MHRiseに登場する、怨虎竜マガイマガドの素材から作られる防具。
上位版として禍鎧・覇シリーズが存在する。
また、特殊個体・怨嗟響めくマガイマガドの素材を用いた禍鎧・怨シリーズ、
並びにSwitch版限定の重ね着装備である禍鎧封具シリーズについてもここで取り扱う。
目次
概要
- 実在する甲冑に寄せながらも、
胸板の代わりに赤い甲殻を使用したチェストプレートのようなもので胴部を守っていたり、腕刃を模した意匠や、
に付いた鉤爪など、一目でマガイマガドの防具と分かる秀逸なデザインをしている。
- 男女でそれぞれ細部は異なるが、兜の形状や面頬の有無のほかに目立った差異は見受けられない。
- 説明文には使用者を強者へと変える代わりにあらゆるものを喰らい続け、
しまいには使用者さえ喰らってしまい共に奈落へ落ちるものの、
現世へ舞い戻りまた新たな主を得て彷徨い続けるという悍ましい特性が書かれており、
使用者に致命的な害があるという点では、
使用者を狂死させたり様々な恐ろしい幻覚を見せる黒龍装備にも匹敵する恐ろしい装備である。- MRでもそうした傾向は変わらず、修羅の如き力を得る代わりに
世を阿鼻叫喚に堕としてなお終わらぬ憤怒に蝕まれ、
その身が滅ぶまで永遠に災厄の歩みを続けるという性質が示唆されており、
総じて禁断の鎧とでも言うべき代物となっている。
- MRでもそうした傾向は変わらず、修羅の如き力を得る代わりに
性能
MHRise
部位 | 禍鎧 | 禍鎧・覇 | ||
---|---|---|---|---|
スキル | スロット | スキル | スロット | |
頭 | 逆恨み+1 | - | 逆恨み+1 | Lv2×1 |
逆襲+1 | 匠+1 | |||
ひるみ軽減+1 | ||||
胴 | 鬼火纏+1 | - | 鬼火纏+1 | Lv2×1 |
逆恨み+1 | 逆恨み+1 | |||
腕 | 鬼火纏+1 | - | 鬼火纏+1 | Lv2×1 |
匠+2 | ||||
腰 | 鬼火纏+1 | - | 鬼火纏+1 | Lv3×1 |
逆襲+2 | - | |||
脚 | 逆恨み+1 | - | 鬼火纏+1 | Lv1×2 |
逆恨み+1 | ||||
ひるみ軽減+1 | ||||
一式 | 逆恨みLv3 | なし | 逆恨みLv3 | Lv3×1 Lv2×3 Lv1×2 |
逆襲Lv3 | 匠Lv3 | |||
鬼火纏Lv3 | ひるみ軽減Lv2 | |||
鬼火纏Lv4 |
- 緊急クエストで狩る関係上、里クエストの☆5を開放する段階で必ず加工屋に並ぶ。
- 人魚竜の髪ヒレや鎌鼬竜の刃尾、迅竜の刃翼も用いながら生産していき、
一式装備すると逆恨みに新スキルの逆襲、鬼火纏が発動する。
これら3種はモンスターの行動や状態に依存した火力スキルであり、無条件で発動するものではない。 - 特に、専用スキルの鬼火纏は使い方を誤れば味方の動きを阻害してしまうため、
メインモンスターの防具にもかかわらず、装備したプレイヤーが地雷認定されるケースもある。
一式で運用する場合は注意が必要。- Ver.10以降は鬼火の爆発で味方を巻き込まなくなったため、その点での心配は必要なくなった。
とはいえ、根性の効果を貫通する特性は残っているため、運用に気を使うスキルであることは変わりない*1。
- Ver.10以降は鬼火の爆発で味方を巻き込まなくなったため、その点での心配は必要なくなった。
- 人魚竜の髪ヒレや鎌鼬竜の刃尾、迅竜の刃翼も用いながら生産していき、
- 上位では、逆襲が消えた代わりに鬼火纏がLv4になり、新たに匠とひるみ軽減が発動する。
Ver2.0以前ではなんと匠の付く防具がこれの頭と腕、そしてハンターSの胴しか存在しなかった。
現在はダマスクシリーズやクシャナシリーズ、
装飾品である匠珠の登場もあり、以前より匠の発動難易度こそ減ったものの、
パーツ単位で見ると腕が匠+2にLv2スロットを備えており、未だお呼びがかかることも多い。
そして当然のように腕装備の生産には紫玉が要求される。- 頭と胴と腕にLv2、腰にLv3、脚にLv1×2のスロットが空いている。
今作では攻撃珠や達人珠、痛撃珠など強力な装飾品の殆どがLv2であることを踏まえると、大きな強みといえる。
- 頭と胴と腕にLv2、腰にLv3、脚にLv1×2のスロットが空いている。
- また、下位・上位ともに水耐性が-15と低めな点に注意。タマミツネやそのヌシのブレスを喰らえば一溜まりもない。
MHR:S
禍鎧・真
- サンブレイクで追加されたMR個体の素材で作られた禍鎧。
公式のチャージアックス紹介動画等で発売前から確認されていた防具のひとつでもある。- サンブレイクの公式イメージビジュアルでも、左端に禍鎧・真一式を着込んだガンナーが確認できる。
ただ、左端という位置が災いしてかこのガンナーは多くの媒体で省かれやすく、
確実に確認できるのは公式サイトのトップ画像くらいで、そこですら『購入する』ボタンと被っている。
たまにはスクロールを途中で止めて禍鎧ガンナーの雄姿も見てあげよう。
- サンブレイクの公式イメージビジュアルでも、左端に禍鎧・真一式を着込んだガンナーが確認できる。
- 立派な鍬形をあしらわれた兜に陣羽織状の胸当て、刀と軍配を提げた腰当てなど
より戦国武将のような意匠となった。
- MR個体がM★3と早い段階で登場するためか、レア度は8となっている。
その性能は、禍鎧・覇から順当に強化されており、新たなスキルとして耳栓と装填拡張が追加。部位 スキル スロット 頭 逆恨み+2 Lv2×1 匠+1 ひるみ軽減+2 胴 鬼火纏+1 Lv2×1 逆恨み+1 耳栓+1 腕 鬼火纏+1 Lv2×1 匠+2 装填拡張+2 腰 鬼火纏+1 Lv4×1 耳栓+1 脚 鬼火纏+1 Lv2×1
Lv1×1逆恨み+2 ひるみ軽減+1 一式 逆恨みLv3 Lv4×1
Lv2×4
Lv1×1匠Lv3 ひるみ軽減Lv3 鬼火纏Lv4 耳栓Lv2 装填拡張Lv2
攻略途中で禍鎧・覇を利用している場合にはそのまま交換しても問題ない。
- 匠装備として有名だった腕は追加されたスキルがガンナー専用であったり、
匠+3のレギオスアームやスロット2が二つある上に回復速度3のおまけつきのクシャナXディールが現れたことで
匠装備を組む際はこれ一択というわけではなくなった。
- Ver11.0で登場した傀異錬成によってより有益なスキルを追加することが可能になった。
傀異錬成にはレア度の低さや(必要のない)スキルのポイントが減少するパターンを引き当てることによって
錬成による伸び代が大きくなるという仕様があり、禍鎧・真はMRで最も低いレア度8である上に、
頭にひるみ軽減+2、胴~脚に鬼火纏、腕に装填拡張(匠)と持て余しがちなスキルがあるため錬成の恩恵が大きく、
単なる匠装備の枠にとらわれない強力なパーツに大化けする可能性を秘めている。
禍鎧・怨
- 怨嗟響めくマガイマガドの素材によって作られた新たな禍鎧。
とある魔王の鎧だったという。
- 特に、胴装備がかなり特徴的。風もないのに常になびくマントに
鬼火を放ち刃を噛みながら浮遊している獅子の頭など
より禍々しい意匠となっている。- 何気に鬼火の色が着彩1の着色変更の対象になっている。
普通の赤い火の玉にしたり、黄金の炎を纏う獅子頭にすることも可能。
白や黒にすればこの会社の黒炎エフェクトそっくりになる。
- 何気に鬼火の色が着彩1の着色変更の対象になっている。
- 立派な立物を備えた兜に顔を完全に隠す面頬、背中にたなびくマントと
MHXシリーズに登場したユクモ村由来の防具、桐花・三葵シリーズと
対を成すようなデザインなのは興味深いところである。
- その性能は、 鬼火纏と下位ぶりに帰ってきた逆襲以外はほとんど別物になっている。
- 素の防御力はフル強化すると防御力680と赫耀・真と並んでトップだが、
専用スキル業鎧【修羅】Lv3【朱】の防御力-100により実質580となる。
これはある程度強化したMR2~3帯のモンスター装備一式に相当する。
よく使用される冥淵纏鎧とメルゼ装備を組み合わせた装備と比べてダメージの増加は約1割程度であり、
プロハンとまではいかなくとも、敵モンスターの大技や連続被弾を避けられるプレイヤースキルが求められる。- しかし、被弾しない立ち回りだと逆襲スキルが腐りやすいので、
それも活躍したいなら相手の攻撃を適度に受けることが推奨されていたりする。
小タル爆弾で発動する手もあるが
- しかし、被弾しない立ち回りだと逆襲スキルが腐りやすいので、
- 武器種を問わずの話ならば、最も人気なのは業鎧【修羅】を含みつつスロット数も多い腰。
Ver.11の頃は災禍転福を生贄にスロット数+3、421から442にしたものが喜ばれていたが、
Ver.13になり傀異錬成にて狂竜症【蝕】が付与できるようになると、
スロット増加よりむしろ通常錬成でスキルマイナスなしに狂竜症【蝕】が出現した場合、
とりあえずでこれの腰に移植したものが、何かと重宝されるようになった。- 2つが護石・装飾品では補えないレアスキルの上、狂竜症【蝕】と災禍転福にはシナジーがある。
そして3スキル全てに共通し、火力スキルとしてはLv3よりLv1採用時のコスパが良く、
Lv1の火力スキルとしては全スキル中でもトップクラスの火力補強力を誇るという特徴がある。
有用な固有スキルが多い腕・脚と被らず、スロット421で拡張性が高いのも高評価。 - ただ、通常錬成にて狂竜症【蝕】が出るのを最初から狙ってやるのは割と苦痛。
確率が相当に低いので、物欲センサーに引っ掛かると数百回錬成しても出ないのはザラ。
他のレア10防具を通常錬成していて、もし出たら移植する、程度が精神衛生上良いだろう。
- 2つが護石・装飾品では補えないレアスキルの上、狂竜症【蝕】と災禍転福にはシナジーがある。
- 業鎧【修羅】こそないが頭も優秀。鬼火纏を火力転用する運用では頻繁にお呼びがかかる。
特にガンサーにとってはとりわけ有用視されている模様。
というのも、本作のガンランスはリバースブラストでひたすらフルバーストを差し込む戦法が主流であり、
そのリバースブラストが鬼火の設置に対応しているのである。
鬼火ダメージが肉質無視であることから砲撃の疑似的な火力上昇として働くほか、
当然本来の目的であるダウンを取ることも可能であるし、前述の災禍転福もほぼ常時発動してくれる。
また、スロットに息吹珠【3】を装着して適宜体力回復に充てているガンサーも多いようだ。- 「いくら影響が小さくとも、他の火力スキルで十分代用できるのでは?」
…と思うハンターも多いかもしれないが、
もうひとつ大きな要因となっているのはこの装備が頭部位であるという点。
砲術と砲弾装填を搭載すると極めて要求されやすいのがリノプロXアームで、
ガンランス使い御用達のスキルである闇討ちに必要なのは胴・腰・脚。
闇討ちを採用する場合はここまでの装備がほぼ固定されてしまうため、
残った頭だけで発動できる鬼火纏と災禍転福が特に有用となるのである。- 頭部位で物理火力を求める際、通常はカイザーXが筆頭候補になるが、
無料アップデートver.13以前は、火力を突き詰めると武器自体が素で会心率30%を持ってしまうため、
見切りの採用率が低く候補外となりやすいという事情もあった。
- 頭部位で物理火力を求める際、通常はカイザーXが筆頭候補になるが、
- 「いくら影響が小さくとも、他の火力スキルで十分代用できるのでは?」
オトモ装備
禍鎧ネコ/禍鎧ガルシリーズ
- 怨虎竜の端材を用いて作成された、オトモ用の装備。
アイルー用の禍鎧ネコシリーズは古の猛将の憤怒が宿った兜と争心が宿った胴丸で構成されており、
ハンターの防具同様、装備した者の心身を乗っ取ろうとしてくる。
ガルク用の禍鎧ガルシリーズは、中世の軍馬に和風の鎧を着せたようなデザインとなっている。
- 武器は「禍鎧ネコ怨槍」と「禍鎧ガル怨刀」。
禍鎧ガル怨刀は、獲物の血を吸うたびに斬れ味が増すと言われている妖刀。
爆破属性を宿したバランス型の斬撃武器となっており、下位は勿論上位序盤までは十分通用するが、
上位後半になるとカイザーネコメイスとバゼルネコメイスという強力なライバルが登場する。
MRに至っては、登場時期が早いためかそれらのMR版武器に勝てる所がなくなってしまう。
とはいえ、後述の特殊個体武器が盛り返してくれるのだが。
禍鎧ネコ・怨/禍鎧ガル・怨シリーズ
- 怨嗟響めく重端材を使って作られるオトモ用の装備。
アイルー用は鍬形の右側がハンターの防具と同じように短くなっている他、髭状のオーラのようなものが出ている。
なお、胴については残念ながらハンターのものとは違って鎧とマントのみとなっている。
ガルク用もデザインが変化しており、口元から出る轡状のオーラが非常に目立つ。
防御力が240と全オトモ装備中第2位へと上昇している一方で、
耐性については火が3、水と雷が-2と禍鎧シリーズと変化なし。
- 武器は「禍鎧ネコ怨斧【鬼面】」と「禍鎧ガル怨刀【鬼魂】」。
アイルー武器は形状が通常個体の槍から斧へと変化している。ガルク武器は刀のままだが、やはり細部のデザインが変化している。
通常個体と同様、爆破属性・バランス型の斬撃武器だが、攻撃力は270と伸び、
カイザーXネコメイスの遠隔攻撃力、バゼルXネコメイスの近接攻撃力と並んでおり、状態異常値も23と十分。
ただ、バゼル武器についてはこちらと同様特殊個体のものが追加されているため、そちらがライバルとなるだろう。
禍鎧封具シリーズ
- Switch版MHRiseでのみ入手が可能な重ね着装備。
雑貨屋の「amiiboを読み込む」から、マガイマガドのamiiboを読み込ませることで入手できる特殊な重ね着。
重ね着専用であるため、通常の防具としての禍鎧封具シリーズは存在しない。
- また、オトモアイルー・オトモガルクのamiiboをそれぞれ読み込ませることで
オトモ用の重ね着防具である「禍鎧封具ネコ」「禍鎧封具ガルク」も入手可能。
- 日本の甲冑を模した禍鎧シリーズとは異なり、ハンター用・オトモ用に共通して
マガイマガドを擬人化したパワードスーツのような見た目をしているほか、
鬼火を意識した装飾や緑色に光る左目が特徴的。
- 重ね着ではあるものの部位ごとに分かれているため、胴や腕だけなど、パーツ単位で着ることも可能。
関連項目
モンスター/マガイマガド
モンスター/怨嗟響めくマガイマガド
武器/マガド武器
システム/鬼火やられ
スキル/鬼火纏 - 固有スキル。かつてはこのスキルが二つの意味でこの装備を地雷にしていた。詳しくはこちら。