ミッション/季節/学園

Last-modified: 2024-04-22 (月) 23:01:54

学園に関係するミッションをまとめたもの。
今までのキャンペーンなどについても少し触れる。

学園について

アイギスにおける学園イベントは王国に建設された学園に関連するものになっている。

王国学園は、2018年2月に開催されたゴールドラッシュにて建設中のものが初登場し、
2018/4/5~2018/4/19に開催された『アルケミスト・ドクトリン?』にて開校する。

それは魔物の被害を受けた王国の復興によって、ようやくできた学園であり、
兵や指揮官を育成する軍学校としての側面があり、王国軍の中にも学園に通う生徒がいる。
また同時に、王国の未来を担う者たちを育成するため、特に魔物の復活によって失われた文官の育成を目的とした施設でもある。
そのため生徒として幅広い人材が受け入れられており、中には王国民でない者も生徒に含まれている。

学園に関するイベントやキャンペーン、学園限定のユニットの実装は毎年春頃に行われている。
学園衣装を着たユニットは王国学園の生徒だけでなく、教師として働く王国軍の者も含まれている。
また、他の季節限定ユニットとは異なり、男性ユニットの衣装違いが多いのも学園の特徴である。

学園関連の簡易年表

簡易年表
  • 2018/2/28
    GR(2018年2月)「王子軍の学校視察」開催、建設中の王国学園初登場
  • 2018/12/20
    学園属性実装
  • 2020/4/2~2020/4/16
    新米王子応援キャンペーン開催
    トップを狙うふたつ星?開催、魔鎧科新入生ライチ実装
    学園プレミアム召喚開催(2週目より復刻召喚も開催)、以下の学園限定新ユニット実装
    ・「頭脳派の体育祭アンリ
    ・「氷霊応援団ユキヒメ
    「海賊番長ジョヴァンニ」と「魔法科剣士リカルド」が期間限定で虹水晶交換所に登場
  • 2021/10/11~2021/10/17
    学園復刻プレミアム召喚開催(季節限定召喚の復刻頻度が概ね半年ごとになる)
  • 2022/10/10~2022/10/16
    学園復刻プレミアム召喚開催
  • 2023/11/13~2023/11/19
    学園復刻プレミアム召喚開催

ミッション一覧

学園に関係するミッションの一覧。
各ミッションの詳細は該当ページ参照。

GR(2018年2月)「王子軍の学校視察」(2018/2/28)

建設中の王国学園が初登場する。

魔物の被害から徐々に復興が進み、王子軍は領内に建設中の学校視察に訪れていた。
各々が思い思いに学校の各所を見回った後、海賊のジョヴァンニは学校での勉強に向けての決意を表明する。
学があれば海図とかを正確に読めるのに、と前から思っていたと語るジョヴァンニは、
勉強を真面目にやらなければいけないと誰が決めたのかと言い、面白おかしくたっていいではないかと述べる。
その言葉を受けたメーリスは、今まで早く見習いを卒業しようと、ずっと真面目に勉強してきたことを振り返り、
自分もみんなとワイワイ楽しく勉強してもいいのかと、心を動かされ、ケイティに入学願書について訊ねる。

王国にも学校ができ、皆が明るい未来を思い描けるほど復興が進んだことを喜ぶ王子らは、この平和を守れるようこれからも頑張ることを決意するのだった。

アルケミスト・ドクトリン?』(2018/4/5~2018/4/19)

王国学園開校、同時期に初の学園プレミアム召喚が開催される。

満開の花が咲き誇る季節、王子らは開校の迫る王国学園を訪れ、そこで学園の講師として赴任するという錬金術士レーレンと出会う。
王子が入学希望者の体験授業の模擬戦の相手となることを決めると、錬金術が戦闘にも有効だということを示すため、レーレンもまた王子との戦いに加わる。
模擬戦を終え、レーレンの実力も確かめられた王子らの前に、学園入学を決め制服を着たネーニャ、ジョヴァンニ、メーリスが登場。
体験授業が終わったことにがっかりした様子の三人に対し、レーレンは課外授業を始めると言い、参加希望者を募る。
王子らは、監督も兼ねてレーレンの授業に参加することを決めるのだった。

レーレンは、魔物との戦闘では、敵の性質に合わせて兵の特性を活かすような戦術や陣形を組むのが基本だと語り、
その大部分は指揮官の仕事だが、個々の兵自身も自分の役割を正しく理解するのが大事だと言い、それを課外授業で学んでほしいと告げる。
三人それぞれの得意分野を活かした戦術についての授業は、思いのほか良いものであり、レーレンは生徒たちの支持を得る。
一方で、事前の許可なく王国兵を授業に招いたことや、前線に王子らがいなければ危険な授業もあり、ケイティは引き続きレーレンの監督が必要だと考えるのだった。

その後、王国学園が無事に開校され、王子らはその視察に訪れていた。
そこで王子らはレーレンと出会い、錬金術士としての最新の研究成果、味方を強化する新薬の試作品についての話を聞く。
薬の実戦での効果を確かめたいというレーレンの言葉を受け、視察に来ていた王国軍の兵たちは、その薬を服用して生徒たちと模擬戦を行うことを提案。
王子は生徒たちの側に立ち、薬によって物理攻撃への耐性が増した王国兵とレーレンを相手に模擬戦を行うこととなる。
レーレンの薬の凄さを知った王国兵たちは、まだ開発中という新薬をさらに服用。
王子らは改めて試作品の薬の効果を確かめるため、模擬戦に付き合うこととなるが、その薬は副作用で異常な興奮状態に陥る代物であった。
レーレンの教えを受けた生徒たちは、王子の指揮の下、暴走した仲間たちを助けるため、学んだ戦法を駆使する。

騒動終結後、レーレンは生徒たちを襲ってしまったことを理由に、講師就任を辞退しようとする。
それに対し生徒たちは、まだレーレン先生には教えてほしいことがあるとして、採用取り消しを取り消すよう懇願。
またケイティは、レーレンの授業が安全性への配慮に欠けていたことを指摘しながらも、それは今後留意すればいいとして、
生徒に慕われ、研究者として優秀なレーレンは、これからの学園にとって必要な人材だと王子に具申する。
王子はそれを了承し、皆の思いを知ったレーレンは、これからも学園の講師として働くことを約束するのだった。

その後、授業がないある日のこと。レーレンは王子らと魔物の戦いの現場を見に現れ、王子らが日々戦う魔物の強さに驚く。
それに対し王子らは、日々強さを増す魔物に対し、自分たちもまた常に向上する必要があると述べ、軍学校建設がその施策の一つなのだと語る。
先生という仕事の重大さを改めて知り、魔物に滅ぼされた己の国について思いを馳せるレーレンは、
生徒だけを危険な戦場に立たせるわけにはいかないと考え、授業がない日は自分も戦場に出ることを王子に告げるのだった。

GR(2018年5月)「ケイティ先生の陣形指南」(2018/5/10)

王国学園にて、ケイティが臨時講師を務めていたところ、王子らはその視察に訪れる。
そこで王子らは、生徒への指導の成果を確かめたいというケイティの提案で、ケイティの指示で動く兵たちと手合わせすることとなる。
模擬戦の最中、レーレンに追われるジョヴァンニたち海賊は、隊列の中に紛れようと企む。

模擬戦が終わった後、王子らはケイティの先生姿が様になっているとして、今後も臨時講師の任につくことを勧める。
そんな中、レーレンについに捕まったジョヴァンニは、授業で使うチョークを遊びで折りまくった罪を反省することとなっていた。
その様子を見て、先生という仕事の大変さに言及する王子らに対し、
ケイティは、復興を目指す王国にとって教育は欠かすことのない事業だと述べ、今後もより一層皆で学園を盛り上げようと呼びかけるのだった。

GR(2018年12月)「王国学園の期末試験」(2018/12/27)

年の瀬の王国学園にて、期末試験が行われる。
筆記試験を終えた生徒たちは、次にケイティ監督の下で実技試験を行うこととなる。
それは防御を固めた集団との戦闘、攻撃を高めた集団との戦闘、そして最後は「出撃コスト」が自然回復しない戦闘という風に、
時間経過とともに状況が変化し、皆の対応力を測るための試験となっていた。
まず王子がその模範例を示すための模擬演武を行い、それから生徒たちの試験が始まるのだった。

学園騎兵科の新入生』(2019/4/4~2019/4/11)

新年度となり新入生歓迎模擬戦が行われる学園に、王子らは視察に訪れていた。
そこで王子らは、新入生代表として模擬戦に参加するというトワと共に、模擬戦に参加することとなる。

歓迎の模擬戦が終わった後、王子のもとに近隣の魔物退治の報告に来たミーシャが現れる。
学園への興味を見抜かれたミーシャは、王子らの勧めにより学園に入学することとなり、カリンから制服を与えられる。

その後王子らは、学園での模擬戦に参加し、移動力に優れた軍勢との戦闘訓練のため、制服姿のミーシャたちと戦うこととなる。
ミーシャを始めとする多くの者たちが生き生きと訓練を行ったのを見て、カリンたちは課外授業を行うことを決定。
王国軍の者たちの協力も加わり、王子らは学生と共に学外での模擬戦訓練を行うこととなる。

最初の模擬戦は近接戦闘の訓練となり、王子らは新たに学園に入学したリカルドと共に、戦闘を行う。
その次は森の中での対騎兵訓練となり、通常の騎兵の他、空を飛ぶペガサス騎兵、世界樹から使節として訪れていたグリフィン騎兵までもが訓練に参加する。
森での訓練の後、まとめとして学園で模擬戦を行うこととなり、ミーシャの様子を見に来た王国軍の者たちも交え、最後の模擬戦が始まる。
模擬戦を終えたミーシャは、皆が自分のことをとても気にかけていてくれたことを喜び、これからももっともっと強くなることを誓うのだった。

その後、王子らは制服姿のクロエが大量の林檎を持って洞窟に入る姿を偶然目撃。
クロエが密かに動物を飼っているらしいことを知った王子らは、その邪魔をせぬよう通り過ぎようとするが、その時ミーシャの馬が暴走を初めて洞窟に入ってしまう。
クロエが洞窟で飼っていたのは、ただの動物ではなく魔物であり、王子らは暴走したミーシャ、クロエ、魔物たちを止めるため戦うこととなる。

戦闘後、王子はクロエとミーシャが怪我をしていないことを確認し、またクロエがきちんと面倒を見ることを条件に、魔物を飼うことを許可する。
王子とミーシャは、魔物への餌やりを手伝うことにし、事態は収束するのだった。

トップを狙うふたつ星?』(2020/4/2~2020/4/16)

新年度、王国市民と共に、王国軍よりライチユキヒメアンリの三人が新たに王国学園に入学。
無敵の戦士になることを目指すライチは、戦闘の訓練成果を示す場である体育祭について聞き、総合優勝を目指すことを決める。
早速ライチは、校庭で行われていた体育祭に向けての模擬戦に参加し、やる気を見せる。

模擬戦を終えたライチは、筆記試験一位で通過したというアンリと出会い、一緒に頑張るライバルとして、体育祭で勝負をしてほしいと彼女に頼む。
当初アンリは、運動には興味がないとして断ろうとするも、
本物さながらの模擬戦が行われる体育祭では、参謀として知力を試す場にもなるという話を聞き、その勝負を受けることにする。
ユキヒメとアリシアは、ライチとアンリの特訓を見守ることにし、その報告を受けた王子もまた特訓の様子を見守ることを決める。

まずライチとアンリは、アリシアより体育祭で重要な基礎は体力だと言われ、近衛騎士たちとの実戦訓練に臨む。
その後も特訓を続ける二人は、体育祭で出し物を行うというトトノの特訓に付き合い、ユキヒメと共に傭兵たちとの集団戦闘訓練を行うこととなる。

そして体育祭本番の日、まずは開会セレモニーとして、王国軍と学園合同の、王子による軍団指揮のお披露目が行われる。
アンリもまた王子の部隊の一員としてセレモニーに参加。セレモニーを見届けたライチは、今までの特訓の日々を思い出し、改めて総合優勝を誓う。

ライチとアンリの勝負が繰り広げられ、体育祭が盛り上がりを見せる中、王子らは屋台で起きた騒動の解決にも奔走。
やがて新入生参加の種目も終わり、キャラバンの傭兵たちと王子の部隊による演武が行われる。
途中魔獣の乱入がありながらも、見事な演武が披露され、その後も体育祭は続き、障害物競走を以て体育祭本戦は終了する。

体育祭本戦終了後、表彰式にて。学年MVP、新入生の部は、ライチとアンリの二人が同点で入賞することとなる。
二人はMVPになったことを喜びながらも、決着をつけねば納得ができないと言いいつつ、エキシビションマッチの模擬戦へと移る。
そして全参加者を二分しての、全員参加の模擬戦にて、ライチは王子のチーム、アンリはその相手チームに入り、二人の決着は最後の模擬戦で決められることとなる。

模擬戦は王子のチームの勝利に終わり、ついにライチはアンリに勝利する。
対するアンリは、自分の負けを認めながらも、ライバルとしてこれからも色々勝負をしようと言い、二人の友情が深められる。
ライチとアンリ、そして彼女らの応援をするユキヒメの、楽しい学園生活はまだ始まったばかりであった。

王国学園天狗組?』(2021/4/8~2021/4/22)

王国学園に新たに教師として赴任することとなったグレンは、その道中で学園の生徒に喧嘩を売られ、敢えてそれを買うことにする。
偶然その場に居合わせた王子らは、急いでその喧嘩を仲裁。学生たちの間で何かが起こっていると知った王子らは、グレンと共に学園に調査に向かう。

その後、全校集会の場にてグレンが着任の挨拶をしていたところ、先程グレンに喧嘩を売った生徒が再び喧嘩を売り始める。
グレンはまたその喧嘩を買うことにするが、なぜか生徒間でも奇妙な争いが勃発。勝った奴がテッペンとして、グレンは全員まとめて相手にすることを宣言する。
その争いの最中、グレンの娘にして新入生たるホムラが遅刻して登場。父親の姿を見たホムラは、慌ててその場から逃げ出してしまう。

騒動終結後、学園の治安悪化を認識した王子らは、戦った学生や教師に事情を聴くことにする。
実は現在、学園の頂点を決めるために抗争が起きており、四つの勢力がしのぎを削っているのだという。
それは購買部のアイドルファンクラブ「にゃんにゃか親衛隊」、あまり抗争には参加しないが、密かに勢力を拡大する「小悪魔ガールズを見守り隊」、
表立って活動せず、だが重要な局面で現れる「リーゼント海賊団」、そして血気盛んな者たちが集まり、グレンにも喧嘩を売った「ホムラっち愚連隊」の四つであった。
喧嘩も人生経験の一つとして、教師陣はあまり介入しないことにしていたのだが、
組織だった抗争となると無視できず、そこで王国学園は、グレンを教師として招くことになったのだという。
話を聞いたグレンは、ガキというのはオトナが威張り散らして自分と同じ目線に来てくれないのが不満なのだと語り、
騒動解決のため、王子をヘッドとして抗争に参加し、学園のテッペンを取ることを宣言する。

まず王子とグレンたちは、「ホムラっち愚連隊」と全力で喧嘩をし、彼らを舎弟に加えることに成功する。
喧嘩の後グレンは、いつの間にか舎弟ができて、どうしていいか分からなかったと言うホムラに対し、
教師として、そして父親としての助言を与え、自分が既に、彼女を一人前の天狗と認めていることを改めて告げる

次に王子とグレンたちは、屋外特設購買部、通称にゃんにゃかランドを訪れ、「にゃんにゃか親衛隊」が一気に押し寄せ購買のパンを買い占める様子を目撃する。
ミネットが購買の列を整理しようと呼びかけると、彼女をアイドル視する学生たちが暴走。王子らはミネットの助太刀に入ることとなる。
騒動が収まった後、ミネットが購買部で喧嘩する人へパン購入禁止を言い渡したことで、偶然にも「にゃんにゃか親衛隊」の活動は収まることとなる。
平和になった購買部で、王子らは学生たちと共に昼食を摂り、一時休憩に入るのだった。

その後王子らは、「小悪魔ガール見守り隊」のもとを訪れる。
彼らの正体は、エスネア、クロエ、エフネたちのごっこ遊びを手伝ったり見守ったりする集団であった。
しかしそのミニメカドラゴンバトルの影響で、校舎が壊れ、一般生徒たちが吹き飛ばされるのを見過ごすことはできず、王子らは彼らを注意することになる。

最後に残ったのは、最大にして最古たる学園の番長、ジョヴァンニ率いる「リーゼント海賊団」であった。
王子が王国の未来のために作った学園の風紀を乱すものは許さない、そんな思いを掲げるジョヴァンニは、
舎弟を率い、最近学園を暴れ回っているという新任教師と激突するが、やがてその新任教師を率いているのが王子その人であることに気付く。
喧嘩を止めたジョヴァンニは、王子やグレンの事情を知り和解し、また自分たちが最近新入生の勢いに負けていたことを明かす。

今までの騒動を振り返りグレンは、ここで誰が学園のヘッドなのか一発で分からせるのが早いとして、抗争終結の最後の仕上げに入る。
それは英雄王の時代からの伝統である模擬戦。王子らは学生たちが見守る中、グレンを相手に本気で喧嘩を行うこととなる。
学園に入った者は、多かれ少なかれ王子や王国軍に憧れを持っている。しかし学生の多くは王子が戦っている場面を実際に見たことはなく、
目指す高みがおぼろげであったのだ。王子とグレンの本気の戦いにより、学生たちは目指すべき目標を明確なものとするのだった。

こうして抗争騒動は終結し、一件落着と思われたその時、王子とグレンのもとに新たな事件の報告が入る。
まだまだ学園の問題は山積み、王国の未来を担う人材たちへの教育指導は続くのだった。

部費を勝ち取れ 学園大乱闘!?』(2022/3/17~2022/3/31)

王国軍とゴブリン軍団の合同演習が行われる中、両軍はまさかこうして手を取り合う日が来るとは、と感慨にふけっていた。
あくまでも天界との戦いの間だけの同盟関係とされながらも、ある事件以来、
王子とゴブリン博士は友情を感じ始めており、その他にも、王国とゴブリンの和平が続くことを望んでいる者たちは一定数いた。
そこで王子は、ゴブリン博士率いるゴブリン軍団に王国学園への短期留学を提案。
今の学園は、種目を問わない部活対抗の模擬戦、部費争奪戦の真っ只中であり、トラブルが発生する可能性を考慮し、王子らは学園の視察を同時に行うことにする。

意外にも部費対抗戦が正々堂々と行われ、杞憂に終わったかと王子らが安心したのも束の間、
校庭に不良じみた言動を見せる、ヤンキーゴブリン部なるゴブリンの集団が登場。
他の生徒が影響を受けないよう、ゴブリンたちに生徒指導を行った王子らは、これが最悪外交問題にも成り得ると考え、部費対抗戦への介入を決定。
まずは留学生のゴブリンたちに悪影響を与えたと考えられる、ジョヴァンニ率いる海賊部のもとへ向かう。

学園に教師として正式に着任していたケイティが、ジョヴァンニたちを注意していたところ、なぜかそのまま大乱闘に発展。
その戦いを止めた王子らは、改めてジョヴァンニにヤンキーゴブリン部についての話をし、言葉遣いについての責任を彼に任せることにする。
その後もケイティと海賊部の間でひと悶着ありながらも、王子らは他の部活の視察に向かう。

部活の視察の途中、昼休みの校庭にて、王子らは炊き出しを行うモーティマの姿を目撃。
学はないけど飯は作ってやれる、と言うモーティマは、自分なりに学園を手助けしようと、最近よく顔を出しているのだという。
王子らはその配膳を手伝おうとするが、その時空腹の生徒たちが暴走を始めたため、まずその鎮圧にあたることとなる。

一方、部費争奪戦のことを知ったゴブリン博士は、それが生徒全てに指揮官としての経験を積ませるための訓練なのだと考え、
自分も部費争奪戦に参加することを決意。部費や研究費という言葉に弱いこともあり、「ガリ勉部」を設立し、新入生の同好会を根こそぎ蹴散らしていく。
ゴブリンたちに手加減しろとも言えず、クレアたちが悩む中、王子はゴブリン博士と好きなだけ模擬戦してもいいと解釈し、そのまま模擬戦を開始。
何とかゴブリン博士の暴走は止まり、学園との共同研究なども約束されるが、今度は外の方で奇妙な騒動が勃発する。

校庭で騒動を起こしていたのは、剣術部に入り、全ての部費を剣術部に捧げるように言う、暗黒学園騎士コーネリアであった。
周りに乗せられ、つい大口を叩いてしまっていたコーネリアは、あくまでも剣術が磨きたいだけとして、何とか誤解を解こうとしていたが、
そこに剣術指導に来ていたイングリッドヒバリが現れ、コーネリアの本心に気付かず勝負を仕掛ける。
王国の精鋭剣士たちの戦いを止めた後、王子らは他部活から部費を巻き上げている学園最大勢力が校舎で演説中だとの話を聞き、その現場に向かうこととなる。

部費争奪戦の最大勢力、その名は王子ファンクラブ。
学園の視察に来ていたシビラたちが学生気分でお茶会をし、王子の魅力を語っていたところ、いつの間にか学生が集まり、結成された部活であった。
王子の魅力を語り合うその部活に、部費を持ち寄って次々に転部希望者が現れたのが、その騒動の真実であった。
そして民が自主的に王子を慕うのなら、それを止める権利はないとして、学生どころか軍関係者まで王子ファンクラブに入ろうとし始める。
このままでは部費が一箇所に集中してしまうとして、王子らは健全な部活運営のため、ファンクラブの暴走を止めることとなる。

王子らに敗れた学生たちは、憧れの王子の姿を見られたことに満足しながら倒れていく。
全ては、王子に憧れる学生たちに、現実の王子を見せて憧れとのずれを調整したいと考えていた、シビラの策であったのだ。
その後、王子ファンクラブは、学園からの部費は原則使わず、有志からの寄付で活動資金を捻出することで継続が決定。
部費争奪戦の騒動は終わり、学生たちは再び勉強と部活動に励む学園生活に戻っていくのだった。

王国学園七不思議?』(2023/5/4~2023/5/18)

王国学園七不思議、それは学園に古くから伝わる科学では証明できない七つの怪奇現象。
その正体を解明すべく、サクヤ率いる王国学園不思議倶楽部が立ち上がる。
非公式の組織たる不思議倶楽部の構成員は、サクヤの他に、箱入りの姉を心配したヒバリの頼みを受けた、ホムラとクレアの二人がいた。
世界樹からの留学生ロヴィニアは、そんな不思議倶楽部の面々と出会い、彼女らの七不思議調査に同行することを決める。

まず不思議倶楽部は「喋る王子像」の調査を開始。サクヤに声をかけられた王子像は、返事をし、そのまま模擬戦の構えをとる。
不思議倶楽部が動く王子像三体を破壊したところ、そこにアンリが現れ、自作の夜間警備用ゴーレムが破壊されたことを嘆く。
次の謎の調査へ不思議倶楽部が向かう中、事情を知ったアンリは、昼間にはスリープ状態になっているゴーレムが誤作動した理由を一人疑問に思うのだった。

二つ目の七不思議は「空き教室から聞こえる悪魔の歌」。なんでもその歌を聞いた者は昇天してしまうのだという。
早速サクヤは、楽しそうな歌声の聞こえる教室へ突入。そこにはバックバンドと共に新曲の練習をする、エス★エフの姿があった。
早ばれ、リークの防止のため、襲い掛かってきたエス★エフたちを退けた不思議倶楽部は、自分たちの事情を明かし、彼女らの秘密を守ることを約束。
次なる不思議の場へ向かう不思議倶楽部は、先の戦いの中に付喪神が混じっていたことに気付き、最近妖怪たちが学園に集まっていることについて言及する。

次の七不思議は「正体不明の掃除当番」。当番の仕事を忘れていたら、誰かが代わりにやってくれていたという実に平和な怪奇現象であった。
教室を巡る不思議倶楽部は、バケツの付喪神と共に掃除に勤しむクロエの姿を発見。見られたことに気付いたクロエは、その記憶を消そうと不思議倶楽部に襲い掛かる。
不思議倶楽部は何とかクロエを落ち着かせ、彼女が掃除好きな一面を隠していたのは、小悪魔ガールズ見守り隊に知られたくなかったからだと知る。
堕天系小悪魔カリスマギャルとして皆に慕われ、がっかりされたくないというクロエに対し、サクヤはギャップ萌えなるものが世の中にあると語り、
彼女の掃除好きな面を肯定し、家庭派堕天系小悪魔カリスマギャルとして活動するよう説得する。

不思議倶楽部が七不思議を追っているのと同じ頃、学園では別の騒動が起きていた。
それは白の帝国よりキュウビが留学するにあたり、騎士団長ディアナの命令で、四人の帝国兵もついでに学園にぶちこまれたことに端を発していた。
士官学校の同期にして、実力はありながらも各々難がある問題児たち、メーアエルデゲルトルートウルスラの四人は、キュウビにお礼参りを行うも、返り討ちに遭う。
先輩の言うことは絶対と言い聞かせたキュウビは、ディアナの心労を慮るのだった。

その後、サクヤ率いる不思議倶楽部は、七不思議の調査後半戦のため、生徒立ち入り禁止の夜の学校へと侵入を開始。
「夜の学園で開かれる亡者の宴」を調査する不思議倶楽部は、そこで新任のレティシアを囲んで飲み会をする、教師陣の姿を発見する。
教員たちは、見つからぬよう校庭へと移動しようとする不思議倶楽部の存在に気付き、不良生徒の追跡を行うも、彼らの青春を思い、途中で追うのをやめることにする。

追手を振り切り校庭に辿り着いた不思議倶楽部は、七不思議の王道「夜の校庭を走る人体模型」と遭遇。
これぞまさしく怪奇現象と、逃げる人体模型を追う不思議倶楽部は、最後の七不思議「入ったら二度と出られない部屋」に入っていく。
そこで待ち受けていた人体模型の正体は、先日の温泉宿の騒動で出会った、迷い家の従者であった。
さらにその教室の正体が迷い家であることを知った不思議倶楽部は、青春のきらめきを見せるため、迷い家との決戦に挑む。

その後、戦いを終えた不思議倶楽部のもとにグレンたち教員が登場。
学園の教師たちは、少し前から迷い家と協力関係を結んでいることを明かし、内部の構造を自在に変えられ、防音機能もある迷い家は、
多目的室としてうってつけでありながら、あまりに快適で出たがらない者が現れるため、生徒たちへの情報を制限していたことを教える。
これにて不思議倶楽部の調査も終わりかと思われたその時、ホムラは七不思議が一つだけ足りないのではないかと指摘。
それに対しサクヤは、これで七不思議は全てだと答え、もう一つの七不思議「悪戯好きの幽霊」と、その正体を明かす。

七不思議の調査を終えたサクヤは、不思議倶楽部の次回の活動について提案。
既に薙刀部と茶道部もあるだろうと驚くホムラたちに対し、サクヤは三つ全てを極めるつもりだと答え、今後の方針を語り始める。
七不思議が解明されても、世の不思議の種は尽きまじ。不思議倶楽部の青春はまだまだこれからなのであった。

王国ナナイロ文化祭?』(2024/4/11~2024/4/25)