Last-modified: 2015-12-08 (火) 11:24:02

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No.254
陽炎型駆逐艦、嵐のお出ましだ。あぁ、嵐巻き起こしてやるぜ!嵐(あらし)陽炎型 16番艦 駆逐艦
艦船ステータス(初期値/最大値)
耐久16火力10 / 29
装甲6 / 19雷装24 / 69
回避44 / ?対空9 / 39
搭載0対潜28 / ?
速力高速索敵6 / ?
射程11 / ?
最大消費量
燃料15弾薬20
装備
12.7cm連装砲?
九四式爆雷投射機?
装備不可
装備不可
改造チャート
嵐改(Lv35)
図鑑説明
陽炎型駆逐艦十六番艦、嵐だ。第四駆逐隊を編成して、四水戦で活躍したぜ。
ミッドウェーでは、南雲機動部隊の護りについたんだ。その後も最前線を縦横無尽に駆け抜けて……
最期の時は、暗い海での前線の輸送作戦。僚艦の萩風と一緒さ。
嵐、そして四駆の仲間たち……覚えていてくれよな。頼むぜ。

※初期値はLvや近代化改修の補正を除いた時の数値であり、最大値はLv99の時の最大値を指します。

CV:未発表、イラストレーター:未発表 (クリックするとセリフ一覧が開きます)
セリフCV:未発表、イラストレーター:未発表*1
入手/ログインや!陽炎型駆逐艦、十六番艦、嵐だ!
司令、よろしくな!逢えて嬉しいぜ!
母港/詳細閲覧俺かい?よし、まかせろ!
ん?司令どうした?さみしいのか?まさかな。へへっ
はぎぃやめなって!くすぐったいから!おほっ!…お、おお…?って司令かよ!
ケッコンカッコカリ(反転)んだよ、司令。嵐を呼んだか?萩の間違いなんじゃねぇの?…あ、俺でいいの?…そ、そっか。 何だよ改まって、照れるじゃんか!
…え、これを指に…。へっ…えへへっ。な、何か、ガラじゃねぇけど…でも、サンキューな。…あったかいぜ。
ケッコン後母港(反転)何だよ司令、疲れてるのかい?へっ、らしくねぇじゃん。いいよ、少し休んだら?俺が膝枕貸してやんぜ。ほら来なって。いいんだよ、たまには休んだって…な?
編成第四駆逐隊、旗艦嵐、出るぜ!皆、ついてきな!
出撃陽炎型駆逐艦、嵐のお出ましだ。さぁ…嵐巻き起こしてやるぜ!見てなぁ!
第四駆逐隊、旗艦嵐、出るぜ!皆、ついてきな!
遠征選択時やるなぁ。いいぜ!
アイテム発見やるなぁ。いいぜ!
開戦敵艦発見!合戦準備!撃ち方―…はじめ!
航空戦開始時
夜戦開始さーて夜戦だ…慎重に大胆に…突入だ!
攻撃さぁやってやるぜ!嵐巻き起こせ!
敵艦発見!合戦準備!撃ち方―…はじめ!
連撃/弾着観測射撃/夜戦攻撃天下の第四駆逐隊、まかり通る!くらえっ!
小破ぐあぁっ!チッ、どこからだ!
なっ…なんだなんだ!?敵はどこだ!
中破/大破ちぃっ!なんだよ好き放題やりやがって…だがな…まだ沈まねぇよ!
勝利MVPへっへーん。巻き起こした嵐、しっかり目に焼き付けたか?うん、司令とみんなのおかげさ。
旗艦大破なっ…なんだなんだ!?敵はどこだ!
帰投作戦完了。艦隊戻ったぜ!
補給お、ありがたい。サンキューな。
改装/改修/改造いいねぇ、みなぎるなぁ。サンキュー!
ああ。ナメた潜水艦はぶっ飛ばさねぇとな。爆雷は頼むぜ。
やるなぁ。いいぜ!
入渠(小破以下)ひとっ風呂浴びるぜ。いいだろ?
入渠(中破以上)かぁーっ、傷に染みるねぇ。風呂は心の洗濯だな。司令も入るかい?
建造完了ああ、なんか新しいの、出来たってさ。
戦績表示お、情報を見るのかい?大事大事♪いい事さ。ほらよ。
轟沈(反転)俺…沈むのか…。萩…また一緒だな…。時雨…あとは…頼んだぜ…
時報(0時)
(6時)
(12時)
(18時)
放置時さぁ…何か退屈してきたぞー…体がなまってきたぞー…司令は何しとんじゃ。お、なんか忙しそうだな。すこし、待ってやるか。

ゲームにおいて

  • 2015年11月18日のアップデートで新規に実装。秋イベント:期間限定海域【突入!海上輸送作戦?】のドロップ艦。E5のボスマスでドロップする。
    • 通常海域でのドロップや建造では入手不可のため、通常は新規/追加入手の手段がない。
    • 全難易度でA勝利以上でのドロップが確認されている。むしろAのほうが高いかも知れない
      • なお制限なしで複数入手も可能で、戦力ゲージ終了までに2~3隻来た提督もいる模様。一方で、掘り周回を数十周繰り返しても1隻も来ない提督がいるのはもはやお約束
      • ちなみに同じボスAでまるゆも出る。A敗北ということはないため、ついでに狙うのも手か。
    • ドロップ艦にする代わりに丙A勝利でも入手可能とし、改造後初期装備に三式爆雷を持たせたといったところだろうか。
      三式爆雷の開発が難航している提督は、可能な限り確保しておくことをお勧めする。

  • 海域モチーフとなった夜間輸送任務時の夜戦が原因か、特に川内のことを恐れている様子。
    神通については畏敬、那珂については上司への畏怖*2と思われるが……。

  • かの海戦で第四駆の仲間と共に赤城の雷撃処分を行ない、加賀の最期を見守ったことにちなむだろう台詞も存在する。
    • 先立って、嵐は野分と共に赤城の生存者を、萩風は舞風と共に加賀の生存者を救出している。

小ネタ

  • マル4計画仮称第112号艦として舞鶴海軍工廠で誕生した、陽炎型の16番艦である。
    実は15番艦の野分に比べ、起工から竣工まで嵐のほうが早く、お姉さんだったりする。
    野分萩風舞風と第四駆逐隊を結成し、嵐は駆逐隊司令艦となった。
    初代司令の佐藤寅次郎大佐*3は3か月足らずで転出し、後任の有賀幸作大佐が座乗している。
    • 有賀大佐(戦死後中将に二階級特進)は、知る人ぞ知る大和最期の艦長である。
      禿頭でヘビースモーカーで水虫持ちというとアレだが、駆逐艦や軽巡洋艦で経験を積んだベテランの水雷屋で、第四駆逐隊での評価は非常に高かった。
      戦闘指揮は豪放大胆だが、部下や家族を何かと気遣う優しい人物でもあった。
  • ゲームにおける第四駆逐隊は、先に実装された舞風と野分のコンビのイメージが強くなっているが、もともと野分とコンビ(第一小隊)を組んでいたのは嵐である。

    略歴
    19395.4舞鶴海軍工廠で起工
    19404.22進水
    19411.27竣工。横須賀鎮守府籍となる
    3.31萩風竣工を機に第4駆逐隊に編入
    8.1第4水雷戦隊に編入
    19422.21ジャワ南方機動作戦に参加
    3.7スターリング湾に帰投
    4.4ペナン島を出撃し、インド洋に進出
    4.11シンガポールに帰投
    4.17横須賀帰投。翌日ドーリットル空襲にて対空射撃を行う
    6.5ミッドウェー作戦に参加。翌日赤城を雷撃処分
    7.14正式に第3艦隊・第10戦隊に編入
    8.16ガダルカナル島の戦い開始によりトラック泊地を出撃。陸軍揚陸に従事
    8.27ラバウル入港。翌日よりラビの戦いに参加
    9.13駆逐艦輸送作戦(鼠輸送)に投入
    10.26南太平洋海戦に参加
    11.811.15まで横須賀で修理
    11.21内地を出発し、12.1ラバウル到着
    12.3第2次ガダルカナル島輸送
    12.7第3次ガダルカナル島輸送。空襲に遭遇し小破。ショートランドに退避
    12.11第4次ガダルカナル島輸送。自沈する照月?の救援に当たる
    19431.10第5次ガダルカナル島輸送
    1.15第6次ガダルカナル島輸送の帰路、米軍機の攻撃により航行不能になる。舞風の曳航でショートランドへと帰還
    2.1トラックで応急修理後、ケ号作戦に支援隊として参加
    2.20横須賀に帰投。修理に入る
    6.21ニュージョージア島の戦いのため横須賀を出撃
    7.25レカタ(サンタイサベル島)輸送を実施
    8.1コロンバンガラ島輸送作戦を実施中、米軍魚雷艇群と交戦
    8.6ベラ湾夜戦にて雷撃を受け戦没
    10.15除籍

  • 艦首で波を切り裂き艦尾よりウェーキを噴上げた、公試全力航走の印象的な写真が有名。彼女は「ふぉとじぇにっく」なのである。
    • この写真、よく見ると艦橋の上に人が立っている。公試の写真で人が写っているものは珍しい。
      なおフルスピードで走る駆逐艦の上では、無風だったとしても毎秒18mの台風並みの風を受けているはずであり、なかなか難儀である。
  • 就役時よりあて先不明の郵便・書類に悩まされていた。駆逐艦「山風(白露型・未実装)」が存在していたからである。縦書きだと「山風」は「嵐」とも読めてしまう。
    第6駆逐隊の??コンビも同様に誤配に悩まされていたが、こちらは同駆逐隊・同小隊なのでいつも一緒、交換は簡単である。
    しかし、嵐の場合は違っていた。陽炎型駆逐艦「嵐」は第4水雷戦隊第4駆逐隊、白露型駆逐艦「山風」は第4水雷戦隊第24駆逐隊に所属しており、必ずしも一緒にいるとは限らないからだ。
  • 開戦時の所属は第四水雷戦隊。つまり公式四コマで言うところの、那珂ちゃんの「真の四水戦のポーズ」要員である。
    • ただし、那珂の被雷損傷と四駆の第十戦隊転属により、那珂の指揮下だった時期は意外に短い。というか、開戦時から四駆は第二艦隊旗艦愛宕*4の護衛に配置されていて、四水戦本隊とは別行動をとっていた。
  • 南方作戦中に、ジャワ島近海で連合軍の軍艦や商船を多数撃沈している。この時、英籍タンカー*5を砲撃で開いた穴に爆雷を放り投げて撃沈している。
    • 大型商船相手では駆逐艦の主砲弾程度の炸薬量では大した傷にならず、業を煮やした有賀司令は確実に撃沈可能な魚雷を使えと命令したのだが、嵐の田中一郎水雷長*6が「魚雷を使うのはもったいないから、爆雷を使いましょう」と提案。嵐をタンカーに並行させ、相対距離100mの位置から爆雷投射機を撃ち込んだ。
      1射目はタンカー船尾後方に爆雷が落下し失敗、反航して行った2射目も船首前方に落下して失敗。だがこの2発の爆発の衝撃で船体が捻れて砲撃で開いた穴が広がり、3射目の爆雷がその穴に見事入って撃沈したと言う。
    • 爆雷をボールのように扱っているイラストは、これが由来と思われる。また初期装備が九四式爆雷投射機?な上に、改造すると三式爆雷投射機?(持参する艦娘は他に五十鈴改二しかいない)を持参するという爆雷推しっぷりである。
  • ミッドウェー作戦に先立って、四駆は軽巡長良?を旗艦とする第十戦隊の指揮下に組み込まれた。*7
    • この第十戦隊、最新鋭の陽炎型と夕雲型、後に秋月型も集中配備された、艦これにおけるレア駆逐艦の宝庫である。*8
      ちなみに嵐と萩風の実装により、開戦時の四水戦より早く1942年4月新編時から同年7月の四駆正式編入時にかけての第十戦隊所属駆逐艦が艦これで全て揃うこととなった。
  • ドーリットル中佐指揮下のB-25爆撃機16機による日本本土初空襲の際にはちょうど横須賀に帰還しており、横須賀軍港に飛来したB-25を迎撃するが撃墜できず、ドック内で空母改装中の大鯨が被弾してしまった。
    その後ドーリットル隊を発艦させた米空母の追撃を命じられるも、会敵することはできなかった。
    この時出撃していた祥鳳?が護衛の駆逐艦(??)と合流できずに単艦で航行していたため、代わりに嵐と野分が合流を命じられて、祥鳳と共に横須賀に帰港した。
  • 南雲機動部隊の直衛艦として知られており、ミッドウェー海戦と南太平洋海戦では旗艦被弾により南雲忠一中将以下艦隊司令部の移乗を受けて臨時旗艦となっている*9
    • ただし、ミッドウェー海戦時の南雲司令部移乗については記録や証言が錯綜しており、野分もしくは風雲?を経由して長良に移乗した説や、長良に直接移乗した説もある。
  • ミッドウェー海戦において、嵐が赤城加賀蒼龍被弾炎上の惨劇を招いたのではないかという説がある。
    アメリカ側の証言や記録によると、潜水艦を追跡・攻撃した嵐が艦隊に戻るところを米艦爆隊が発見、嵐を追跡したら南雲艦隊を発見、攻撃したというのである。つまり嵐の分離行動がなければ、米艦爆隊は南雲艦隊を発見できなかったかもしれないのだ。
    ただし嵐の乗組員たちは、そのような事実はないと否定している。日本側の記録ではこの潜水艦「ノーチラス」を攻撃したのは午前6時10分から30分にかけてで、空襲前の午前7時(爆撃は7時20分以降)には旗艦赤城の直衛に復帰していたという。
  • 被弾炎上した赤城は自力航行が不能となり、艦長は総員退去を命じて自沈処分の要請をする。
    しかし、機動部隊のはるか後方にいる連合艦隊旗艦大和の山本五十六司令長官から「処分待て」の命令が届き、嵐以下の第四駆逐隊は乗員がいなくなった赤城をしばらく警戒して回る。
    この間、有賀司令は赤城の航海長や飛行長と共に青木泰二郎・赤城艦長を説得して嵐に移乗させた。しかし青木大佐は帰国後予備役編入・招集の措置で閑職を転々とすることになる。*10
    赤城の処分を躊躇っていた山本司令長官だったが、飛龍の被弾炎上、新たな米空母の発見情報*11により、夜戦の見込みがなくなったことで作戦中止を決定。そして赤城の処分も命令した。
    第四駆逐隊の4隻は魚雷を1本ずつ発射し、そのうち2~3本が命中した赤城は6月6日の日の出直前に沈没した。
    • なおこの時、救助されていた米軍のパイロットが嵐の艦内で殺害される事件が起きている。*12
    • 救助した赤城の生存者たちが、狭い駆逐艦の艦内に収まり切れず甲板上で吹きさらしになっていたのを見かねた有賀司令の機転により、主力部隊に合流後、戦艦陸奥に(舞風と萩風が収容していた加賀乗組員は長門に)移乗が行われた。
  • ガダルカナル島攻防戦が始まるのと前後して、ニューギニア東部ミルン湾ラビに連合軍の飛行場が見つかり、海軍はここがラバウル基地攻撃の拠点になることを恐れて攻略に動く。*13
    嵐は第十八戦隊(天龍龍田)の指揮下に入ってラビ攻略作戦に参加する。
    しかし上陸した海軍陸戦隊は連合軍の反撃で壊滅状態に陥り、陸軍部隊を増援しようとしたが、同時進行のガダルカナル島攻防戦の影響で十分には増援できず、戦況は悪化の一途をたどり、ついに海軍は撤退を決定。
    嵐は撤収作業に従事する傍ら、龍田と共にミルン湾に突入。貨物船1隻を撃沈するが、陸戦隊は収容漏れが出てしまった。
    攻略作戦は完全に失敗、ガダルカナルと二兎(さらにポートモレスビー陸路攻略も含めて三方面)を追うことをやっていたのだから当然と言えば当然の結果である。*14
    • 余談だが、ゲームにおいて一人称が「俺」である嵐の口調は、どことなく天龍を思わせるものがある。
  • 一方、ガダルカナル島の戦況も悪化し、駆逐艦によるドラム缶輸送が行われることになった。
    嵐は、第二次・第三次輸送作戦に参加するが、米軍の妨害によりドラム缶の輸送はなかなか上手くいかなかった。
    • そして、続けて参加した第四次輸送作戦では、第二水雷戦隊旗艦照月?が魚雷艇の雷撃で航行不能となり自沈。嵐は照月乗組員救助にあたったが、駆逐隊司令と艦長は移乗できずにガダルカナル島へ流れつくことになった。
    • 第五次輸送作戦では、初風?が魚雷艇の攻撃で大破。嵐と江風?時津風が護衛してショートランド泊地への回航に成功し、照月の二の舞は辛うじて避けられた。
    • 第六次輸送作戦では、とうとう嵐自身が空襲で航行不能に陥り、舞風の曳航でショートランドへと帰還した。
      • この時、最初に救援を申し出たのは15駆の黒潮?だったが、有賀司令は同じ4駆の舞風に救援を命じている。
      • この損傷により、嵐は日本へと帰国。同時に有賀司令も後任の杉浦嘉十司令*15と交代している。
  • 戦線復帰した嵐は、今度はブイン基地への輸送任務に就くが、水上機母艦日進(未実装)が空襲で沈没し、その救助に当たっている。僚艦の萩風にとっては、ミッドウェーの加賀と合わせてこれが痛恨の記憶となっているようだ。
  • その後、嵐はソロモン方面の増援輸送作戦を取り仕切る第三水雷戦隊旗艦川内の指揮下に入り、ブイン基地やコロンバンガラ島への輸送作戦に就き、ついに運命の時を迎えることとなった。
  • 1943年8月6日夜、コロンバンガラ島への輸送任務中に米駆逐艦6隻の襲撃を受け、先制雷撃で江風が撃沈、さらに砲撃で嵐と萩風も立て続けに撃沈された。生き残ったのは時雨1隻のみであった。
    • 嵐では乗員のうち178名、相乗りしていた陸兵も多数が犠牲になった。駆逐隊指令の杉浦大佐と艦長の杉岡中佐は共にベララベラ島へ退避していたが、杉岡中佐は辿りつけず途中で力尽きている。
    • この惨事は、「東京急行」撃破のためバーク中佐が考案した波状攻撃作戦を、同期で後任のムースブラッガー中佐が引き継ぎ、天候不良の中、レーダーを駆使して完璧な奇襲を実現したことによる。
      • しかしそれ以前の問題として、輸送隊は米軍偵察機によって日中に発見されており、その動向は米軍に筒抜けであった。
        しかもコロンバンガラ島への輸送は何度も繰り返していて、日本側に危機感はあったものの、水上機による偵察が前述の天候不良で中止された不運もあり、米軍の動向についての事前情報はほとんどゼロに等しかった。
        これだけの格差があっては、レーダーどころか情報戦の時点で、日本は負けるべくして負けた戦いといえる。

  • 「嵐」の艦名は初代でかつ、戦後も継承が無いため今のところ一代限りである。

*1 CVやイラストレーター加筆時はそれぞれCV・イラストレーターに出典を記載
*2 第四駆逐隊は主に四水戦の隷下だった
*3 佐藤大佐はその後、コロンバンガラ島沖海戦で神通艦長として戦死している。
*4 南方攻略作戦の海軍側総指揮官である近藤信竹提督の旗艦が愛宕であり、高雄、金剛、榛名と護衛の駆逐艦で南方部隊本隊、いわば南方作戦の本陣である。
*5 後述の水雷長は貨物船と証言したが、貨物船と同様の三島型形状のタンカーだった
*6 後に筑摩水雷長・駆逐艦椿(艦これ未実装)艦長
*7 この時点では臨時の措置で、第十戦隊への正式な編入はミッドウェー海戦後。
*8 四駆以外のメンバーが、雪風・初風・天津風・時津風・浦風・浜風・磯風・谷風・秋雲・夕雲・巻雲・風雲。このうち手に入れやすいのは、建造できるようになった秋雲か2-3でドロップする巻雲、あとは2-2でたまにドロップする浜風か、レア駆逐艦としては建造やドロップが比較的しやすい雪風ぐらいと言う、新米提督泣かせのラインナップである。
*9 ただし駆逐艦の通信設備では機動部隊旗艦としての指揮を十分に果たせないため、航空戦の指揮はミッドウェー海戦では「飛龍」座乗のの山口多聞少将、南太平洋海戦では「隼鷹」座乗の角田覚治少将がそれぞれ引き継いでいる
*10 四空母の艦長で生還したのは、赤城の青木のみである。余談だが、終戦時に朝鮮半島元山で航空隊司令を務めていた青木は飛行機で脱出してソ連軍の捕虜になることを免れており、この行動が敵前逃亡ではないかと非難する声もあるという。
*11 飛龍が米空母ヨークタウンを二度攻撃したのを空母2隻撃破と誤認し、残る米空母は1隻と判断して夜戦を挑もうとしたところに、米空母2隻(4隻と誤認したという)発見。
*12 有賀司令も渡辺艦長もその後戦死しており、戦後責任を取れる人間はいなくなってしまっていた。
*13 ラバウルの海軍航空隊も、このラビを空襲するために出撃準備中だったところに、ガダルカナル島米軍上陸の報が入り、攻撃目標をガ島に急きょ変更している。ガ島への対応は、第八艦隊も基地航空隊も良くいえば臨機応変、悪く言えば泥縄的なものだった。
*14 宇垣纏連合艦隊参謀長は「ガダルカナルの問題も解決していないのに軽率だ」とラビに手を出した第八艦隊司令部の対応を非難しているが、何をかいわんやである。
*15 重巡羽黒最後の艦長である。羽黒の沈没により戦死し、中将に進級している。