抗 | 旋回速度 | 視認範囲 | ||||
Aufkl. Panther | Maybach HL 234 TRM P30 | 7,5/5,5 cm Waffe 0725 | Aufkl. Panther | VK 28.01 Ausf.B | 950 | FuG 12 | |
900 | 40 / [35.00] | 50/30/30 | 710 | ||||
21.85 | 0.7/0.8/1.6 | 44 | 400 |
※車体旋回速度の実質値は通常地形、操縦手熟練度100%で計算。スキル及び超信地旋回の可否は考慮していません。
主砲性能 | |||||||||||
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名称 | 弾種 | 弾代 | 貫通 | ダメージ | 発射速度 | AP弾 DPM | 照準時間 | 精度 | 総弾数 | 最高角 最伏角 | |
7,5/5,5 cm Waffe 0725 | AP APCR | 186 8G | 157 221 | 135 135 | 17.65 | 2,383 | 2.00 | 0.34 ? ? | 81 | +20 -10 |
解説
- 概要
何を思ったか総統はPantherの車体で軽戦車を作ってしまった。
冗談はさておき、本車はドイツのTier7プレミアム軽戦車、通称パン偵(パンター偵察戦車)である。
当初は通常車輌?としてドイツツリーに配置されていたが、Spähpanzer I Cに置き換えられている。
置き換えの際、それまで本車を所持していたプレイヤーに配布され、後にバンドル販売も行われている。
- 火力
VK 30.01 (H)やVK 36.01 (H)の使用するゲルリッヒ砲を装備。
また加速力と重量を兼ね備えた本車は後述する体当たりも有効である。- 7,5/5,5 cm Waffe 0725
いわゆるゲルリッヒ砲。口径は7,5cmとして扱われる。
同格軽戦車と比べると単発の威力は控えめだが、金弾の貫通力は2位、DPMと精度は1位、照準時間も上位と手数や弱点狙いで攻めるタイプの主砲である。
DPMは非常に高いが、カタログスペック通りに発揮するには車体を晒したまま連射する必要がある。
隠蔽率が低く、装甲も頼れないこの車輌では発見されてダメージをもらう危険が高いので、周りの状況を良く理解し、しっかり射線を管理したい。
砲塔を左右に向ければ俯角10度を取れるものの車体正面では俯角5度程度まで下がり背面は1度しか取れない。
NDKを仕掛けるときは地形に注意しよう。
側面では俯角10度も取れるため高めの車高とあわせてハルダウンが捗る。
しかしアメリカ戦車のように防盾は硬くないので顔を出したままでいないように注意。 - 体当たり
主砲とは別にもう一つの攻撃方法として体当たりがある。
40tを超える重量と高い機動力のため体当たりしやすく、無傷の敵軽戦車を体当たりのみで撃破することも夢ではない。
Tier7中戦車でさえ本車より重いのはPantherやチリくらいしかなく、最高速度と相まってそこらの中戦車より体当たりダメージが高くなり、一部の重戦車にも大ダメージを狙える。
積極的に仕掛けるのは控えるべきだが、軽戦車同士で格闘戦になった時や試合後半で敵車輌が減った時、残り体力が低い相手で確実にトドメを挿したい時など使える場面もあるので武器の一つとして考えておいて損はない。
スポールライナーや衝突の制御スキルも有効。これらを装備・取得するのも面白いだろう。
- 7,5/5,5 cm Waffe 0725
- 装甲
HPはTier7軽戦車トップ。
他の軽戦車にはないしぶとさを発揮する。- 車体
Pantherの流用だけあって軽戦車としてはかなりの重装甲。
他の同格軽戦車の2~3倍近い。昼飯の角度を駆使すれば貫通130mm程までなら弾いてくれる。
しかし、Tier7以上の戦車の多くはこれを容易に抜ける砲を持つため当てにならない。
格下ならば多少弾いてくれる程度に考えたほうが良い。 - 砲塔
VK 28.01と同じものであるため50mmの垂直装甲で、狙われるとあっさり貫通される。
必要以上に身を晒さないようにしよう。
- 車体
- 機動性
Pantherに比べれば加速はかなりスムーズな上に旋回動作も滑らかだが、他軽戦車と比べると加速も旋回も鈍い。
かわりに車重が重いため、破壊できる障害物にぶつかった場合の減速度合いが小さい。
- 総論
この戦車の最たる特徴は「車重と速度」を兼ね備えている所であり、体当たりの威力の高さや走り偵察時に障害物を壊しても減速しにくい点を利用した走り偵察にある。
もちろん状況によっては置き偵もするべきだが、車体の大きさや非常に隠蔽率が低い都合で今までと同じ感覚で置き偵をすると相手に見つかりまくるので注意。
走り偵察でスポットしつつ、敵の側面を狙い味方の側面援護や敵軽戦車の撃破を狙っていこう。
今まで培ってきた軽戦車のテクニックが通用しにくくなり最初は戸惑うかもしれないが、徐々に慣れていこう。
これでレッツお相撲ライフ!- 開幕爆散は絶対にしない。
対軽戦車車輌といわれる事もある本車だが、開幕走り偵でカチあった場合などで無理して攻撃してはいけない。
その状況でこっちのラムを食らってくれる相手はそうは居ない(そもそもパン偵自体が小回りが利かない)。
敵を倒したところで自分もやられてしまえば数的有利は得られない。
試合後半に捨て駒が要るような状況なら性能の低いコイツでも居てよかったとなる場面は多々ある。 - 見つかってること前提で偵察する
隠蔽率が低い上に車体が大きいので、第六感が発動していなかったとしても「常に相手に見つかってる+常に狙われている」つもりで動くほうが良い。
他軽戦車のように草原のど真ん中をただ突っ走るのはもってのほか(他軽戦車でもあまりほめられた動きではないが)。
稜線、家屋、障害物、地面の僅かな凹凸、撃破された敵味方車輌の残骸を把握して極力車体を隠す。
偵察時は敵方向へ向うルートと帰ってくるルートをあらかじめ幾つか想定して動く事。 - 偵察は上下で動く
砲塔のてっぺんさえ出せば視界判定は発生するので、家屋から横移動で顔を出すより、地面の凹凸や稜線から砲塔を出すだけのほうが安全度ははるかに高く撃たれにくい。 - 極力味方に撃たせるように動く
敵を見つけても後方の味方射線が通らない位置ならばあまり意味はない。
味方が動いたり撃つ気配がないならとっとと移動しよう。
また自前のゲルリッヒ砲に大した火力はない。
敵の履帯を切って味方に撃たせたほうがはるかに稼げたりする。
そのためには敵のサイドを取る事を常に意識し、履帯を撃つ時は切りやすい軌道輪や誘導輪(履帯の端)を狙おう。 - 粘る
やられる寸前であっても、撃破されていなければ敵車輌はこちらを撃破するために動く=その間は敵を引き付けておける。
低性能車で敵高性能車を多少なりとも引きつけて置けるのだから割りはいい。
また曲がりなりにもパンター車体なので車体正面だけを物陰から出せば上面装甲の見かけ上の厚さを200mm以上にする事もできる。
相手駆逐が舐めプしてくるようなら弾いた後で履帯ハメに持ち込む事もできる(かもしれない)。 - 1~5って殆どが軽戦車で当たり前にやる事だろ?今更何を言ってるんだ?
本車の軽戦車としての性能は良くない(というか正直悪い)。
なので「軽戦車のお仕事は当たり前にこなした」上で「+αの動き」をしないと軽戦車としてまともな働きができない。
「開幕つっこんで敵見つけたら爆散終り」とか「敵軽戦車を体当たりで片付けたら仕事終了」なんて考えの動きは味方からみれば「ゴミ車輌がゴミのような動きで死にやがった」としか思われないので、通常の軽戦車より意識した立ち回りが要求されるという話。
- 敵に居た場合の対処法
いくら隠蔽率が悪いとはいってもTier7軽戦車。
体当たりと2,000超えのDPMもあわせて格下~同格の軽戦車、中戦車にとってはなかなかの脅威。
置き換え&プレミアム化で見かけなくなっただけに対処を怠りがちになりやすいので気をつけておきたい。
とにかく体当たりが強力で、当たると同格軽戦車なら300~500程度削られる。
見かけたときは- すぐに履帯を撃ち抜く
- 少し車体の角度を変えて流す
- 体当たりにあわせて後退する
といったことを心がけよう。
- 開幕爆散は絶対にしない。
史実
1942年、Aufklärungspanzer Pantherを巡ってドイツ陸軍はヒトラーとの間で議論をしていたが、相変わらずヒトラーは重装甲の重戦車を求めていた。
長い議論の末にアルベルト・シュペーア軍需大臣はヒトラーに22t級戦車の開発を容認させ、また生産を容易にする為に、Pantherと部品を共通化する事によってその開発スピードの上昇とコストの低下を求めた。
当時試作中であったVK 16.02 Leopardに搭載予定であった5cm KwK 39 L/60を主砲に据える計画であった。
続いて自走砲部隊の着弾観測を行う観測車としての役割を担う戦車として主砲を新型の0752兵器、ゲルリッヒ砲(7.5cm KwK 41 L/58 Konisch)と呼ばれる口径斬減方式の砲にしようと考えたが、VK 36.01 (H)と同様、肝心の砲弾を製造するには希少金属であるタングステンが不足しており開発が中止されてしまった。
Pantherをベースに開発スピードとコスト低下を求める着眼点は良かったものの、前線からは偵察車輌としてPz.Kpfw. 38 (t)やプーマ装甲偵察車等の評判が良く、1943年から1944年にいくつかの偵察車輌の計画があがるものの、殆どが計画のみとなっている。