Tier 5 ドイツ 駆逐戦車
スペック
車体装甲厚(mm) | 20/15/15 | 本体価格(シルバー) | 380,000 | |||
---|---|---|---|---|---|---|
最高速度(km/h) | 前進 | 60 | マッチング範囲(戦闘Tier) | 5~7 | ||
後退 | 20 | 派生元車輌 | Marder 38T | |||
隠蔽率 | 静止時 | 0.30 | ||||
移動時 | 0.18 |
パッケージ
┌ | ─ | ─ | Nashorn E:26,500 S:905,000 | ||||||
Pz.Sfl. IVc E:12,150 S:380,000 | ─ | Pz.Sfl. IVc L/60 E:3,550 S:26,500 | ─ | Pz.Sfl. IVc L/56 E:13,050 S:92,500 | ┴ | Pz.Sfl. IVc L/74 E:20,050 S:130,780 |
E:必要経験値
S:購入シルバー
詳細
パッケージ名 | エンジン | 主砲 | 履帯 | 砲塔 | HP | 通信機 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
出力 | 下記参照 | 車体旋回速度 | 砲塔装甲 | 通信範囲 | |||
出力重量比 | 地形抵抗 | 旋回速度 | 視認範囲 | ||||
Pz.Sfl. IVc | Maybach HL 90 | 7,5 cm Flak L/60 | Pz.Sfl. IVc | Pz.Sfl. IVc | 360 | Fu.Spr.Ger. "f" | |
360 | 44 / [37.23] | --/--/-- | 400 | ||||
16.11 | 1.1/1.3/2.4 | 44 | 380 | ||||
Pz.Sfl. IVc L/60 | Maybach HL 100 | 7,5 cm Flak L/60 | Pz.Sfl. IVc verstärkteketten | Pz.Sfl. IVc | 360 | FuG 8 | |
400 | 48 / [44.42] | --/--/-- | 550 | ||||
17.89 | 1.0/1.2/2.2 | 48 | 380 | ||||
Pz.Sfl. IVc L/56 | Maybach HL 100 | 8,8 cm Flak 37 L/56 | Pz.Sfl. IVc verstärkteketten | Pz.Sfl. IVc | 360 | FuG 8 | |
400 | 48 / [42.86] | --/--/-- | 550 | ||||
17.26 | 1.0/1.2/2.2 | 48 | 380 | ||||
Pz.Sfl. IVc L/74 | Maybach HL 100 | 8,8 cm Flak 41 L/74 | Pz.Sfl. IVc verstärkteketten | Pz.Sfl. IVc | 360 | FuG 8 | |
400 | 48 / [38.19] | --/--/-- | 550 | ||||
15.38 | 1.0/1.2/2.2 | 48 | 380 |
※車体旋回速度の実質値は通常地形、操縦手熟練度100%で計算。スキル及び超信地旋回の可否は考慮していません。
主砲性能 | |||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
名称 | 弾種 | 弾代 | 貫通 | ダメージ | 発射速度 | AP弾 DPM | 照準時間 | 精度 | 総弾数 | 最高角 最伏角 | |
7,5 cm Flak L/60 | AP APCR HE | 109 7G 98 | 139 174 38 | 135 135 175 | 15.00 | 2,025 | 1.70 | 0.35 ? ? | 72 | +85 -5 | |
0.35 ? ? | |||||||||||
8,8 cm Flak 37 L/56 | AP APCR HE | 252 8G 252 | 145 194 44 | 220 220 270 | 8.82 | 1,940 | 1.90 | 0.35 ? ? | 60 | +85 -5 | |
8,8 cm Flak 41 L/74 | AP APCR HE | 252 11G 252 | 194 237 44 | 240 240 295 | 8.00 | 1,920 | 2.10 | 0.32 ? ? | 48 | +90 -5 |
※先頭のセルの色は対応するパッケージの色となります。
解説
- 概要
Tier5ドイツ駆逐戦車。
Pz.Kpfw. IVの車体をベースに開発された試作対空自走砲*1である。
本車両は駆逐戦車に分類されてはいるものの、用意されている主砲はすべて「Flak」、すなわち対空高射砲で本車専用。
他のパーツも互換性はあまり良いとは言えない。
- 火力
後述するとおり、扱いやすさと引き換えに強力な貫通力を持つ「貫通ロマン砲」とも呼べる8,8 cm Flak 41 L/74砲を最終砲として有するが、
Tier5の本車がマッチングする相手に対しては少々オーバースペックであり、あえて射界に優れた中間砲の8,8 cm Flak 37 L/56を搭載して、適切に課金弾を使うことで貫通力の差をカバーする運用の方が良い場合も多い。
自分に合ったプレイスタイルに応じて主砲を選ぼう。
低い隠蔽と俯角を補うために、まず高台に登り描画範囲ギリギリの下り斜面からの超遠距離射撃などの戦法が有効に働く。
なお、45度以上に仰角をあげたい場合はスナイパーモードを使う。- 7,5 cm Flak L/60
初期砲。貫通力はTier5駆逐戦車としては低めだが、それ以外はStuG III Ausf. Gの最終砲とほぼ同等の性能であり、乗り出しでも十分に戦力となれる。 - 8,8 cm Flak 37 L/56
中間砲。Tier6のVK 30.01 (P)やTiger 131の8,8 cm Kw.K. 36 L/56と同等の砲で、単発威力が220とTier5としては高い数字であり、中・重戦車以外の同格車両はほぼ2発で撃破が可能である。
また貫通力・精度も十分で非常に頼りとなる。 - 8,8 cm Flak 41 L/74
最終砲。中間砲に比して威力向上は僅かだが貫通力が増しており、APで194mmと破格である。
これはTier7重戦車Tiger Iの最終砲8,8 cm KwK 43 L/71にほぼ匹敵し、Tier7重戦車の正面装甲でも十分貫通可能で、通常のマッチングで会敵する戦車相手に不足を感じることはまずない。
同格のAT 2の正面装甲は安定して貫通可能であり、硬いことで有名なTier6のAT 8、Tier7のAT 7すら、通常弾でも貫通力が上に振れれば打ち破る。
APCRならある程度安定して貫通が見込めるため、少量のAPCRを用意しておくと良いだろう。
ただし最終砲は万能ではなく、代償として射界が左右24°から左右5°へと制限されてしまう。これは非常に不便であり、車体旋回にほんのわずかでもズレがあると射界から外れてしまう。
また、最終砲の重量は8,8 cm Flak 37 L/56の倍以上あるため、加速が目に見えて悪くなることも注意しよう。
この砲を乗せると防楯の形状が変化する。
また、Nashornの開発に必須ではないため、特に理由もないならば最終砲は開発せずに飛ばしてしまってもいいだろう。
- 7,5 cm Flak L/60
- 装甲
このツリーに総じて言えることだが無いに等しい。格下の通常弾なら、正面装甲で弾くこともあったMarder 38Tとは異なり、昼飯の角度をとってもあらゆる砲弾に貫通されると考えていいだろう。
中Tier戦場では本車の耐久値を上回る410の単発威力を持つ105mm榴弾砲が蔓延していることもあって、視認されれば一撃爆散の可能性が非常に高い。
- 機動性
機動性は優れており、平地で50km/h、下り坂では60km/h以上の速度を出すことができる。
加速も良く陣地転換も楽々可能。
ただし左右の防壁部分は車体として扱われない為、浅瀬ではすぐに減速し、よく沈むので注意しよう。
- その他
隠蔽性は同格駆逐戦車の中でも最底クラスであり、視認範囲も340mと良くはないため単独行動は厳禁である。
また、乗員の役割分担が少々特殊で、6人乗りなのに車長が無線手を兼職、砲手と装填手が2人ずつである。
車長が無線手兼職は上位Tierの無線機小型化で無線手省略で流れとして当然だが、砲手と装填手が2人ずつ存在する唯一の形式でもある。
負傷時の保険に役立つと言いたいところだが、オープントップな上に非常に装甲が薄いため、搭乗員が負傷する前に榴弾を撃ち込まれて撃破される危険性が著しく高い。
- 総論
固定砲塔・軽装甲・遠距離戦闘タイプの駆逐戦車の例に漏れず、前線に出ないことが運用の基本となる。
上述のとおり隠蔽性が著しく低いため、茂みをあまり過信せず、できるだけ445mの視界限界以遠で射撃できる位置を掴み、そこから敵車両を狙撃しよう。
幸い、砲性能には恵まれているため"撃てる状況"に持ち込みさえすれば戦果を挙げるのは容易である。
史実
88-mm 高射砲を搭載した対空車両の開発計画です。1941 年にドイツにて開発が開始された本車は、Pz.Sfl.IVc の車体に基づくものでした。
本車に対する運用要件が継続的に変化したため、主砲として FlaK 41 を搭載したのは 1944 年だけでした。他の代替武装を搭載した型も検討されていましたが、実現には至りませんでした。生産数は試作車 3 両のみ。
コメント
- L/56の射界は魅力的だが低Tire特有の距離減衰が大きく貫通力が大幅に下がるため、オール金弾運用じゃないとアウトレンジからの射撃を多用する本車との相性はちょっと微妙。L/74のTier不相応の貫通力は決して無駄ではないし(おサイフにも優しい)、カモネットの仕様が変わって常時発動になったから車体を旋回しても以前より発見されにくくなった。茂みや距離を常に意識して早めの撤退・陣地転換を。Tierトップよりボトムのほうが与ダメ稼げて輝ける。L/74に換装するとなぜかHPが2だけ減る。 -- 2021-07-02 (金) 20:00:25