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No.057 | ||||
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クリックで拡大 | 足柄(あしがら) | 妙高型 3番艦 重巡洋艦 | ||
艦船ステータス | ||||
耐久 | 44 | 火力 | 40 | |
装甲 | 32 | 雷装 | 24 | |
回避 | 34 | 対空 | 16 | |
搭載 | 6 | 対潜 | 0 | |
速力 | 高速 | 索敵 | 12 | |
射程 | 中 | 運 | 10 | |
最大消費量 | ||||
燃料 | 40 | 弾薬 | 65 | |
艦載 | 装備 | |||
2 | 20.3cm連装砲? | |||
2 | 未装備 | |||
2 | 未装備 | |||
装備不可 | ||||
改造チャート | ||||
足柄⇒足柄改(Lv25) | ||||
図鑑説明 | ||||
私、足柄が英国の観艦式に参加した時のことよ。 まるで「飢えた狼のよう」と評価されたの。 当然よね!この精悍なボディ! え?それは色気がないって嫌味じゃないかって? そんなことあるわけ・・・ナイじゃない! |
セリフ | CV:種田梨沙、イラストレーター:bob |
入手/ログイン | 足柄よ。砲雷撃戦が得意なの。ふふ、よろしくね。 |
母港/詳細閲覧 | さ、触らないでください! 装備品は、自分で手入れしてますから。 |
なんですか? 出撃ですか? | |
どうしました? 何かありましたか? | |
ケッコンカッコカリ(反転) | 私の能力を本当にちゃんと引き出せたのは…あなたが…そう、あなたが初めてよ! |
ケッコンカッコカリ後母港(反転) | 大丈夫? あまり無理をしてはダメよ? 出会いも戦いも、最初が肝心なんだから! いつも最高のコンディションで臨むのよ! |
編成 | 出撃よ! 戦場が、勝利が私を呼んでいるわ! |
出撃 | 足柄、出撃します!戦果と勝利の報告を期待しててね! |
遠征選択時 | なにかしら? |
アイテム発見 | なにかしら? |
開戦 | 第一戦速、砲雷撃、用意!撃ぇー! |
航空戦開始時 | |
夜戦開始 | さぁ、第二幕よ。全艦突撃! |
攻撃 | 弾幕を張りなさいな!撃て!撃てー! |
第一戦速、砲雷撃、用意!撃ぇー! | |
10門の主砲は伊達じゃないのよ! | |
小破 | きゃ!痛いじゃない! |
んにゃ!?んにゃー!! | |
中破/大破 | ちっくしょう…この私が、ここまでやられるなんて… |
勝利MVP | だって私、足柄がいるんだもの! 当然の結果よね!大勝利! |
帰投 | 艦隊が帰投。作戦が終わったみたい。 |
補給 | 補給はしっかりお願い! |
改装/改修/改造 | 素晴らしいわ!みなぎってきたわ…。ねえ!試し撃ちしてもいいかしら!? |
自分が強くなるこの瞬間が、私は一番好き! | |
なにかしら? | |
入渠(小破以下) | 私の戦闘に不安があるとでも言うの? |
入渠(中破以上) | まぁ、勝利を掴むためには休息も必要よね。わっかりましたぁー!休むわよ。 |
建造完了 | 新しい子が来たみたい。会ってみましょう。 |
戦績表示 | 連絡が入ったわ。何かしら。 |
轟沈(反転) | 勝利だけが…私の誇りだったのに…っ。 |
時報 | 深夜0時、日付が変わったわ! 私、そして鎮守府の本当のスタートは、ここからよ! |
マルヒトマルマル。深夜は感覚が研ぎ澄まされるの。サイッコーね。 | |
マルフタマルマル。よーし、勝利のためのイメージトレーニングよ! おやすみなさーい! | |
マルサンマルマル。Zzz…はっ! 危ない、提督! ここは私がぁ…Zzz | |
マルヨンマルマル…ん…お前たちなど…わたし一人で充分よぉ! …口ほどにも無いぃ…Zzz | |
マルゴーマルマル…Zzz…もっと骨のある相手は! 居ないの…? この足柄様にぃ…Zzz | |
マルロクマルマル…あっ、あれ!? 提督が居ない、提督、どこ!? …あっちの部屋かしら… | |
マルナナマルマル。はぁーびっくりしたぁ! 提督、どうして妙高姉さんと一緒に!? | |
マルハチマルマル。ビックリしたらお腹がすいたわ。間宮さん、勝利定食、おねがーい! | |
マルキューマルマル。提督、やはり朝の定食は間宮さんに限りますね! おーいしーい! | |
ヒトマルマルマル、そろそろ、勝利のために出撃ですね! 重巡戦隊でいきましょう! | |
ヒトヒトマルマル、やっぱり重巡は最高ですね! この狼のような身のこなし! ねっ! | |
ヒトフタマルマル。提督、お昼はカツサンドよ。もちろん、「勝つ」! 験を担ぐのよ! | |
ヒトサンマルマル! さあ、午後も皆で勝ちにいきましょう! 勝利へゴーよ! | |
ヒトヨンマルマル。訓練が足りないわね…。妙高姉さんのように、強く強くならないと! | |
ヒトゴーマルマル。妙高姉さんはすごく強いの、一見そうは見えないのが、逆に怖いのよ…。 | |
ヒトロクマルマル。しかも、一度火がつくとお説教が長い長い! …え、知ってた? | |
ヒトナナマルマル。そろそろ、長時間の遠征から、皆が戻るころね。首尾はどうかしら? | |
ヒトハチマルマル。では秘書艦、この足柄が、勝利を祝ってカレー作っちゃおうかな! | |
ヒトキューマルマル! さーあ、油どんどん持ってきてー! 次々に揚げるわよーっ! | |
フタマルマルマル、…百枚以上のカツは…迫力あるわね…。いいわ! みなぎってくるわ! | |
フタヒトマルマル、ええっ! 私のカツカレーで、胸焼け続出!? な、なんでよー!? | |
フタフタマルマル…提督、慰めなんていらないわ…。おかしいなあ…何がいけないの? | |
フタサンマルマル! よーし! 気持ち入れ替え完了! 今晩も、戦闘イメトレ頑張るわ! | |
放置時 | 次の作戦は!? ねえ、次の作戦海域はどこ!? 勝利が、戦闘が、戦いが私を呼んでいるの! |
ゲームにおいて
- 妙高型の三番艦。姉妹艦は妙高?、那智、羽黒?が存在している。
- 妙高型は平均的な重巡洋艦であるが、4隻を揃えるクエストがある。これをクリアすることによる派生クエストが第四艦隊開放に必要なので、それをクリアするまでは、大事にしておこう。
- 2013年12月11日のアップデートにおいて追加されたクエスト『「第五艦隊」を編成せよ!』にも必要となる。
- ちなみに、マンスリーの『「第五戦隊」出撃せよ!』では妙高型で唯一の対象外である。これは彼女の戦歴によるものと思われる。
- 狼のわりに、小破ボイスは猫?になっているのはなぜ?
小ネタ
- 雑学の項にもあるように、ジョージ6世戴冠記念の観艦式に出席した際に、「飢えた狼(戦闘力ばかり重視して気品の無い、まるで野獣のようだ…)」
「今日私は初めて軍艦を見た。今まで私が見てきたのは客船だった。(我が英国の巡洋艦は客船のような乗り心地だというのに!)」
とブリティッシュな皮肉で迎えられてしまった。日本側は褒め言葉と勘違いしたようだが、当時の英の軍事レビューで「強力な艦だが、美しいとはとても言えない」とハッキリ断じられてしまっている。- 日本だと狼には精悍・孤高などプラスのイメージがあるものの、英国だとぶっちゃけガリガリに痩せこけた野犬と大差ないニュアンスだったりする。花も恥じらう乙女になんて形容しやがるのか…。
- こうなってしまった背景には日英のポリシーの違いがあり、曰く
日『軍艦なんだから武装重視は当たり前じゃない!客船じゃないんだから、乗り心地がどうとか甘ったれてんじゃないわよ!』
英(?)『long cruiseには士気の維持は不可欠デース!戦時にもTEA timeを忘れないheartの余裕が兵士のperformanceを引き出すのデース!』 - ついでに言うと、帝国海軍の基本戦術は敵(大体どこぞの米帝)を近海に引き込んで地の利と補給の差を活かしての撃滅なので、人殺し長屋やら焼き鳥製造機みたいな拷問部屋でもない限りそこまで問題なかったりする。
では何故イギリスの軍艦の居住性が高いかというと、巡洋艦の任務の一つに世界各地に存在する植民地(現在の英連邦の構成国がその名残)の警備があり、長期に渡る航海が基本だったため。
どちらも国情を考えれば、自分にとっての正解を引き出している。他の国に当てはめると全然違う評価を生み出すことになるという好例。 - さらに英国はこの時、足柄の戦闘一辺倒の精悍な見た目によって、植民地での英国海軍の威厳が損なわれることを非常に気にし、
わざわざ足柄の寄港先へ更に大きな軍艦を配置しておくという措置をとっている。足柄が一般人の目から見ても明らかに強そうな軍艦だと認めたようなものとも言える。 - 勿論足柄を評価した人物もいる。その一人がフランスの詩人ジャン・コクトー。この話は個人個人の美意識差も兼ねるのでこういう事態になる。
- 「欧米」とひとくくりにされるがアメリカの巡洋艦も居住性は極めて悪い。むしろイギリス式が異端なのである。
かつてのイギリス海軍・商船では劣悪な居住性、粗末な食事、横暴な士官などへの不満を原因とした反乱が多発した。そのため水兵の満足度は海軍力に直結すると身をもって痛感していた。
(この手の反乱で最も有名なのが映像化もされた、徴用商船バウンティ号での反乱事件)
対して他国にはそのような歴史がないため、水兵の満足度にさほど気を使っていなかった。 - 当時のフランス軍艦の居住性は大国では最悪の部類に入ること、そして軍艦とはそうあるべきだと考えていたことをふまえると、居住性の悪さを批判しなかったのは当然ともいえる。そもそもフランス人が遠まわしにイギリスの悪口を言うのはいつものことなのだが。
- 「欧米」とひとくくりにされるがアメリカの巡洋艦も居住性は極めて悪い。むしろイギリス式が異端なのである。
- ただその後がいけない。日本は戦後も懲りていなかった。
- むらさめ(III)型護衛艦は海上自衛隊初の本格的防空艦として建造されたが、防空装備を充実させる一方対潜装備は妥協するという計画時の方針はどこへやら、結局アレコレ詰め込みたくなって廃止されたのは
すでに無用の長物と思われていた長魚雷用の魚雷発射管のみ。排水量に占める装備重量は18%と特型駆逐艦(13~15%)を上回ってしまった。当然居住性は前級のあやなみ型より悪化した。 - ただし当代のむらさめ(IV)型はステルス設計の関係で艦体が大型化したため、居住性は海自艦屈指の贅沢艦と言われている。
- むらさめ(III)型護衛艦は海上自衛隊初の本格的防空艦として建造されたが、防空装備を充実させる一方対潜装備は妥協するという計画時の方針はどこへやら、結局アレコレ詰め込みたくなって廃止されたのは
- ジョージ6世戴冠記念の観艦式に出席するということは当時の日本国内でも大きなニュースになったらしく、その影響からか「足柄行進曲」という「キャラソン」もつくられている。
- 居住性が悪いと言われると、乗組員の評判も悪かったと思いがちだがそんなことはなく、彼女を始め重巡は艦隊の花形として乗り組みを希望する人が多かったそうである。
- 居住性が悪いと言ってもそれは英国と比べての話で、日本海軍で居住性の良い船といえば某ホテルか、その妹の某御殿?位のものと思われる。飢えた狼スタイルは彼女に限ったことではないのだ。*1
- 花形は戦艦だろ、と思われるかもしれないが、鬼だの蛇だの地獄だの羅刹夜叉だの、挙句の果ては、乗るか首吊るかで悩んでしまうほどの某姉妹とか……
とにかく、「一国の象徴たる戦艦が生半可であってはならない」と戦艦のシゴキは凄まじく、重巡はまだマシだと言われていたからでもあり……*2- もっとも大和級を除く戦艦は、改装を重ねているとはいえ全て設計年次が古く、居住性が悪いのは当然である。
- また、当の戦艦はというと、厳しい訓練のお蔭で練度は最高レベル。各科の成績優秀者が優先して配属されたし、重巡希望者が多いといってもやはり戦艦の人気にはかなわなかった。「戦艦勤務」という言葉は皆の憧れで、上陸した際、同期に「戦艦に乗っている」と言えばそれだけで一目置かれた。戦艦は立派に帝国海軍の象徴として君臨したのである。
- 重巡も妹の羽黒?から、居住性が改善され、最上型はもう結構快適な居住環境になっていた。*3
- とまあこんな感じで「飢えた狼」ネタだけが頻繁に語られがちな艦なのだが、開戦から終戦間際まで、主に東南アジア方面で縦横無尽の活躍をした歴戦の名艦であったことを、名誉のために添えておきたい。
- 彼女が勝利に拘るのは自分の多くの経歴から。緒戦のスラバヤ沖海戦から「日本海軍最後の組織的戦闘での勝利」である礼号作戦までずっと戦い続け、勝利を得ていたのである。
- 妙高四姉妹は昭和三~四年(1928~29)に竣工し、第二艦隊の中核兵力であった。
- 昭和十二年(1937)日華事変が始まると、足柄は新設された第四艦隊の旗艦を務めている。
- 太平洋戦争開戦時は、第三艦隊直轄の第十六戦隊旗艦となり、蘭印攻略の指揮をとっている。
- スラバヤ沖海戦(1942年3月)では、弾薬の消耗が激しかった姉の那智と妹の羽黒?を支援すべく長女?や曙・雷?と共に戦場に駆けつけ、英重巡「エクセター」及び駆逐艦「エンカウンター」「ポープ」を撃沈している。
- スラバヤ沖海戦の直後の1942年3月3日には高角砲にて連合軍潜水艦を撃沈した。
- その後第2南遣艦隊旗艦、のち南西方面艦隊旗艦となり、シンガポール方面で活動する。東南アジア各地の視察・訪問・兵員輸送・巡航・警戒任務に従事、東奔西走した。
- 昭和十九(1944)年2月、第五艦隊第二十一戦隊所属となる。
- 10月のスリガオ海峡海戦では、第二遊撃部隊(志摩艦隊)の一員として、絶対劣勢のなか姉とともに突撃し雷撃を敢行した。撤退中に空襲を受けたものの、ほぼ損失なく帰投している。*4
- レイテ沖海戦後のマニラ空襲で姉「那智」が戦没したことにより第二十一戦隊を廃止、足柄は同じ戦隊を組む艦がない状態で第五艦隊旗艦を引き継いだ。
その後礼号作戦にあたり、四航戦旗艦日向に将旗を移し、木村艦隊の一員として大淀と組んで出撃、日本海軍が手にした最後の組織的勝利に大いに貢献した。*5
1944年12月26日、大淀とともに水上偵察機を飛ばし艦隊の目として探査任務を全うし、B-25の体当たりで炎上、中破したものの、そのままミンドロ島泊地へと夜間殴り込みをかけた。砲雷撃で輸送船1隻を大破炎上させ*6、さらに海岸へ砲撃を行い、上陸拠点を破壊し物資を焼き払った。帰路、沈んだ清霜の乗員救助のため停止した旗艦霞?の退避命令を無視。僚艦と共に襲い来る魚雷艇から彼女を守り抜いた。日本重巡の中でもかなりの武闘派だった。 - そんな彼女を沈めたのは、何の因果か英国海軍の潜水艦トレンチャントであった。
- 足柄の生存者は、一緒に行動していた駆逐艦神風(未実装)に救助された。
雷撃を受けた後も彼女は爆発轟沈せずに持ちこたえたため戦死者が少なく、1200名を超える乗組員と便乗者のほとんどが無事救助されたという。*7
歴戦の誇り高き狼は、乗員の退去を見届けたかのように、静かに眠りについた。*8- 神風はその3週間前に、妙高姉妹の末妹羽黒?に守られて死地を脱し、彼女の最期を看取りつつその生存者を救出したばかりであった。
- ここまでの戦歴を見ればわかるように、太平洋戦争開戦以来、足柄は妙高型で編制される第五戦隊からはずっと外されていた(第五戦隊出撃任務に彼女が含まれないのはこのためと思われる)。
- しかし彼女が最期を迎えた時、所属していたのはその第五戦隊だったのである。
すでに那智はなく、妙高が損傷により航行不能になっていた戦争終盤の1945年2月、稼動状態で残された足柄と羽黒は最後の第五戦隊を編制したのだった。- ちなみに古鷹(青葉)型の第六戦隊はソロモン海戦で、高雄型の第四戦隊、最上(鈴谷)型と利根型の第七戦隊はレイテ沖海戦で壊滅したことによりすでに解隊されており、第五戦隊は日本海軍最後の稼動重巡戦隊でもある*9。
- しかし羽黒が5月、足柄が6月に相次いで沈没したことにより第五戦隊もついに解隊。
再編からわずか4か月、足柄の沈没によって日本海軍重巡部隊の活動は事実上の終焉を迎えた*10。 - 2014年3月現在、1945年6月8日沈没の足柄が艦これ実装艦のうち、戦時中に沈んだ中で最も遅い沈没艦である。*11
- しかし彼女が最期を迎えた時、所属していたのはその第五戦隊だったのである。
- 1934年に秩父宮雍仁親王が満洲国を訪れた際、御召艦を務めている。
- 艦名の由来は「金太郎」でお馴染みの足柄山である。ただし「足柄山」という単独の峰は無く、箱根の金時山から足柄峠にかけての総称である。
- 現在は2代目となるあたご型イージス護衛艦「あしがら」(DDG-178)が就役中。2014年2月現在、日本のイージス艦としては最新鋭となっている。妹に飢えてるので3番艦早くしてあげてください。。
「あたご」同等の大きなモノのおかげで、先代とは比べ物にならない快適な居住性を得たとかどうとか。。。。