ミッション/カテゴリー/ディアス・天界関連

Last-modified: 2024-05-02 (木) 17:04:10

天界、主に亜神ディアスに関係するミッションの一覧
各ミッションの詳細は該当ページ参照

関連キャラクターについてはこちらを参照。

6年目

英雄王を継ぐ者』(2019/11/21~2019/12/5)

魔王ガリウス討伐後、物質界に残っていた魔物との戦いに出ていた王子軍のもとに、世界樹が天使の襲撃を受けたという報告が入る。
世界樹の内側から現れたという大天使長率いる天使は、世界樹を魔物化させるためその核に「神の楔」を打ち込む。
炎上する世界樹に急行した王子軍は、天使や茨の女王を撃退するが、その前に世界樹の魔物化という新たな脅威が立ちはだかることとなる。

天界の門から現れ、世界樹で女王蜘蛛らに助けられた料理人(オーガスタ)は、かつて天界でケラウノスに仕えていたのだという。
英雄王の仲間と称する人物(イルドナ)に助けられ、物質界に逃れたオーガスタによると、
三女神の力が失われたことで、天界ではその遺物たる「神の楔」、神のみが生み出せる奇跡を起こす楔の争奪戦が始まったらしい。

世界樹の災厄、天界の門、天界の軍勢。王子らの戦いは新たな局面に進む。

7年目(亜神の登場、天界突入、トラム救出など)

迷子の悪魔召喚士』「偽神の幻影」(2020/4/16~2020/4/23)

白の帝国を天使とアダマスの幻影が襲撃。
皇帝が別動隊と戦う中、帝国を訪れていた王子らはハリナカトリーナと共に天使の軍勢を撃退する。

捧げし信仰、奪われた意思』(2020/5/28~2020/6/4)

神聖騎士団、トゥアン初登場

魔王が倒された後のある日、王子らは物質界に残る魔物の残党との戦いに出向いていた。
そこで王子らは、魔物を追い立てる白い鎧の騎士たち「神聖騎士団」と、彼らに精神支配を受けている少女フィナンと遭遇する。

神聖騎士団は各地の村を襲っては人をどこかへと連れ去っており、王子らはその対策について話し合うこととなった。
その最中、フィナンがリビングアーマーにされる前に助けたいと言う女性、かつて千年戦争で英雄王と共に魔王と戦った英傑の一人、トゥアンが現れる。
王子らはフィナンを助けるためトゥアンと共同戦線を結ぶことになる。

トゥアンによると、神聖騎士団は元々清貧を旨とする小さな騎士修道会だったのだが、ある日突然生贄を求め神の降臨を目指す邪教の集団に変貌したのだという。
信仰に厚い者や武技の立つ者を生ける鎧に変える神聖騎士団は、次に腕利きの魔鎧兵であるフィナンを生ける鎧に変えようとしているらしい。

王子らに追われる神聖騎士団はフィナンと共に転移を繰り返し、ついに天界の門を開く儀式を始める。
神聖騎士団が起動したのは不完全な天界の門であったが、それでも天使を呼び出す力はあり、神聖騎士団に天使の軍勢が加勢する。
王子らは神聖騎士団と天使の軍勢を退けフィナンを救うが、神聖騎士団は不完全な天界の門に吸い込まれどこかへと消えてしまう。

騒動終結後、新たにフィナンは王国の仲間になり、またトゥアンもフィナンの提案などもあって王国に手を貸すことを決める。

真夏の合同訓練 ~巨大蟹を添えて~』(2020/7/9~2020/7/22)

王国軍と帝国軍が夏の海辺で合同訓練を行っていたところ、そこで魚人の軍勢やクラブウォリアー、サラタンなどの襲撃を受ける。
それらを撃退した王国軍と帝国軍の前に現れたのは、かつての敵、元魔王軍幹部のクラールフであった。

クラールフは、魔王城での決戦で自分を見逃した王子らを命の恩人だと語り、魚人の国の争いに王子らを巻き込んだことを謝罪する。
クラールフによると、現在深海では争いが起きており、クラールフと敵対する勢力が今回の襲撃の主犯であるという。
王子に借りばかり作ってしまうと言うクラールフは、受けた恩義を返すため助けが必要な時はいつでも呼ぶように言い、王子を支持することを表明。
仲間が増えて嬉しいと返す王子に対し、自分たちを仲間と呼んでくれたことを改めて感謝するクラールフは、王子の仲間として深海の争いを収めることを約束する。

GR(2020年7月)(2020/7/22~2020/7/30)

王国軍はフィナンと同じ騎士修道会に所属していたという槍騎士コルムと出会い、彼女を追う神聖騎士団を共に撃退する。
不完全な天界の門に消えたはずの神聖騎士団が再び物質界に現れたことで、彼らが天界との戦いに介入することを王国軍は懸念する。

その後王国軍は世界樹の魔物化を止める手立てを世界樹で探るも、解決策は見つからず、さらに魔物の襲撃を受ける。
世界樹の魔物化阻止のためには直接天界に乗り込むほか現状手がないと考えた王国軍は、フォニアらから今の天界の民は知らないという天界の門の存在を教えられる。
白の帝国の協力のもと、飛行船によってはるか上空にある古い天界の門に辿り着いた王国軍は、天使の軍勢を退けついに天界へ突入する。

王子らは天界の入り口に辿り着くが、そこには神性を帯びていない者を通さないという不可視の障壁があり、それ以上先に進めなかった。
そこに鳥人と天使の軍勢が現れ、王子らは戦闘に入る。
天使の撤退後、残った鷲翼の鳥人(ライノー)白翼の鳥人(パリオス)は、障壁突破には神性を付与する「神の楔」が必要であることを王子らに告げる。
またライノーらは神の力を失った「亜神」であれば神の楔を持っているかもしれないと語り、物質界にいる亜神としてクラールフを挙げる。
自分たちにも事情があると言うライノーらは、王子らに天界を救ってほしいと述べ去っていく。

真夏のロスト・バカンス』(2020/7/30~2020/8/13)

深海マップ初登場、ギガエル初登場

先日和解したクラールフの正体は、神の楔を生み出す力を失った神「亜神」であり、
天界の障壁を超えるのに不可欠な、神の楔を物質界で唯一持っている可能性のある存在だと判明。
王国と帝国はクラールフとの再度の接触を試み、一方のクラールは深海での戦いについて王国と帝国に救援要請するため人魚の大使(ハルフゥ)を送り込む。
魚人同士の争いに天使の介入があることを知った王国軍と帝国軍は、水中でも呼吸できる人魚秘伝の魔法の力も借りてついに深海へと突入する。

クラールフの国を襲撃した主犯の正体は、かつてクラールフが自らの補佐のため生み出した天使ギガエルであった。
ギガエルの軍勢を退けた王国軍と帝国軍は、改めてクラールフと会談、地上にも深海同様に天界の介入による異変が生じていることを話す。
クラールフは、天界に最早神の楔を生み出せる本来の神は存在せず、それゆえに亜神たちが神の楔を巡り争っているのだろうと語る。
また魔王を倒した王子や、亜神であるクラールフが、天界の争いに介入することを恐れたのが騒動の一因であろうとも語る。

天界に興味はなく、ただ深海の民を守ることのみを望むクラールフは、王子らに神の楔を与える代わりに深海の戦いでの助力を求める。
王子らはクラールフの勢力と同盟を結び、天界と深海という二つの戦場を進むことになる。

その後の深海の戦いについては、こちらを参照。

開かれし扉と集う戦士たち』(2020/8/27~2020/9/10)

天界マップ初登場、ドゥマルデ初登場

王子らは神聖騎士団に追われていた、元魔王軍にして開拓村の兵士ノーマを助ける。
彼女は神聖騎士団の襲撃を受けた開拓村の救援を求めるため王国に向かっていたのだ。
ノーマによると、王国に助けを求める鳥人(ライノー)が偶然開拓村に現れたのだという。
開拓村の住民がライノーを王国へ案内しようとしたところ、神獣をも使役する神聖騎士団が攻めてきたらしい。

急ぎ開拓村を救った王子らは、異端審問官ドゥマルデらに囚われたライノーを救うため神聖騎士団と戦う。
死んで霊魂となっても戦い続けるホワイトクルセイダーや天使の軍勢、さらには神獣エインヘリヤルも現れる中、
王子らを助けるためガオレオンに呼ばれたデシウスが登場する。
デシウスと共に神獣を退けた王子らのもとに、さらに女王子メカゴブリンクイーンも現れ、神聖騎士団からライノーを救出する。
さらにガオレオンやクラールフも加わり、天界との戦いのため元魔王軍幹部が再び結集するのだった。
ライノーは、天界の障壁を超える方法を王子らに教えたことが罪に問われ、鳥人の隠れ里が天界の襲撃を受けたことを伝える。
王子らは鳥人の隠れ里を救うため、もう一度天界の門へ向かうことを決める。

同じ頃、天界の門へ向かうため飛空船の準備をしていた白の帝国を、神獣ヘカトンケイル率いる巨人族が襲撃。帝国軍はこれを撃退し、王子らに合流する。

クラールフの軍勢が天界の門直下の海上までを制圧し、ガオレオン、デシウス、帝国軍が飛空船と天界の門の防衛に当たる中、王子らはついに天界へ突入。
王子らは天界の入り口にて、神獣ベヒモス神獣ガルダを使役する大天使長の軍勢を破り、その地点の防衛は女王子とメカゴブリンクイーンに任せて先を進む。
争いを抑止するための結界が貼られているという天界での戦いを制し、王子らは鳥人の隠れ里を救う。
天界に新たな拠点を得た王子は、手の届く限り全てを諦めないとして、次の千年戦争を始めることを宣言する。

地上に戻りノーマも新たな仲間に加わった王国軍は、元魔王軍幹部を交えた模擬戦を行い、次なる戦いに備えるのだった。

縛られた空、解放の戦端』(2020/10/29~2020/11/12)

アラエルアンブローズアージェ初登場

天界の鳥人ライノーとパリオスによると、天界からケラウノスが姿を消して以来、天界では神の楔を巡り各地の亜神が大規模な戦闘を繰り返しているらしい。
中には事態を静観する亜神や鳥人の里を庇護する亜神もいるらしいが、鳥人を庇護していた「銀腕さま」なる亜神は現在音信不通らしい。
物質界に敵意を持つ亜神の正体を探るため、その支配下にある勢力を削ることを決めた王子らは、以前銀腕の庇護下にあった鳥人の集落へと向かう。

鳥人の集落を襲う天使や天界人の軍勢を退けた王子らの前に現れたのは、鳥人の創造主が空を飛ぶ者の守護者として生み出した天使アラエルだった。
創造主を失い何れかの亜神(ディアス)に操られているアラエルは王子らと敵対し、本来守るべき鳥人のライノーとパリオスに精神支配をかけてしまう。
王子らはライノーを救うも、操られたパリオスはアラエルと共に撤退してしまう。
その後王子らは「怪物化」したパリオスを含むアラエルの軍勢と交戦し、ついにアラエルも倒す。
しかしアラエルに施された精神支配は解除できず、怪物化したパリオスや他の操られた鳥人たちは苦しむアラエルを連れ撤退する。

鳥人の集落は壊滅状態だったが、無事だった者は隠れ里に避難することになる。
新たにライノーらを仲間にした王子らは、パリオスの行方を追い天使の洗脳装置を破壊することを決めるのだった。

また同じ頃、英雄王と共に戦った英傑、アンブローズとアージェが天界との戦いに備える王国軍に加わる。

集うは神の聖域』(2020/11/12~2020/11/26)

亜神トラム亜神ゴルゴーン初登場

天使に追われていた鳥人オーキュを助けた王子らは、「聖域」を調査していたというオーキュから「神の楔」を発見したとの報告を受ける。
「聖域」とは天界にあるかつて神々が居城としていた場所であり、その中には神が健在の頃のまま神の楔が残されている場所もあるのだという。
神の楔を巡る天界の戦いで多くの聖域は荒らされていたが、オーキュは手つかずとなっていた聖域で神の楔を発見したらしい。
神の楔を保有することが亜神への対抗手段になると考えた王子らは、オーキュの言う聖域に向かうことを決める。

守護の女神像が守る聖域を訪れた王子らの前に現れたのは、亜神ゴルゴーンの配下ラミアであった。
ラミアを撃退した王子らの前に、怪物化したパリオスと、鳥人を庇護していた銀腕の亜神トラムが敵として立ちはだかる。
アージェの設計者にして、輝剣クラウ・ソラスを竜人に託した英傑トラムは、王子らを神の楔の下に案内するように悲しそうな顔をしながら戦い続ける。

トラムの真意が分からぬまま先へと進む王子らの前に、ついにトラムを従える亜神ゴルゴーンが現れる。
ゴルゴーンはトラムの治める街の民を石にして人質とし、逆らうことができない「契約」を結ばせていたのだ。
王子らはトラムとゴルゴーンを一旦退け神の楔を入手するが、三身にして一なる亜神ゴルゴーンになおも追われる。
亜神の不死性故にゴルゴーンを完全に倒せぬまま撤退した王子らは、トラムと民を救うための戦いの準備を進める。

王子が不死であるゴルゴーン攻略に悩む中、その夢に現れたケラウノスは王子に神殺しの聖槍の存在、そして人が神を殺した事実を思い出させるのだった。

新たなる千年戦争』(2020/11/26~2020/12/10)

亜神ゴルゴーンとの決戦に向け、ピラミッドに再封印されていた神殺しの聖槍の下に王国の鍛冶師と各国の姫君が集結する。
各国の王家に伝わる魔剣、すなわち千年戦争時に天界の神や亜神が物質界にもたらした神器の魔力を少しずつ充填し、聖槍を打ち直すことになったのだ。
そんな中聖槍を狙う神聖騎士団がピラミッドに侵入。王子らは神聖騎士団を撃退するも、なおも敵が接近し、王子の部隊や砂漠の国全軍では戦力が足りない状況に陥る。
そこに聖槍の遺跡から遠ざけられていたデシウスが現れ、かつての神殺しの地に神殺しの英雄が二人揃う。

王国、砂漠の国、暗黒騎士団という三つの部隊が聖槍防衛に当たる中、聖槍を狙う神聖騎士団に天使の軍勢も加わりピラミッドを直接狙われてしまう。
無尽蔵に敵の部隊が続く中、ついに聖槍グングニルが打ち直され王子の手に渡る。
グングニルを手にした王子らは神聖騎士団と天使の軍勢を退け、また怪物化していたパリオスを正気に戻し救う。
一方、撤退する神聖騎士団を率いるドゥマルデは、自分たちに啓示を与える神が地上を害する存在だと確信し、密かに見限る決意をする。

物質界連合軍はゴルゴーンを討つためトラムの街へ進軍を開始、市街地への道の確保と防衛は元魔王軍幹部と女王子の軍勢が担当し王子らは先に進む。
石化した民で溢れる都に辿り着いた王子らは、ギガエルとアラエルの率いる天使の軍勢を破り、トラムと対峙。
己の民を守るため一人では何もできず、物質界や人類を裏切ったと語るトラムは、王子に自分を滅ぼすよう告げて最後の戦いを挑んでくる。
トラムと決着をつけた王子は、もう誰にも負けるつもりはなく、物質界も天界も、助けを求める者は見捨てはしないと宣言
そしてトラムに自分の手を取るように言い、ついにトラムは王子に助けを求めてその手を取る。
その時、グングニルの力によってトラムが結ばされていたゴルゴーンとの「契約」の魔力が破壊され、トラムも王子と共に戦うことを決める。
トラムの裏切りを知り、現れたゴルゴーンとの最後の戦いが始まり、王子らはグングニルによって、不死であったゴルゴーンを討つ。

王子らは石化した民を救うため動きだすが、その時、天界に古くから存在する世界を生み出すための原初の実験場、オリュンポスが光の障壁に包まれる。
オリュンポスに座す亜神との戦い、新たなる千年戦争が始まる。

8年目(ディアス登場、世界樹の災厄との決着、ビフロスト起動など)

戸惑いの戦乙女』(2021/1/28~2021/2/10)

天槍騎兵団初登場

王国軍は魔物との戦いの途中、天槍騎兵団という軍勢と遭遇し戦闘になる。
トラムによると、天槍騎兵団とは神殺しの聖槍の最初の担い手であった神(後に亜神となる)によって編成された組織らしい。
その亜神は千年戦争の後、物質界の人類に希望を託してグングニルを封じ、その後力を使い果たして眠りについたという。
その天槍騎兵団の背後には、オリュンポスにあると思われる天使の洗脳装置があった。

本来の主とは異なる亜神に従う天槍騎兵団は、王国の真の実力を確かめるため、物質界に絶望を与えようと各地で暴れる。
ただ一人洗脳の影響を受けていないスルーズは、天槍騎兵団の動きに疑問を持ちながらも団長の命令に逆らえず王国軍と戦い続ける。
天槍騎兵団は神聖騎士団と共にアイギス神殿を破壊しようとするが、ドゥマルデとスルーズが時間を稼いだこともあって王国軍に阻止される。
天槍騎兵団が最後の作戦を実行に移そうとする中、悩み続けたスルーズはついに王国軍と共に天槍騎兵団を止める決意をする。
村を襲った天槍騎兵団は王国軍との戦いの末、誰かを守る時に真価を発揮する人間の強さを知り撤退する。
物質界への不干渉を勝ち取るだけでは天界との争いが終わらないことを知った王子らは、改めてオリュンポスに向かう決意し、後に威力偵察を行う。

ちなみに王国の槍騎兵部隊ワルキューレの名称は、千年戦争時英雄王と共に戦った神殺しの聖槍の担い手率いる戦乙女の名前にあやかったものであり、
天槍騎兵団こそ最初のワルキューレであると明かされる。

背教の剣と信仰の騎士団』(2021/3/18~2021/4/1)

王城マップ初登場、千人隊長初登場

ゴブリンに占領された村の救出に訪れた王子らは、そこに一切争いの形跡がなかったことを知り不審に思う。
その影には神聖騎士団の存在があり、神聖騎士団は布教を装って近隣の村や関所の兵を気づかぬうちに精神支配下に置いているのだという。
関所の戦力の半数以上が神聖騎士団の手に落ち、誰が精神支配下にあるか分からぬ危機的状況の中、王子らはまず近くの関所の解放に向かう。
王子らは無事関所を解放するが、撤退した神聖騎士団が転移して向かったのは王城であった。

王城で仲間と戦わねばならないという辛い状況の中、王子らは玉座の間に辿り着く。
そこには操られた王国兵の他、神聖騎士団のやり方に異を唱えながら精神支配を受けてしまったアレクシアの姿があった。
王国兵とアレクシアを解放した王子らの前に現れたドゥマルデは、主の力を受けた上で戦うことを拒否したアレクシアに破門と騎士団追放を言い渡す。
ドゥマルデは、変わってしまった騎士団を救うのが使命だと語るアレクシアに対し、その志は自分が継ぐとして彼女の身を王国に託し去っていく。

自分の道に悩みながらも王国の仲間となったアレクシアの命を狙い、神聖騎士団は王国を再び襲撃するが、
王国軍との戦いに敗れ、ドゥマルデの説得もあって撤退する。
ドゥマルデは信仰していた神が悪意ある存在に変わっていることを悟っており、そのような存在に仲間の身を捧げさせないと密かに誓うのだった。

GW特別!黄金週間ラッシュ(2021)「万の武具を受け継ぎし者」(2021/4/28)

アルヴァ初登場

天界を訪れ鳥人の集落を狙う天界兵と戦っていた王子らの前に現れたのは、アトナテスの師匠でもある天界人の英傑アルヴァだった。
トラムがゴルゴーンとの契約から解放されたことを知ったアルヴァは、かつてのトラムの天使の剣「マク・ア・ルーイン」の影打ちをトラムに託す。
トラムにかつての剣技を仲間に見せるとよいと語るアルヴァは、さらに王子らを自分との模擬戦に付き合わせる。

戦いを終えたアルヴァは、ケラウノスの障壁によって物質界に降りられず、
またかつての友人の鍛冶神から受け継いだ武具を狙うオリュンポスの勢力に追われていたことを明かす。
いずれ王国もオリュンポスと戦うということで、アルヴァは王国に手を貸すことを決めるのだった。

GW特別!黄金週間ラッシュ(2021)「第七回天界〇×クイズ大会」(2021/5/5)

七度目の王国クイズ大会は天界編、司会はトラムとパリオスが務め、ヒントを伝える役はオーキュが担当する。
今回の賞品は、ケラウノスの依り代であった少女の等身大人形。
日々裏方で王都を支えるその姿に隠れファンも多いらしく、王国の民からは謙虚なところが可愛い、市民一同とても感謝していると言われている。
教会での炊き出しや病人の看護もやっているらしい。すごいぞ依り代ちゃん!
ちなみに不正行為に対しては、剣を取り出しちょっぴり全力を出したトラム様との模擬戦になる。

最後に残された信仰』(2021/7/29~2021/8/12)

神聖騎士団長亜神ディアス???(亜神イルドナ)初登場

神聖騎士団が聖なる森を襲撃、王国の薬草師ローズは自ら囮となり、リコラに王国軍を呼ぶよう頼む。
王国軍は神聖騎士団を撃退するも、彼らはローズに精神支配を施して連れ去ってしまう。
神聖騎士団が世界各地にある聖地を襲撃していると判明し、王国軍はまだ神聖騎士団の襲撃を受けていない砂漠の国に先回りする。
ローズを操る神聖騎士団には逃げられてしまうも、ローズの残したメモから次の狙いがダークエルフの集落であることが分かる。
ダークエルフの集落にて王国軍は神聖騎士団と激突し、そこで精神支配を受けたドゥマルデとも戦うことになる。
精神支配下にありながらも、戦いの末に自らの死を偽装したドゥマルデは神聖騎士団とついに敵対することを決意。
ローズを救うため、妖精郷に向かう神聖騎士団を追う王国軍にドゥマルデも同行する。

その後妖精郷にて、ダークエルフの軍勢とローズの力によってマンドラゴラを操る神聖騎士団を撃退した王子らの前に、神聖騎士団長が現れる。
王子のような英雄は一時の平和を生み出すだけで、未来の幸福を奪うような毒だと語る神聖騎士団長は、
世界をひっくり返すという強き神に救いの道を求め、友であるドゥマルデを裏切ってまで騎士団を明け渡したという真実を語る。
転移魔法によって神聖騎士団が姿を消すと、王子らはローズを救い出し、今後の方針を考えることにする。

神聖騎士団との戦いの次なる一手を王国軍が模索する中、ドゥマルデは今回の神聖騎士団の目的が物質界にあるかもしれない神の楔の捜索であったことを明かす。
各地を襲撃し、さらに精神支配によって手駒を増やし続ける神聖騎士団に対抗するため、王子らはついに全ての元凶の潜むオリュンポス突入を決める。
天界の軍勢を打ち破り、オリュンポスの障壁の前に辿り着いた王子らの前に、神聖騎士団長率いる神聖騎士団が立ちはだかる。

神聖騎士団を撃退した王子らは、神の楔によってオリュンポスの障壁を破ろうとするも、
その術式が次々に書き換えられてしまい神の楔を使う隙すらつくことができなかった。
驚く王子らの前に、全ての元凶である亜神ディアスがついにその姿を見せ、王子らを強制的に転移させてしまう。

ディアスは創造神によって神としての力を奪われた天空の亜神であり、その奪われた力から生み出されたのが三女神なのだという。
創造神が自身の似姿として創り、物質界を託した存在である人類の弱さに呆れるディアスであったが、そこに世界の味方を称する???(亜神イルドナ)が現れる。
ディアスに転移させられた王子らは、女神アイギスの加護ゆえか皆アイギス神殿の前におり、全員無事であった。
幸い神聖騎士団の動きが止まったことを知った王子らは、次なる策のため世界樹の再調査に乗り出すのだった。

隠されし叡智の園』(2021/9/9~2021/9/22)

叡智の園初登場

千年戦争以前の伝説において、創造神が世界樹に残したという物質界と天界を繋ぐ橋「ビフロスト」。
存在を疑われていたその橋は、天界を逃れ世界樹から現れたオーガスタの出現によってその実在性が増していた。
ディアスによるオリュンポスの障壁を避けたい王子らは、世界樹や魔法都市でビフロストに関する資料を探すも、一向に見つからない。
魔法都市での天使の襲撃を退けた王子らは、北の大国のさらに北、千年戦争以前の記憶が眠るという「叡智の園」の情報を得てそこに向かう。

殆ど後世の記録に残っていない叡智の園の民は、千年戦争後己の知識が戦乱の火種になったことを悔いて、外の世界との関りを絶っていたのだという。
しかしかつて叡智の園で生み出された自動人形ルインの言葉を受け、叡智の園の賢者アナベラは王子らの実力を見極めることにする。
王子らの実力を確かめたアナベラたち叡智の園の民は、天界との戦いに協力することを告げるが、そこに天槍騎兵団と天使の軍勢が現れる。
天槍騎兵団長は、人が過ぎたる夢を抱く叡智を不要とし、千年戦争後もただ己の欲求のために知識の探究を続けた叡智の園の破壊を宣言する。
王子らに撃退された天槍騎兵団は、大天使長の軍勢と合流し禁書庫を狙うも、それは叡智の園の賢者たちが仕掛けていた罠だった。
叡智の園の賢者の策と王国軍の力の前に敗れた天界の軍勢は撤退、王子らはついに千年戦争以前の知識の眠る禁書庫へ入る。

調査の結果、ビフロストはオリュンポスに直接繋がる移動手段であり、その起動には世界樹の魔物化の阻止が必須であると分かる。
世界樹に神の楔を打ち込んだ天界の思惑は、ビフロストを見越してのことだったのだ。
天界との戦いで人類は後手に回り続けていたが、アナベラ主導のもと、巻き返しのためついに世界樹奪還作戦が始まる。

世界の架け橋を求めて』(2021/11/11~2021/11/18)

天界侵攻で神の楔を一つ消費した王子軍は、世界樹の核に打ち込まれた神の楔を破壊できても、進行する魔物化を止める手段がなかった。
そこで王子軍はアナベラの提言で、伝説に語られる世界樹を守護する聖霊「ラタトスク」に会うため世界樹を再び調査する。
神の楔の魔力量に対して世界樹の魔物化の進行が遅いことに、ラタトスクの介入があるという推測があったのだ。

ラタトスクの騎士マリレーヌとの激突の末、誤解を解いた王子軍はラタトスクの下へ案内されるも、その道中で天使や茨の女王の軍勢の攻撃を受け、それを撃退。
ラタトスクの力は世界樹を維持するもので、魔物化そのものを止めることができないと分かり、アナベラはもう一つの作戦を提案する。
それは神の楔が残る天界も関与できない場所、魔王城を目指す作戦であった。

元魔王軍からの依頼もあり、王子軍は「魔界の門」再構築のため魔神レラジェとの模擬戦に臨み、魔界に落ちた魔王城へ向かうことになる。

魔王城大討伐・幻影の王子』(2021/11/18~2021/11/25)

魔神レラジェとの模擬戦を経て魔界の門を再構築した王子らは、神の楔を求めて魔界に落ちた魔王城へ向かう。
魔王城の場所はデモシェフ商会の先行調査によって判明し、また魔王城にはかつての三女神の力の残滓があるため魔界の瘴気の影響にないことが分かる。

魔王城にてガリウスの信奉者たるデーモンとの戦いを繰り広げる王子軍の前に、かつての魔王親衛隊ガードと、その部下タリエが立ちはだかる。
魔王を裏切り亜神ディアスの下についたガードは魔界審判を行使して王子軍を弱らせ、さらに自身も戦場に立つ。

最終的にガードが手にした神の楔をサバルが奪い取り、王子軍は世界樹奪還に必要な二つ目の神の楔を入手する。
戦場に残ったタリエはかつての主、魔王ガリウスとガードに別れを告げ、憧れの存在であった王国軍に入る。
戦場から姿を消したガードもまた、自分の中の千年戦争を終え、魔王ガリウスとタリエに対して決別を宣言するのだった。

未来へ架ける橋』(2021/11/25~2021/12/9)

ビフロスト起動、ラーワルホルテウス初登場

世界樹の魔物化が間近に迫る中、亜神ディアスは???(イルドナ)と人類に最早手遅れとして諦めるように告げる。
世界の味方を標榜するイルドナは、王子らが魔王城に至り神の楔を手に入れたことを知っており、まだ世界は終わっていないので諦めないと語る。
王子らに足りないのは状況を打開するもう一つの戦力であると考え、イルドナは千年戦争後眠りについていた英傑ラーワルを地上に送り込む。
ラーワルの到着で反撃の兆しを見出した王子らは、世界樹奪還作戦を再開する。

同じ頃、砂漠の国は天使と神獣の軍勢による襲撃を受けるが、そこに復活した砂漠の国の最初の女王ホルテウスが現れる。
神獣スフィンクスの制御を取り戻したホルテウスは、砂漠の国の民と共に天界の軍勢を撃退、英雄王との約束のため王国に助力に向かう。

ついに世界樹内部に侵入した王子軍は、世界樹に取り込まれつつあったラタトスクを救出。
王子は神の楔を使って世界樹の核に打ち込まれた神の楔を破壊し、ラタトスクはもう一つの神の楔を使い世界樹の再生を始める。
世界樹の魔物化は阻止されるが、魔物化によって生じた歪みの影響を受けた世界樹の精「ユグドラシル」が現れる。
グリフィン騎兵団、白の帝国の航空艦隊、ゴブリン軍団の協力も得て王子軍はついに邪竜樹ユグドラシルを討ち、世界樹の災厄を終わらせる。

世界樹に隠されていた創造神の遺構、オリュンポスに繋がる橋「ビフロスト」が起動し、天界との戦いは新たな局面に入る。

9年目(オリュンポス開門、魔界での動乱など)

オリュンポス開門作戦』(2022/6/23~2022/7/7)

オリュンポスとの戦いで攻勢に出るため、王子らはオリュンポス開門作戦を始める。
それはビフロスト起動を餌にして敵の本隊を引きずり出し、その戦力を大きく削った上でオリュンポスの障壁を王子率いる最精鋭で内側から破るというものだった。
ビフロストでディアスの障壁を無視してオリュンポスに侵入できるが、
一度に移動できる数が少なく、拠点設営などの点もあり、オリュンポスの障壁を改めて破ることになったのだ。

世界樹にてデシレア率いる神聖騎士団と天使の軍勢を退けた王子らは、ビフロストを再び起動しついにオリュンポスに突入する。
同時刻、王国軍の本隊は障壁破壊を目論む王子らに合流するため、外側からオリュンポスの障壁へと迫る。
オリュンポスにて神聖騎士団長率いる軍勢を破った王子らは、急ぎオリュンポスの障壁に内側から迫る。
オリュンポスの障壁前にて王子らは大天使長、ギガエル、アラエルなどの軍勢と戦う。

敵の軍勢を退けた王子らがオリュンポスの障壁を破ろうとしたその時、以前のように亜神ディアスが王子らの前に姿を現す。
人間は不完全な存在であり、自分が全ての力を取り戻した暁には、創造神の失敗の全てを打ち消すと宣言するディアスは、
何の苦難も悲しみもない、停滞と安寧の世界をもたらすという自分の使命を何故理解しないのか、理解しようとしないのかと王子らに問いかける。
王子の目つきを不愉快と評しながらも、庇護すべき被造物ゆえにこの手で殺すのは流儀に反すると語るディアスは、
再び王子らを強制的に転移させ、二度とオリュンポスに至れないようにしようとする。
しかし王国の魔術師たちは、ディアスの転移魔術とオリュンポスの障壁の正体が、
かつてディアスが創造神から奪われた力より生み出された三女神の権能、すなわち「召喚」と「封印」を模倣したものであることを見抜いていた。
女神アイギスへの祈りによってその術式は解かれ、ディアスの転移魔術とオリュンポスの障壁はついに破られる。

ディアスは自らの権能を読み解き神域を犯した王子らを褒め称え、己の雷霆の敵として認める。
人類がオリュンポスに挑むことを許したディアスは、王子に真なる英雄としてさらに力をつけるよう命じ、それまでオリュンポスの頂で待ち続けると約束し、去っていく。
ディアスの言葉通り天界からの干渉が止まり、オリュンポスに拠点を築いた王子らは、オリュンポス攻略のための準備を始めるのだった。

見果てぬ未来と叶わぬ夢』(2022/9/1~2022/9/15)

亜神ヒュープ初登場

オリュンポス攻略に乗り出した王子らの前に、オリュンポス第一層の門番と語る、精神支配を受けた鳥人レフカラシティが現れ戦いになる。
オリュンポス第一層の管理者である亜神ヒュープは王子らの実力を確かめると、レフカとラシティの精神支配を解き、その後王子らを夢の世界に閉じ込める。
ヒュープの創り出した夢の世界は、叶うことのない望みを映した世界、すなわち王子にとっては魔物の復活がなく両親も健在の平和な世界だった。
夢に収まりきらない王子の強い意志を感じたレーヴの助けにより、夢の世界を破った王子はヒュープと改めて対峙する。

夢の世界を破った二人目の人間に驚くヒュープは、そこで王子が自分の夢を破った最初の人間、英雄王の子孫であることに気付く。
ヒュープは魔王との絶望的な戦いに挑む英雄王を救うため夢の世界に閉じ込めたが、夢の世界を解き明かされたのだという。
夢こそ世界の真実と語り、幸せな夢を見続けることが救いになると考えるヒュープは、王子らに自身の眷属、泡沫の夢見人をけしかける。
夢に心奪われ肉体から解離し衰弱しながらも戦いを続ける王子を前にして、ヒュープは自ら戦場に立ち、微睡みの権能を披露する。

夢を現実が超え、人に敗れたことを驚くヒュープはオリュンポス第一層が王子らに牙を剥くことはないと宣言。
しかし夢の影響で衰弱が進む王子の姿を見て、一度物質界に戻るよう伝える。
亜神ヒュープは、理想の夢を捨ててでも不確かな未来のために戦える人類を、亜神ディアスの語る愚かな被造物ではないと考えるのだった。

魔界動乱』(2022/11/2~2022/11/17)

亜神アスバール初登場

天使の軍勢に追われるデーモン、ヤハールが密林の魔界の門から現れ、王子らは彼女を救う。
天界の軍勢が魔界を襲撃しているというヤハールの話を聞いた王子らは、魔界の民を急ぎ助けに行く。
王子らはオークの集落で天槍騎兵団を退け、ドロテアの領地で大天使長を退け、魔界マーケットではグレーターデーモンと共闘して亜神ゴルゴーンを退ける。

天界軍が封鎖した街道を避け、魔界の森を進んだ王子らはヤハールの主、亜神アスバールを救うためギガエルを撃退する。
ベルゼビュートに封じられていた魔界の統治者アスバールによると、亜神ディアスは魔王城で何らかの儀式を行うつもりらしい。
アスバールのもう一人の守護者であるロタンは、魔王城そのものの封印を継続するため、魔界を駆け回っているという。
魔界の深層にロタンを追う天界軍が現れたことを察知した王子らは、そこでガード率いる軍勢と激突する。
ガード撤退後アスバールの城館に戻った王子らは、ロタン救援と天界軍の動きの阻止のため魔王城に向かうことを決める。

原初の竜姫と神なる力』(2022/11/17~2022/11/24)

イルドナの名前判明、ルキファ初登場

亜神ディアスの目論見を阻止するため魔王城に向かった王子らの前に、天界の軍勢と精神支配を受けたロタンが現れる。
ロタンを止めれば魔王城の封印が解かれてしまうことを理解しながら、ロタンのことを見捨てる訳には行かないとして、王子らはロタンを救い天界軍も退ける。

封印が解かれた魔王城に天界軍が集まる中、王子らの前に千年戦争時代英雄王と共に戦った英傑の一人、光の亜神イルドナが現れる。
イルドナはオーガスタを救いラーワルを地上に派遣した一方で、英雄王に世界を託されながら物質界に対して直接動くことが無かった。
アトナテスから怒りをぶつけられるイルドナは、今は時間がないとして我が子に世界を救うよう頼む。
ディアスの儀式が始まれば、世界はそれに抗う実力が足りないと語るイルドナは、自ら時間を稼ぐことを王子らに伝える。
イルドナはこれから先の世界を見ることができないのが心残りだとも語り、王子に英雄王の守った世界を受け継ぐように告げ去っていく。

亜神ディアスはイルドナとの決別を悟り、また王子との直接対峙を考える。
三女神の力を取り戻すため、洗脳したルキファを伴うディアスは、ついに魔王城へと向かう。

千の誓い、千の約束』(2022/11/24~2022/12/8)

アイギス神殿マップ初登場

亜神イルドナが時間を稼ぐ中、魔王城へ進軍する王子らの前に立ちはだかったのは、英傑の一人である最初の堕天使ルキファだった。
そこに王国に助力することを決めた英傑、リヴン山ン本五郎左衛門が駆けつける。
王子らは魔王城での戦いで、ディアスに精神支配を受けていたルキファを救出する。

ルキファが解放され時間稼ぎの甲斐があったと喜ぶイルドナは、ディアスに対し、英雄王と交わした約束とそれを守ると決めた己の誓いについて語る。
数多の戦士たちの誓いが自分の約束を受け継ぎ、ディアスの望む未来を阻止すると語るイルドナは、最後の仕上げとして王子に剣を向ける。
今の物質界連合軍では亜神ディアスの力に及ばないと語るイルドナは、王子に自分を殺しその力を継承するように迫る。
しかし誰かを犠牲にする選択をしない王子は、イルドナにトドメを刺して力を継承することを拒み、亜神ディアスの儀式の間に向かう。
王子に敗れたイルドナはようやく王子らの考えを理解し、自分の神器を受け継いだシビラに対し、共に戦う仲間としてある頼みをする。

王子らは魔王城の玉座の間にて、儀式を進める亜神ディアスと対峙。
ディアスは王子らに成長の時間を与え、オリュンポスの頂で待っていてやろうと伝えたはずではと、王子らを生き急ぐ者と呆れた様子を見せるが、
同時に、久しく現れなかった神に挑む者を前にして心躍らせ、少しだけ王子らの相手をすることを決める。
戦いの末ディアスは、王子らの実力を高く評価し、人の可能性を感じるも、やはり人の自由意志に任せていれば物質界は容易く滅びると判断。
イルドナの力を受け継がず、自分を滅ぼす力も身に着けなかった王子を罰すると宣言したディアスは、ついに儀式を完了させる。
魔神レヴィアタンの魔力を魔王城に残っていた三女神の力の残滓に集め、創造神によって奪われた力を取り戻したディアスは、王子らを強制的に転移させる。

王子らが転移させられたのは、王子らの本拠地である女神アイギスの神殿であった。
神器の本質や、かつて文明を退行させた人類と戦い続けたガリウスについて語るディアスは、
被造物たる人類は運命に翻弄され、偶然に一喜一憂し、定められた死に向かうものだと改めて告げ、
人類に許されし唯一の感情は諦めであり、自由意志を手放し、安寧と停滞の内に、歯車として生を終えるのが正しい道だと断言する。
王子はディアスのその言葉を否定し、人は逆境の中でも歩み続けることができ、人の持つ最も強い力は、絶対に諦めないという、その誓いだと述べる。
王子らは人の力を証明するため、亜神ディアスはそれを否定し人類と三女神に罰を与えるため、戦いを始める。

戦いの中で自分の取り戻した力を王子らに見せつけたディアスは、
王子らの実力ではオリュンポスの頂に至れないと断じ、空間を破壊するほどの魔力を込めた一撃を王子に与える。
その時、シビラに呼ばれたことで転移したイルドナが王子に自らの魔力を注ぎ、ディアスの一撃を受け止める。
物質界を束ねただけでなく、亜神をも惚れ込ませる王子をますます惜しいと感じたディアスは、それが人の可能性であると悟る。
世界の変革はその答えを見届けてからでも良いのかもしれないと考えたディアスは、改めてオリュンポスで王子らを迎え撃つことを決め、アイギス神殿を去っていく。

その後イルドナは、英雄王に世界の未来を託されてから、その世界を人類が担うべきか亜神が導くべきか、今まで見定めていたことを明かす。
そして人類が世界を担うべきという答えを千年前に既に出していながら、その答えを信じ切れずにいたことを明かすと、
今まで人類を甘く見ていたことを謝罪し、またこれからは王子らの仲間として人類と共に歩むことを伝える。
天界の勢力の引き起こした魔界の動乱は終わり、王子らは一気に増えた新たな心強い仲間を歓迎するのだった。

10年目(オリュンポス攻略、裏切りと謀略の亜神の策謀、大神降臨など)

華国演義・崑崙に至る道』(2023/3/16~2023/3/23)

華の国は「天の声」なる存在の命を受け、十天君討伐に乗り出し始める。
華王、誅子から正式な招待を受けた王子らは、十天君の一人であった金光聖菩の身柄を要求されるも、それを拒絶し華の国との戦端を開くことになる。

華の国の軍勢を退けた王子らの前に現れた邪仙・聞仲は、元始天尊が自分たちの味方に付いたことを告げ、
オリュンポス第二層・崑崙で待っているとして誅子ら華の国の軍と共に撤退する。
誅子に仕えていたフェイロンから事情を聞いた王子らは、華の国にまで波及する亜神との戦いへの決意を新たにするのだった。

華国演義・封神決戦』(2023/5/18~2023/5/25)

元始天尊初登場

オリュンポス第二層・崑崙に辿り着いた王子らは、そこで十天君の迅天君東天君が、神仙郷の普賢に追われている場面に遭遇する。
乱戦の末、東天君の命を救い案内役とすることにした王子らは、華の国の都を再現したような場所を訪れ、そこで華王、誅子及び普賢の軍勢と激突する。
その中で聞仲の目的が十天君を「封神台」へと送ってその仙力を奪い、元始天尊の手によって華の国を書き換えるのに利用する、
魔物や邪仙の被害を受けたことを、何もかもをなかったことにして、ただ平和な時代が続いたという風に歴史を書き換えることだと判明する。

王子らが「封神台」に辿り着くより前に、既に封神の儀は完了していたが、王子らは死にゆく十天君を退け、さらに聞仲を倒しその思惑を阻止する。
そこに操られた元始天尊と普賢が姿を現し、普賢から事情を聞かされた王子らは、元始天尊らを全力で倒して精神支配から解放することに成功する。

その後王子らは崑崙の主である亜神、元始天尊から事情を聞き、魔物の復活後に天界の勢力に備え彼女が崑崙へと戻っていたことを知る。
その際元始天尊は「謀略と裏切りの亜神」によってその心を縛られてしまい、その亜神が華の国に「天の声」を告げたのが今回の騒動の発端だったのだ。
封神の儀によって集められた十天君の仙力は、オリュンポスの上層へと渡ったことが分かり、
王子らはディアス同様に、物質界に脅威をもたらす別の亜神がオリュンポスに潜んでいることを知る。

その後、王子らは元始天尊の依頼で誅子と聞仲の特訓に協力し、誅子と聞仲は一度世界を知るため旅に出ることを決める。
元始天尊は崑崙の修復に取り掛かることを決め、またその間の王国との連絡役として普賢を王子らの下へ派遣するのだった。

第十回人気闘兵決定戦?』(2023/6/1~2023/6/16)

十回目の人気闘兵の会場は天界、呼んでもいないのに戦神マレスが姿を現し、人気闘兵開催の宣言を行う。
自分を除け者にしようなどそうはいかん、天界の祭りには自分を通せなどと、よく分からないことを言い放つマレスであったが、
遅かれ早かれ呼ぶことになっただろうし、どの道天界での人気闘兵開催の上でその協力は必要不可欠として、王子らはマレスを受け入れることにする。

オリュンポスとの戦いが続く中での天界の人気闘兵について、その開催を危ぶむ声もある中、
マレスは、ディアスが祭りに乗じて兵を差し向けるような無粋な真似をする男ではないと語り、
また万が一にも有り得んだろうが、祭りを邪魔する輩が現れた時には責任をもって神罰を与えようと宣言する。

さらにマレスは闘兵箱の設置も担当すると言い、さらに投票の手本も兼ねて自分の考えた余興を行うように亜神たちに告げる。
それは最も早く闘兵箱に辿り着いた亜神こそが、王国最強の亜神であるとマレスが認めるという、レースであった。
マレスは前回の人気闘兵の覇者であるアランに闘兵箱防衛の任を与え、話を聞かず勝手に人気闘兵を始めるのだった。

マレスの勝手な動きがありながらも、人気闘兵は大いに盛り上がり、天界には今までにないほどの人が集まっていた。
少しでも天界への忌避感が減ったのであれば、この人気闘兵も大いに意味があったと言えるのだろうと亜神たちは考えるのだった。

そして人気闘兵が終わり、他の亜神たちからその目的を問われたマレスは、これまで投票に来た戦士に戦神コロッセウムの招待状を渡してきていたことを明かす。
全ては千年後に開催する次なる戦神コロッセウムのための宣伝が目的であったのだ。
そこでアランはマレスに対し、人間やその他の種族が普通千年は生きられないということを指摘。己の勘違いに気付いたマレスは急に無言になり、そのまま帰ってしまう。
人気闘兵自体は成功したものの、節目の十回目としては最悪のフィナーレとなり、アランはマレスの愚かな姿を嘆き続ける。
そんな亜神たちの姿を眺めていたコレットの心境や如何に。

神話の笛の音は、ただ遠く』(2023/7/20~2023/8/4)

亜神ハリンヘイム亜神イコル???(半神アキレア)初登場

亜神ヒュープらに見守られながら、オリュンポス第三層を目指す王子らは、気付けば霧の立ちこめた森に迷い込んでいた。
「裏切りと謀略の亜神」の策謀に巻き込まれたことを知らぬまま、森を抜けた王子らは、オリュンポス第三層「アスガルド」に到達する。
そこで王子らは、アスガルドの門番たる亜神ハリンヘイムと、彼女の率いるアスガルドの動物と戦う羽目になる。

戦いの中でハリンヘイムは、アスガルドが滅んだ原因を、自分が犯したというふたつの過ちについて語り始める。
ひとつは異教の存在である亜神ディアスを信じたこと、もうひとつは裏切りと謀略の亜神たるイコルを殺しておかなかったこと。
複数の世界を内包し、それらが遥かな未来に激突し、最終戦争を招く滅びが定められた世界、それがオリュンポス第三層であり、
ハリンヘイムはその最終戦争を知らせるギャラルホルンを鳴らす役割があったのだが、イコルによって隙をつかれてギャラルホルンは隠され、
それによって戦いの合図がないままに亜神ディアスが現れ、オリュンポス第三層は本来とは異なる滅びの道を辿ったのだ。

王子らがハリンヘイムとの戦いに勝利すると、そこに裏切りと謀略の亜神イコルが姿を現す。
イコルの目的は、ハリンヘイムが王子らと戦っている間に、彼女が守っていたムスペルヘイムの封印を解くことであった。
ムスペルヘイムとは、炎の剣という、いずれ世界を滅ぼす業火を剣の形に整えたものが眠る、アスガルドとは別の世界であり、
イコルは炎の剣を用い、オリュンポス第三層だけでなく、オリュンポスそのものを焼き尽くすことを宣言し、その場を去っていく。
王子らはイコルの企みを止めるため、諦めるのではなく戦うことを選んだハリンヘイムと共に、灼熱の世界ムスペルヘイムへと向かう。

王子らと対峙したイコルは、炎の剣の担い手にしてアスガルドを滅ぼす運命にある者、巨人スルトを目覚めさせる。
滅びを避けるため、王子らは魔剣に繋がるスルトと、イコルを倒し、戦いに勝利したかに思われたが、
対するイコルは、勝ったのは自分だと宣言し、人が神の座に至るにあたって、何が必要か知っているかと問いかける。
それは神の試練を乗り越えること、あるいは神の命と共に、その権能を受け継ぐことであった。
イコルは王子に、共に神を殺しに行こうと言い、次はもっと苛烈な試練を用意しておくと告げてその場を去っていく。

その後、王国を訪れたハリンヘイムは、亜神イコルは消息を絶ち、オリュンポスの上層へと向かったと思われるとの報告をし、
また第三層の管理者代理として王子らに無制限の通行許可を出し、準備が整い次第上層への門も稼働させることを告げる。
そしてハリンヘイムは、イコルの考えを、真実を知るため、連れて行ってほしいと王子らに頼み、王子らは新たな仲間を迎え入れるのだった。

偽りの太陽、虚像の黄金』(2023/8/31~2023/9/14)

亜神ゼクメト亜神バスティスヴィディア徐華初登場

王子らは、砂漠の国の原型となったオリュンポス第四層「ヌン」の攻略に向かう。
その途中、オリュンポス第二層「崑崙」にて王子らは、英傑の一人にして華の国の創造者、崑崙の真の主たる亜神、徐華と出会う。
千年戦争にて、神の座を捨て人類に肩入れした徐華は、その後大地の再生を最優先にしようと、崑崙と同化して世界の修復を行っていたのだという。
王子らは目覚めたばかりの徐華の肩慣らしのため、模擬戦に付き合うこととなり、戦いの末に調子を取り戻した徐華は、王子らの旅路に同行することを決める。
しかし少し準備がいるという徐華は、王子らを先行させ、その後、隠れていたイコルに声をかける。

一方、オリュンポス第四層「ヌン」に辿り着いた王子らは、そこに既に大軍勢が待ち構えているのを目撃する。
戦神ゼクメトと豊穣神バスティスが率いるその軍勢は、英雄王の時代の王国軍初代副司令官、英傑の一人ヴィディアを狙ったものであった。
二柱の亜神率いる包囲から逃れた王子らは、ヴィディアが今までイルドナと協力して第四層から上層へと続く経路を探していたということを知る。
ヴィディアとの作戦会議のもと、王子らは上層への道のりとして最も可能性が高いらしい「太陽神殿」へと進軍することを決める。

熱砂の階層ヌンを進む王子らは、そこが意外にも活気に満ち、むしろ平和すぎて危機感がないような姿に驚きを見せる。
完全に亜神ディアスに恭順しているヌンは、無限の「黄金」を供出し続けることでその庇護下に入っていると、ヴィディアは語る。
誰もが王子らのように、自由意志こそ重要と考えている訳ではない。
永遠の安寧、変化のない世界、大きな幸福もない代わり、誰も苦しまない場所を求める者だっているということなのだ。

亜神バスティス率いる軍勢に、続くアンデッドの軍勢も退け、王子らは「真なる太陽神」の待つ太陽神殿に突入。
ゼクメトとバスティスの待つ神殿内部にて、王子らは大量の黄金と、中心に据えられた巨大な腕輪を目撃する。
その腕輪の正体は「ドラウプニル」、アスガルドの主神が神殺しの聖槍グングニルと共に物質界に与えたはずの、無限の富を生み出す腕輪であった。
王子らは、アスガルドの主神の魔力が宿った、ドラウプニルの黄金に注意しながら、ゼクメトやバスティスとの戦闘に入る。

戦いに敗れたバスティスは、もう嘘がバレる時と観念し、ヌンの主神たる太陽神がどこにいるのかという、王子らの問いに答える。
実は太陽神は、千年戦争後の神々の争いに巻き込まれた物質界の砂漠の国を救うため、己の命を犠牲にしており、
その際に戦乱の時代の砂漠を救った礼として、ある獣人の女王がドラウプニルを献上したのだという。
その後オリュンポスが亜神ディアスの手に落ち、逆らえば滅びの運命を辿ることを悟ったゼクメトとバスティスは、主神がない状況でディアスに従うほかなくなった。
そしてディアスはヌンの民に太陽神の黄金を渡すように命じたため、二柱の亜神は、太陽神の不在を隠し、ドラウプニルの黄金を提供し続けていたのだ。
(実際のところ、亜神ディアスは太陽神不在の真実や、ヌンの民が繁栄と生を望む意志を隠していたことを知っており、敢えて見過ごしていた)

そんなバスティスの話が続く中、ゼクメトはそれを遮り、最後の戦いを始めようとする。
ドラウプニルの膨大な、その身では耐えきれないほどの魔力を宿し、右目に「太陽神の眼」を得たゼクメトは、
自らの命を捧げてでも王子を殺そうと動くが、その時、太陽神殿に徐華が現れ、イコルをドラウプニルに向けて投げ飛ばす。
イコルの協力もあり、王子らはゼクメトとの戦いに勝利するが、イコルやゼクメトの意に反し、王子はゼクメトを殺すことを拒否する。
ゼクメトが得た「太陽神の眼」の力を封じたイコルは、新たな契約者としてドラウプニルを持ち去り、どこかへと姿を消す。

その後、王子らは亜神バスティスに対し、和平のためヌンの者たちを裁くつもりはないことを伝え、代わりにヌンの民への食料支援、雇用確保、訓練場所の提供を約束。
全てはディアスの庇護を失ったヌンの民が生きて、自立して戦うためのもの、志を同じくする者と協力するためのものであった。
またもう一つの和解の条件として、王子らはバスティスに、砂漠の国のバステト教団の者に会ってほしいと頼む。
長い歴史の中で教義は歪み、伝承も散逸してしまったが、彼らはヌンの民と同じ、バスティスを信じて日々を生きる者であるからだ。
こうして、熱砂の階層の黄金を巡る物語は幕を閉じる。

星出ずる地の巫女』(2023/10/26~2023/11/9)

天墜神星(アマツミカボシ)ランシェ初登場

オリュンポスの亜神たちの交流を深められるよう、いつものように模擬戦を行っていた王子らの前に、突如神の気配を纏った人物が現れる。
王子を狙う刺客たるその人物の正体は、オリュンポス第五層「タカマガハラ」の管理者補佐イヨであった。
王子らが正面からイヨたちを打ち破ると、そこに天墜神星の啓示を受けたヒミコが現れ、王子の命を狙う理由について説明する。

天墜神星(アマツミカボシ)とは東の国の神話に語られる、神々に最後まで抗った悪神とされる人物であり、
東の国では、神々が天墜神星を討った後、東の国を形作り、人の世が始まったのだという伝承が残っていた。
その伝承を概ね正しいと認めるヒミコは、伝承に残されていない、神々が争った理由について語り始める。
東の国の神々は、人に開拓者たれと、力強く試練を乗り越え、願いを追い求め、歩み続ける者であれと願っていた。
しかし天墜神星は、人の持つ成長の力や野心を望まず、数多の血と死の上に成り立つ世界を否定し、誰も泣かなくて済む世界を望んだのだという。
そして天墜神星は、王子が神になることを望む者がいることを知り、王子が人の領分を超えぬ内にその命を奪おうと考えたのだ。

事情を説明し終えた天墜神星の信徒たちは再び攻撃を始め、
王子らは天墜神星の力の一端、燃え盛る星の権能を披露するヒミコや、神獣玉兎の鏡像を使役するイヨと戦うことになる。
戦いが続く中、ついにヒミコの肉体を依代として天墜神星が降臨し、王子らの力を見ようと勝負を仕掛ける。
流星にすら耐える王子らの力を見た天墜神星は、神になる道へと入り始めている王子に何か考えがあることを悟り、己の意志を諦めぬ人を一方的に殺すのは過ちと判断。
天墜神星はヒミコに身体を返し、王子と共にオリュンポスに至りその有様を見るよう命じ、またイヨに対し、決戦の時には依代として力を貸すよう命じる。

その後王子らは、東の国の原風景たるオリュンポス第五層「タカマガハラ」に到着、ヒミコの案内のもと天墜神星と対面する。
王子らは隕石を降らせる天墜神星との戦いに入るも、次元の狭間に隠れた天墜神星本体を攻撃する術がなく、苦戦を強いられる。
次元の狭間を破る方法を王子らが考えていたその時、次元を操る能力を持つ者、かつての魔王親衛隊にして亜神ディアスの配下、ガードが姿を現す。
ガードは、宿敵の王子と、オリュンポスの主に弓引く天墜神星という不穏分子を処分するとして、王子らに勝負を仕掛けるも、次元の裂け目を残してすぐに撤退。
その次元の裂け目は天墜神星の潜む場所に繋がっていることが分かり、偶然にしてはできすぎの状況であるが、王子らはガードの置き土産を利用することにする。

次元の狭間に辿り着いた王子らは、星の力を操る天墜神星に勝利し、人は自らの手で困難に打ち勝てると認めさせることに成功する。
天墜神星は、魔力を消耗したイヨのことをヒミコに任せ、またヒミコたちに、そのまま王子に助力するよう命じる。
最後に天墜神星は、これからは人を庇護するのではなく、人と共に戦う道を選ぶと王子に約束し、眠りにつくのだった。

その後、天界でイルドナと協働していたという王国軍初代司令官ランシェが、ディアスとの戦いに備えて王国へと帰還。
憧れの英傑を前に興奮の収まらぬ王国軍の兵たちは、その英傑当人が生み出した伝統である模擬戦によって、伝説の戦士を歓迎するのだった。

人である者、神に生まれた者』(2023/11/9~2023/11/22)

クロノシア初登場、アキレア加入

天界の軍勢が突如として王国を襲撃。
その迎撃にあたった王子らの前に現れたのは、戦乱の時代に名を残す最強の武人のひとり、神と人間の間に生まれた半神、アキレアであった。
アキレアは、オリュンポスで待つという亜神ディアスの約束に従い、王国を相手にするつもりはなく、
神ではなく人の道を選んだ王子の顔をただ見に来たと語りながらも、戦争ができなくなる前に武勲を立てると言い、その場を去っていく。
アキレアが物質界を相手に手当たり次第戦争を仕掛けるつもりと考えた王子らは、急ぎ各国へと伝令を行う。

王子らの予想通りアキレアは物質界の各地を襲い、妖狸の里や鋼の都で争いが勃発する。
続けてアキレアは気弱な魔物たちを襲撃するが、そこに王子らの部隊が救援に現れる。
王子が自ら現れたのなら約束の例外と判断し、アキレアは王子と戦うことを決め、そこで王子がなぜ神になるのを拒んだのか問いかける。
神にならなかったことを、いつか後悔すると言うアキレアに対し、王子はその迷いを見抜き、
アキレアの方こそ後悔しているのではないかと逆に問いかけ、不死身の半神との戦いに挑むことになる。
戦いの末にアキレアは一度撤退することを決め、自分が後悔しているのか、その答えは次の戦いで示すと告げ、別の戦場へと向かっていく。

その後、ガオレオンの開拓村を襲撃する神聖騎士団を、王国軍の部隊とデシウスが撃退。
神聖騎士団の行動は単なる時間稼ぎであり、天界の軍勢は、次にアイギス神殿へと進軍を開始する。
アイギス神殿の前に現れたのは、巨大な「木馬」、千年戦争当時に女神アイギスが作り上げた神獣を改造したものであった。

王子らが兵員輸送を目的とした堅牢な「木馬」と戦い続ける中、半神アキレアが再び戦場に現れる。
如何なる覚悟があろうとも、人が神を殺すには足りないと言うアキレアは、守りたいものを守るためには力が必要であり、そのために神になったのだと語る。
王子はそんなアキレアを仲間に誘おうとするが、当のアキレアは、その前にこの世界最後の戦争を始めようと宣言する。
闘争は好きだが、力なき者が泣くのは我慢ならないと語るアキレアは、亜神ディアスの計画完成までの時間稼ぎのため大戦争を仕掛けたことを明かし、
神になったことを後悔しているが、同時にその後悔を誇りに思っており、この世界が味気ないものになったとしても、守りたいものを守るため同じ選択をすると言い放つ。
そしてアキレアは神獣「木馬」に乗り込み、自分対王国の大戦争を始める。

王子らは神獣「木馬」の撃破に成功するも、なおもアキレアの軍勢の勢いは止まらず戦いは続いていた。
神殿前に部隊を再配置した王子らは、亜神ディアスのため己の理想を諦めたアキレアを止めるため、最後の決戦に挑む。
その戦いの途中、大天使長率いる天使の軍勢が現れ、アキレアに撤退を促す。
亜神ディアスの最初の剪定が始まり、出力調整を兼ねてアイギス神殿に雷撃が放たれると警告を受けるも、
アキレアはただ何者にも縛られず戦いを続けるとして、その警告を無視する。

アキレアとの戦いに勝利し、天使の軍勢を退けた王子らは、その時天界にあるはずのオリュンポスの姿が空に現れたのを目にする。
それはオリュンポスの魔力の影であり、安寧の世界に相応しくない悪たる者や争いの種を、根こそぎ剪定しようという亜神ディアスの計画が始まったのだ。
王国軍が周辺住民の避難に急ぎ、また各部隊も退避を始める中、アキレアはついにディアスと決別し、その雷撃から人々を守ることを決め、その場に留まる。
アキレアを仲間と認めた王子もまた、仲間を見捨てられないとしてその場に残り、雷撃を防ぎ切ったアキレアの姿を見届ける。

一方、曾孫たるアキレアが自分の道を選んだことを知った亜神ディアスは、その道を愚かと評しながらも、子孫の門出を祝福する。
要塞宮殿の完成は近く、時の女神クロノシアの力を利用した、世界の書き換えがいよいよ始まろうとしていた。

神の時代、人の時代』(2023/11/22~2023/12/7)

ラムイエル半神ペルセナス初登場、大神ディアス降臨

亜神ディアスによる雷撃の直後、
「戦力をかき集めて死ぬ気でついてこい」というアキレアの言葉に従い、王子らはオリュンポスの要塞宮殿なる場所へと向かっていた。
要塞宮殿とは、ディアスの雷が地上全土を焼き払える程度に魔力を増幅できる装置であり、その力によってディアスは、
眠っている時の女神クロノシアの封印を破り、その力を我が物にして創造神と同等の存在になろうとしているらしい。

要塞宮殿の近くまで来た王子らは、そこで亜神ディアスと対峙するガードの姿を目撃。
ディアスの配下であったはずのガードは、王子らが来るまでの時間稼ぎを行っていたが、
目覚めた天使ラムイエルの一撃を受け敗北。その変身が解け、ガードの正体が裏切りと謀略の亜神、イコルであったことが露見する。
要塞宮殿完成まで時間がない中、王子らはイコルと共闘することにし、亜神ディアスを止めるため戦いを始める。

しかし王子らの奮戦むなしく、亜神ディアスはクロノシアの封印を解き、その力を奪うことに成功。
亜神を、神の座をも超えた存在、大神と化したディアスは、世界の理さえも我が物とし、ついに世界の書き換えを始めようとするが、
その時、力を奪われ死にかけの状態となっていたクロノシアが、己の肉体を神の楔に変え、王子らを遥かな過去へと転移させる。

千年戦争より前、古代文明よりも遥か昔の時代に辿り着いた王子らは、そこで女神クロノシアと相対。
王子らの目の前にいるクロノシアは過去のクロノシア、未来視によって現代のことを知るクロノシアであり、
現代のクロノシアは、己の身を神の楔に変え、王子らを送るため死んだことが判明する。
クロノシアは、複雑な運命の持ち主であるアンナに未来の自分を守ってほしいと頼み、アンナに神獣の加護を授けるため試練を課す。
王子らと共にアンナが無事に試練を乗り越え、その身に神獣エインヘリヤル、すべての時代に生きた戦士たちの魂の受け皿との縁を刻むと、
クロノシアは未来の自分の身を託し、王子らを未来(王子らにとっての現代)に送る。

運命は紡ぎ直され、王子らは亜神ディアスがクロノシアの力を全て奪う直前に戻ってくる。
亜神ディアスはクロノシアの魔力の欠片を奪うことに成功するも、アンナと共にあるエインヘリヤルに宿る戦士の魂によって魔力吸収を阻害されてしまう。
王子らは、まずアンナを殺そうと動いたディアスの企みを阻止。クロノシアの魔力と共に呪詛の魔術を受けていたディアスは、力が安定せず撤退する。
王子らは亜神となったクロノシアも仲間に加え、一度経験した滅びの未来を避けるため、ディアスの後を追う。

同じ頃、シビラは夢の中で遠い先祖よりある試練を課され、太陽の亜神より授かった聖剣の力を解放することに成功。
王子のもとへと向かうシビラは、ゴブリン博士率いるゴブリン軍が隊列訓練している場に遭遇し、ゴブリン博士に自分を天界に連れて行ってほしいと頼む。

一方、オリュンポス要塞宮殿を目指す王子らは、半神ペルセナスと対峙。
亜神ディアスの娘、天界の英雄たるペルセナスは、正義というものの正体を知るため、王子らに勝負を仕掛ける。
様々な神器を操り、まるで王子のような戦いをするペルセナスとの戦いが続く中、ゴブリン軍の協力によりシビラが王子らに合流。
王子らは常勝の英雄ペルセナスを破り、ディアスの待つ要塞宮殿へと向かう。

王子らが要塞宮殿に辿り着いたその時、要塞宮殿が起動。浮上を開始した要塞宮殿にて、王子らとディアスの決戦が始まる。
王子らとの戦いの中でディアスは、創造神の被造物たる人類に輝くものがあると知り、喜び笑顔を見せる。
しかし王子がいかに優れた魂を持っていても、種全ての愚行を拭い去れないと言うディアスは、クロノシアの呪いを破り、大神としての力を引き出す。
大神ディアスは、自分を殺すのは王子だけ、そして王子を殺すのも自分だけだと認め、どちらが神となり、創造神を継ぐのか、誓いを見せるように言うが、
対する王子は、神を継ぐつもりはないと断言し、人の可能性を、人の抗い続ける意志を信じると宣言。仲間と共に諦めることなく戦いを続ける。

戦いの中で王子の力が増していくことに気付いたディアスは、それでもその力が自分に届かないことを知り、嘆き始める。
魔物によって故郷を失い、それでも抗い続けた、王子のような者たちをこそ救いたかったと言うディアスは、
王子の剣では神に届かぬと悟り、人の時代を終わらせるため神の雷霆を落とす。

しかしその一撃は、新たな力を手にした王子によって防がれる。
神の力でも神器の力でも、魔力の増加でもないその力の正体は、すべての時代を生きた戦士たちの誓い、人の意志を束ねたものであった。
諦めぬ王子の意志が世界を書き換え、ついにその刃はディアスに届く。
膝をつかされたディアスは、地上全域に放つつもりだった神の雷霆を王子ひとりに落とすことを決めるが、
その直前、眠りについていたはずの女神ケラウノスが出現し、王子らを物質界へと転移させる。

無事に物質界へと転移した王子らは、自分たちを助けた女神ケラウノスにその事情を訊ねる。
ケラウノスは、ディアスからその権能と、神としての在り方を受け継いだがゆえに、
自分がもとより人の世を終わらせる存在であったことを明かし、物質界の生命が愚かな行いをした時、それを咎め、滅ぼすのが役割であったと話す。
しかし魔王ガリウスとの決戦の後、王子の魂の内で眠っていたケラウノスは、王子の影響を受けてしまったらしく、
王子が世界を書き換えた時、ケラウノスに王子の意志と共に膨大な魔力が戻り、その時に人の可能性を理解したのだという。

アイギス不在の中、代わりに女神らしいことをしようと考えたケラウノスは、
王子に過去の全てを背負う「誓いの英雄」の力について説明し、また王子らに天空の果てに至る手段を見つけるように言い、神殿にこもる。
天界の空にありながら、膨大な魔力により物質界の空にも星のように輝いて見える、要塞宮殿。そこへ至る方法を、王子らは模索することになるのだった。

その天空の果てにいるディアスは、己の魔力を使い果たしたことを知り、王子との決着をしばし預けることにする。
自分が目覚めた時こそ、この世界に永遠の平穏が訪れる時と確信し、ディアスは久々に眠りにつくのだった。

大神降臨ディアス』(2023/11/30~2023/12/14)

要塞宮殿でのディアスとの戦いの後日談。

執務室でイコルとハリンヘイムが口論をする中、それを見守るクロノシアは、己の時の権能についての説明を始める。
あの場にいた誰か一人でも欠けていたら、確実により過酷な状況となっていたというクロノシアの言葉を聞き、
王国軍の武闘派たちは、その過酷な戦場というものがどういうものだったのかと興味を示し始める。
実際に体験するのは無理でも、夢の中で仮想体験できるかもしれないとして、
レーヴの夢に関する力と、クロノシアの力により、もしもの戦場、『大神降臨ディアス』に王子らは挑むこととなる。

クロノシアが観測した未来の可能性の一つ、夢の中での大神ディアスとの戦いを終えた王子らは、
もっと強くならないと、何があっても戦えるだけの力を手にしなければ、と決意を新たにするのだった。

11年目(天界の空の果てを目指す)

年末年始特別!!お年玉ラッシュ(2024)「神罰の代行者」(2023/12/28)

ジメネス初登場

今後の天界との戦いに備える首脳会談が王国で開かれる中、その会場に神聖騎士団の異端審問官長ジメネスが姿を現す。
ジメネスは争う気はないと言いつつも、大量の騎士たちを会場に連れ込み、会談に介入しようとするが、
それを阻止すべく、華王、誅子と聞仲が神聖騎士団の相手をすることを宣言し、両者は激突する。

ジメネスたち神聖騎士団は戦いに敗れるも、彼らの正体はジメネスの術によって生み出された写し身であり、
敗れたところで何の痛手もないと語るジメネスは、物質界及び魔界全土に対し異端審問会を発動すると、宣戦布告を行う。
さらにジメネスは言葉を続けようとするも、東の国の首脳陣によって首を落とされてしまう。
偽物だから痛くないだろうと、次々と神聖騎士団の首を落としていく東の国の者たちを見て、誅子と聞仲は今までの自分たちの行為を反省するのだった。

一方、元異端審問官のドゥマルデは、首を落とされたジメネスの写し身に声をかけ、今の神聖騎士団は誰の意思で動いているのかと訊ねる。
白を切るジメネスに対しドゥマルデは、この杜撰な計画を立てたのは団長ではないはずだと述べ、またジメネスのやり方とも違うと指摘。
異端に教える義理はないとしてジメネスは回答を拒絶し、必ず来る決着の日を、神の雷霆に裁かれる日を待つように告げる。
対するドゥマルデもまた、雷神の遺志は未だ死んでいないと告げ、二人の異端審問官は改めて決別するのだった。

遥かな空を目指すには?』(2024/1/25~2024/2/1)

天界の超高高度に佇む要塞宮殿に到達する方法を探る王子らは、まず改造した白の帝国の飛空船の飛行試験に臨む。
その結果、既存の技術では飛空船を使って要塞宮殿に到達できないと分かるが、
その話の最中、飛空戦艦の動力機関の見学に来たという密航者レクテが発見される。
王子らがレクテの尋問を始めようとしたその時、魔物の群れが出現。レクテはその騒ぎに乗じて逃走を試みるも、魔物を撃退した王子らに再び捕まってしまう。
レクテの正体は動力機関を専門とする発明家であり、純粋に興味本位で改造された動力機関を見に来ただけと判明。
王子らはレクテに、今回の計画についての専門家としての意見を聞き、やはり飛空船では要塞宮殿には辿り着かないと確認し、彼女を解放する。

次に世界樹に赴いた王子らは、そこで世界樹の魔物化の際に生まれた魔物たちが暴れ回っている場面に遭遇する。
魔物を撃退した王子らは、要塞宮殿に乗り込むためにビフロストを使えないかと、その管理者たるラタトスクに訊ねるが、
その結果、ビフロストで要塞宮殿に辿り着くには、ざっと数十万年、世界樹の力が成長する時間が必要であることが判明する。

既存技術の改造では届かず、ビフロストを用いるのも現実的でないと分かり、王子らは次に新技術を求めて鋼の都を訪れる。
その旅路に同行するデモシェフ商会の面々は、ここ最近頭角を現した新進気鋭の発明家にして、元魔王軍である人物が鋼の都にいると王子らに説明。
その人物とは、先日飛空船に密航したレクテであり、王子らの姿を見たレクテは、王子らが密航の罪で自分を捕まえに来たと勘違いし、攻撃を始める。

飛空戦艦の小型模型、そして魔力を雷撃に変換するマナスパーク発生装置といった天才的な発明を退け、王子らは何とかレクテをおとなしくさせることに成功。
落ち着いて話をしたところ、レクテは古代文明の遺跡を調査しに行った際に神聖騎士団に目をつけられ、それ以来彼らに追われていたことが分かる。
今の神聖騎士団は、ディアスに手を届かせるあらゆる手段を根こそぎ物質界から排除するため動いているようであり、
古代文明の文字が読め、さらに一目見ただけで飛空船を再現し、新設計の動力機関も作れる天才発明家たるレクテは、彼らに危険視されたということなのだ。
そこで王子らとデモシェフ商会は、レクテに対し、研究環境および研究予算の提供、そして彼女の護衛についての契約を結ぶのだった。

その後レクテと共に帰還する途中の王子らは、北の大国の馬車と合流する予定であったが、その最中にジメネス率いる神聖騎士団が姿を現す。
レクテと、北の大国の馬車に乗っていたアンジェラの力も借り、王子らは神聖騎士団を撃退するのだった。

封鎖領域アヴァロン?』(2024/4/25~2024/5/9)

ミルドリスモルフェサ本格初登場、オーシェンアルコゥ亜神セリド亜神ヘルメルク?亜神オラティル?初登場