Wespe

Last-modified: 2020-05-25 (月) 13:03:37

G19_Wespe.png

Tier 3 ドイツ 自走砲

公式紹介ページ

スペック

車体装甲厚(mm)30/15/15本体価格(シルバー)48,000
最高速度(km/h)前進40.0マッチング範囲(戦闘Tier)3~4
後退10.0派生元車輌G.Pz. Mk. VI
隠蔽率静止時0.284
移動時0.142

パッケージ

Pz.Sfl. IVb
E:4,740
S:150,000
Wespe
E:1,430
S:48,000
GW II Fuer le.F.H.16 (sf)
E:490
S:6,080
SdKfz 124
E:3,125
S:41,570

E:必要経験値
S:購入価格(シルバー)

詳細

パッケージ名エンジン主砲履帯砲塔HP通信機
出力下記参照車体旋回速度砲塔装甲通信範囲
出力重量比地形抵抗旋回速度視認範囲
WespeMaybach HL 57 TR10,5 cm le.F.H. 16 L/22Wespe-Ketten Ausf. AWespe-Turm130FuG 5
13022 / [19.07]--/--/--310
11.931.3/1.5/2.516330
GW II Fuer le.F.H.16 (sf)Maybach HL 62 TR10,5 cm le.F.H. 16 L/22Wespe verstärktekettenWespe-Turm130FuG Spr. 1
14024 / [21.93]--/--/--455
12.721.2/1.4/2.316330
SdKfz 124Maybach HL 45 P10,5 cm le.F.H. 18 L/28Wespe verstärktekettenWespe-Turm130FuG Spr. 1
15024 / [23.40]--/--/--455
13.571.2/1.4/2.316330

※車体旋回速度の実質値は通常地形、操縦手熟練度100%で計算。スキル及び超信地旋回の可否は考慮していません。

 

主砲性能
名称弾種弾代貫通ダメージ爆発範囲発射速度照準時間精度総弾数最高角
左<射界>右
最伏角
射程
10,5 cm le.F.H. 16 L/22HE
HEAT
128
10G
53
104
410
350
1.91
--
4.886.000.80
14.88
6.67
32+42
20< >20
-5
849
0.80
12.87
6.67
10,5 cm le.F.H. 18 L/28HE
HEAT
AP
128
10G
120
53
104
64
410
350
350
1.91
--
--
4.886.000.76
12.22
5.84
32+42
20< >20
-5
?

※先頭のセルの色は対応するパッケージの色となります。

解説

  • 火力
    前身のG.Pz. Mk. VIに比べ、射界が広くなっているので扱いやすい。
    仰角が45°未満なので、上り坂に陣取る事で少しだけ射程が伸びる。
    • 10,5 cm le.F.H. 16 L/22
      前身から引き継ぐ砲。
      射程・火力は据え置きだが、装填時間や照準時間・精度が向上している。
      通常弾のHEの他に金弾としてHEATが使用できる。
      HEATは至近弾による爆風ダメージがないものの貫通力が高く、重装甲車輌の前面を貫通させるには有効。
      接近戦用に数発持っておこう。
    • 10,5 cm le.F.H. 18 L/28
      最終砲。
      射程が1,000m弱に延びるので、射程不足となる場面は減るだろう。
      しかし、無線性能の低さから遠くの味方の動向を見失いやすく、射程の長さを活かしきれない事も多い。
      新たにAPが搭載可能になったが、HEと比べても貫通力はあまり上がらない上に単発ダメージも減少しているので、使う機会はまずない。
       
  • 装甲
    装甲は多分にもれず紙。
    ただし、Bisonと違って僅かながらの前面装甲を有するので、同Tier以下の機関砲程度なら少しだけ防げるかもしれない。
     
  • 機動性
    スペック値では最高速度40km/h、出力重量比13.57とそこそこだが、地形抵抗が高いためか加速が鈍い。
    自走砲は長距離移動が少ないので、実質的な移動速度は20km/h程度と考えた方が良いだろう。
    また、ちょっとした段差や旋回で足を取られやすいので注意。
     
    一度敵に見つかると、多くの自走砲と同じく逃走は困難を極める。
    背の高い障害物が遍在するマップでは射線が通る狙撃ポイントを事前に抑えて素早く移動したい。
     
  • 総論
    同Tier帯の自走砲の中では癖が無く、精度にやや優れた扱いやすい車輌といえよう。
     
    派生元とTier帯を同じくするBisonと比べると、射界の広さ、射程距離、精度、隠蔽率に優れる一方、単発ダメージ、貫通力、爆発範囲、弾道の高さ、機動力、無線性能で劣る。
    扱いやすさではWespe、火力を求めるならBisonだろうか。
    火力を十分に有しているのはどちらも変わらない上でいずれも長短があり、どちらを選択するのかは好みである。
     
    ちなみにドイツ自走砲の開発について、Tier3駆逐戦車Marder IIから自走砲へ移行するルートがあるため、試合展開が速く自走砲と相性の悪い低Tier帯から無理して開発する必要はない。
     

史実

Wespe(ヴェスペ。スズメバチの意)は第二次世界大戦中にドイツで開発されたII号戦車の車台に10.5cm leFH 18榴弾砲を搭載した自走砲です。
別名として「II号戦車車台上の18/2型軽野戦榴弾砲」(独:Leichte Feldhaubitze 18/2 auf Fahrgestell Panzerkampfwagen II)があります。制式番号Sd Kfz 124。

 

1940年、フランスでの戦いの間、II号戦車は主力戦車として使われていましたが、武装と装甲が貧弱だったため、戦力としては決して有効とは言えませんでした。
そのため、開戦当初より想定されていた主力戦車が到着するにつれ前線から離されたII号戦車の車台を利用して自走砲にする案として本車が開発されます。

 

本車は当初、1942年夏から開発が始められたHummelが実戦化するまでの繋ぎとして生産が進められていました。
しかし、いざ実戦に投入してみると期待以上の能力を発揮したため、予定を上回る大量生産が行われることになり、更には1942年7月以降に生産されたII号戦車F型の車台は全てWespeに転用せよという命令が出ているほどでした。

 

本車の改修ラインは1943年2月に開始され、1944年中頃にソ連軍が工場のあったポーランドを占領するまで稼働し続け、合計で662門が製造されました。
また、それとは別に武装を持たない弾薬運搬車158輌が製造されています。

 

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