Type 3 Chi-Nu

Last-modified: 2024-04-26 (金) 17:53:27

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Tier 5 日本 中戦車

公式紹介ページ

スペック

車体装甲厚(mm)50/25/20本体価格(シルバー)410,000
最高速度(km/h)前進38.8マッチング範囲(戦闘Tier)5~7
後退16.0派生元車輌Ke-Ho
発見可能範囲(m)静止時337.96Chi-He
移動時364.82

パッケージ

初期Lv.1Lv.2Lv.3Lv.4Lv.5Lv.6Lv.7Lv.8Lv.9Lv.10
Type 3 Chi-Nu
E:13,750
S:410,000
主砲
E:?
S:29,000
無線
E:?
S:3,800
砲塔
E:?
S:10,200
無線
E:?
S:14,000
エンジン
E:?
S:15,200
無線
E:?
S:22,000
履帯
E:?
S:8,800
主砲
E:?
S:30,500
主砲
E:?
S:42,500
戦車
Chi-To
E:31,150
S:940,000

E:必要経験値
S:購入シルバー

詳細

パッケージ名エンジン主砲履帯砲塔HP通信機
出力下記参照車体旋回速度砲塔装甲通信範囲
出力重量比地形抵抗旋回速度視認範囲
初期
Chi-Nu
Type 100 Kuurei V-12Experimental 57 mm Tank Gun ShinNew Medium Tank Hei (19)Type 4 Chi-To I-Go620Type 94 Mk. 4 Hei
24030 / [24.55]50/35/25350
13.600.9/1.1/2.136350
Lv.1
主砲
Type 100 Kuurei V-127.5 cm Tank Gun Type 99New Medium Tank Hei (19)Type 4 Chi-To I-Go620Type 94 Mk. 4 Hei
24030 / [24.55]50/35/25350
13.600.9/1.1/2.136350
Lv.2
無線
Type 100 Kuurei V-127.5 cm Tank Gun Type 99New Medium Tank Hei (19)Type 4 Chi-To I-Go620Hei
24030 / [24.49]50/35/25400
13.570.9/1.1/2.136350
Lv.3
砲塔
Type 100 Kuurei V-127.5 cm Tank Gun Type 99New Medium Tank Hei (19)Type 3 Chi-Nu675Hei
24030 / [24.09]50/35/25400
13.350.9/1.1/2.136360
Lv.4
無線
Type 100 Kuurei V-127.5 cm Tank Gun Type 99New Medium Tank Hei (19)Type 3 Chi-Nu675Type 96 Mk. 4 Bo
24030 / [24.20]50/35/25425
13.410.9/1.1/2.136360
Lv.5
エンジン
Type 100 Kakyuu V-127.5 cm Tank Gun Type 99New Medium Tank Hei (19)Type 3 Chi-Nu675Type 96 Mk. 4 Bo
30030 / [30.21]50/35/25425
16.740.9/1.1/2.136360
Lv.6
無線
Type 100 Kakyuu V-127.5 cm Tank Gun Type 99New Medium Tank Hei (19)Type 3 Chi-Nu675Type 3 Otsu
30030 / [29.89]50/35/25550
16.560.9/1.1/2.136360
Lv.7
履帯
Type 100 Kakyuu V-127.5 cm Tank Gun Type 99Type 3 Chi-NuType 3 Chi-Nu675Type 3 Otsu
30034 / [33.12]50/35/25550
16.560.8/1.0/1.936360
Lv.8
主砲
Type 100 Kakyuu V-127.5 cm Tank Gun Type 3Type 3 Chi-NuType 3 Chi-Nu675Type 3 Otsu
30034 / [31.62]50/35/25550
15.810.8/1.0/1.936360
Lv.9
主砲
Type 100 Kakyuu V-127.5 cm Tank Gun Type 5Type 3 Chi-NuType 3 Chi-Nu675Type 3 Otsu
30034 / [31.48]50/35/25550
15.740.8/1.0/1.936360

※車体旋回速度の実質値は通常地形、操縦手熟練度100%で計算。スキル及び超信地旋回の可否は考慮していません。

砲性能

主砲性能
名称弾種弾代貫通ダメージ攻撃半径砲弾速度砲弾射程発射速度AP弾
DPM
照準時間精度総弾数最高角
最伏角
Experimental 57 mm Tank Gun ShinAP
APCR
HE
40
5G
26
87
131
29
75
75
100
---
---
0.66
810
810
810
720
720
720
30.002,2502.300.4280+20
-15
26.091,9572.300.4290+15
-10
7.5 cm Tank Gun Type 99AP
HEAT
HE
52
6G
60
90
100
38
110
110
175
---
---
1.06
453
362
453
720
720
720
15.001,6502.300.5363+20
-15
15.001,6502.300.5370+15
-10
7.5 cm Tank Gun Type 3AP
APCR
HE
64
7G
60
90
112
38
115
115
175
---
---
1.06
683
683
683
720
720
720
14.291,6432.300.4370+15
-10
7.5 cm Tank Gun Type 5AP
APCR
HE
82
7G
60
124
155
38
125
125
175
---
---
1.06
821
821
821
720
720
720
12.001,5002.300.3752+15
-10

※先頭のセルの色は対応するパッケージの色となります。
緑字:改良砲塔

解説

  • 概要
    Tier 5日本中戦車
    帝国陸軍最後の量産中戦車。
     
  • 火力
    今までの日本戦車は比較的初期砲に優れていたが、今回は最終砲以外は力不足な砲が多く、厳しい戦いを強いられる。
    場合によってはフリー経験値を投入するのもありだろう。
    初期砲塔は方向によって俯角に制限があり、真正面では俯角が9°までしか下ろせない点に注意が必要。
    改良砲塔の後期砲では俯角が15°から10°に低下するが、正面方向に限っては9°から10°に向上する。
    • Experimental 57 mm Tank Gun Shin
      初期砲。
      Ke-HoChi-Heの最終砲。
      Tier 4では優秀な砲として頼りになったが、Tier5中戦車の主砲として見ると精度・発射速度は良好だが貫通力と攻撃力が低く、同格以上の相手に対して効果を望みにくい。
      分間ダメージはかなり高いが、同格以上相手にその威力を発揮するためには金弾の大量運用が必要になるだろう。
      中間砲①・中間砲②と異なり弾道に癖が無いため、扱いやすいのは間違いない。
      すさまじい発射速度に対して総弾数が80発しかないので残りの弾数には気をつけよう。
       
    • 7.5 cm Tank Gun Type 99
      中間砲①
      榴弾砲に近い性能の中口径砲で、一式中戦車で開発済みであれば初期から使用可能。
      この砲は威力や榴弾性能はそれなりだが、通常弾(AP)・課金弾(HEAT)も貫通力が初期砲以下という不安を抱えている。
      弾速はかなり遅く、Hetzerなどの装備する10榴と同じような弾道を描く。
      山なり弾道の榴弾+初期砲塔の俯角15°は使い方によっては天板抜きなどに力を発揮するが、遠距離への偏差射撃は致命的に苦手。
      Tier 5にはM4Sherman IIIPz. IV Hといった強力な105mm榴弾砲を使う戦車がいるため、より見劣りしてしまう。
       
    • 7.5 cm Tank Gun Type 3
      中間砲②
      三式中戦車の史実砲。
      威力はTier相応なものの、野砲の転用である史実を反映して貫通不足。こちらも金弾の貫通力は57mm砲以下。
      また中間砲①ほどでは無いが、砲弾がやや遅いため遠距離狙撃は難度が高く、
      それでいて天板抜きに利用できるほどの山なり弾道は描かないため、弾速に劣るデメリットのみが目に付いてしまう。
      更に、俯角の減少が追加される。
      このように様々な欠点を抱えているが、金弾を使わずにAPとHEのみで戦うなら中間砲①よりも癖が若干少ない分だけ扱いやすい。
       
    • 7.5 cm Tank Gun Type 5
      最終砲。
      Chi-Toの史実砲。
      通常弾(AP)の威力・貫通力共に高く、弾速・弾道も一般的な戦車砲レベルで扱いやすい。
      同格中戦車の75mm・76mm砲と比較すると、装填速度は遅いものの単発威力が微妙に高く、精度は最も高い。
      総合的な単発性能では同格駆逐戦車に迫るものがあり、遠距離狙撃もやりやすい。
      ただし、装填速度が遅い為、分間ダメージは同格中戦車の中でも低めである。
       
  • 装甲
    車体正面50mmとChi-Heからほぼ据え置きの装甲厚。
    このTier帯ではもはや無いも同然である。単純な装甲厚ならT-34の方が薄いが、あちらは傾斜装甲のため数値以上に堅い。
    さらに車体正面の傾斜装甲や砲塔天板など、正面から狙える部分の大半の装甲が薄い。
    ここに大口径榴弾を当てられると真正面や昼飯の角度でも貫通されて無傷からでも重傷を負い、威力次第では一撃で爆散する危険がある。
    もちろん側面・背面から撃たれた場合、基本的にどこに当たっても貫通する。
    被弾しない立ち回りを徹底し、大口径砲持ちの車輌の動向には細心の注意を払う必要がある。
     
    前身から耐久値は順当に強化されており、無傷なら10榴が直撃してもぎりぎり一撃死しない可能性がある。
    火力支援をしつつも被弾は避けられるように立ち回り、貴重な耐久値を温存していこう。
     
  • 機動性
    陣地転換に苦労しない程度には走行できるが、最高速が38km/h程度と中戦車としては遅い部類。
    平地で敵弾を回避するのは難しいものの、出力重量比は稜線射撃などに重要な瞬発力を最低限確保できる程度にはあり、このTier帯の中戦車としては及第点である。
     
  • 総論
    「最終砲まで到達すれば」日本中戦車の中ではTier帯における貫通力や加速力が高水準でまとまった優良戦車である。
    とにかく五式7.5cm以外の砲がどれもTier5中戦車としては貫通力が足りていないのが厳しい。
    そのため、最終砲以外では火力低い・装甲紙・機動性もいまいちという苦行戦車になってしまっている。
    最終砲までは試製57mmを金弾主体で運用するか、フリー経験値で一気に飛ばすのがいいだろう。
     
    最終砲まで行ったとしても最前線で戦うには装甲に不安があるので、基本的には中遠距離狙撃や一歩引いた位置での前線のバックアップなど、中衛的なポジションで輝く裏方的な戦車となっている。
    日本中戦車の特長である良好な俯角はこの車両の改良砲塔からは少し弱体化するが、それでも稜線射撃の適性は依然として高い。地形をよく把握してハルダウンを積極的に使っていこう。

史実

三式中戦車 チヌ

第二次世界大戦突入時の日本陸軍では新鋭の機甲戦力として九七式中戦車チハを配備していた。
大東亜戦争(太平洋戦争)緒戦において、九七式中戦車は南方作戦におけるビルマ攻略戦やフィリピン攻略戦に投入されたが、主砲の九七式五糎七戦車砲の威力不足から連合国軍のM3軽戦車に対し苦戦を強いられた。
そこで陸軍は新鋭対戦車砲である一式機動四十七粍砲をベースとする一式四十七粍戦車砲に換装した九七式中戦車チハ新砲塔と一式中戦車チヘを実用化し、M3軽戦車に対抗可能となった。

しかし、第二次大戦中期頃よりアメリカ軍はより強力なM4中戦車を大量に配備し始めた。
そのため、これに対抗する新鋭戦車が必要となっていたが、四式中戦車チト五式中戦車チリは開発中であり、量産はまだ先のことだった。
このような経緯から、昭和19(1944)年5月、一式中戦車の武装を更に強化した本車、つまり三式中戦車チヌが開発されることになった。
試作車は1944年9月に三菱重工で完成し、10月に量産に移された。

早急な戦力化が要求されたため改装は必要最小限に留められていた。
この措置は短期間での開発を可能としたが、主砲を選定するに際し当初は九五式野砲、後に九〇式野砲を選択し、これをほぼそのまま砲塔内に搭載した。
これにより砲塔の大型化や駐退復座機の砲塔外露出、水平鎖栓及び撃発装置の位置の適正化が図られていない等の不利な点が生じた。

三式中戦車には更なる改良型が存在する。
四式中戦車の開発と配備には相当に時間がかかる見込みであったため、従来のラインにある三式中戦車を改良し、連合軍戦車との性能差を縮めることが目的であった。
四式中戦車や五式中戦車等に搭載された五式七糎半戦車砲(原型は四式七糎半高射砲)を搭載して攻撃力を更に強化し、溶接を多用することで車体強度も強化されている。また、若干の装甲強化も予定されていた。
211号車以後にこの要目で生産される予定だったが、その前に終戦を迎えたため生産されていない。
なお、五式戦車砲の搭載方法については四式中戦車の砲塔をそのまま載せる案と従来の三式中戦車の砲塔に搭載する案の二つが考案されていたとされる。
三式中戦車の車体に四式中戦車の砲塔を搭載する試験は1945年3月19日、伊良湖射場で行われ、操作に問題はなく、試験の結果は良好であった。
また同月、三式中戦車の砲塔に搭載するために五式七糎半戦車砲の砲架を適合するよう改修が行われている。

ちなみに、これらの試験車輌や計画車輌を指す「三式中戦車長砲身型」、「三式中戦車改」、「チヌ改」などの呼称は後世の書籍や研究者などによる便宜的な通称である。

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