Tier 6 ポーランド 中戦車(プレミアム)
スペック
車体装甲厚(mm) | 85/50/40 | マッチング範囲(戦闘Tier) | 6~8 | |||
---|---|---|---|---|---|---|
最高速度(km/h) | 前進 | 55.0 | ボーナス | シルバー | 25% | |
後退 | 20.0 | 車輌経験値 | 30% | |||
発見可能範囲(m) | 静止時 | 381.01 | 搭乗員経験値 | 0% | ||
移動時 | 397.21 | フリー経験値 | 5% |
パッケージ
Pudel G:3,650 |
---|
詳細
パッケージ名 | エンジン | 主砲 | 履帯 | 砲塔 | HP | 通信機 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
出力 | 下記参照 | 車体旋回速度 | 砲塔装甲 | 通信範囲 | |||
出力重量比 | 地形抵抗 | 旋回速度 | 視認範囲 | ||||
Pudel | Maybach HL 230 TRM P30 | 7,5 cm Kw.K. 42 L/70 | Pz.Kpfw. V Ausf. G | Pz.Kpfw. V Ausf. G | 750 | FuG 7 | |
700 | 30 / [25.00] | 100/45/45 | 710 | ||||
15.82 | 1.0/1.2/2.3 | 30 | 370 |
※車体旋回速度の実質値は通常地形、操縦手熟練度100%で計算。スキル及び超信地旋回の可否は考慮していません。
砲性能
主砲性能 | ||||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
名称 | 弾種 | 弾代 | 貫通 | ダメージ | 攻撃半径 | 砲弾速度 | 砲弾射程 | 発射速度 | AP弾 DPM | 照準時間 | 精度 | 総弾数 | 最高角 最伏角 | |
7,5 cm Kw.K. 42 L/70 | AP APCR HE | 109 7G 98 | 150 194 38 | 135 135 175 | --- --- 1.06 | 925 1,156 925 | 720 720 720 | 14.29 | 1,929 | 2.30 | 0.35 | 81 | +18 -8 |
解説
- 概要
Tier 6ポーランドプレミアム中戦車。
1944年8月のワルシャワ蜂起で鹵獲されたドイツのPanther G型*1である。 - 火力
俯角は-8°とそこそこ優秀であり、ハルダウンを活用していきたい。- 7,5 cm Kw.K. 42 L/70
Pantherの史実砲。
通常弾のAPは貫通力150mm、金弾のAPCRは貫通力194mmとTier 6中戦車相応である。
同格・格上の重装甲車輌には弱点狙撃や金弾を用いたり、側背面への回り込みを駆使して貫通力を補っていこう。
なお、VK 30.02 (M)の7,5 cm Kw.K. 42 L/70とは基本性能は同一だが、総弾数はこちらが僅かに多い。
- 7,5 cm Kw.K. 42 L/70
- 装甲
- 砲塔
防盾外縁部の二重部分は十分な防御力を発揮する。
しかし、主砲横の開口部がVK 30.02 (M)よりも広く、その装甲厚は110~120mm程度しかないので安心できない。
Pantherの初期砲塔と同じである為、VK 30.02 (M)よりもキューポラの投影面積が若干小さくなっている。 - 車体
VK 30.02 (M)よりも側面が強化されており、Pantherと同等。
正面装甲は昼飯の角度を取る事により、同格以下の通常弾には一定の防御力を発揮する。
側面上部は50mmと豚飯時の強制跳弾が狙いやすくなっており、VK 30.02 (M)のような側面後方底部の出っ張りが無いという長所もある。
ただし、履帯裏は40mmなので口径120mm超の砲には履帯ごと貫通される可能性が高い。
Tier 6では口径120mmを超える主砲を持つ車輌はそれほど多くは無いので、相手をよく見極めよう。
- 砲塔
- 機動性
最高速度は55km/hと十分だが、本家同様に加速力は鈍い。
なお、VK 30.02 (M)と比べて重量が増加しており、出力重量比はやや劣化している。 - その他
視認範囲は370mとまずまずの性能だが、隠蔽はPanther系列ゆえに劣悪である。
透明迷彩のみ施す事が出来る。 - 総論
性能はVK 30.02 (M)と殆ど全ての点で同じであり、あちらを使いこなせていればこちらも楽に扱うことができるだろう。
Wojtek Pz.Kpfw. V Ausf. G
Tier 6 ポーランド 中戦車(プレミアム)
スペック
車体装甲厚(mm) | 85/50/40 | マッチング範囲(戦闘Tier) | 6~8 | |||
---|---|---|---|---|---|---|
最高速度(km/h) | 前進 | 55.0 | ボーナス | シルバー | 25% | |
後退 | 20.0 | 車輌経験値 | 30% | |||
発見可能範囲(m) | 静止時 | 369.16 | 搭乗員経験値 | 0% | ||
移動時 | 385.36 | フリー経験値 | 5% |
パッケージ
Wojtek Pz.V G:3,650 |
---|
詳細
パッケージ名 | エンジン | 主砲 | 履帯 | 砲塔 | HP | 通信機 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
出力 | 下記参照 | 車体旋回速度 | 砲塔装甲 | 通信範囲 | |||
出力重量比 | 地形抵抗 | 旋回速度 | 視認範囲 | ||||
Wojtek Pz.V | Maybach HL 230 TRM P30 | 7,5 cm Kw.K. 42 L/70 | Pz.Kpfw. V Ausf. G | Pz.Kpfw. V Ausf. G | 750 | FuG 7 | |
700 | 30 / [25.00] | 100/45/45 | 710 | ||||
15.82 | 1.0/1.2/2.3 | 30 | 370 |
※車体旋回速度の実質値は通常地形、操縦手熟練度100%で計算。スキル及び超信地旋回の可否は考慮していません。
砲性能
主砲性能 | ||||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
名称 | 弾種 | 弾代 | 貫通 | ダメージ | 攻撃半径 | 砲弾速度 | 砲弾射程 | 発射速度 | AP弾 DPM | 照準時間 | 精度 | 総弾数 | 最高角 最伏角 | |
7,5 cm Kw.K. 42 L/70 | AP APCR HE | 109 7G 98 | 150 194 38 | 135 135 175 | --- --- 1.06 | 925 1,156 925 | 720 720 720 | 14.29 | 1,929 | 2.30 | 0.35 | 81 | +18 -8 |
解説
- 概要
ポーランドツリーに先駆けて実装されたPudelの特殊塗装車輌。
塗装は迷彩を兼ねており、新たに迷彩を施す事はできない。
Pudelと価格が一緒なので迷彩の分こちらの方が少しお得。
階級は伍長。ヴォイテクとは「戦士」という意味。
彼は兵士達に大切に育てられ、それによって非常に人懐っこく、敬礼したりビールを飲んだりと人間のような振る舞いをするようになり、兵士たちに大変愛されていた。
その後、正式に徴兵されて正規の兵隊となる。
これは部隊がイギリス軍の船で移動する際、ヴォイテクは熊なので乗せられないと問題になり、乗船許可を取りつけるための方便として兵士としての正式な身分を与えたものだった。
当初は軍用として徴用した訳ではなかったのだが、実際には軍務にも従事し、弾薬などの補給任務に就いていた。
人間では持ち運べない量を簡単に持ち運び、モンテ・カッシーノの戦いでは銃火が飛び交う戦場を恐れることなく駆け回っていた。
足場の悪い山岳地帯でも弾薬を落とすことは決して無かったという。
その勇敢な行動と上記の人懐っこさによりたちまち人気者となり、功績を称えて部隊の紋章が砲弾を運ぶクマ(左図)となった。仲間とレンスリング遊びをするのが好きだったという。
人間と熊では力の差は歴然だが、時折わざと負けることもあったそうだ。
史実
Pudel(プーデル)とはワルシャワ蜂起でポーランド国内軍に鹵獲されたPz.Kpfw. V Panther Ausf. Gの一輌である。
「Pudel」は1944年8月3日に戦死した、ゾスカ大隊所属のタデウシュ・ティッチンスキ中尉(Tadeusz Tyczyński)の渾名*2から採られた名前であった。
それとは別に搭乗員たちは「Magda(マグダ)」という愛称を付けていたと言われている。
ワルシャワ蜂起の勃発
1944年8月1~2日、ワルシャワ蜂起の勃発に伴い、ポーランド国内軍は3輌のPantherを撃破した。
その中でも損傷が少なかった2輌は鹵獲され、それぞれ"Pudel(プーデル)"と"Felek(フェレク)"と名付けられた。
なお、もう片方のPantherであるFelekはティッチンスキ中尉の率いた小隊名が由来となっている。
装備の乏しいポーランド国内軍の貴重な戦力となったPudelらはワルシャワ市街戦を援護し、ゲンシェフカ強制収容所の解放を手助けした。
しかし、どれだけ国内軍が戦い続けても、ポーランド国内軍を支援する手筈だった郊外に布陣するソ連軍は動かなかった。
ソ連とポーランド
第二次世界大戦が開戦した際、ドイツと共にポーランドを分割占領したのは他ならぬソ連であり、加えてカティンの森事件のような虐殺も起こしていた事から、ポーランド亡命政権にとってソ連は信用できない存在だった。
それでも亡命政権がドイツからポーランドを解放する為には連合国側のソ連の軍事力が必要不可欠であり、しぶしぶ協力を求めるしかなかったのである。
一方のソ連はポーランドに共産主義政権を樹立させる目的があり、ソ連に恨みのある資本主義側の亡命政権は邪魔な存在であった。
そこで先を見越したソ連は名目上はポーランドを支援しつつ、亡命政権と繋がりのあるポーランド国内軍を敢えて見殺しにしたのである。
結局、ドイツとポーランドを殺し合わせる事に成功したソ連は消耗したドイツ相手に漁夫の利を得る形でワルシャワを制圧する事になる。
抵抗の象徴
そんな事を知らずに戦い続けていたポーランド国内軍およびPudelとFelekは8月8日にPanzer IV Ausf.HやJagdpanzer 38t(と思われる車輌)と交戦し、軽微な損傷と搭乗員が負傷したものの、8月9日には修理されて戦線に復帰した。
ワルシャワの旧市街で戦闘を継続したが、8月10日にFelekがバッテリーの故障で放棄された。
Felekに搭載されていた弾薬はPudelに移されたが、8月11日にPudelも損傷してついに放棄された。
搭乗員たちは脱出したとされているが、その後どうなったかはほとんど知られていない。
いずれにしても、悪名高いカミンスキー旅団や第36SS擲弾兵師団(ディルレヴァンガー)といった戦犯部隊すら投入された地獄の激戦地ワルシャワで生き残れた可能性は低いだろう。
現在、このPudelはポーランドにおける「ナチスドイツに対する抵抗の象徴」として知られている。