キャラクター/【リク】

Last-modified: 2024-05-03 (金) 11:27:26

ソラの幼馴染で親友兼ライバルの少年。
名前の由来は「陸」。

年の割に大人びた雰囲気を持ち、特にソラに対しては「自分はソラより上」という気持ちから年上ぶった態度を見せる。
外の世界に強い興味を持ち、探究心のもと故郷であるデスティニーアイランドからの脱出という行動を起こそうとしているが、その根底には「大切な人(特にソラ)を守りたい」という想いがあり、KHIも含め、ソラを守り助けることが主な行動指針となっている。
 
KHIでは自分以外と旅するソラを見て生じた心の闇を利用され、一度は心を闇に堕としてしまう。

  • 守りたい存在であったはずのソラを本気で消そうとしたことから、心の闇というものがいかに凄まじいかが窺える。

COM以降の彼の旅は自身の心の闇との戦いであったが、その過程で精神的に成長したことで闇に対抗する術と心の余裕を得て、3D以降の作品では年相応に明るい一面を見せるようになる。

CVは宮野真守、嶋英治(幼少期)。
FM版及び北米版における声優はデビッド・ギャラガー、タイ・パニッツ(幼少期)。

  • 地味にリクの姿と声をした別の存在が多い(他はいても1人くらいだが、リクは3人もいる(アンセムに体を乗っ取られていた時を合わせれば4人?))ため、演じ分けには相当苦労しただろう。

年齢は5歳(BbS)→15歳(KHI)→16歳(KHII)。ソラより1歳年上である。
KHIからKHIIにかけて大きく成長していたが、KHIIIRM及びMoMではその後1年という月日が経過しているものの見た目に変化はない。後の作品では再び成長した姿が見られるのだろうか。

瞳は緑がかった水色で、髪は銀色で少し長め。
KHIIでは鬱陶しいほどに髪を長くのばしていたが、3Dで登場した際にはばっさり切っており、15歳の姿に戻ったときもKHIの頃より短めになっている。

  • キャラクターズレポートのディレクターコメントによると、ソラの外見が「小さい子の思い描くヒーロー」なのに対し、リクは現代(KHI当時の話?)の若い子の流行に合わせているとのこと。

KHIIIでは更に髪が短くなり、後ろ髪がやや跳ねた髪型になった。

  • もしかして実は癖っ毛気味だったのか?
    • BbSで登場した幼い頃の後ろ姿や、3Dの夢の中での姿は若干髪が跳ねているように見える。
  • 序盤の闇の世界のイベントでデビルズタワーに飲み込まれる前後で3Dの現実での髪型からKHIIIの髪型に変化する。
    • タイミングを考えると、KHIIでのソラのように、の影響かもしれない。
  • 同時に、瞳の色も緑がだいぶ濃くなっている。
    • しかし、Uχで登場したKHIIIのリクマスコットの瞳はこれまでと同じ青緑色のまま。どちらが正しいのだろうか。

年齢の割に筋肉質である。特に腕。ムッキムキである。

  • COMのリク編(Reverse/Rebirth)のタイトル画面や、3Dのパッケージなどで確認するとよく分かる。

武器はソウルイーター、後にキーブレード
メインのキーブレードは「ウェイトゥザドーン」。
斜め斬りや突き攻撃を主体に戦い、左腕を前に出し、右腕を上げて正面に向ける構えをとる。

  • KHIの中盤までは特にこれといった武器の構え方はなく、明確に闇の力を得た辺りからこの構え方をするようになる(と言っても確認できるのはせいぜい島を出る前の模擬戦と1度だけある共闘時くらいだが)。以降の時系列ではこの構え方で戦うようになり、リクを象徴する戦闘スタイルになる。
    • 例外として、Re:COMでソラが幼少期の記憶を思い返した際、記憶の中の幼いリクがこの構え方で木剣を構えている(ただし、これは改竄された記憶を基にした回想である)。
    • 構え方に関わらず、リクが得物を扱うときは片手のみ。
  • BbSではヴァニタスマスター・ゼアノートがこれとほぼ同じ構え方をしている。
  • 15歳時(KHI、COM、3D)と16歳時(KHII、アンセム時含)では脚の開き具合や腕の角度など、戦闘時の姿勢が微妙に異なる。頭身が高い後者の方が立ち方が控えめ。
    • 3Dでは、刃の上下が逆になっている。これは柄の部分が手首にめり込むのが目立つため逆にしたと開発スタッフのインタビューで語られている。

ストーリー上でキーブレードを呼び出すときには、青白い閃光と共に矢のような二条の光が螺旋を描く。矢状の光は、紫と黒という配色。
ソウルイーターは暗い闇の霧の中から黒い結晶とともに出現させる。
 
KHIIIからはウェイトゥザドーンが折れて使えなくなった事により、「ブレイブハート」というキーブレードを使うようになる。

  • このキーブレードはディンプルキーがモチーフのようで、雰囲気は西洋の剣を彷彿とさせる。
    • キングダムチェーン同様に「鍵形の剣」というモチーフに対して素直なデザイン。
      「鍵」の色が強いあちらに対してこちらは「剣」の風合いが強く、モチーフへのアプローチの方向性は違うが。
    • 一部では「でかい家鍵」などと弄られている。

また、一度闇の探求者アンセムに乗っ取られたためか、闇の力を使って戦うようになる。
それ故、何かと「ダーク○○」という技が多い。


COMで何度も助けられたおかげでディズニーキャラの中では特に王様と親しく、KHIIのエンディングでは真っ先に王様が彼に飛びついていた。3Dでも過去の王様を微笑ましく見守るシーンが数回ある。
COM終盤から、彼の事をミッキーと本名で呼ぶ人物の一人。KHIIIでは話の中で敬語を使うことも増えた。


リクを主人公として操作出来る作品では、ソラより操作性が上と評価される事が多い。これはソラより1歳年上というのもあって、身体能力も彼の方が上という事であろうか。
リクもソラと同じく事あるごとに経験をリセットされているが(COM、3D)、KHIIで仲間になる際のレベルはその時のソラのレベルに合わせて変わる。アンセム姿のリクがサイクスに撤退を選ばせるほどに強かったということは、恐らく闇の力が薄まった事で弱体化したのだろう。

  • ソラを育てすぎていると加入時でレベル99だったりする。本当に闇の力失ったのか…?
    • レベル1プレイの際はレベル1で加入する。こちらはこちらで闇の力に頼りすぎだったのでは?と思わなくもない。

KH

デスティニーアイランドに住む、外の世界に憧れる少年。ソラとは良きライバルであったが、イカダで海に出る前夜に遊び場の島にあった世界の心の扉を開き、ソラやカイリと離ればなれになり、ホロウバスティオンに飛ばされる。

  • ホロウバスティオンでソラからキーブレードを取り返した時、自身を指して「秘密の扉を開き、世界を変える事が出来る本当の勇者」と言っていたり、COMでゼクシオンに「闇の扉を軽はずみに開いたのはあなただ」と言われていたり、後のKHIIアルティマニアのインタビューでもリクがデスティニーアイランドの扉を開いたことが示唆されている。
    • リクがこの時してしまったことはKHIのアンセムレポートやKHIIのシークレットムービーの「混乱をもたらした者もいれば平和をもたらした者もいる」という記述の一例と言える。
  • 島が色々大変なことになっているのに、「俺達外の世界へ行けるんだぞ!」と興奮した様子で闇の中へと消えた。この時点で大多数のプレイヤーが「あ、こいつ碌な目に合わないな」と思ったことであろう。
    • 闇に呑まれながらもソラに手を差し伸べるシーンは非常に印象的。「ソラに手を差し伸べるリク」というモチーフは、本作のOPデモやそのオマージュであるBbSのOPデモなど、色々な場面で使用されている。
    • もしここでソラがうっかり付いていっていたら、今頃世界は闇に飲まれ、ゼアノートの思うがままだっただろう。
  • 後のcodedでは、世界の扉が開いた直後に茶色のローブ姿をしていた闇の探求者アンセムと接触し、満足そうに微笑む姿が確認できる。
    • KHIの展開と重ね合わせるに、この段階で意識していなかったとはいえ既にアンセムの影響下にあったものと考えられる。
  • ディレクターの野村氏の設定では、この時にリクとソラの二人を包む闇はリクの心の闇で、ソラがキーブレードを手にした際に見た光はリクの心の中の光であり、その光に触れたソラに一時的にキーブレードが渡ったとされている。
  • 実は外の世界へ行っても具体的にこれがしたい、という望みは特になく、無数の世界があるなら、どうして自分達はデスティニーアイランドにいるのかという答えが知りたくて計画を立てた、と語っている。
    • 実際、外の世界自体に興味があるというより「外の世界に出て強くなる」ことの方が重要だったようで、KHI序盤はあれほど外の世界に執着を見せていた割に、それどころではなかったKHIIまでだけでなく3D以降も外の世界を堪能する様子はない(3D以降はKHIIで正式にキーブレード使いになり、その責任を重く受け止めていたというのもあるだろうが)。リクの中では「外の世界に出る」のはあくまでも「大事なものを守る力」を手に入れるための手段に過ぎなかったということだろう。
      • 逆にソラの方は「(他の世界があるなら)死ぬまでには絶対見たい」くらいの漠然とした好奇心だったが、ガッツリ外の世界を堪能している。
    • KHIではカイリが切っ掛けと言っているが、BbSでは「強くなって大事な人を守れるようになりたい」という自身の望みを告げたテラと「愛するものを守る力を教える」と再会を約束しており、実際に3Dではテラが切っ掛けと言っている。
      同時にこの時テラとのことは秘密にするという約束も交わしていたことも踏まえると、「本当の理由(テラとの約束)は秘密のまま、周囲には『カイリを切っ掛けに考え始めた』と言っている」といったところか。
  • カイリはそんなリクを「なんだか変わった」と評している。本来はBbSや3Dで分かるように、年相応に明るい性格だったと思われる。一周回ってきたのだろう。

 
その後二人を探して世界を巡り、トラヴァースタウンでソラと再会。
再会を喜び、二人でカイリを探しに行こうと持ちかけるものの、ソラがキーブレードの勇者であること、自分ではない新しい友達と世界を旅していたことを知り、嫉妬心を抱いてしまう。
そして生じた心の隙間をマレフィセントに利用され、カイリを救う為に度々ソラたちの前に敵として立ちはだかることになる。

  • カイリを助けたいという気持ちは同じだが、その為に親友同士が敵対することになってしまうとは皮肉なものである。
  • ピノキオを連れ去ろうとしたり、アグラバーで最終的にジャスミンを攫ったことを窺わせたりしている(小説版でははっきりと彼がやったことである描写がある)。他にも色々やらされていたのかもしれない。
    • 一方、ウェンディに関してはセブンプリンセスではないため置いていくと発言している。これは、「セブンプリンセスを集めればカイリを助ける方法が見つかる」とマレフィセントから伝えられていたためである。
      • カイリがプリンセスであることは伝えられていなかったと考えるのが自然だが、詳細は不明。

 
リクの嫉妬心が膨らんでしまった要因としては、ソラより年上であり、彼自身も優秀であること、それ故何でもソラより先を行っていたというプライドや、また年上だからこそソラには自分がついていないと駄目なんだと思っていた……等様々なものがある。思春期ゆえの複雑な部分もあっただろう。

  • 嫉妬心以外にも、ソラ達に置いていかれるかもしれないという寂しさや孤独感もあっただろうと推測できる。実際、KHIIIのアルティマニア収録の座談会ではソラ役の入野氏が、この頃ソラがカイリと親しくなっていくことに対してリクが孤独を感じていただろうことに触れ、「リクを闇に向かわせたのはカイリなのかも」とも口にしている。

しかし彼が力を欲しがったのは、元を正せば大切な友人であるソラやカイリを守るためであり、そもそも外の世界へ出ようと考えたのも「外の世界へ行けば大切な人(ソラ)を守れる力を得られる」と考えていたため。特に本作で敵対してしまうソラは、BbSで分かる通り幼い頃から守りたい存在であった(実際、ソラとの再会時に「全部俺に任せておけよ!」と豪語していた)。
それなのにここまで深みに嵌ってしまうとは、心の闇とは末恐ろしいものである。

  • 「まるでテラ」
    KHIIなどを見ると、BbSで彼を評したアクアのこのセリフが文字通りだったことがよくわかる。
    友を助けたいが為に闇の力を求めたテラと、確かにとても似通っている(というかそうデザインされたキャラクターなので当たり前だが)。
    • 友を救いたい、友を守りたい。その為の力を求めて闇に堕ちたリクは、光の守護者としてソラと仲間達の元に戻って来た。KHIIIではテラもまた友を守るために復活することになる。

実はソラの持つキーブレードがデスティニーアイランドに現れたのは、リクを選ぶためであった。

  • キーブレードがリクを選んだ理由はBbSの項を参照のこと。

ホロウバスティオンでキーブレードは本来の主のところへ戻り、リクは武器を持たないソラに木剣を投げつけて置き去りにする。
ビーストの協力で追ってきたソラをリクは消そうとすらするものの、最終的にキーブレードの持ち主でありながら心の力を否定して闇の力に頼ったリクより、繋がる心を信じたソラの心の強さを認め、キーブレードはソラへと渡ってしまう。

そして動揺しているところを闇の探求者アンセムにつけ込まれ、体を乗っ取られてしまう。

  • アンセムに体を乗っ取られている状態は特段アルティマニア等で名称はつけられていないが、後発の作品の命名法則(テラ=ゼアノート、ヴェントゥス=ヴァニタス)に則ると「リク=アンセム」といったところだろうか。
    また、この頃は設定が固まっていなかったと思われるので仕方ないが瞳が金色には変化しない。
    • アンセムに乗っ取られた状態の時の声は、よく聞くとリクの声にアンセムの声が重なった(後のヴェントゥス=ヴァニタスと同様)ものとなっている。

その時に弾き出された心は、目覚めたカイリを用済みとして消そうとしたアンセムの足止めをするが、肉体を取り戻せなかったため闇の世界にたどり着く。
アンセムはソラたちによって倒されたことで肉体はリクの元に戻るが、そこは闇の扉の向こうであり、扉を抜けることのできないリクはそこから光の世界に戻ることは出来なかった。リクは笑顔で「カイリを頼む」とソラに告げ、王様と共に闇の世界に残った。
 
過去の回想シーンから、彼だけはデスティニーアイランドの秘密の場所にあった鍵穴が見えていたことが分かる。その理由はBbSと「」の項を参照のこと。


服装はノースリーブの前が黄色、後ろが黒色のシャツに×字の黒いライン模様があり、両腕に黒のリストバンドをしている。
ズボンはよくわからないデザインで、紺色のズボンの上に大き目の青色の吊りズボンを履き足首に黒いベルトで留めている。
靴は白色に青のラインが入っており黒いベルトと黄色い紐の装飾がある。また、手の甲の半分から下が無いという謎のデザインの黒い手袋をしている。


ホロウバスティオンで自分を追ってきたソラを始末しようとした時や、アンセムに乗っ取られた時など、闇に身を染めた時(闇リク)は黒と青を基調とした筋肉を模したスーツに白い腰ミノという姿をしている。初見時には誰もがツッコまずにはいられない珍妙な代物。
後の作品ではCOMのDモード時リク=レプリカ、codedではバグに侵されたデータ・リクで同じ格好を見ることができる。
胸にはハートレスのエンブレムと同じマークがあるが、これには棘のクロスが無い。これはリクが闇に染まりきっていない事を示す(このマークはウェイトゥザドーンのキーチェーンにも使われている)。

  • メモリアルアルティマニアには、ハートレスのシンボルのイバラのクロスは異端の印を表すとあるので、このクロスがつくことはゼアノートの器として完成することも意味していた可能性がある。

野村氏は筋肉と筋をモチーフにしているとコメントしている。

  • 同じく闇の力を使用するヴァニタスも、黒と赤を基調とした筋肉スーツを着用している。
    • この筋肉スーツ、リクの場合(ついでにヴェントゥス)は妙にダサいのだが、ヴァニタスの場合は妙に似合っている。スーツの色の問題なのか、それともソラの髪型か黒髪というカラーリングに拠るものだろうか。
    • ヴァニタスの場合は頬当てがある上、ほとんど仮面を付けて登場するからだろう。
  • KHIIFMアルティマニアにて、リクがこの服になったのにはちゃんと設定が存在しているとディレクターは語っている。アンセムに力を与えられたリクの服は、マスター・ゼアノートの力によってヴェントゥスの心から引き剥がされた闇であるヴァニタスと同じ服装であり、ゼアノートの力の関与や、ゼアノートの支配下にあることを示しているのだと考えられる。
  • KHIIFMのシークレットムービーでヴァニタスが初登場した際は、「マスター・ゼアノートから分離した分身がヴァニタスに姿を変える」という演出だった。だが、BbSでは結局「ヴァニタスはヴェントゥスの心の闇」というゼアノートやアンセム、リクとは直接関係ない設定で落ち着き、筋肉スーツのリクとヴァニタスのデザインが酷似している件は物語上では言及されなかった。しかし、KHIIIRMでこれまでの大前提がひっくり返され「ヴァニタスとヴェントゥスは元々は別の存在」という事になったため、筋肉スーツのリクとヴァニタスの関係が今後ハッキリする…のかもしれない。

シークレットムービーで、真っ暗なビル街にて謎の少年と対決している。
この時点では目隠しした男がリクとは分かりづらいが、長い銀髪から判断できる。


リクはソラの親友兼ライバルであるが、本作において二人は敵対するため、どちらかというとライバル関係の方が重点的に描かれている。

  • 因みに本作時点においては、本人も島の友人達もまだまだリクの方が上だとみなしていた。

次回作のCOMもリク編はともかく、ソラ編では二人の(厳密には違うが)ライバル関係の方が印象深い。
二人の友情に真の意味でスポットが当てられるのは、KHII以降だと言えるだろう。


ソラのことを、カイリへの恋心をネタにしてよくからかっていた。
リク自身がカイリの事をどう思っているのかは不明だが、その後の作品の描写から考えるとあくまで「大切な友人」どまりであり、明確な恋愛感情がある訳ではないようだ。

  • パオプの実の会話などからして、なにかしらの感情があったとも受け取れる描写もある。
    • ただ、本人は冗談だと主張しており、作中の描写からすると(恋心の有無に関わらず)「ソラがカイリを好きだから」ソラをからかう為に言ったと取るべきだろう。
  • アルティマニアでは、カイリの心を取り戻そうとしていたのは、カイリへの想いというより、自分が犯した罪への懺悔という気持ちが強いと考えているとの野村氏のコメントがあるが、一応カイリへの想いの有無は明言されていない。
    受け止め方は個々のプレイヤー次第といったところであろうか。
  • KHIIのオープニングでリク・ソラ・カイリという並びで手を繋ぎ浜辺に寝ていたシーンが象徴するように、キングダムハーツシリーズでは「リクとソラの繋がり」「ソラとカイリの繋がり」という括りでその関係性の深さに焦点が当てられることが多い。その一方でソラという存在を介さないリクとカイリの関係性が明確に描写されることはなく、良くも悪くもKHIから一貫して2人の行動原理や意識の比重が大きくソラに傾いていることから、"あくまで2人の関係はソラによって繋がった友人としての面が大きいのでは"と推察される要因になっている。
  • 本作の冒頭の時点でカイリはソラに(リクを置いて)ふたりでイカダに乗ってしまおうか、なんて発言をしており、当時から両想いだったことがうかがえる。
    このことにリクが気づいており、年長者であるリクが一歩引いた位置に居た可能性は十分考えられる。
    • とは言っても上述の様に孤独感を感じていただろうし、後のリクのソラに対する認識とKHIの拗れっぷりを見ると、カイリに対しても「自分の方が先に会ったのにの後から来てソラを奪う存在」と「新たな幼馴染で、仲良し三人組の一人」という認識の板挟みになっていたかもしれない。
      • KHがもっとエグい作品だったら、無意識でソラと張り合うためだけにカイリに恋愛感情持っていたかも……。
      • 本来リクが「俺もっと強くなる。そしたらいっしょにこの島から外へ出よう」とソラを誘っていたこと、そしてソラが「うんそれもいいけどさ、今すぐ面白いことないのかなあ。そういえばさ、この間から村長さんちに女の子がいるだろ~」とそこからカイリに興味を持ちはじめ親密になっていったであろうこと、そしてソラに対するカイリの「イカダに乗ってふたりだけで行っちゃおっか」発言を踏まえると…中々である
      • 「真面目にイカダを作っていたのは俺だけだった」というリクの証言も踏まえると更に中々である

実は、ソラがよくイカダ作りを自分に押し付けて昼寝していたことを根に持っているらしい。
後のCOMや3Dでソラが眠ってしまった時に、このことを引き合いに出して周囲に愚痴っている。
曰く、ソラは暢気な寝顔をしているとのこと。


戦闘としてはデスティニーアイランド模擬バトルを除けばホロウバスティオンでのソウルイーター装備、ホロウバスティオンでのキーブレード装備の2回がある。
ソウルイーター装備のときのリクは適当に斬撃を繰り返すだけでこちらに仲間もいるためそれほど強くない。コンボ後の隙を狙ったりリフレクトガードを使用すれば楽に勝てる。キーブレードが取り返されたばかりで動揺していたのだろうか。
一方キーブレード装備のリクはかなり強化されておりこちらはソラ一人。全体的に隙も少なく攻撃力も上がっている。HPが減りダークハンド状態になると衝撃波を飛ばしてきたり、さらに攻撃力が上がったりとかなりの強敵になる。

  • この人の心のキーブレードを装備したリクは既にアンセムに乗っ取られており、強力な闇の力を行使するのはアンセムの力によるものである。

モンストロパラサイトケイジ(一回目)では一時的に共闘することになる。
燃えるシチュエーションではあるのだがあまり強くないため、当てにしないほうがいい。

  • 場合によってはソラが戦っているのを遠巻きに見てるだけ、で終わることさえある。
  • この時、ソラがダメージを受けると「何やってんだ」「しっかりしろ」と叱咤してくる。なら戦ってくれよとつっこんだプレイヤーもいるのでは。
  • 戦い方を見る限り模擬バトルの時のリクがソウルイーターを装備しただけのようで、特に闇の力による攻撃や魔法の類は使わず、また後のマスター・ゼアノートやヴァニタスのような武器の構え方もこの頃はまだしていない。特徴的な武器の構え方はアンセムから影響を受けたものだろうか。
    • モンストロ脱出後に見られるイベントでマレフィセントから闇の力を与えられていることを考えると、(このイベントが時系列通りだとするならだが)闇の力に関してはまだこの時は使えなかったのだろう。
    • 魔法についての描写は無いので何とも言えない(使わなかっただけの可能性もあるので)。

KHFM

リクに視点が当てられた追加イベントがある。
1つは島が闇に飲まれた後の話。ホロウバスティオンに単身飛ばされてしまったリク。それをマレフィセントは遠くから見つめていた。
2つ目はアンセムに肉体を完全に支配された後の話。心だけ闇の世界に飛んだリクは、王様の声に導かれて立ち上がり、闇の扉を目指すことになる。
また、キングダムハーツの扉を閉める際に、ソラとリクの思い出が回想シーンとして追加された。

  • 残念ながらボイスなしである。HD版でも追加収録等はなかった。
    • もっとも、夢か現実かわからないような演出であるためあえてボイスなしにした可能性もある。

COM

突如ソラの前に現れ、ナミネの事で何度も対立してしまう……がこちらはヴィクセンが作ったニセモノである。


本物のリクはKHI後、王様とはぐれて光と闇の狭間で眠っていたところ、謎の声に導かれて忘却の城を訪れ、もう一人の主人公として探索することになる。

  • リクが眠っていた「光と闇の狭間」とは何なのか不明。ディズから渡されたカードによって忘却の城に移動したように見えるが、既に忘却の城にいたのがカードを受け取ったことで周りが見えるようになったようにも見える。
  • ヴィクセンはリクが城に現れた理由を、ソラとの感応によるものと考えていた。

謎の声はアンセムとして姿を現し、リクに闇の力を開放するよう挑発するが、思念を飛ばしてきた王様に助けられる。
まだ王様は遠くにいたため、再会を約束してリクは先に進むことになる。
しかし、自らの記憶の世界を巡って行くも、そこで出会う者はヴィランやハートレスのような闇の存在ばかり。
謎の声や記憶から生み出された幻のマレフィセントに、それはリクが故郷を捨て、リクの心に残っているのが闇だからだと指摘されるも、かつて闇にすがってしまった弱い自分を悔やみ、闇の力に頼るのを止め、闇の存在を倒して城を進むことで心の闇を克服すると決める。

  • KHIにて、マレフィセントからホロウバスティオンの城の一室を与えられていた事が判明。部屋には窓も何もなく、ずっといたら鬱になりそうである。
    • 謎の声に「友を捨てて得た物はこのちっぽけな部屋一つだったな」と皮肉を言われる。
    • KHIのコミックス版では牢に入れられているシーンがある。それよりはマシだがそれにしたって…。

ちなみに、ホロウバスティオンの次に手に入るワールドは、彼がKHIで登場した描写のあるワールドである。

しかし、アンセムや、ソラを利用しようとするマールーシャたちに対抗するためリクを利用することにした地下の機関員たちが、リクに闇を受け入れるよう何度もリクの前に現れる。
リクを闇に飲みこんだりソラに化けてリクを闇の存在として追い詰めたり、彼らの力に何度か挫けそうになるも、その度に王様の思念やナミネが力を貸してくれ、アンセムや機関員を退けて王様の言葉を信じて城の中を進んでいく。
そして、デスティニーアイランドでのナミネの助言を受けて最終的には闇を捨てるのではなく、心に闇を宿したままでも闇を恐れずに自分の力とする決意をする。

  • ナミネの助言とは、ゼクシオンが化けた幻のソラの光の力で消されかけたとき、カイリの姿を被ったナミネがかけた言葉で、「光にも闇にもリクは負けないから、光も闇も恐れないで。どちらもリクの力になる。心に闇を宿したままでも強大な闇に負けない勇気を持てば、他に恐れるものなど無く、闇は、闇の底や光の中で大切な友達のいる場所へリクを導く、リクだけのかけがえのない力になる」という様な内容。
    • 後のcodedでバグに侵されたデータ・リクの救出中、再びバグのような強い力に囚われることを恐れるデータ・リクに対して、「この先、どんなに強い力がリクをのみこもうとしてもリクが負けることなんてない。リクなら、どんなことも力にできる。」と、これと似たような意味合いの台詞をデータ・ソラが言っている。
      データ・ソラはKHI開始時点のソラと同じ記憶と人格を持って分岐したと言える存在であること、ナミネはここまでリクとの関係性は皆無であり(彼女と関係があったのは、記憶を弄ったとはいえあくまでもリク=レプリカの方であり、リク本人とはこの時が完全に初対面である)、いきなりそのようなことを断言できるものは全く存在しないことを踏まえて考えると、恐らく彼女はソラの記憶を元にしてソラが言いそうなことを代弁したのだろう。
      • そう考えるとこのシーンもまた、間接的にソラがリクを救った形と言えそうだ。
      • つまりカイリの姿でソラの言いそうな台詞を言ったことになるが…それはそれでナミネらしいかもしれない。

 
闇を受け入れる決意をしたことでリクの中のアンセムが力を増し、再び身体を操られそうになるが、今度は思念ではなく王様本体が現れ助けられる。
王様をリクのところまで導いたカードによって訪れたトワイライトタウンで、リクの前に現れたアンセムの一部はディズという謎の男が化けていたものだと明かされ、リクにナミネに会い、光と闇、どちらかを選ぶよう告げる。
ソラの記憶の修復を始めたナミネに会い、ソラの状況の説明を受けた後、現在は封じ込められていてもいずれ目覚めてリクを支配する、リクの心の中の闇に宿るアンセムを、ナミネの力であればリクの心に鍵をかけてアンセムをリクの心から出てこられないようにすることができると説明を受ける。しかし、それをするには記憶と共に心の闇を封じ込めるため、闇を思い出すことは無くなる(恐らくアンセムがリクに闇を植え付けたKHIのことを忘れる)ことになるため、心のカギに頼らずアンセムと戦うと告げた。

  • リク曰く「カイリのことを頼んでいたのにのんきに眠っているソラを、目が覚めたら怒鳴りつけるから、一緒に眠ったらかっこつかない」とのこと。
  • この時、リクがナミネに会った時、デスティニーアイランドのカイリの正体がナミネだったことに気づいたことが明かされる。

ナミネにソラのことを頼み、王様と出迎えたディズから渡されたカードを使って心の闇に潜むアンセムをこの世界に引きずり出し、アンセムとの決着をつけることになる。
共に戦おうとする王様を断り、自分が負けた時のことを頼もうとしたが何があっても助けると約束され、リクは王様の言葉を信じてアンセムに挑み、打ち倒した。アンセムの最後の力で闇に飲まれかけるも、約束通り助けに来た王様の力で脱出。
最後の戦いが終わり、王様に家に帰るのか聞かれるが、ほんのかすかにだがアンセムのにおいが残っているため、消えるまでは帰れない、自分はまだあいつの闇に囚われているのかもしれないと不安が残った。
しかし王様に、リクの闇はリクの光の様にリクのものであり、リクと一緒にいるうちに闇に対する考え方が変わったこと、光と闇の新しい可能性に繋がるリクの選んだ道の先にある物を自分も見てみたいと告げられ、リクと一緒に歩きたい、自分を「ミッキー」と呼ぶよう促された。

  • 以降はソラ・ドナルド・グーフィーの様にリクと王様の関係性が深まり、「王様」ではなく「ミッキー」と本名で呼ぶようになった。

 
最後はエンディングで現れたディズに光と闇どちらの道を歩むのか問われ、光と闇の中間の道を歩くと答えを出した。
ディスはこれに対し皮肉めいた独り言を呟いたが、リクはそれを否定して余裕を持って答えた
これは今後の彼のあり方を象徴するセリフといえる。

  • 以降のリクはDays時にソラを目覚めさせるために閉じ込めていた闇の力を使う→KHIIで闇の力の大半を失う→3Dで心に残っている闇を閉じ込めるのは止め、闇を喰らい光に溶かすと決意する。

上記のリクのニセモノ──「リク=レプリカ」とも対峙することになる。
リク編ではソラ編の裏側が描かれるが、リク=レプリカもソラの前に現れる前の、記憶の改変を受ける前にリクと戦っていたことが明かされる。
リクを利用する手始めとしてヴィクセンがリクと戦って研究用のデータを取り、そこからリクのレプリカを作り、リクにけしかけた。
リクはリク=レプリカを「自分のニセモノ」とするが、闇の力を受け入れたリク=レプリカからは「闇を恐れる怖がり」扱いされて戦いになり、リク=レプリカを倒して止めをさそうとするが逃げられる。

  • その後、リク編ではソラと戦わせるために無理やり偽の記憶を植え付けられられるリク=レプリカや、ソラやリク=レプリカの記憶を書き換えたことを悩むナミネの様子が描かれる。

 
トワイライトタウンではソラ編後、ゼクシオンの力を手に入れたリク=レプリカが現れ、リクに戦いを挑んでくる。
リクに倒され、体が滅んだ後の自分の心の行きつく先に想いを馳せる彼に、リクは「自分と同じ場所に行く」と答え、彼の消滅を見届けた。


エンディングでは機関のものと同じ黒コートを着ているが、この理由はKHIIでも語られず、長らく謎のままだった。

  • これについてはRe:COMで判明する。

本作では闇の気配のことを何故か「闇のにおい」と表現している。
余りに何度も「におい」発言をするのでファンから「においフェチ」とネタにされることも……。

  • 因みに本作以外は「闇のにおい」という言葉は一切出てこない。
  • カイリとナミネは同じ匂いがするらしく、アンセムからは闇の臭いがプンプンするとリクは言っていた。

ある意味当然ではあるが、リクはアンセムの臭いが嫌いだそうだ。


Daysアルティマニアにて、リクが忘却の城にいたのはDaysにおけるDAY25頃~DAY52の28日間であったことが明かされた。
王様とリクが闇の世界に取り残されたのがDAY16で、DAY25が「この頃」なので正確なタイミングは不明であるが、約一週間の間に王様とはぐれて狭間の世界に迷い込み、ソラから約一日遅れで城に導かれ、ソラがマールーシャを倒した後の3日間の間に記憶のデスティニーアイランドでゼクシオンと戦い、トワイライトタウンでディズやリク=レプリカ、ナミネに会い、アンセムを倒して王様と城を後にしたということになる。


ソラと同様にプレイヤーキャラとして使用できるが、ソラに比べるとジャンプが高く、移動速度も速い。攻撃速度も若干速かったりと、あらゆる点でソラに勝っている。
設定上もそうだが、リク編はデッキが固定される分人によっては難易度が高く感じるので、仕様上での配慮かもしれない。
前作での変身はDモードとして条件さえ満たせば任意で発動できる。Dモード中はなぜか移動速度やジャンプ力などの移動能力が下がる。

  • ただし、回避距離が向上し、ジャンプ二段目で敵の頭上にワープできたりするので一概に弱体化したとはいえない。

Re:COM

レクセウスとの戦闘後のイベントが大幅に変更されている。
レクセウスにとどめを刺そうとするリクだったが反撃を喰らい天井まで吹っ飛ばされ、そのまま気絶して地面に落下する。
しかし体から闇の霧が立ち上り、起き上がると同時にレクセウスを一瞬で切り捨て消滅させていた。
この時リクの体を操ったのは本物の闇の探求者アンセムであり、間一髪のところで現れた王様によって乗っ取られそうになったところを守られた。
また、COMではイベントのみだったゼクシオンとの戦闘が追加された。

KHIのシークレットムービーやCOMのエンディングでリクと王様が黒コートを着ていた理由がようやく明らかに。
闇から身を守り機関を欺くためディズから渡されたものだったと判明した。
 
スタッフロールでは王様とホロウバスティオンの渓谷を歩くシーンがあり、その場でうずくまるリクを見て王様が心配している。
他にもソラの眠るポッドを見つめるナミネとディズの元に、黒コートを着たリクが現れるというシーンがある。

  • アルティマニアのインタビューによると、画面上では確認できないがこの時点で既に目隠しをしているそうである。
    • 直接は確認できないが、よく見ると目隠しの紐の端が画面内に見えている。
  • 一瞬なので分かりにくいが、この時の彼は既にDaysでシオンと遭遇した頃と同じ成長後の姿をしている。王様に心配されていたシーンはまだ成長前の姿であることから、この二つのシーンはだいぶ間が開いているようだ。
    • Daysアルティマニアからリクたちが忘却の城から去ったのがDAY52、リクがナミネ達の前に現れたのがDaysでリクとナミネがソラについて話をしたDAY255頃とすると、約200日後ということになる。

リク編限定のシステムとして、デュエルスピードブレイクが追加された。
特にデュエルは固定デッキのデメリットを帳消しにする位強力なシステムである。
また、Re:COMではソラ編とリク編でギミックカードの出現確率が異なることが多いが、その場合必ずリク編の方が出現しにくい。


通常時の回避移動がオリジナル版ではステップだったのに対し、ドッジロールの応用版のような動きになっている。

  • ドッジロールをした後に左腕の力を使って飛び上がるように起き上がる。
    • あれだけムッキムキな腕だからこその芸当だろう。

ただしDモード時の動作はステップのまま。


まったくの余談だが本作のタイトル時にリクの服が前後ろ反対になっているミスがある。
慌てて着てまちがえた…わけではなくがっつり作者のミスである(詳しくはここへ)。

KHII

物語開始時点でアンセムの姿になっている。この姿のリク(通称アンセムリク)は、KHIIにおける「謎の男」ポジション。
XIII機関から逃亡していたロクサスとの戦闘の後、闇の世界で戦うには闇に身を染める必要があると考え、ソラを目覚めさせる代わりに自分は闇の住人になるという決意を固めた。

  • この姿になった詳細はDaysの項にて後述する。

フードで顔を隠し、「アンセム」として動く。ディズが作った仮想のトワイライトタウンにたびたび現れ、ロクサスと接触した。ロクサスたちを海に行かせないためにマニーを盗んだが、これはディズ曰く海を作ると敵の侵入経路が増えるためである。
ロクサス編の終盤では、武器を出してロクサスを奪還しようとするダスクと戦っている。
 
5日目のディズとの会話から、ナミネの記憶操作は彼にも及んでおり、ソラに関する記憶が欠けていたらしい。
この時ディズに「君の名前を教えてくれないか」と問われ、「アンセムだ」と答えている。

  • 本家本元の「アンセム」であるディズにとっては「それは自分の台詞」だろう。
    その答えを聞いたディズは笑い出し、小説版では「冗談にしか思えない答え」と思っている。
  • 3Dのラストはこの場面を踏まえ、データ・ディズの同じ質問に対し「リクだ」と答えるものとなっている。

ディズと別れた後は 、一時的に闇の世界に入ったソラたちの前に現れ、次に進むワールドへのヒントとなるアイテムを残して去り、ノーバディに襲われていたカイリとプルートには闇の回廊を開きトワイライトタウンへ導くなど、ソラやカイリを助けるように行動する。
ザ・ランド・オブ・ドラゴンでは、大型ハートレスが現れることを皇帝に伝えるため王宮を訪れており、その際シャン隊長を簡単に負かしている。
また、ソラ達とも一度そこで会うが、自分の正体は明かさず、ソラと軽く一戦を交えて再び姿を消した。

  • おかげでリクだと思って追いかけたらシグバールだった、ということが起きてしまった。
  • 漫画版ではこの時、シャン隊長にソラに渡すようにとパオプの実を預けている。お前それで本当に自分の正体誤魔化す気あったんか…?
    • 案の定、ソラはそれによって直前に擦れ違った黒コートの男がリクであると確信してすぐさま追いかけた。結局追いつけなかったが。

終盤でソラとカイリの両名と再会し、正体がばれてしまうが、賢者アンセムが作成したキングダムハーツを取り込む装置が爆発し、この時の衝撃でリクは元の姿に戻ることができた。

  • 同時に闇の力が薄れ闇の回廊を開けなくなった。
    王様は「もう闇の世界の住人じゃなくなったからだ」と言っている。
  • 元の姿に戻った直後に「存在の証」へ戻りリクと会話すると、「心配がひとつ減った。これでXIII機関に間違えられずにすむからな」と発言している。気にしていたのだろうか……。
    • ちなみにこの時グーフィーに話しかけると「KHI(ホロウバスティオン)の時のリクは冷たかったが、今のリクはソラの親友だとわかる」といった趣旨の話を聞くことができる。

その後はパーティーに加わり、ソラと二人で復活したゼムナスに挑み勝利するが、自分も深手を負い、光の世界に戻ることを諦めてしまう。
ソラに「闇の世界に長く居すぎたからそんな思考になるんだ」と一喝され、ソラの肩を借りながら進むも、辿りついたのは闇の海岸。
もはや光の世界に帰る術は無いと悟った二人は、光の世界はもう大丈夫だからと静かに闇に溶けることを受け入れた。

  • この時ソラに対し「自分はソラより何でも上だと思っていた」と胸の内を明かす。しかし一方で、「心のままに生きるソラのことが羨ましかった」とも告白している。これに対し、ソラも同じく「ずっとリクのようになりたかった」と明かすが、リクは「たしかに俺になれたらとても良いことがあるな」「ソラの友達でいられる」と返している。ニクい。

しかし、海岸に流れ着いたカイリの手紙を読んだ時、光の扉が現れ、二人はデスティニーアイランドに帰り、カイリや王様たちと再会することができた。


基本的にソウルイーターを使用して戦うが、KHIで拒まれたキーブレードに、今作で再び選ばれていたことが判明する。
ザ・ランド・オブ・ドラゴンではソラにXIII機関と間違われ戦闘になるが、その場からあまり動かずダッシュ斬りやダークファイガで周りのハートレスを次々と蹴散らし、ソラからどんな攻撃を受けても怯まないという余裕を見せている。

さらに存在しなかった世界ではカイリとナミネの行く手を阻むサイクスに攻撃を仕掛けるも、サイクスは戦おうとせず闇の回廊を開いて退却しており、残念ながら作中でアンセム姿のリクと共闘できる場面こそないものの、戦闘能力はかなり高い部類だと思われる。

  • 作中ではあまり見られない激高したようなリクの様子に加え、本作のサイクスはソラに対してリクのことを知っているような意味深なセリフを言い放ったり、プレイヤーがサイクス戦の直前にリクに話しかけると「サイクスの気配がする」といった発言をする辺り、二人の間に何か因縁があったのでは?と勘繰るプレイヤーもいたが、その後の作品ではリクとサイクスの間にそういった描写が追加されるということはなかった。
    • ちなみにルクソード戦の直前に話しかけると「XIII機関の中には戦いをゲームのように楽しむ者がいるらしい」というような発言があり、Daysではリクが独自にXIII機関の動向を探っていたという設定が加えられた。サイクスは機関の副官としてリクの情報をいくらか仕入れており、リクも独自にXIII機関のことを調べていたことで、互いの存在を知っていたのかもしれない。

サイクスの前に姿を現した時はソウルイーターではなくウェイトゥザドーンを装備しているが、いつ変化したのかは不明。元の姿に戻ってからは存在しなかった世界固有の仲間キャラクターとしパーティーに参加するが、その際の武器もウェイトゥザドーンとなっている。
リクは長らく使用してきた相棒ともいえる「ソウルイーター」に愛着を持っていたため、ウェイトゥザドーンに変化した後もそう呼び続けている。
 
ハートレスの大群を相手にカイリと共闘するシーンもある。戦闘に慣れていないカイリを守りながらの立ち回りは難しかったのか、シャドウに攻撃をかわされており、苦戦している様子を別場所から見ていた王様は心配していたが、賢者アンセムは「ソラとリクの二人が揃っているので我々の出る幕はない」と言っていた。
彼の言う通り、ソラたちがシグバールを撃破し、彼らのもとに辿り着く頃には全滅させている。
また、この際カイリに別のキーブレードを渡しているが、これもどこで入手したのかは明かされていない。


アンセムの姿では口調はリクだが声は闇の探求者アンセムと同じである。
しかしリクの声も使い分けることができるらしく、ソラにこれ以上正体を隠しきれないと悟った後はリクの時の声で話している。器用だが違和感が尋常じゃない。

行方が分からず心配していたソラたちに無事だと明かさなかった理由は「こんな姿で会いたくなかった」から。

  • 目の前の人物がリクであると気づいたソラが涙を流したとき、彼に握られている手とは逆の手を握りしめている。どうしても気づかれたくなかったようだ。
  • 自分が大嫌いなおっさんの姿になっちゃったんだから仕方がないと言えば仕方がない。

過去のロクサスとの戦闘時や姿が戻ったときに黒い目隠しをしているが、これは自分を騙したかったが目は嘘を付けなかったからと本人が語っている。

  • でもきっちり戦闘は行えている。あの目隠しの構造は一体どうなっているのやら。
  • 心の目で見る……ってやつ?
    • の割には、Daysでシオンの顔を確認するとき目隠しをずらして見ている。
  • ちなみにこの目隠し、よく見ると結び目が真後ろではない。

また、元の姿は前作より髪がかなり長くなっており、特に鼻に着くほど伸ばしっぱなしの前髪で目が良く見えない(一部のファンから「すだれ」呼ばわりされるほど)。これも目隠しに関連するのだろうが、いくらなんでも長すぎである。
 
元の姿に戻るまでは黒コートを着ていたが、戻ってからはソラに言われて目隠しを取り、コートを脱ぎ捨てる。
中の服装は黒いノースリーブでダブルファスナーのベスト(少しヘソ出し)の上に同じくノースリーブで襟が黄色で紺と黄色のラインが入った白い上着を着ている。ズボンは青色の長ズボン。ベルトは黒く銀色の装飾が付いている。靴は白と黒色で黄色い紐である。左手には白いロングリストバンドをしている。世界の奇跡は新しい服をも用意する。ファンタジー万歳。

  • いやまあ普通に買って中に着ていただけだとは思うが。(ロクサスの私服やナミネの服は割と本当にファンタジー万歳であるが)

仲間になった際、戦闘時以外は左手の親指をズボンのポケットに入れており、走る時も入れたままで左腕は振らずに走る。左腕にだけグルグルと巻かれた白いリストバンドも相まって負傷しているようにも見えるが、本当に怪我しているのか、ビジュアル面での都合なのか、リクのかっこつけなのかは不明。また、この時のみ戦闘の際の左手の向きがこれまでのものと異なり、手のひらを下に向けている。

  • ロクサスを捕らえる際に左腕で攻撃を受けていたので、リストバンドの下は本当に負傷していたのかもしれない。戦闘時に左の手のひらを上に向けない構えも負傷ゆえ?
    • 3Dでは16歳時姿での戦闘シーンが無いため確認できないが(15歳の姿の時の手は上向き)、KHIIIまで左手を覆うものは無くならず、構えの左手は下に向けたままとなっている。
  • イベントシーンを見る限りでは、動きに支障は無いように見える。人は怪我が治った後も無意識に患部を庇ってしまうことがあるので、これもそういうことなのかもしれない。

上記の通り存在しなかった世界ではパーティーキャラとして加入する事になるが、その性能は最終盤で加わるキャラに相応しい高さである。具体的には、アクションアビリティが攻撃防御回復と三拍子揃っていたり、サポートアビリティもリーヴ2種MPヘイスガ等優秀なものが揃っている為、グーフィーにも劣らない非常に高い耐久力を誇る。連携技のエターナルセッションも非常に強力である。

  • 高難易度でプレイしている際は特に、彼のキュアポーションで何度もピンチを救われたソラも多いのではないだろうか。

余談だが、下記の最終戦ではリクはプレイヤー操作時等(拘束攻撃全方位ショットを受けた時)を除き絶対に気絶しない(HPが0にならない)仕様ではあるのだが、その他における通常の戦闘でも上記のタフさと相まってHPが底を尽きる事はそうそう無いと思われる。
HPが0になった時のセリフを聞いたことがなかったり、彼の気絶姿を見たことがないというプレイヤーも多いのではないだろうか。

  • ちなみに気絶している時は他キャラとは違い、へたり込んだり膝をついたりするのではなく、なんと「立った状態で項垂れる」というものである。
    • そしてセリフはどんなものなのかというと、「カイリ…」と小さく呟くというもの。中々意味深なセリフだが、上記の理由によりリクは倒されにくい為、かなり貴重なセリフであると言える。

本作のラストバトルのゼムナスとの連戦は、途中からソラとリクだけで戦うことになる。
ゼムナス(ドラゴン)ではソラと二人で乗り物に乗って戦うが、リクは乗り物の操縦(移動とレーザーとドレイン)を担当し、ソラと共にキーブレードを構えての射撃も行う。
 
最終戦では、ゼムナスの攻撃によってソラが捕らわれた場合、一時的に彼を操作することになる。
この時はゼムナスがめっちゃ攻撃してくる上に、リクの攻撃ではゼムナスにダメージを与えられず、ソラのHPもどんどん減っていくので、リクを操作して戦い続けても特にメリットは無く、ソラの救出を果たすこと以外は特に何かが出来るわけではない。


幼い頃、ソラに「サンタなんていない宣言」を吹き込んでいたことが判明。その光景が目に浮かぶようである。

  • 当のサンタクロースはこのことをばっちり把握しており、ソラは「リクに自分がちゃんといることを伝えるように」と頼まれた。

KHIIFM

トワイライトタウンでソラたちが乗った列車をナミネ、アクセルと共に見送るイベントが追加。
ナミネとアクセルを始末するように命令されていたリクであったが、忘却の城でソラもリクも彼らに助けられた借りがあるということで二人を逃がした。
 
また、鎧を着たゼムナスとの2度目の戦闘の前に「ナミネにお礼を言えなかった」と呟くソラに「終わらせればいつでも何度でも会える」と助言している。
   
終盤の回想シーンでロクサスとの戦いが最後まで描かれている。このイベントはDaysでも使用された。  
ロクサスとの戦いに一度は敗れるものの、彼を連れていきソラを目覚めさせるため、闇の力を解放したリクは闇の探求者アンセムの姿となる。
背後にはアンセムと同じように怪物を従え、一瞬で間合いを詰めてロクサスに掴みかかり気絶させた。

  • ちなみにロクサス戦以降、背後の怪物を使う場面は全く見られない。仕方なく使ったのだろうか?
  • 闇の力を使いすぎたらアンセムに心まで乗っ取られるから……とか?
    • この時、アンセムに姿が変わったからか、XIII機関やロクサスからはリクが倒されたと誤認されるようになる。
  • 一瞬で間合いを詰めた様に見えるがよく見るとロクサスの位置や向きまで変わっている。Days終盤のロクサスはKHIIでソラと闘う時と同じ実力のはずなので、アンセムの闇の力の強大さが窺える。

各ワールドの仲間の中で唯一本作の裏ボス戦に参加できる(ゼムナス・再現データ2戦目)。
再現データをやり込むならリクの分の装備品も準備しておくといいだろう。

また、本編ラストバトルに勝利するとソラ共々ボーナスを獲得するようになった為、オリジナル版ではHPが初期値(100)のままだったが、これによりHPの最大値が125に増えた。

  • プラウド以下では僅かにソラの120を上回り、全パーティーキャラ中最多量になった。クリティカルではソラのHPは60までしか上がらない為、実に2倍強もの差が付いている。

Days

黒コートを着用した「偽機関員」として登場。
偽機関員討伐の命を受けたシオンと戦い退けるが、後に彼女の良き理解者となり、シオンに自分の身の置き方を考える猶予を与え、その後ナミネの元に導いた。
ロクサスの夢の中にも、過去のリクが何度か登場した。


Daysの最終日(DAY358)、ソラを目覚めさせるにはロクサスが必要であり、彼を捕らえるためにラストボスとして主人公ロクサスと激戦を繰り広げることになる。

  • エネミーレポートだと「闇の戦士」と書かれている。間違っているわけではないし、KHシリーズでは闇は完全に悪いものと言うわけではないが、XIII機関に言われると何か釈然としないものを感じる。
  • この戦闘の際、ロクサスから過ぎ去りし思い出を投げ渡されて使用する。KHIで一度拒まれはしたものの、キーブレード使いとしての資格そのものは失っていなかったことが分かる。
    • 一応既にウェイトゥザドーンを手に入れていた可能性はあるが、どちらにせよ資格あってこそである。

闇の力を解放しないと勝てないと悟ったリクは、自分が自分でなくなっても構わないと決意し、闇の力に身を任せてアンセムの姿になり、ロクサスを倒す。

  • ロクサスとの戦いで闇の力を解放したのは、強制的に連れて帰るためだけでなく、過ぎ去りし思い出に混じり込んでいたシオンの「無謀な行動を起こすロクサスを止めてほしい」という願いもあった。
  • リクは初めはロクサスがソラのノーバディというディズの話に半信半疑だったが、ソラによく使う呼びかけでロクサスがソラと同じ反応を返したため、確信した。
  • 因みに漫画版ではこの時、ロクサスに向かって「許してくれ」と口にしている。

本作のラスボスであるが、実質のラスボスは直前に戦うシオンであり、リク戦はイベントバトルみたいなものである。お陰で「シリーズ最弱のラスボス」との呼び声も高い……。

  • 「ノーダメで倒せるボス」ともいわれる。しかしこれは、闇の力を解放したリクがいかに強いかを物語っているようにも思える(元が弱いだけだと言われればそれまでだが)。
  • ラストバトルでは上記の通り過ぎ去りし思い出の方はリクに渡るため、ロクサスの武器が強制的に約束のお守り一刀になる。ムービー仕様になっている二刀流のまま襲われたら、大変なことになっていただろう……。
  • 実はストーリー攻略時には直前のシオン戦からパネルを組み替えることができない(一度EDを迎えたあとのホログラムミッションでは可能)。
    つまり事実上の連戦となるため、強敵であるシオンに続いてリクまで強くしてしまうと難易度が高くなりすぎるというゲームバランス上の事情もあったものと思われる。
    しかも武器が強制的に変えられてしまう(=コンボが変わる)というおまけ付き。
    • ……もっとも、後の3Dではこんなレベルではない地獄の連戦を強いられることになるのだが。

しかし人気のシークレットムービーの再現バトルであるし、結末が分かっていただけに燃えたという声も多く、ファンからは評価が高いバトルである。


実はロクサスと戦う数日前に王様と会っている。

  • KHIIでの王様の発言から推定すると、COMの後はしばらく一緒に行動していたものの、自分の中の闇(とアンセム)と向き合うためにかなり早い段階で王様と離れて単独行動を始めていた様子。
  • Re:COMのスタッフロールのカットシーンでは既に大きく成長した後の姿をしていることや、DAY149にビーストキャッスルでシオンと戦った後、DAY245以降(アルティマニアによるとDAY255頃)になってようやくナミネからシオンの話を聞いている(この時のナミネの「また会えたね」という発言から、彼らが長期間一切顔を合わせていなかったことがわかる)ことから、それまでの間はディズやナミネともまったく会っていなかったことが窺い知れる。
    • 上記のことを踏まえ、COM終盤でナミネに忘却の城でソラの記憶のことを頼み、エンディングでディズに「夜明けの道」の答えを返して以降は、Re:COMでのカットシーンまで、ディズともナミネともまったく顔を合わせていなかったのだろう。
      • つまり、単純計算でどんなに短くても約3カ月半以上、長くて約7カ月は完全に単独行動をしていた計算になる。その間はずっと自身の抱える闇(とアンセム)ともたった一人で向き合っていたことになるわけで、考えるだけで気が滅入りそうだ。
      • KHIIラストバトルの後にソラにも言われたような後ろ向きな思考になるのも、ある意味納得である。
    • 裏アンセムレポートの記述なども踏まえて考えると、ソラの記憶の修復のためにナミネやディズと明確に協力することにしたのは恐らくこの頃からと思われる。それまでは独自に機関のことを探っていたようだ。

フードを外すとアンセムの姿だったため王様はキーブレードを構え戦闘態勢に入るが、リクは目隠しをつけることにより元の姿に戻る。
この時はまだアンセムの力を制御できていたが、ロクサスと戦うことによりこの先どうなるか分からず、負けてしまうかもしれないと伝え、ソラ、ドナルド、グーフィーが目覚めたら自分の代わりに彼らに助言するように頼む。
そしてソラに自分の今の姿を知られたくないため、ソラに聞かれても黙っていてほしいと王様と約束した。

  • 王様に自分と離れた後に何をしていたのかを聞かれた際だけは何故か敬語を使っている。

ビーストキャッスルでシオンと戦った時は既に身長、髪と共に成長しているが、忘却の城を出て(DAY52)、シオンの前に現れたDAY149までの間のわずか98日間(約三ヶ月)で急成長したことになる。成長期だったのだろうか。

  • さぞかし成長痛に悩まされたことだろう。

シオンと再会したのはデスティニーアイランド、つまり里帰りをしていたことになる。
COMのセリフから、流石に家に帰ったりはしていないと思うが。


ミッションモードでは隠しキャラクターとして使用できる。
全キャラクター中唯一属性がない。
ステータスは魔力が低めだが、それ以外は総じて平均以上。攻撃の挙動は地上コンボからそのまま空中コンボに繋がるものがあり、絶え間なく攻撃を仕掛けていける。攻撃の出も速い方なので、(もはや化け物級のレクセウスやサイクスを除けば)かなり優秀な性能を誇る。
リミットブレイクは「ダークストローム」。


ロクサス達の前に敵として現れるのは、偽機関員の時とラストボスとしての計二回。
ミッションにて偽機関員として登場する時は、攻撃はしてこないがガードや回避アクションでこちらを翻弄してくる。詳しくは偽機関員の項目を参照。
そして上記にもある通り、本作のラスボスとしてロクサス及びプレイヤーの前に立ちはだかる。武器はムービー等でも分かるように過ぎ去りし思い出を使う。彼とのバトルの際、ストーリーモードではロクサスの装備が二刀流から約束のお守りに強制変更される。
移動スピードはそこまで速くはなく、ロクサスの周囲を走り回るように移動する。時々こちらの攻撃をダークシールドでガードしてくるが、ガードの最中に攻撃を加えるとカウンターで反撃される。また、暗闇効果のあるダークファイガやワープを交えての突進を繰り返した後に地面にキーブレードを突き立てて衝撃波を起こすダークオーラを使ってくる。
残りHPが少なくなってくると過ぎ去りし思い出に青白い光を纏わせて戦闘力を強化し、こちらの攻撃に一切怯まなくなるので、攻撃後などの隙を突いて攻めていく必要がある。

  • 約束のお守りは怯み属性を持った技が多く、上手く当て続けることで形態変化までハメ続けることも可能。
    更に、上記の通りストーリー時はシオン戦からの連戦となるのだが、実はシオン戦で発動していた武器アビリティは武器が約束のお守りに変わってもそのまま発動している。
    そのためライブリーパワーで全ての攻撃に怯み属性を付与すると形態変化すら許さずに完封できてしまう
    ただし前座のシオン戦では死にアビリティとなることに要注意。
    • 序盤の木の棒を使うミッションでも同様にアビリティが消えないので、そこからの連想で気付いたプレイヤーもいたかもしれない。

アンチリク

ミッションモードでリクの代わりに登場する敵。全身が真っ黒。同じような存在であるアンチサイクスはハートレスのように目が黄色く光っているが、こちらはコート姿の上に目隠しもしているので完全に全身が真っ黒。

行動パターン及び倒し方はラスボスとして登場するリクと変わらないが、いかんせんHPが高い上に硬い。倒すのにかなり時間がかかるのは多人数プレイでもしない限り避けられない。


ソロプレイで倒すときはおすすめはサイクスか(リミットブレイク前提で)レクセウス。
前者はクリティカル威力が非常に高く、後者は純粋に攻撃力が高い。

BbS

10年前の姿で登場。自らの心の光で、無意識の内にテラをデスティニーアイランドに呼び寄せた。
この頃から外の世界に強い憧れを持っており、昔ここから外の世界に行った子がいたことも知っていたため、テラが他の世界から来たことを見抜いた。秩序とはいったい…。

  • この時、テラには青年ゼアノート、次に16歳のリクの姿の幻が見えていた。
    ただし、ディレクター曰く「単なる演出」とのこと。しかし、この演出から「マスター・ゼアノートとリクが血縁」という説が出てしまった。たしかに、KHIのリクの好奇心旺盛な様子はゼアノートと通じるものがあるが。

テラに「強くなって大事なものを守りたい」と自分が外の世界に行きたい理由を話し、テラは彼がのちのキーブレードの勇者になると考えた。
テラは、資格があればいずれキーブレードに選ばれて外の大きな世界に出られることを教え、自分の下にたどり着いた時は本当の広い世界と愛する者を守る力を教えると約束し、リクに継承の儀式を行った。これがリクがキーブレードを使える理由である。

  • 因みにテラとの会話の内容は「魔法が解けてしまうから」誰にも話してはいけないとの約束であるとのこと。テラにしては妙にロマンチックな発言である。アクアの影響だろうか?
    実際ソラにどんなにねだられても内緒にしていた。
  • ディレクターはこの出来事について、「テラとの約束通り誰にも話していないだけで、実はずっと覚えているのかもしれない」と語っている。実際覚えていたことが3Dで明らかになった。

 
この頃のリクは、「昔ここから旅立った子のように強くなりたい」と、知らず知らずにゼアノートに憧れていたようだ。


後に会ったアクアは、「この子は純粋すぎる。まるでテラ」と評している。

  • BbSのテラとKHIのリクはこういう所が似ているのかもしれない。

テラ編のキャラクター辞典ではソラを心から大事に思っていると書かれてあり、リクが一番守りたいのはソラだった事が分かる。本当に何故KHIであんなことになってしまったのか……。

  • リクといいテラといいつくづく心の闇の恐ろしさを思い知らされる。

EDではソラに対して、「この世界の何処かで悲しんでいる人」の話を心の中で聞いてあげるように提案。
間接的にヴェントゥスの心を救った。

  • この時のリクのセリフはやけに詩的。子供の頃からそんなことを考えていたのだろうか。
    「リクの言う事は たまに難しくてわからない」というソラの言葉は、ソラの理解力が足りないというより、リクの言い回しの問題じゃないんだろうか。
  • おそらく、その両方であろう。

coded

COMのエピローグの様に黒コートを着た姿で登場するが、本人ではなくデータ・リク
本人曰く「ジミニーメモそのものと言える」存在であるが、性格自体はリク本人と同じ。

  • ジミニーメモのデータがデータ・リク内にバックアップされたような状態になっている模様。

 
リク本人はエピローグでソラ、カイリと共に王様からの手紙を読む姿が見られる。


物語の終盤で、データ・リクはデータ・ソラから「リクはさ、何でも1人でがんばろうとしすぎなんだよ」とKHIIのリクと同じようなことを言われている。
このソラは本人ではないがデスティニーアイランドで過ごしていたソラから派生した存在で、当時のソラの記憶を持っているので、デスティニーアイランドにいた頃からリク本人はソラの世話を焼いているつもりが、逆に心配されていたこともあったようだ。


メモの奥に眠っていた記録から、デスティニーアイランドが闇に飲まれる直前に茶色ローブの男と接触していたことが明かされた。

  • つまり、この時から既にアンセムに取り憑かれていたということになる。

3D

今作ではソラと共にW主人公を務める。

  • KHIIで無駄に長かった髪をバッサリ切っている。codedで手紙が届いた時にはまだ長かったのでその後に切ったと思われる。

ソラと共にイェン・シッドから呼び出しを受け、マスター・ゼアノートに関する説明を受ける。
そして彼の脅威に対抗するため二人のマスター承認試験が催されることを知らされる。リクは「闇の道を歩んできた自分が本当にキーブレードにふさわしいのか見極めたい」との思いから、試験を受けることを決意する。
その具体的な試験内容とは、眠りに閉ざされた世界に潜り、7つの眠りの鍵穴を解放し、元の世界に帰還することであった。

  • 眠りに閉ざされた世界でソラとリクがKHIの頃の姿に戻っているが、これは夢の世界の入口が世界が闇に飲まれる瞬間にしか開かないのでその時点まで時間を戻しているため。
  • 今作から、キーブレードを呼び出す音が専用のものになった。ソラがジャキーンだとするならば、ギュルギュルギュルリーンって感じの音。表現しづらいが。

二人でデスティニーアイランドを出発し、イカダに乗って海へと漕ぎ出すものの、そこに嵐がやってくる。また、荒れた海の中からアースラの幻影が出現。
戦いの後、二人は嵐の海へと投げ出され、そこから眠りに閉ざされた世界へと旅立って行った。
だが、何故か夢の世界で二人は離れ離れになり、服装も変わっていた。
最初に降り立ったトラヴァースタウンで出会ったヨシュアから、世界が二つに分かれてしまったこと、ソラは恐らくもう一つの世界にいることを教えられる。
また探索を続けているうちに、謎の青年から何故ここに居るのかを問われ、ここに居るのが無意識のことならば、何も出来ないまま目覚めぬ眠りの中を永久に彷徨うことになると言われる。
謎が深まるばかりであったが、とにかく試験を進めていく。


試験を通じてリクは改めて心の闇について考えさせられることになり、またソラとの友情が自分にとって如何に大切であるか再認識することになる。

  • リクの成長ぶりは、自身の黒歴史について謎の青年に皮肉られても余裕でかえす程である。物語当初は「アンセムはお前の親友だからな」「まだ闇を恐れているんだな」と揶揄した青年をして、「お前の力は思った以上だ」「お前の心は闇に対する耐性が出来た」と認めさせた。

再訪したトラヴァースタウンでは、ヨシュアから「二つの世界は単純な並行世界ではない」と言われ、二つは同じようで全く違う世界であり、一つ思い当たるとすればそれは夢であり、もし夢ならば現実だと信じ込ませようとしてウソを吐くから気をつけろ、と忠告を受ける。

  • この真相は物語の終盤で明らかになる。

7つの鍵穴を解放したものの、何故か不思議な塔には戻らず、存在しなかった世界へたどり着いた。疑問に思いながらも進むと、そこには悪夢に囚われたソラがいた。
必死に呼びかけ、ナイトメアを倒しても、ソラは一向に目を覚まさない。

  • 本当はソラはこの時目を覚ましかけていたのだが、アンセムの妨害を受けたのである。
  • この時球体に包まれているソラは、ディレクター曰く「実体ではない」そうだ。
    • まだ夢の中と言えばそうなのだから、全員実体じゃないとも言える。

そしてアンセムから、自分はずっとソラの夢の中を旅していて、ソラを悪夢から守るスピリットとしての役割を果たしてきたこと、しかし結局はソラを守りきれなかったことを告げられ、守れなかったのは闇を受け入れないからだと指摘される。

  • 物語の冒頭において、茶ローブ姿のアンセムを目撃してとっさに異変を察知し、ソラの夢へダイブしたらしい。
    リクが旅していたのは正確には眠りに閉ざされた世界ではなく、ソラの夢の世界ということになる。
  • リクの服にスピリットの模様が入っていたのはこのため。リクのリンクスタイルがスピリットとの融合であったのも、リク自身がスピリット扱いであったからである。背中のスピリットマークは自然に付いたものであり、最初からネタバレ要素を含んでいたため、いつバレるんだろうとヒヤヒヤしていたとディレクターは語っていた。
  • ちなみに、この直前のアンチブラックコート戦に於いて既にリクは「お前が悪夢なら俺が喰らってやる」と発言している。アンセムに指摘されるまで気づいていなかったらしいとはいえ、無意識に自分がそういうものだと理解していたのだろうか。

それに対してまだ終わりではないと答え、闇を否定するのではなく、光に溶かして自身の力にしてみせると宣言。アンセムを退けてソラの悪夢から目覚め、現実世界へ戻る。

  • 因みにアンセムを見ていると何故か秘密の約束を思い出すらしい。ここの会話で、小さい頃から憧れていたとはいえ、KHIでリクがデスティニーアイランドの扉を開けてまで外の世界に出ようとしたのは、やはりテラとの約束があったためであることが判明した。なぜ思い出すのかは言わずもがな。
  • ソラの悪夢は消え去り、7つの鍵穴を既に開いていたので現実の世界に戻るが、ソラは心そのものが眠りについてしまったため目覚めずにいた。

無事ソラを発見し、助けようとするも、謎の青年の妨害を受ける。
そして彼からXIII機関の真の目的はメンバー全員をゼアノートの器にすること、ソラは器の候補であること、青年の正体は過去から来たゼアノートであることを知らされる。

  • 当初彼等はリクを器にする予定だったが、リクが闇への耐性を持ってしまったため断念。次にロクサスに目をつけるものの、自我を持ってソラの元へと還ってしまったために、ソラが選ばれることになった。
    • (守護者側から見たら大問題だが)ゼアノート側から見た場合、ソラを選ぶ理由が単純な性格故騙しやすいことくらいしか思い当たらないので、苦渋の選択だったと思われる。

王様の乱入で有利になったかと思いきや、ストップガンで時が止まっているにもかかわらず青年ゼアノートが動き出し、彼と戦いになる。
そして終にマスター・ゼアノートが復活し、ソラの身体が奪われそうになるものの、リアの乱入により事なきを得る。アンセムの操る闇の怪物によって再び窮地に陥るが、今度はドナルドとグーフィーのお陰で救われる。何とかゼアノートの魔の手から逃れ、不思議な塔に帰還することが出来た。


眠ってしまったソラの心を起こすため、再びソラの夢の中へとダイブすることを志願。

闇に覆われたソラの夢の深淵にたどり着くと、突然襲ってきた謎の鎧を退ける。
鎧が砕けてソラが現れるが、そのままソラは闇に沈んでしまう。その時、ソラのキーブレードの闇が解け、それを使って現れた眠りの鍵穴を解放した。 
目を開けると何故かデスティニーアイランドの景色が広がっていた。そこでロクサス、ロクサスそっくりの少年見知らぬ少女が現れては消え、それぞれから「何をそんなに恐れているの?」「君にとって一番大切なものって 何?」「リクは何がしたい?」と質問を受ける。

  • KHIチュートリアル、精神世界のデスティニーアイランドのティーダ、ワッカ、セルフィの質問のオマージュである。
  • 因みに、この質問に正しく答えることがシークレットムービーの解放条件となっている。正解はそれぞれ「大切なものを失うのが」「大切な親友だ」「大切なものを取り戻したい」である。要はソラについて答えれば良い。

再び目を開けると、海からビンが流れてくる。

  • こちらはKHIIのオマージュ。

そして、後ろから歩いてきた賢者アンセムと再会した。
彼からソラに繋がる者達のデータを受け取り、ソラが無事目覚めたことを知って、現実世界へと還って行った。

  • 去り際に彼から「そうだ 君の名前をまだ聞いていなかったな」と問われ、ハッと気づいたような様子の後、「リクだ」と笑顔で答えた。KHIIのロクサス編のオマージュである。
  • アルティマニアによると、彼のジョークのようなものであるとのこと。リクが「自分は自分」と宣言出来るようになったのも、彼の成長の象徴であるらしい。

 
イェン・シッドにソラを見事に連れ戻した功績を認められ、晴れてキーブレードマスターとして承認された。

  • 彼の終盤における活躍ぶり・成長ぶりとこの結果から、発売直後からファンの間では本作の真主人公はリクであるとの見方が多かった。
    実際アルティマニアにおいて、ディレクターが「本作の真の主人公はリク」と明言した。本作では、リクは以前のように闇を自分の中に閉じ込めるのではなく、自分の力とするようになるという成長過程が描かれており、試験合格はその象徴であるとのこと。

ところで、彼はアクアに通じる技がやたらと多い。
アクアの物に闇の力をミックスしたような技も使う。
もちろんテラの使っていたコマンドのような技もそれなりにはあるのだが、何処と無く陰が薄い。

  • ついでに大きな宝箱を開ける際のモーションも何処となくアクアのそれに似ているような…。

リクにキーブレードを継承したのはテラだというのに、つくづく不憫な話である。
アクアのポジションとして、活躍するようになるであろうカイリがキーブレード使いとして戦えるようになれば、リクもテラの後継者として活躍してくれるようになるのだろうか。その辺りを続編に期待したいところ。

  • KHIIIでリクが使用するキーブレードはディンプルキーがモチーフで、全体的にテラのものと雰囲気が似ているように思える。

今作では冷静で頼もしい雰囲気はそのままに、ヨシュア達との絡みや、ダイブモードクリア時等で年相応の明るい一面を見せた。ギャグパートも何気に多い。

  • シキには「リクって天然?」と突っ込まれていた。彼女曰く、リクはアイツに似ているらしい。因みにリクは自称「女の子の扱いには慣れていない」らしい。こちらに関してはソラの方が上手だと思われる。

 
今までのいわゆる「陰のあるクール系ライバル」の像とは異なるため、意外に思うプレイヤーも少なくないが、BbSを考えると寧ろこちらがリクの本質であると思われる。
今作において彼が見せた活躍・成長と共に、ファンの間で彼の人気や評価を著しく高めた一因になった。


道中でやたらと高い理解力を発揮、ヨシュアにも「さすがリク君 (ソラ君と違って)話が早い」と言われている。
ザ・グリッドのライトサイクルバトルでも、一本の棒を渡されて他の参加者が走る姿を見ただけで使用方法を理解した。

  • 映画「トロン:レガシー」ではサムが棒を渡されてライトセーバーのように構える→笑われるというシーンがあり、原作再現だったリク編もそれを簡単に再現してるのだが、如何せん理解力よすぎである。
    • このシチュエーションがソラだったらと考えると…キーブレードを出して武器は持ってると言いながら棒を突き返すみたいなことになりそうだ。
  • まあ、ソラもプレイヤーの方が理解しづらい終盤の若ノートやゼムナスの話を普通に理解しているようなので、理解力が低いわけではない。ただ、あまり深く考えないだけで。
  • ちなみに王様もマスター・ゼアノートに「さすが王よ 話が早い」と言われている。
    • どうでもいいことだが、ライトサイクルで壁に穴を開けて脱出する際、壁にあいた穴がハート型をしている。

ザ・グリッドで、初めてワールドによるコスチュームチェンジが見られる。その時の服装はソラと同じく黒地に蛍光のラインが走ったコスチューム。

  • Re:COMのハロウィンタウンでもワールド固有のモデルは用意されている(Dレポートで確認できる)が、あちらは色調が違うだけで服装自体は何時も通り。

存在しなかった世界の絶望を望む断崖で、遠く離れた城の入り口で転がるワンダニャンを見つける。
驚異的な視力である。

  • この時流れるBGMの緊張感の無さは異常。決戦の直前だというのに……。
  • あれはとても和んだと同時に、ムービー中に味方のスピリットが登場したことに素直に感動した。
    「序盤の強制ブリードはこのためだったのかー」と。

ソラと違ってスピリットとの連携に無敵時間はつかないものの、専用アクションのダークバリアダークロールが非常に優秀であるため、リクの方が操作しやすいという意見が多い。
上述されているが、今作のリクの特徴にはBbSのテラ・アクアの両方の影響が見られる。しかもその両方の強みをそのまま合わせたような性能になっているため、ソラと比べても使いやすいものとなっている。
ただし「たたかう」のコンボはリクのほうがモーションが遅く、敵によっては途中で抜けられてしまうことも。
専用コマンドにはお馴染みのダークファイガ・ダークオーラ等の他に、テラの影響をイメージしていると思われるメテオ等がある。ダーク属性の攻撃が豊富だが、シャドウブレイカーや一部のリンク攻撃でホーリー属性の攻撃を行うこともできる。
ソラと異なり優秀な拘束技であるゼログラビガンをキャンセルして行動できないので、雑魚処理はソラと比べるとやや不得手。

各ワールドのシナリオはリク編の方が短めであり、道中のボスもリク編の方が比較的対処しやすい。
その分、ラストダンジョンの地獄の 連戦 連戦 で絶望を味わうことになるのだが……。
また、シナリオが短い分ソラと比べるとレベルが低くなってしまいがちだったりもする。
 
コウモリバットは、リクをイメージしたドリームイーターであると思われる。


ウェイトゥザドーンがソウルイーターを媒介にして生まれたキーブレードである為、もうソウルイーターは使えないと思われていたが、そんなことはなく、不思議な塔で呼び出したりアースラ戦で使用していた。

  • 前者はともかく後者の戦闘で何故ソウルイーターを使用したのかは謎。

KH0.2

冒頭とエンディングで登場。3Dのシークレットムービーで不思議な塔にカイリを連れてきた後、改めてイェン・シッドから7人の光の守護者を揃えなければならないこと、その為には10年余り前に消えた3人のキーブレード使いをこの世界に呼び戻すことが必要不可欠であることを説明される。
そして、王様からはアクアと闇の世界で会っていたこと、KHIの終盤でアクアが自分を助けたために今も闇の世界に残っていることを聞かされる。
そして、イェン・シッドから3人の妖精からの贈り物である「闇に対抗する新たな衣」を受け取り、王様と2人でアクアを捜しに旅立った。


カイリはリクについて「ちょっと見ない間にずいぶん変わった」「なんだかソラみたい」と評している。それに対してリクも「もう大人ぶるのはやめたんだ」「心のままに自由でいたいと思っている」と答えている。
だが同時にカイリは「リクはリクだよ」とも発言している。

  • KHIIにて「ソラのように心のままに生きられたら楽しいだろうな」と零していた。なんとも感慨深い。

χ

キャラクターとしては未登場だが、カードで出演。
カードの種類はソラに次いで多い。ほとんどはアップライトカード(光側勢力のカード)だが、Dモード時のカードはリバースカード(闇側勢力のカード)で採用されている。

メダルとして出演。
χ同様こちらもほとんどアップライトメダルだが、「闇の力をまとったリク」はリバースメダルとなっている。

  • この「闇の力をまとったリク」は人の心のキーブレードを構えており、正確にはアンセムである。…はずなのだが、ついているボイスはリク本人のもの(「たとえ 俺が俺でなくなっても!」)だったりする。どういうことなんだ。
    • もっと言うならこの台詞を発したのはDays終盤の16歳時のリク。闇に振り回されていたKHIの彼(先のように厳密にはリクではない)のメダルにつくボイスとしては違和感を覚えるだろう。総じてツッコミ所の多い珍妙なメダルとなってしまった。

Prメダルとしてリク&王様のメダルも実装された。アプリ3周年に伴い、KHIII仕様のメダルも登場している。

  • このPrメダルはKHIIの服装と長髪の姿。ゲーム中では王様とはこの格好では共闘する場面が無いので結構レアな図となっている。

また、プレイヤーアバターとしてKHI及び3Dの衣装と髪型のアバターボードが存在。ソラのアバター同様に男性用だけでなく女性用アレンジの衣装もある。
また、KHIII衣装と髪型のアバターボードも期間限定で登場した。
現時点ではKHII衣装や髪型のものは実装されていない。

KHIII

ソラのものと似た雰囲気に衣装が一新された。カラーリングは寒色系。

  • 黒コート姿以外では初めて袖のある衣装になった(が、非常に短い)。
  • ズボンは七分丈のため、生足が見えている。素足の見える衣装になったのも(幼少期を除けば)何気に初。

加えて髪型がやや変更され、長さ的には3DやKH0.2とさほど変わらないようだが、大分髪が跳ねた感じになっている。

  • その服装と髪型からFF15のノクティスとソックリであると度々ネタにされている。
    • その関係からか、トイボックスに登場するヨゾラという、ノクティスをモチーフにしていると思われるキャラクターが彼と似ているとグーフィーから言われている。

3Dでの承認試験を経て、その心の有り様は以前にも増して頼もしくなっているように感じる。
序盤のように闇の世界に入り、進むことに対する不安も最早無かった。

  • これについて王様からは「大切な人を守る強さを手に入れたから」と言われている。

ソラに対する信頼もより強いものになり、彼の強さを最後まで信じ抜いていた(詳細は後述)。


今作のリクのストーリーはKH0.2で王様とともにアクア捜索のために不思議な塔を旅立った後から始まる。王様と共に闇の世界を進み、闇の海岸にたどり着くが、王様が目印にして追ってきた彼女のつながりが更にその海の先である「闇の深淵」へ向かっている事が判明。
そこにシャドウの群れがデビルズタワーとなって現れ、王様と共に応戦する。
デビルズタワーの奇襲に飲み込まれ、闇の中に溺れ、沈んでいくような状況にもがいていたその時、「誰か」の声を聞くが、やがて意識を失う。
目が覚めた時にはデビルズタワーから吐き出され、王様によってシャドウも追い払われていたが、ウェイトゥザドーンの切っ先は折れてしまっていた。

  • 発売前のトレーラーでウェイトゥザドーンが折れてしまっているシーンが公開された当時、ファンの間に衝撃が走った。
  • 作中描写を見る限りキーブレードは持ち主の心が傷つき壊れるような事態にでもならない限りは折れるということは考えにくかったため、ファンからしても尋常ではない事態だったのである。その点は映像を見る限りはリクは大丈夫そうだったため、「本当に何があったのか」と話題になった。
    • ウェイトゥザドーンは元がソウルイーターということを踏まえると通常のキーブレードとはその辺りも少し違う可能性もあるとも考えられていた。
  • 上記の通り、この直前まではKH0.2と同じくらいの髪の長さだが、デビルズタワーから放り出された後は短くなっている。シャドウが齧っていったんだろうか…。
    • ご丁寧に戦闘時の顔アイコンも一戦目と二戦目以降とで別のものになっている。

キーブレードが折れてしまったことと、今の自分たちではアクアの繋がりをこれ以上追うことが出来ない状況であることから、王様の提案で態勢を立て直すべく一度不思議な塔に戻る事になる。
まだ助けることができないアクアを心配するが、王様から「アクアは心の強さがソラに似ている」と聞かされ、どんな深い闇に飲まれても負けないソラに似ているなら少しは安心と、王様とすぐに戻ることを決意して帰還を決めた。
なお、王様の言い方のせいで最初アクアの姿がソラに似ていると勘違いした。

王様「アクアはソラに似てるよ」
リク「ええっ!

折れてもう使えないウェイトゥザドーンは「もうひとりの自分」のために闇の海岸に置いて行くことにした。

  • 以後、「ブレイブハート」というキーブレードを手に入れ、使用する事になる。
    • イェン・シッドからの助言で王様と共にマーリンを訪ねて手に入れたようだが、その詳細は全く描写がない。
  • この後、リア(アクセル)が彼のキーブレードであるフレイムリベレーターを破壊されている(しかもこちらは粉々にされている)のだが、そちらは後のシーンで元通りの姿で呼び出せていることが確認できる。「折れて使用できなくなった」ウェイトゥザドーンとの違いが何によるものなのかは謎。
    • 破壊度合いはウェイトゥザドーンよりもフレイムリベレーターの方が酷そうなのだが、それこそ元がソウルイーターなことが関係していたりするのだろうか?
    • この後の場面でリク=レプリカが持って現れる映像では元に戻っているのだが、状況的に恐らく心象世界か精神世界に類する部分での情景なので実際に直っているのかは不明。
  • 「もう使えない」ものを他者のために「残していく」とはこれ如何に。

本作でも王様と行動する事が主で、一度闇の世界から帰還後のアクアを救う手がかりを見つける調査ではテラがゼアノートの器として機関にいること、心を宿す体にレプリカの存在を思いつき、更に真XIII機関がそのレプリカを使ってメンバーの欠落を埋めようとしている事など、共に重要な真実にたどり着いている。

  • 名前を呼び始めた事があっても(COM)、どこかまだ距離を置いていた頃と比べてお互いの絆と理解は更に深まっている事も窺える。
    • ちなみに本作で王様と接する時は敬語が多い。闇の世界ではいつも通りなので、人目があるところでは一応弁えているということだろうか。

ソラの中にヴェントゥスの心が宿っている事を知らされたことで彼を助ける方法が見出されるが、そのヴェントゥスの体の居場所はアクアしか知らないためやはりアクアの捜索が重要視され、再び王様と共に闇の世界に向かう事にする。
自分達を心配して、闇の世界に乗り込もうとしているソラに対しては、目覚めの力を取り戻して後で追いつくように諭した。
 
本作二度目の闇の世界の来訪で再び闇の海岸でデビルズタワーと戦うが苦戦し、王様も捕らわれてしまう。
しかも一度闇の深淵に落ちた事でその身を闇に染めたアクアが現れ、負の感情が表に現れた彼女から闇の世界に残された孤独、不安や恐怖を聞かされるが、その気持ちを経験し、よく知っているからこそ彼女を救おうと立ち向かう。
その場にソラも駆けつけた事によってアクアが使役するデビルズタワーを撃破し、解放された王様を保護。

アクア本人もソラによって闇から解放されて救われ、光の世界のデスティニーアイランドに帰還した彼女を皆と共に温かく迎えた。
その後はここまでの消耗があってか、王様と共に一度イェン・シッドの元で休む。


ソラ達とアクアによってヴェントゥスも帰還し、彼らや修行から戻ったリアカイリとも不思議な塔で合流。
以前(KHI終盤及びKH0.2での出来事)、闇の世界で助けてくれたアクアに礼を述べた。

  • アクアに対しても敬語を使っている。

キーブレード墓場に向かう前日、ソラとカイリも一緒にデスティニーアイランドに帰るが、思うことがあって二人には「一人にして欲しい」と頼む。
砂浜で闇の世界で自分に力を貸してくれた存在、前述のもうひとりの自分──リク=レプリカの心と対話する。

  • リクはCOMでは最初リク=レプリカに会った時彼を「ニセモノ」扱いしてリク=レプリカを怒らせていたが、KHIIIでは「もうひとりの自分」として扱っている。やはりCOMで最後に会った時、自身がニセモノであることに苦しむ彼を見て、思うところがあったのだろう。

キーブレード墓場の決戦ではテラ=ゼアノートの圧倒的な力によりヴェン、リアが倒れ、テラノートを退けてドナルドが力尽きるのを見て呆けるソラを叱咤する。
一度はそれによって戦意を取り戻し、立ち上がるソラだが、直後に現れたデビルズウェーブに次々と仲間が攫われるのを見て今度こそ絶望してしまう
そんなソラに差し伸べようとした手を止め、ソラなら必ずまた立ち上がると信じて一人デビルズウェーブに立ち向かったリクは背後のソラを守るように刃を突き立てるが、その踏ん張りも虚しく、やがてデビルズウェーブによって自分もソラも闇に飲まれてしまう。
 
これで光の敗北は決まり、彼の心もリッチによって闇の深淵にまで運ばれそうになるが、ソラによって解放される

  • ソラが真っ先に行方を追って解放しに行くのはリクの心である。最後に目の前で消えられたからだろうか。
  • この時ソラは、闇の中で自身を導くように前方で輝く光に向かって「リク」と呼び掛けており、その光を追うことでオリンポスへと辿り着いてリクを発見している。彼が初めてキーブレードを手にした時のように、リクの心の光がソラをまた導いたのか。
    • 実際、この時の演出はBbSでテラをデスティニーアイランドへ呼び寄せた時のものとよく似ている。
  • このイベントの際、ソラはリクの体がオリンポスの天界にある三脚のオブジェクトの上に如何にも意味ありげに浮かばされているのを発見する。
    • この後に見つけてまわる他の守護者の面々は、別に意味ありげな場所にいるわけではない(普通に街中の単なる道路上だったりする)。なのにリクだけがこのように演出されていた意図は謎。大した意味はないかもしれないが…。

時が巻き戻される形で復活し、デビルズウェーブも古のキーブレード使い達の力を借りたソラによって倒される。
光が敗北する結末は書き換えられたが、そこにダーク・リクが現れて大量の敵の群れが召喚され、防戦一方になるが駆けつけたイェン・シッドによって道は開かれ、十字路で真XIII機関と対峙する。

  • ダーク・リクが現れた時の「俺が一番強かった頃だ」と言う言葉には「いや、一番弱かった頃だ」と返している。
  • また自分の過去の過ちを突きつけられているような気持ちもあったのか、機関のやり口に対して「嫌なことをする」とも呟いていた。

断絶の迷宮で闇の探求者アンセム、シグバール、ダーク・リクと戦い、苦戦するがソラが駆けつけた事でシグバールを倒す。

  • シグバールに対して「(キーブレードは)お前に扱えるものじゃない」とBbSのテラと似たようなことを言っている(厳密にはテラの台詞は「おまえのような者に扱える力ではない」)。

ダーク・リクにも打ち勝つが、アンセムに支配されていた頃の自分だと思っていたダーク・リクの正体もまた、かつてのリク=レプリカだと知らされる。
リクの中に宿るリク=レプリカの心が飛び出し、ダーク・リクの心を体(レプリカ)から切り離すが、リク=レプリカはそのレプリカ体に宿って復活せず、そのレプリカを使ってナミネを復活させる事を託された。

  • リク自身はリク=レプリカが復活する気でいると思っていた様子であり、消え去ろうとする彼に向かって非常に驚いた様子で声をかけていた。

 
その後、アンセムを追って断絶の迷宮を抜けて一足先に王様と合流。後に追いついたソラも交えた3人で、闇の探求者アンセム、青年ゼアノート、ゼムナスと交戦する。

  • アンセムに勝利し、ソラ達と共に消滅を看取った際には長きに渡って戦ってきた宿敵として一種の「わかりあい」を遂げている。

3人を倒してそれぞれの最後も看取るが、消耗は激しく、しかも目の前でカイリがマスター・ゼアノートの手にかけられて消滅してしまう。
ゼアノートに斬りかかるが敵わず、王様共々ストップガンにより動きを止められ、ゼアノートもχブレードを完成させてしまう。
キングダムハーツの扉が開かれようとしたが、王様と共に解放され、ポータルを介して時間と空間を越えてゼアノートをこの世界から引き離す事に最後の可能性を見出す。
キーブレードマスターとして自分とアクア、王様の3人でこれを実行しようとしたが、この役目にはソラが志願し、ドナルドとグーフィーも加わったことで彼らに後を託して自分達は開きかけるキングダムハーツの扉を食い止める役目を担う。


ソラ達がゼアノートに勝利した事でキングダムハーツは消え、心の繋がりを辿って自分達もソラ達がいるかつてのキーブレード使いの都に駆けつける。
キングダムハーツの扉も閉じられ、キーブレード墓場に帰還するが、そこにカイリはいなかった。
彼女のことは一度イェン・シッドの元に帰って考える事を提案するが、ソラはカイリを探す旅に出る事を決意していた。そんな彼を信じてそれを渋る王様も諭して彼の決意を後押しし、ソラを見送った。

  • この時、よく見ると拳を握りしめる仕草を見せている。本当はソラを止めたかったか、彼と一緒にカイリを探しに行きたかったのかもしれない。

EDではグミシップに乗ってレイディアントガーデンを訪れ、賢者アンセム達によってこの世界で体を得て目覚めたナミネに手を差し伸べた。

  • この行動はあくまでもリク=レプリカの「ナミネを頼む」という意思を受けたものである様子。
    • リク自身としては、劇中で彼女については欠片も触れていないどころか、思考の上でさえもその存在自体を掠らせるような描写すらなく、そもそも「リク=レプリカに頼まれた」ということ以外にリクがここに行く理由自体がない。
      • リクにしてみれば、(忘却の城では一応アドバイスをもらい、その後ソラの為に短期間だけ手を組んだことがあるのを加味しても)突き詰めればナミネ自身はあくまでも「幼馴染(と親友)のノーバディ」というだけの相手でしかないことを考えればそりゃそうだろう。
  • この前にトワイライトタウンでアイスを食べるロクサス達の上にグミシップの影が落ちるシーンが挿入される。状況的に考えると、ロクサス達を迎えに行った足でそのままナミネも迎えに行ったのだろう。

 
その後のデスティニーアイランドではロクサス、テラと共に駆けっこをしていた。
後日配信されたシークレットムービー「夜空」では、新宿のようなビル街を彷徨うリクと、それを見つめるヨゾラの姿があった。


序盤と後半の二度、闇の世界で発生するデビルズタワーとの戦いで彼を操作できる。
開発中に以前より言われていた、ソラ以外を操作できる機会のトップバッター。

  • KHIやKHIIの時とはまた少し武器の構え方が変わった。
    右半身を大きく後ろに下げ、敵に対して横向きの姿勢を取るようになっている。頭頂近くまで高く持っていた武器も、肩よりやや上程度の高さになった。
  • 冷静で落ち着いた印象だった従来と比べ、活発で攻撃的になった。静止時にも警戒して細かく顔を動かすなど、ソラに近い挙動をとるようになっている。
    • 3Dのラスト以降の「もう大人ぶるのはやめた」という心境の変化が現れているのだろうか。

序盤でのデビルズタワー戦では王様との共闘が出来る。この時にリフレクダブルデュエルを使用すると、リクと王様が一緒に技を放つ姿を見ることが出来る。

  • この時の王様は戦闘不能状態でも復活してくれる。
  • COMでもリクと王様は共闘しているが、COMではシステム上仲間キャラクターはフレンドカードによる参戦のため、プレイヤー操作時にお互いが実体同士で共闘できたのは今作が初めて。

 
闇の世界のバトルレベルは50だが、ソラと違って過去の経験で得た力を失っていないこともあり、バトルレベル50でも相応に戦える、3D後設定としての非常に高い性能を与えられている。
加えて基本技も優秀で、基本コンボ一回あたりの威力倍率は尽く1.0以上。隙を見て「たたかう」を当てていくだけで敵のHPがみるみるうちに削れていく。

  • ソラ操作でこのバトルレベルに達するワールドはスカラ・アド・カエルムになる。
  • ステータスはソラの65、仲間キャラの60に匹敵するステータスを持つが、アクアや他の共闘キャラクター一律のものである。HPは各々で少し差があるが、彼は王様に次いで2番目に高い。
    • メタ的には武器の付け替えや防具やアクセサリーを装備できず、レベル上げもできない関係上、できるだけサクサク敵を倒せる&簡単に敵にやられないように設定されたステータスでキャラクター自身の戦闘力とはあまり関係ないと思われる(ステータス基準にすると共闘キャラクター全員一律レベル65相当ということになってしまう)。
  • ソラも力を失わなければこれと同レベルだったということなのだろう。
  • ちなみにKH0.2におけるアクアの初期レベルは50。ラストエピソード&シークレットエピソードを突破しているのが前提なのだから当然であるが。

加えてケアルガやサンダガといった上級魔法、ハイポーション&エーテルと、初期状態のソラとは比べ物にならない程潤沢な物資を持ち込んでいる。

  • でもアイテムはそれぞれ一つしか装備してない謎。闇の世界に赴くのに用意するならもっときちんと持っておきなさいとツッコミを入れる部分である。
    • もしかしたら闇の海岸ににたどり着く前に使い切っていたのかもしれないが。
    • 逆になんでソラ達は高品質のアイテムを持っていないのか……。
      • アイテムがイェン・シッド様から支給なら数に限りがありそうだから、リクたちを優先にしたのだろう。適当に光の世界を回るより、シャドウすら脅威の闇の世界でアクア探索の方が、危険度は段違いに高いし。
        というか、ソラにだけ特別製の服が贈られているため、ある意味そっちの方が厚遇されている気が……。
      • まずソラは元々持っていただろうものはどこにやったのか…まさか、3Dでソラを捕らえたとき、ゼアノート軍団がついでにアイテムとマニーをちょろまかした、なんてセコいまねでもしたのだろうか。

 
……なのだが、キーブレード墓場の断絶の迷宮における共闘時は他の共闘キャラクターと比べるとどうしても倒れやすい。
他の戦場では王様・アクア・カイリ・シオンがケアル系を習得しているのだが、ダーク・リク&シグバール(&アンセム)との戦いではケアル系を使える味方がおらず、リク自身も操作時には使えたケアルガが使えなくなっているため、ソラが面倒を見ないといけない
リクや王様がパートナーとなる各戦闘では他の守護者と違い数の優位が取れないため集中攻撃に晒されやすく、自力で回復できるかどうかの差がわりと生存率に影響している。
加えてダーク・リクの「ダークマイン」やシグバールの各種射撃攻撃はAIが対応しきれないため、余計に被弾率が高い戦場なのも向かい風。


今作のチュートリアル時のめざめの園では、KHIのOPデモムービーの「背後に大波が迫る中、ソラに向かって手を差し伸べるリク」のシーンを再現したようなイベントが発生する。
この時本来ならリクが立っているはずの場所には代わりに強く輝く光が存在しているが、ソラはOPムービーと同じように、そこにリクがいるかのようにしてその光に向かって手を伸ばしながら駆け寄っていく。

  • 場所自体はめざめの園のままだが、足元から大きく水が引いていく、光の背後から大波が被さってきている、そこに向かって手を伸ばして走るソラ、と明らかにKHIのOPデモムービーの再現となっている。ここまで再現しておいて、何故リクの姿ではなく光だけだったのだろうか。
    • この描写を素直に取るなら、リクの存在はソラにとっての光である、とかだろうか。実際KHIでソラが初めてキーブレードを得た時も「リクの心の光に触れたこと」が切っ掛けだったわけだし。
      • 一応、作中でソラにとっての光は基本的にカイリとされているが、作中での描写を見るとソラにとってリクとカイリのどちらの存在も重要であることはよくわかるので、本人的には似たようなものだったりするのかも。
      • KHIのデスティニーアイランドから始まりKHIIIのキーブレード墓場に至るまで、カイリがソラにとってのヒロインであるように、リクがソラにとってのヒーローと言っても過言では無いかも知れない。
      • ステンドグラスの目覚めの園では(幻などであっても)できるだけ他の人物を出さないという設定なのかもしれない。codedでは黒コートが立っていたが、あそこはデータの世界だったし(しかもロクサスである)。

KHIIIRM

追加シナリオ「Re Mind」とリミットカットエピソードに登場。
リミットカットエピソードは操作キャラこそソラだが、リクの視点で進行し、エピソード名も「Episode:リク」である。


「Re Mind」では、ソラと分かれて行動していた時のリクの視点を垣間見ることができる。
 
ダーク・リク&シグバール戦後、デミックスがレプリカ体を回収しに現れるイベントが追加。
リクは突如現れたデミックスに警戒を隠せないでいたが、彼に敵対心がなく、さらにモバイルポータルを所持していたため剣を納める。
リク=レプリカの意思を受けたリクは「もう大事な想いがこもっている、何かあったらただでは済まさない」と念押しし、レプリカ体を託すことに。

  • 黒コートを着用していたとは言え、デミックスとは直接対峙したことはないはずだが、リクは瞬時に「XIII機関」だと断定し警戒している。リクは過去に機関のことを独自に調べていた為、彼のことを知っていたのかもしれない。

 
さらなる追加イベント、レプリカ・ゼアノートとの戦いでは光の守護者たちと共闘する。ここではテラとの連携技や掛け合いも披露され、ようやく二人が肩を並べて戦えたことに胸を熱くしたプレイヤーも多い。
レプリカ・ゼアノートによって守護者と分断されてしまうが、ソラとカイリが放った光に導かれるように帰還し、守護者たちのキーブレードの光でアーマー・ゼアノートを貫く。以降は本編と同じくスカラ・アド・カエルムのソラたちのもとへ向かうこととなる。


リミットカットエピソードではゼアノートとの戦いの終結後、旅立ちの地を訪れる。テラとの再会を喜びながら語らい合い、姿を消したソラの手がかりを探すために闇の世界へ旅立つテラ、アクア、ヴェントゥスの3人を見送った。
それから1年が経過するもソラの足取りは一向に掴めず、リクはレイディアントガーデンのレオンたちのもとを訪れていた。真XIII機関のデータを調査するも進展はなく途方に暮れていたが、以前ソラの夢にダイブしたことのあるリクの夢にヒントがあるというフェアリー・ゴッドマザーの助言を受ける。

  • リクの夢は「夜の見たこともないビルが建ち並ぶ場所でソラを探して歩いていたらひときわ大きなビルの上から視線を感じた」というもの。まさにKHIIIのシークレットムービーそのものであり、この夢のことを指していたものと思われる。

「Re Mind」内のバトルではダーク・リク&シグバール戦でリクを操作できる他、ヤング・ゼアノート&アンセム&ゼムナス戦でも共闘キャラクターとなる。
 
プレイアブル時の性能に大きな変更はないが、新たにシュートフロー、ダークディバイドを獲得した。
さらに終焉の塔のバトルではソラ・リク・王様の連携技、トゥルーエンドを発動できる。
レプリカ・ゼアノート戦では前衛担当。守護者の中でも操作回数が多く、この戦闘前半のメインキャラクターとも言える。

MoM

リミットカットエピソードの調査を終えた後にフェアリー・ゴッドマザーと共にカイリのところへ向かい、ソラの手がかりの最後の1つであるNAMELESS STARに会うために終わりの世界を訪れる。
そこで、リクが夢で見た高層ビルが立ち並ぶ光景は「裏側の世界」にあるクァッドラトゥムという街だと彼女から知らされ、彼女のポータルを開いてリクは単身クァッドラトゥムへ向かうこととなる。


ゲームプレイにおいては、パーティー「DDD」でワンダニャンコウモリバットと共に3Dの頃のリクがリーダーを務める。
KHIIの楽曲をクリアして使用可能になるためかなり遅い登場。
アビリティは近距離がダークスプライサー、遠距離がダークファイガ


ダブルプレイモードでは2P側でKHIの頃のリクを操作できる。
このモードで近距離の敵に対してアビリティを発動するとKHI衣装でのダークスプライサーという珍しいものが見れる。