ミッション/カテゴリー/邪仙関連

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邪仙に関係するミッションの一覧
各ミッションの詳細は該当ページ参照

関連キャラクターについてはこちらを参照。

3年目・4年目(妖虎仙との戦い、屍解仙との戦いなど)

封じられた仙猿』(2016/1/14~2016/1/28)

ファーナタク初登場

王子らはいつもの金欠冒険者たちが魔物に襲われているところを助け、
彼らから、数千年前に不老不死の妙薬を盗んだ魔物が封印されているという山について聞く。
魔物の封印を確かめるため山に向かった王子らは、そこでぬらりひょんと遭遇。
ぬらりひょんが解いた封印から現れたのは記憶を失った仙猿であり、仙猿はぬらりひょんを倒すと、さらに王子らにも勝負を仕掛けてくる。
勝負に敗れた仙猿は王子を新たな主とすることに決め、王子は仙猿に頼まれ、彼女を「ファー」と名付ける。
その後、かつて仙猿を封じたという仙人ナタクが再びファーを封印しようと現れ、王子らと激突する。
新たな仲間との出会いで仙猿が変化したことを悟ったナタクは、王子らにファーの良き導き手となるよう頼み去っていく。

莫邪の宝剣』(2016/3/10~2016/3/24)

妖虎仙初登場

長年の修行によって人智を超えた術を得た存在である仙人、その中でも邪悪な念に囚われ悪の手先となったものを邪仙という。
王子らは砂漠にて、邪仙の一人である妖虎仙に追われているという女性、スクハと出会う。
スクハの祖国を襲撃した妖虎仙の狙いは、その国に封じられていた二対の宝剣、「干将剣」と「莫邪剣」であったという。
莫邪剣を何とか持ち去ったスクハだったが、二つの剣は共鳴し、干将剣を手中に収めた妖虎仙にはその居場所を突き止められるらしい。
王子らはスクハを助けるため、共に彼女の祖国へと向かうことにする。
ついに妖虎仙と対峙したスクハは、宝剣の意志に飲まれかけるも、正気を取り戻して仲間と共に妖虎仙に立ち向かう。
戦いの末、二つの宝剣に宿っていた魂はどちらもスクハの剣に宿り一つとなり、新たな伝説が生まれるのだった。

GR(2016年5月)「仙猿の里帰り」(2016/5/13)

久しぶりに祖国に帰ったファーは、子分の猿との再会に心を躍らせていた。
しかし猿たちは何者かに操られているのか、ファーに攻撃を加え、敗れるとどこかへと逃げ去ってしまう。
強大な妖力の持ち主が関わっていると推測されたが、王子らはいったん撤退することにする。

邪仙郷の罠』(2016/7/7~2016/7/21)

屍解仙初登場

妖虎と行動を共にし妖虎仙に従う少女、メイリンの襲撃を受けた王子らは、彼女らの動向を追う。
王子らは道中で出会った老人(屍解仙)から、妖虎仙が滅ぼし己の領地とした街について聞く。
その街にたどり着いた王子らは新たな敵キョンシーと対峙し、街にいたマオと共にキョンシーを撃退する。
妖虎仙は命を懸けた秘術を使い、王子らとの最後の戦いに挑むも、敗れてついに命を落とす。
それらは全て、邪仙郷の意に沿わない妖虎仙を忌まわしく思っていた、屍解仙の策略であり、街にキョンシーを放ったのも屍解仙であった。
妖虎仙の養女であったメイリンは王国に身を寄せることになり、王子らはその身を狙う屍解仙を退けるのだった。

GR(2016年10月)「カンフーキョンシー」(2016/10/22)

ケラウノスを追うデシウスを追う王子らの前に現れた屍解仙は、
自身の技術と、常闇の聖霊の力を合わせて生み出した、カンフーキョンシーをけしかけてくる。
王子らにカンフーキョンシーを破られ屍解仙は撤退、王子らは再びデシウスを追うのだった。

古代龍の目覚め』「新たなるキョンシー」(2017/3/16~2017/3/23)

屍解仙は雷を操るキョンシー、雷爪キョンシーを完成させるが、そこに王子軍が駆けつける。
屍解仙は早速雷爪キョンシーをけしかけ、更にマオの挑発に乗り自らも直接戦いに乗り出すが、敗北し撤退する。
ちなみに屍解仙のもとから逃げた、全てを貫く天雷を操るキョンシーとはレイメイのことである。

4年目・5年目(十天君登場、東の国での戦いなど)

第三次妖怪大戦』(2017/4/6~2017/4/20)

妖天君初登場

鬼や妖怪、またその魂の住まう異界に続くという道、「鬼門」が各地に出現するという異常事態が発生。
王子らは、フドウの知人という陰陽師ミコトに相談を持ち込み、彼女から、鬼門の封印に詳しいという陰陽師コヨミを紹介される。

鬼門を開いていたのは華の国の邪仙、「十天君」の一人、妖天君であり、その目的は酒呑童子の気配が消えた東の国を支配することだった。
鬼門を封印できるコヨミを攫った妖天君は、さらにその力を利用して極鬼門を開き、酒呑童子の魂を呼び出す。
王子らは酒呑童子の魂とそれを操る妖天君を撃退し、コヨミを救出。コヨミとミコトの手によって鬼門の騒動も収まるのだった。

巨人殺しの剣』「降雷の妖怪娘」(2017/5/25~2017/6/1)

雷神の娘ラミィを始めとする妖怪を操り、妖天君が再び東の国の都を襲撃するが、王子らの手でその目論見は阻止される。

風神の娘』(2017/6/15~2017/6/29)

東天君(一目連)初登場

王子らの前に現れた風神の娘フーコは、父が妖天君に操られて暴走し、東の国に危機が迫っていることを告げる。
かつて風神が破壊した、風を操る宝具「定風珠」の欠片によって、風神の力が弱められたことが騒動の原因らしい。
風神はかつて東の国の民を苦しめた敵であったが、王子らは東の国を救うため定風珠の欠片を集めることになる。

欠片を集めて風神のもとに訪れた王子らの前に現れたのは、フーコの幼馴染である妖怪、一目連だった。
彼は華の国の邪仙、通天教主の下で邪仙「東天君」となっており、王子らの敵として立ちはだかる。
東天君と妖天君は王子らとの戦いに敗れるが、弱体化した風神にトドメを刺してから去っていく。
王子らは様々な思いを抱えながらも、一人残されたフーコを仲間にするのだった。

同じ頃、ナタクと共に修行をしていたファーの前に屍解仙が現れる。
屍解仙は、かつて邪仙郷の一員「美猿王」であったファーを、再び邪仙郷に迎え入れようとするが、拒絶されてしまう。
王子らとの戦いに敗れ、ファーを味方につけることに失敗する屍解仙だったが、去り際に神仙郷が邪仙郷の手に落ちたことを明かす。

また同じ頃、妖天君は英霊の森を襲撃し、その地に眠る英霊の魂を我が物としようとするが、王子らの手で阻止される。

傾国の妖狐と誘惑されし王子』(2017/11/9~2017/11/22)

堕姫狛天君皇天君初登場

誘惑の術に長けた妖狐堕姫は、邪仙郷の命で王子を誘拐しようとして失敗するが、そこで自分を見逃した王子に惚れてしまう。
赤い彼岸花を宝貝として王子に強力な誘惑の術をかけた堕姫は、自らその宝貝を破壊したうえで邪仙郷の命も無視して王子を連れ去ってしまう。
王子にかけられた術を解くには同じ宝貝を使うほかないと分かり、王子軍は宝貝の修復のため、彼岸花を回収しながら王子の後を追う。

その道中王子軍は、十天君に名を連ねる狛天君、東天君、皇天君らと激突を繰り返し、ついに王子の下に追い着く。
皇天君の命令に逆らえぬまま堕姫は、王子軍に対し王子をけしかけるが、王子の辛そうな姿を見ることに耐えきれずついに王子の動きを止める。
王子軍に追い詰められた皇天君は撤退し、堕姫は王子軍が復元した宝貝によって王子にかけた誘惑の術を解く。
二度と王子と会わないことを誓おうとする堕姫だったが、王子は堕姫に王国で暮らすように勧めるのだった。

その後屍解仙と妖天君は、誘惑の術が残った彼岸花を回収するため華の国を訪れていた堕姫を、裏切り者として処刑しようとし、王子軍と激突する。
妖天君は更に妖虎仙の魂をも操るが、王子軍に敗れて屍解仙と共に撤退することになる。

屍人想ウ華ノ残香』(2018/1/11~2018/1/25)

金光聖菩尊天君初登場

記憶を失ったキョンシー、ランファと出会った王子らは、彼女の記憶を取り戻すため、華の国へと向かう。
その道中、意識を持ったキョンシーとして、ランファを実験材料にしようと狙う屍解仙が現れ、王子らはそれを阻止すべく屍解仙と戦う。
王子らが屍解仙を倒した後、「十天君」の中でも特に危険と有名な邪仙、金光聖菩が姿を現し、ランファについて知っているようなことを話す。
王子らはランファの記憶の手がかりとなる情報を賭けて、求道者として王子に興味を持った、金光聖菩と戦うことになる。
戦いの末、王子を気に入った金光聖菩は、約束通りある土地の名前を紙に記してランファに渡し、どこかへと姿を消してしまう。

その後、王子らは金光聖菩に教わった街に辿り着き、ランファは、そこが自分の故郷であることを思い出す。
その時、十天君の一人、尊天君が姿を現したことで、ランファは全ての記憶を、尊天君らによって街の住民が皆殺しにされ、キョンシーにされたことを思い出す。
尊天君によるとその土地は、龍脈より充溢する気が術の力を高め、キョンシーの製造に適しているらしく、
邪仙たちは、東の国侵攻及び王子らの抹殺のための戦力を整えるため、キョンシーを大量製造すべくその街を狙ったのだった。
王子らと尊天君の戦いの中、自分がキョンシーであることを認めたランファは、
同時に尊天君の下僕にはならないことを決意し、全てを貫く天雷の力を振るえるようになり、尊天君に一矢報いることに成功する。
尊天君には逃げられるも、ランファは故郷が邪仙から解放されたことを喜び、同胞たちを弔ってから、王子らの仲間となることを約束するのだった。

同じ頃、東の国では巨大なキョンシーの群れが現れ、王子らがその迎撃にあたることになる。
それは通天教主から与えられた宝貝を使って、屍解仙が生み出した者であり、邪仙たちの東の国侵攻の準備は着々と進められていた。

GR(2018年2月)「十天君招集命令」(2018/2/26)

通天教主の呼び出しになかなか応じない、皇天君と金光聖菩を呼び出すため、東天君は二人を華の国の某所に呼び出す。
そこに十天君出現の報告を受けた王子らが現れ、皇天君と金光聖菩の思惑もあり、王子らと十天君の戦いが始まる。
しかし東天君の目的は、あくまでも二人を呼び戻すことであり、戦いを切り上げて通天教主の下へと戻るように言い、その場を去っていく。
それに応じて撤退する皇天君と金光聖菩は、十天君が通天教主の下に揃い次第、本腰を入れて東の国を攻め落とすことを宣言する。
十天君総出の侵攻という、かつてないほどの東の国の危機を前に、王子らは来たる激闘に備え準備を整えることを誓うのだった。

神算の太公望』(2018/3/15~2018/3/29)

太公望迅天君初登場

魔物出現の報告を受け、現場を訪れた王子らは、そこで王子の実力を確かめようと言う、謎の女性と戦闘になる。
その女性の正体は、神仙郷から下界に降りてきたという仙人であり、魔物出現の情報を流したのも、王子らを誘き寄せるためであったのだという。
仙人の目的は、邪仙に占領された神仙郷の奪還であり、そのために王子らに助力を請うべきか、その実力を確かめようとしたのだ。
王子らの実力が申し分ないと確かめた仙人は、十天君を筆頭とする邪仙たちが今、東の国侵攻に兵力を割き、神仙郷の防備が手薄になっていることを説明する。
王子らは神仙郷を、ひいては華の国の民を救うため、その好機を生かすべく、仙人と共に神仙郷奪還に向かうことを決める。

神仙郷に向かう道中、仙人は王子らに対し、戦術的な助言を与えながらも、たびたび姿を消すなど、不審な行動を見せていた。
華の国の街に辿り着いた王子らは、ちょうど仙人が姿を消していた時、十天君の一人である迅天君と相対し、戦闘になる。
戦いは迅天君の戦略的撤退で終わり、その直後に仙人は王子らのもとに戻ってくる。
王子らは仙人への不信感を抱きながらも先を進み、一方の迅天君は、作戦は順調だとほくそ笑んでいた。

その後神仙郷に辿り着いた王子らは、十天君の一人、狛天君の軍勢を打ち破るも、
それは邪仙の作戦の内であり、気付けば王子らは、迅天君率いる軍勢によって包囲されていた。
敗走したと思われた迅天君の狙いは、王子らを神仙郷に誘き寄せることであり、その後王子らを包囲するため、狛天君が時間稼ぎを行っていたのだ。
邪仙の罠に嵌っていた王子らは、そこで今まで自分たちの案内をしていた仙人の正体が、神仙郷随一の策士と名高い、太公望であることを知る。
包囲が狭められ王子らが追い詰められる中、太公望は秘策があると語り、前方の部隊の殲滅に注力するよう進言する。
王子らは太公望の言葉を信じることを決め、迅天君率いる邪仙たちと激突する。

王子らが迅天君たちを破ったその時、王子らの後方に控えていた邪仙の部隊を破った、ナタクとファーが姿を現す。
太公望は最初から邪仙たちの企みを読んでおり、その裏をかくため密かにナタクたちと連絡を取っていたのが、今までの不審な行動の真実であった。
迅天君は総員撤退を呼びかけて逃げ去っていき、王子らは神仙郷奪還に成功する。
その後太公望らは、神仙郷の復興と、姿を消した神仙郷の長、元始天尊の捜索をすることに決め、また王子らと今後も協力することを約束するのだった。

同じ頃、東の国では妖天君がその術によって妖怪たちを意のままに操り、着々と戦力を蓄えていた。
東の国の人間たちは、敵対する雷神にその警告を行うも、人間を嫌う雷神は、その言葉に耳を貸そうとしなかった。
そんな時、雷神を狙う妖天君が現れ、東の国の人間たちは雷神を守るため妖天君と戦う。
妖天君は戦いに敗れるも、不意を突いて雷神の魂魄を奪うことに成功し、鬼門を通って撤退していく。
その光景を遠くから眺めていた金光聖菩は、求道者たる邪仙の誇りを捨てるような妖天君に呆れ、密かに苛立ちを募らせるのだった。

龍穴の風水士』(2018/4/26~2018/5/10)

通天教主超天君・頂天君淵天君初登場

王子らは、魔物に襲われていた風水士の少女メイファを救い、彼女から邪仙たちが華の国の故郷を襲い、また東の国への侵攻を開始したとの話を聞く。
邪仙たちはメイファの師匠が作った「風水尺」を奪い、それで東の国の地中を流れる気の通り道、「龍脈」を探り当て、その力を東の国侵略に用いようとしているらしい。
王子らは東の国を守るため、邪仙との戦いに出向くことを決め、またその道中で、「風水尺」を回収することを決める。

王子らが東の国に辿り着いたその時、そこで邪仙郷の指導者、通天教主が姿を現し、東の国に対して宣戦布告を行う。
通天教主は、既に十天君率いる精鋭たちが各地の要衝を占領する準備を整えたと語り、むしろ王子らが来るのは遅かったと告げて去っていく。
通天教主の宣言通り、十天君率いる軍勢が各地の襲撃を開始したとの報告を受け、王子らは救援に向かおうとするも、東天君率いる部隊に足止めを喰らう。
足止めを抜けた王子らは、そこでメイファが風水尺によって邪気を感知したことを知り、彼女の案内で邪仙の勢いが増した場所へ向かうことにする。

まず王子らは、迅天君が襲うコヨミの村の救援に向かい、その後は双子邪仙の超天君と頂天君が襲う天狗山へ急ぐ。
敵を撃退していく王子らだったが、依然状況は不利であり、兵力の劣る東の国は徐々に追い詰められつつあった。
そこにファー、ナタク、太公望など神仙郷の面々が東の国防衛のために現れ、守勢から攻勢に回るための策を提案する。

また同じ頃、フーコとラミィが邪仙たちと戦っていたところ、そこに妖天君が姿を現し、彼女らの父である風神と雷神の魂魄を操り、二人にけしかける。
死んだ父親を前に二人の心が折れかけたその時、フーコの姉クーコと、ラミィの姉レミィが旅から帰還し、助太刀に現れる。
そこに王子らも駆けつけ、妖天君の軍勢との戦いに参加し、敵の撃退に成功する。

(この間に『通天教主』の出来事が挟まり、王子らが通天教主を倒したと思われる)

その後王子らは、本陣に控える前線指揮官を叩いて敵の指揮系統を乱し、各地に展開する軍を混乱させるという、太公望の作戦の実行に乗り出す。
王子らは邪仙の本陣に奇襲を仕掛け、そこで十天君最大の策謀家、神仙郷を陥落させた張本人、淵天君と対峙する。
王子らは淵天君を撃退した後、メイファの案内で鬼刃姫リンドウが守る村を訪れ、狛天君と尊天君を撃退する。
各地の戦況が好転しつつある中、十天君の残存勢力が都を落としたとの報告を受け、王子らは急ぎ都へと向かう。

都に駆け付けた王子らは、淵天君や超天君と頂天君率いる邪仙の部隊を破り、さらに都の中枢である城壁を占拠する邪仙のもとへ向かう。
そこで王子らは、東の国を取り戻すための最終決戦として、皇天君、東天君、金光聖菩らと激突する。
戦いの末、劣勢になった皇天君と東天君は撤退を選ぼうとするも、金光聖菩は求道者として、ただ一人なおも戦いを続けようとする。
そこに妖天君が姿を現し、もうほとんどの邪仙郷の部隊が撤退しているため、都の邪仙たちもすぐに撤退するよう呼びかける。
その言葉を受けた金光聖菩は、己の思う求道者としての姿と、今の邪仙郷は異なる者だと知り、失望して邪仙郷から離反することを決め、どこかへと去っていく。
そのことに呆気に取られながらも、他の邪仙たちは邪仙郷へと撤退していき、ついに東の国に平和が戻るのだった。

通天教主』(2018/4/26~2018/5/10)

龍穴の風水士』の前半と後半の間に挟まるミッションだと思われる。

邪仙たちが東の国への本格侵攻を行う中、太公望は、その戦局を覆すある奇策を王子に提案する。
それは邪仙たちの本拠、邪仙郷を襲撃し、総大将である通天教主を討つというものであった。
無論それは容易なことではなく、また王子らが邪仙郷に軍を向けている間に、東の国の防備は手薄になってしまう危険性がある。
しかし古来より兵力に劣る軍が危険を冒さずに勝利を収めた例はないとして、太公望はここが勝負どころだと王子に進言する。
提案を受け入れた王子は、太公望から通天教主の能力などについて聞き、邪仙郷へと向かう。

邪仙郷の道士や、神仙郷から奪った黄巾力士の他、「万仙陣」により生み出した十天君の分身をも使役する通天教主を、
王子らは打ち倒すことに成功し、通天教主は捨て台詞を吐きながらも、どこかへと姿を消す。
本物の十天君を倒したわけではないため、まだ戦いは続くも、
指導者の敗走はその士気を大いに挫くことになると確信、王子らは東の国への救援に再び向かうのだった。

5年目~10年目(十天君壊滅まで)

凶鳥の射手?』「果て無き求道者」(2018/5/24~2018/6/7)

邪仙郷を離反した金光聖菩は、手当たり次第に武芸者に勝負を求めて戦い続ける日々に明け暮れていた。
誇り高い武芸者は勝負の申し出を断れず、金光聖菩と戦うも、皆敗れてしまい、
また邪仙郷を抜けてから毎晩王子のことを考えていたという金光聖菩は、その戦いに物足りなさを感じ、
道を究めるには王子のような強者と戦わねばならないと考えていた。

そんなある日、ナタクや太公望など神仙郷の面々は、金光聖菩が無暗に人を襲わぬように言い、
金光聖菩はその条件として、王子を連れてくるように要求する。
金光聖菩は、王子に自分のものになるように言い、そして毎日互いに高め合おうではないかと誘う。
それに対し王子をタダで渡そうとは考えない太公望は、求道者としての誇りに賭け、約束を取り付けた方が事態の解決に繋がると考え、
金光聖菩に対し、敗者が勝者の言い分を何でも聞くという条件で、勝負を行うよう提案する。
王子と金光聖菩は互いにその条件を呑み、二人の決戦が始まる。

戦いの中で金光聖菩は、己の限界をも超えた力を発揮するが、ついに王子らに敗れ、今後は人を襲わぬことを約束する。
王子の本気を知ってしまった以上、どのみち今後は並の相手では満足できないと語る金光聖菩は、そこで王子に、どうしてそんなに強いのかと問いかける。
王子が無言を貫く中アンナは、王子と仲間たちは復活した魔物の脅威から世界を救うため、様々な強敵たちと戦ってきたと説明し、
その戦いは、人々に仇なす存在を退け、この地上に平和がもたらされるまで、今後も続いていくのだと語る。
その言葉を受けた金光聖菩が何か考え込むような様子を見せる中、王子らは彼女が約束を守るであろうことを信じ、王国へ帰還する。
まだ見ぬ強者たちと、いつ果てるとも知れぬ戦いを王子が続けていることを知った金光聖菩は、
王子にますます興味が湧き、いつか必ず我がものとすることを誓うのだった。

味方ユニットとしての「金光聖菩」は、この直後の2018/5/31に実装されており、この出来事のすぐ後に、金光聖菩は王国軍に加わったものと考えられる。

東方のかぶき姫?』(2018/8/30~2018/9/13)

竜吉公主初登場

妖怪や邪仙の被害から復興が進む東の国へ視察に訪れた王子らは、そこで妖怪に襲われていた少女紅牡丹を助ける。
彼女の正体は、妖怪たちが暴れ出す前に有名だったが、今は散り散りになってしまったというかぶきの一座の跡取り娘、「千両かぶき姫」であった。
王子らの戦う姿を見た紅牡丹は、王子らならば舞台に立てるかもしれないと考え、
復興途上の街の皆を元気づけるため、またいずれ「かぶき」を復興させるため、王子らに共に舞台に立ってほしいと頼む。
王子らはそれを快諾し、稽古の末に公演は成功に終わるが、それを受けて王子らは、さらに都での公演を行うことになる。

稽古と公演のため東の国に滞在していた王子らは、ある日落ち武者に狙われる仙人と出会い、彼女と共闘して落ち武者たちを倒す。
戦いが終わった後、その仙人、竜吉公主は、華の国の邪仙、東天君が東の国で暗躍していることを王子らに伝え、他の十天君の動向を探るために去っていく。

そして都での大舞台の当日、酒呑童子との決戦の演目にて、役者を本物の酒呑童子と勘違いした、東天君が姿を現す。
王子らは敢えて芝居のふりをして東天君を倒すことを決め、紅牡丹との共闘のもと、妖怪と邪仙を配下にした東天君と激突する。
戦いに敗れた東天君が撤退する間際、王子らは十天君が何を企んでいるのか訊ねるが、それに対して東天君は、
今の邪仙郷は金光聖菩の抜けた十天君が率いているが、その十天君は各々が個別の目的のために動いており、他の連中のことなど知ったことではないと答える。
東天君が去ったことで平和が戻り、舞台も拍手の内に大成功を収めるのだった。

ハクタクに選ばれし者?』(2019/1/10~2019/1/24)

メイファから、華の国の一部でこれまでにない病が広がっているとの話を聞き、王子らはその現場に駆け付ける。
その病は薬や癒し手の魔法も効かず、太公望によると、それは邪仙の用いる病を操る術に症状が似ているのだという。
王子らが病の対策について相談していたところ、東方の村で教師をやっているという女性カリンが、風水士の力を借りたいと訪ねてくる。
そこでカリンは、その病が風水士の力でも治せないことを知り、おとぎ話のハクタク様が本当にいてくださればいいのに、と口にする。
その言葉を聞いた太公望は、ハクタクが実在する幻獣であり、病を治せるかもしれないと語るが、その住処とされる伝承の地が分からないと説明する。
それに対しカリンは、ハクタクの住む伝承の地に案内できるかもしれないと言い、王子らはその言葉に賭け、伝承の地を目指すことにする。

カリンの住む村ではハクタクが祀られており、その昔ハクタクが降臨した際の逸話の数々と、伝承の地のことがわらべうたとして残っているのだという。
カリンの案内で伝承の地へ向かう王子らは、その道中で病を発症し始め、徐々に身体の力が奪われていくことになる。
そこに十天君の一人、迅天君が現れ、ここは邪仙の領域だと語り、道士たちをけしかけて、どこかへと去っていく。
邪仙たちを退けた王子らは、引き続き伝承の地へと向かうが、その途中で迅天君と再び遭遇し、今回の病が邪仙郷の実験によるものだと知る。

病に苦しみながらも王子らは迅天君らを退け、ついにハクタク伝承の地に辿り着くが、
王子らは病が悪化して更に体が重くなったように感じ、そこで十天君の一人、狛天君と対峙する。
邪仙に先回りされたのかと驚く王子らだったが、狛天君はそれを否定し、この地こそが伝承にあるハクタクの住処だと説明する。
狛天君と迅天君によると、邪仙たちはその地を敢えて占領し、幾度も調査を行ったが、ハクタクどころかその痕跡すら発見できなかったらしく、
結局この地に伝わるハクタク伝承はおとぎ話だと結論付け、その地を病の実験場としたのだという。
病に苦しむ王子らは狛天君一人でも十分と考えた迅天君は、別の任務に向かうためその場を去り、
狛天君は、病を引き起こす宝貝を持つ道士などを引き連れ、王子らに勝負を仕掛ける。
病に苦しみ、不利な状況でありながら、王子らは狛天君らを破るが、そこに十天君の尊天君と淵天君までもが姿を現す。

絶体絶命かに思われたその時、カリンだけはハクタクを夢物語だと思わず、その声が聞こえると言い始める。
ハクタクとは心正しき者にしか姿を見せない幻獣、そもそも邪仙がどれだけ探そうと、見つかる筈などなかったのだ。
ハクタクはカリンを自分の力に相応しいものと認め、その力を貸すことを決め、カリンもまた、病を祓うためハクタクの力を求める。
ついに、森羅万象に通ずる智慧を持ち、病魔と災厄を祓うとされる幻獣ハクタクがカリンのもとに降臨し、邪仙の張った病の気はかき消されていく。
邪仙たちは、ここでハクタクを捕らえ、再び病を蔓延させようと企むが、
そんな邪仙たちの思惑を打ち破るため、王子らはハクタクの力を与えられたカリンと共闘し、決戦に挑む。

王子らは邪仙との戦いに勝利し、その後カリンはハクタクと共に華の国の各地を巡り、病の気を祓うことに成功する。
事態は解決し、ハクタクの力を困っている人を助けるために使いたいと言うカリンは、王国軍に加わることを決め、王子らはそれを迎え入れるのだった。

琵琶の仙女と憂愁なる調べ?』(2019/3/22~2019/4/4)

魔物の討伐に出向いていた王子らは、そこで堕姫の知り合いであるという王妃人と出会う。
何者かに操られているらしい王妃人は王子らに襲い掛かってきたため、王子らはそれに応戦するが、最終的に王妃人には逃げられてしまう。

琵琶の付喪神である王妃人は、堕姫と同様に邪仙に拾われた身であり、堕姫を妹分として慕っていたらしいが、
不承不承邪仙に従っていた堕姫と違い、王妃人は、その過去故に人を嫌い、またその実力を認められて邪仙郷に入ったのだという。
堕姫と王妃人は、邪仙郷の中では秘密の関係であったらしいが、今回心を操られた王妃人が堕姫の前に現れたのは、恐らく邪仙の計略に違いない。
そう語る堕姫は、王妃人を助けてくれないかと王子に頼み、王子はそれを了承し、仲間と共に王妃人を探すことを決める。

王子らは王妃人を見つけ、説得を試みるが、王妃人は聞く耳を持たず、その音楽の力で魔物を操ってけしかけ、逃走を続ける。
王妃人を追う王子らは、やがて王妃人を操る黒幕が皇天君であることを知る。
王子らが皇天君との戦いを続ける中、王妃人は堕姫への想いによって皇天君の術を打ち破るが、
それを受けて皇天君は、王妃人により強い興味を示し、彼女をキョンシーにすることを目論み、共に姿を消してしまう。

王子らは引き続き王妃人を救うため追跡を続け、その道中で超天君と頂天君の足止めを受ける。
新たなカンフーキョンシーを始めとする、邪仙の手勢を破った王子らは、ついに実験場に辿り着き、王妃人をキョンシーにしようと目論む、皇天君と屍解仙らを退ける。

その後、心の操る術が解けた王妃人は、堕姫と同様に王国で暮らすことになる。
まだ完全に人間を信じられずにいる王妃人であったが、王子軍の面々との関わりの内に、徐々に打ち解けていくのだった。

異世界の恋姫と邪仙の企み?』(2019/8/1~2019/8/15)

「恋姫」コラボミッション

妖天君出現の報告を受け、その現場を訪れた王子らは、そこに異界の門が開かれているのを目撃する。
その異界の門は、魔王軍の異界召喚士が開いた門に、妖天君が妖術を施して再展開したものであった。
王子らが目にした異界の門はすぐに消滅するが、その門の展開が原因で、世界各地で瞬発的に複数の門が開いた可能性があり、
短時間の展開だったとはいえ、異世界の者がこの世界に来てしまった可能性もあるのだという。

そんなことを王子らが相談していたところ、異世界よりやって来たと言う少女、鳳統が現れ、一緒に異世界に来てしまった仲間を探してほしいと王子らに頼む。
王子らはそれを快諾し、鳳統の仲間の馬超と劉備を発見し、今回の騒動の原因が妖天君にあり、その術式が分かれば元の世界に帰れるだろうとのことを説明する。

王子らは華の国にて妖天君を発見するが、そこでもう一人の異世界の住人、曹操と出会う。
妖天君は曹操を上質なキョンシーの素材にしようと目論むが、それを阻止するため王子らは妖天君と戦う。
戦いに敗れた妖天君は撤退し、それを追って曹操も姿を消す。
鳳統らは、元の世界では曹操とは仲間でなかったことを明かすが、それでもキョンシーにされることは見過ごせないとして、彼女を助けることを決める。
いずれにせよ妖天君を倒さねばならないとして、王子らもまた曹操の後を追うことにする。

曹操に追い着いた王子らは、そこで曹操を待ち構えていた妖天君、淵天君と対峙する。
鳳統たちは曹操に対し、敵対する間柄であるのは元の世界の話であり、今はこの世界のため共闘することを提案し、曹操もそれを受け入れる。
戦いの途中、上質なキョンシーの素材を狙う邪仙の軍勢に屍解仙も加わるが、異世界の住人たちと共闘する王子らは、これらを撃退し勝利を遂げる。

王国の魔術師たちは、妖天君が異界召喚士の異界の門の残滓に、鬼門を開くための妖力を流し込んだという推論を立て、
自分たちの魔力で安定させれば、異界の門をもう一度くらいは開くことができるだろうと述べる。
邪仙が体勢を立て直す前に、異界の門を開くことになり、それを待つ間、王子らは異世界の住人たちと模擬戦を行うことになる。
王子らとの交流を深めた異世界の住人、鳳統、馬超、劉備、曹操、そして呂布は、再び開かれた異界の門から元の世界へと帰還するのだった。

神獣四神降臨?』(2019/12/26~2020/1/6)

王子のもとに現れた竜吉公主は、華の国の守り神と呼ばれる神獣、玄武、白虎、青龍、朱雀が何の前触れもなく目覚めたことを報告する。
「世界が危機に瀕する時、四神目覚める。四神の試練を超えし者に大いなる加護を授けん」という、神仙郷の伝承を語る竜吉公主は、
神仙郷の者しか知らないはずの四神の目覚めた地に、四神を倒して得られる加護の力を狙って、邪仙たちが侵攻を開始したことを伝える。
竜吉公主の提案により、邪仙に力が渡る前に、王子は四神の試練に挑み、その力を手にすることを決める。

四神の目覚めた地を訪れた王子らは、その地を守護する要石を中心として四神の試練に挑むことになる。
王子らは屍解仙率いる邪仙の軍勢を退け、無事に四神との戦いにも勝利する。
四神の試練を突破した王子は、その加護を受けた宝珠を受け取り、新たな力を得るのだった。

ジューンブライド・ミッドナイト』「見えざる迅雷」(2020/6/11~2020/6/18)

かつてヴァンパイアの王国を滅ぼしたあの女(ヴァーニィ)からブラッドストーンを貰った迅天君が登場する。
迅天君はブラッドストーンの力を研究して新たな力を得ようと目論み、その結果、肉体を霧化する力を手にする。
しかしその力を以てしても迅天君は王子らに敗れ、まだ速度が足りないのかと呟く。
それに対し清源妙道真君から、足りないのは頭と実力では、と返され、迅天君はいつも正論を言う妙道が嫌いだと言う。
しかし弱点を思い知った迅天君は、これを教訓にして今回は撤退することを決め、次は自分の方が速くなっていると宣言して逃げ去っていく。

なないろの異世界交流物語?』(2021/5/13~2021/5/27)

『なないろリンカネーション』(「ななリン」)コラボミッション

東の国にて王子らは、キョンシーなどの魔物に襲われていた異世界の鬼、芙蓉を助け、彼女が元の世界に帰れるよう協力することを決める。
芙蓉が通ったらしい異界の門の残滓に、仙術と思われる魔力が残されていたことなどから、王子らは今回の事件の犯人が妖天君であると推測する。
芙蓉と共に調査をしていた王子らは、そこで芙蓉の姉、葵を追う妖天君と遭遇し、戦闘になる。
戦闘の末、妖天君は撤退し、その際に異界の鬼を使役しようと考えていること、また最初の異界の鬼には逃げられてしまったことを呟く。
逃げた妖天君を探す王子らは、その道中で芙蓉らの妹、アイリスとも合流し、改めて情報の整理を行う。

芙蓉たちの主人である真は、加賀見家の当主として町にさまよう霊魂に寄り添い、無念を晴らして天に帰すという、大切な役目を担っているらしい。
警察という組織(アイギス世界には存在しない概念)からも頼りにされている真は、先日ひとつの依頼を受けたのだという。
それは町の中で「死んだはずの者の姿を見た」という相談が相次いでいるので、その原因を探ってほしいというものだった。
真の命で芙蓉らが町の中を見回っていたところ、彼女らの前に不思議な門が現れ、既にこの世を去っていた、桔梗の姿を見たのだという。
つまり芙蓉らも「死んだはずの者の姿を見た」のであり、桔梗を追って門をくぐった芙蓉らは、この世界に来てしまったのだ。

話を総合すると、妖天君は異界の鬼を使役する研究の途中で桔梗の魂を呼び出したが、その制御に失敗し、
また妖天君の制御を離れた桔梗が、鬼門を操って芙蓉らに接触し、この世界に誘ったということであるらしい。
しかし芙蓉らは、桔梗がそのようなことをする理由が分からないのだという。
いずれにせよ桔梗と一度会わねばならないと考えた王子らは、準備を整えてから再び東の国で調査を行うことにする。

その後、葵の能力によって妖天君の服の切れ端に宿る思念を辿ることに成功し、お城の方に何かがあると突き止められ、王子らはそこへ向かうことを決める。
その道中、妖天君の手の者と思われる敵が足止めに現れ、王子らは自分達の進む方向が正しいものであることを確信する。
足止めを退け先を進む王子らは、その途中で十天君の一人、東天君と相対し、風のエレメンタルなどによる妨害を受ける。
東天君にとっても妖天君の実験は有用なものであるらしく、二人は一時的に協力関係を結んでいたのだ。

妖天君の実験場たる城に辿り着いた王子らは、そこで再び東天君と対峙する。
芙蓉らもまた異界の鬼であることを知った東天君は、彼女らも貴重な研究材料になると考え、王子らに勝負を仕掛ける。
勝負を制した王子らは、逃げる東天君を追い、そこで制御式を完成させた妖天君と、桔梗の姿を発見する。
妖天君は桔梗の意志を完全に乗っ取ったつもりであったが、実は桔梗は操られておらず、芙蓉らに全力を見せるように告げる。
正常に動作している制御式であっても、式の最大値を超えるものを制御できる道理はなかったのだ。

王子らと異界の鬼たちの活躍により、妖天君と東天君は敗れ、実験を諦めて撤退していく。
残った桔梗は、芙蓉らに一言だけでも感謝の気持ちを伝えたくて接触を試みたが、鬼門の力を使いこなすことができず、
結果彼女らを異世界転移させてしまったことを説明し、そのことを謝罪する。
桔梗は、妖天君が門の制御式を完成させたことで、今なら芙蓉らを元の世界に送り届けられると言い、
またこの転移を最後に、自分の存在は再び消えることになるが、今日芙蓉らに会えたことの喜びを語り、これからも真を支えるように頼む。
最後に桔梗は、王子らにも感謝の言葉を述べ、異界の鬼たちを元の世界へと送り届ける。
こうして、一つの異世界交流物語は幕を閉じるのだった。

白無垢姫とたくさんの小人』「コマちゃんを探して」(2022/6/9~2022/6/23)

ジューンブライドの祝祭が迫る中、スプリガンに攫われたコマを探していたフーロンは、雨の中道に迷ってしまう。
そこにフーロンの持つ天雷の力を狙う迅天君と屍解仙が現れ、フーロンの姿を見た屍解仙は、彼女の父のことを思い出す。
父を侮辱され怒ったフーロンは、その言葉を耳障りだとし、邪仙たちを三下と呼んで黙らせようとする。
かけっこ自慢に人形趣味の変態爺、王子に怯えてコソコソするしか能のない邪仙郷の面汚しなど、数々の言葉で罵倒し、
雨の中という厳しい条件の中、フーロンは邪仙たちとの戦いに挑む。

戦いに勝利したフーロンは、「わぁ、本当に速いんですね! に・げ・あ・し!」とさらに煽り続けるが、
屍解仙は迅天君に、収穫はあったので今は無駄な力を使うでないと告げ、撤退を促す。
邪仙たちを退けたフーロンは、ユーティと合流し、王城へと戻るのだった。

迅天君が煽られまくっているけど、これ半分くらい屍解仙が悪いんじゃ……?

華国演義・崑崙に至る道』(2023/3/16~2022/3/23)

華王、誅子聞仲初登場

復興途中の華の国から、正式な招待を受けた王子らは、その都へ向かう道中、十天君の一人、狛天君と遭遇する。
狛天君を捕らえた王子らは、彼から詳しい話と残りの十天君の居場所などについて聞きだそうとするが、
そこに武成豪侠と謳われる華の国の武将、フェイロンが現れ、狛天君の首を刎ねてしまう。
王子らはフェイロンに事態の説明を求め、彼女の案内のもと、華の国の都へと向かう。

仲間と共に華の国の都に辿り着いた王子は、かつての妹分でもある、華王、誅子と面会する。
誅子は、華の国が今祖国の仇である十天君の討伐を進めていることを語り、
かつての十天君、金光聖菩の身柄を渡すよう要求するが、王子はそれを即座に断り、金光聖菩本人にまで驚かれる。
仲間を売る選択などするはずのない王子の決断により、交渉は決裂し、王子らは華の国との戦端を開くことになる。

華の国の軍から逃げる王子らは、その道中で、神仙郷の面々から、邪仙と華の国の歴史についての話を聞く。
華の国には、遥かな過去からずっと、王家を守護し続けている過保護な邪仙、聞仲なる人物がいるのだという。
誅子は紛れもない善王であったが、ただ一度の過ちで華の国は大きな傷を負い、そのことが現在の華の国の復興が遅れる要因となっているらしい。
その過ちとは、十天君襲来の際に、聞仲が誅子を匿ってしまったこと。敵を前に王が逃げたと、華の国の民は受け取ってしまったのだ。

「天の声」なるものが味方するという、華の国の軍に対し撤退戦をする王子らは、ついに華王、誅子の率いる軍勢を退けることにも成功する。
そこに誅子の影にいた邪仙、聞仲が姿を現し、神仙郷の者たちと王子らに対し、「天の声」を告げる。
それは神仙郷の長、元始天尊が自分たちの味方についたというものであり、聞仲は、オリュンポス第二層、崑崙で待っていると告げ、華の国の軍と共に姿を消す。
亜神との戦いが、華の国にまで波及していたことを知り驚く王子らは、一度作戦会議を行うことにする。

その後王子らは、華の国に残っていたフェイロンから話を聞く。
十天君を討伐せよ、そうすれば一度は離れた民の心が再び誅子の元に戻ってくるだろう、という「天の声」のお告げがあったことを語るフェイロンは、
そんなことをしなくても誅子がいい王であることは皆知っており、少し疑念が湧いても、時間が解決してくれるのにと呆れたように振り返る。
誅子が聞仲に攫われたことで、今こそ立ち上がる時だと決めたフェイロンは、華の国のため、誅子のため、王国軍のオリュンポスとの戦いに参加したいと頼む。
王子らは最初からその言葉を想定しており、新たな仲間を迎え入れるのだった。

華国演義・封神決戦』(2023/5/18~2023/5/25)

普賢元始天尊初登場、東天君が一目連として王国軍加入

ついにオリュンポス第二層、崑崙に突入した王子らは、そこで神仙郷の仙人、普賢が、邪仙郷の十天君、迅天君と東天君を追う場面に遭遇する。
東天君は、普賢の攻撃から迅天君を庇って宝貝を破壊されており、そんな東天君を見捨てられず、迅天君は東天君と共に逃げていたのだ。
互いを邪仙に向いていない言い合う二人は、いよいよ普賢に追い詰められていたが、そこに王子らが現れたことで、事態は乱戦状態になる。
乱戦の末、東天君はまだ家族のいる迅天君を逃がし、一方の迅天君は、東天君を必ず助けに戻ると言い、戦場から姿を消す。
普賢も戦場から消えた後、東天君のもとに心配するフーコが近づき、王子らと東天君は驚きを見せる。
東天君は十天君ではなく、一目連だと言うフーコは、彼に応急手当を行い、その様子を見たクーコは、王子にある相談をする。
その結果、王子は東天君を生かし、崑崙の案内役とすることを決め、その旅路に同行させる。

東天君の案内のもと、華の国の都のような場所を進む王子らは、そこで華王、誅子率いる部隊と相対する。
誅子は、元始天尊が味方に付き、今の華の国を書き換えようとしていると語るが、
それに対し東天君は、今の元始天尊がかつてのそれではなく、誅子は騙されていると述べ、急ぎ「封神台」に向かわねばならないと言う。
「天の声」の目的は、十天君を罰することではなく、その仙力を「封神台」に集めることだったのだ。
王子らは「封神台」に向かうため、足止めをしようとする誅子と、普賢の軍勢との戦闘に入る。

その時、宝貝が砕かれたことを悩んでいた東天君は、フーコとクーコの言葉を受け、妖怪としての力を使うことを思い出す。
邪仙・東天君はその名を捨て、命を助けられた借りを返すため、一人の妖怪、一目連として王子に力を貸すことを決める。

一目連との共闘の末に王子らは勝利し、戦いに敗れた誅子の疲労を見た普賢は、
聞仲が誅子の仙力をあらかじめ奪い、「封神台」に捧げられぬようにしていたことに気付く。
普賢が去り、取り残された誅子は己の無力を嘆き、王子に共に連れて行ってほしいと頼む。
王子はそれを受け入れ、仲間と誅子と共に、「封神台」へと向かう。

「封神台」で王子らを待ち受けていた聞仲は、既に封神の儀が完了したことを明かし、その集められた仙力により、
元始天尊が華の国を再び編み上げ、何もかもをなかったことにし、ただ平和な時代が続いているという歴史に書き換えることを宣言する。
人の子を愛しながら、人の子の抗い続けた歴史を否定する聞仲を、愚かだと言う神仙郷の面々は、
人は過つものだという聞仲の言葉を肯定しながらも、道を踏み外したのは聞仲の方だと言い放ち、
誅子に対する聞仲の行いは、華王への忠義ではなく、ただ愛玩しているに過ぎないと断じる。
怒った聞仲は、王子らを潰すため、仙力を捧げられた十天君の亡骸をけしかける。

まず現れたのは妖天君。生きようと望む妖天君は、王子の身体を奪おうと、王子らに襲い掛かる。
お次は超天君と頂天君。頂天君は兄の超天君に己の力を与えようとするが、超頂兄弟はどこまでも一緒と語る超天君はそれを拒否し、
双子邪仙は実に楽しい人生であったと振り返り、共に死地へと、王子らとの最期の戦いに出向く。
その次は皇天君。もっともっと愉快な計画を立てていたと言う皇天君だったが、自分の最期が王子なのは悪くないと語り、戦いを始める。
次は尊天君。死が見え、己が手にかけてきた死者たちが手招きするようだと語る尊天君は、それを因果応報と捉えて死地へと向かう。
最後に現れたのは淵天君。誰もかれも往生際が良すぎると語る淵天君は、確かにやりたいことはやり尽くし、
憎まれ、恨まれ、思うがままに実験を繰り返す、満たされた人生だったと振り返りながらも、もう一度だけあがくことを決め、王子の生命力を狙って戦い始める。

「封神台」より現れた十天君は全て王子らに倒され、絶命する。
手駒を使い切った聞仲に対し、誅子はもうやめようと提案し、共に華の国の礎になろうと言うも、その言葉は届かずに終わる。
嘆く誅子に対し、一目連は己の過去にも言及しつつ発破をかけ、十天君の弔い合戦を行うため戦場に立つことを決める。
王子らはなおも封神を狙う聞仲を止めるため、一目連と共に最後の戦いに挑む。

王子らが聞仲を倒したその時、そこに元始天尊と普賢が姿を現す。
普賢は、今の元始天尊がある亜神の魔術で操られており、自分も元始天尊に守られたとはいえ、身体の制御が行えないことを明かす。
元始天尊を解放するため、普賢は王子らに対し、全力で元始天尊を叩き潰すように頼む。

王子らは要求通りに元始天尊らを叩き潰し、元始天尊と普賢を亜神の呪縛から解放する。
王が不在の華の国の統治は、太公望の指示のもと、民からの信望が最も厚いフェイロンとが一時担うことになり、
また王子らは、元始天尊を運び出して介抱し、今回の騒動の事情を聞くことにする。

目覚めた元始天尊は、自分の正体が仙人である以前に、オリュンポス第二層の管理者たる亜神であることを明かす。
魔物の復活後、神仙郷から本来の領地である崑崙へ戻ったという元始天尊は、その理由を、
魔王ガリウスが没した後に必ず、オリュンポスを悪用する者が出ると考えたからだと説明する。
実際、オリュンポスを我が物にした亜神ディアスが物質界すべてに影響を及ぼし始め、
元始天尊はそれに対抗する戦力を蓄えようとしたが、その時、「謀略と裏切りの亜神」なる存在に心を縛られてしまったのだという。
その亜神が華の国に「天の声」を告げたのが今回の騒動の発端であり、「封神台」もまたその亜神の企みであったことが分かる。
「封神台」に捧げられた十天君の仙力は、元始天尊が目覚める直前にオリュンポスの上層へと回収され、
王子らはディアス同様に、物質界の脅威となる存在がオリュンポスを登った先にあることを知り、オリュンポス攻略への決意をより強くする。

話の後、元始天尊は崑崙に戻って誅子と聞中を鍛え直すことに決め、そのために王子らに協力を要請する。
再び崑崙を訪れた王子らは、元始天尊の依頼により、誅子と聞仲率いる華の国の軍を全力で叩き潰し、
また、その戦いの中で楽しくなってしまって乱入した元始天尊ら仙人たちともついでに戦うことになる。
誅子と聞仲は己の未熟さを痛感し、また誅子はフェイロンから、王たる自分がいなくとも華の国の復興が上手く進んでいることを報告される。
世界を知り、再び華の国に戻るため、誅子と聞仲は旅に出ることを決め、
また元始天尊は、崑崙の修復を行う間の連絡係として、普賢を王国に派遣することを決める。

こうして崑崙と華の国を巡る事件は幕を閉じ、また邪仙郷の中心であった十天君も、実質的に終焉を迎えるのだった。

11年目~(十天君壊滅後)

戦神コロシアム 武王大宴』(2023/12/7~2023/12/14)