【コラム】2025年11月時点から仮構される、ブルアカ(ソシャゲ)の商業的結末について。

Last-modified: 2025-11-24 (月) 06:40:47
文責︰Wiki作成者

物議を醸す、半分銭の話/半分文学の話。

「おそらくこのページを読んだあなたは厳めしい顔付きになる。しかし一般倫理『お金の話でウソをつくなかれ』に基づく態度修正だから、あなたが目ん玉剥いたとしてもWikiやコメント欄荒らさないでね」の意。


このページ書くまで私が忘れていた追加の前提︰
ブルーアーカイブは2021年2月4日サ開。
いま2025年11月下旬。
すなわち、リリースから4年と10ヶ月くらい経過済みのソシャゲ。

  • ソシャゲ通はこの文字列から様々な予感を嗅ぎ取る。
  • 何の話か。「いまやブルーアーカイブはそれなりに老いたアプリである」商業的大前提私のキヴォトスは3.5周年でサ終したがゆえ忘れていた。
    • 治安悪いソシャゲウォーリアーズですらこの文読んだら多くが冷静さを取り戻すはず。そのくらい重要な前提。
 
 

Q.おいセンセーショナルな話を始めるな、何だそれは。

従来の私の想定

私がローカルに文学作品として連続性を見出だせなくなった/興味失せただけで、商業としてのブルアカは安泰である

が商業的に思いっきりハズレていたと知って野次馬根性湧いてしまった。

  • 「Wikiが公的に発信するべき丁寧な情報訂正と報告(=すまん全然安泰じゃなかった)・統計分析」は↓ページに載せきった。ここは私(Wiki作成者が)もっと大上段に構える部活動。
  • 「市場の数値に表れたすげー急激な衰退」から驚きとともに従来論を修正・逆算した話であって、私が藁人形へ釘打って呪い掛けているわけではない。
 

★つまりどうか。

私がWikiに従来書いていた見解の、決算その他に基づく大幅な修正。ブルアカ(商品)ぜんぜん安泰じゃなかった。

「その後のブルアカ」は商業的には安泰なソシャゲであり、ただ私が個人的に関心を無くしてしまっただけだ
「その後のブルアカ」は商業的には衰退コースで定まりつつある老いたソシャゲであり、私も個人的に関心を無くしてしまった。ただむしろ、野次馬根性は湧いてくる。

せっかく副管理人が角立てないようフォローしてくれたのに、当の私が一気に治安悪そうな立場になってしまった。しかし真に悪くなったのは決算であり治安ではない。

  • 「定まりつつある」と濁して書くあたり、まだ未練が残っている。
  • 「商業的には衰退コースで確定した」と99.99%書いているマインドながら残る0.01%で忖度している。
 

(参考)✨プリコネ・ブルアカ合同年表(サ開揃え)と商業的類似性✨

やりたいほうだい。
しかし有用。

年表?なにそれ

上記ページの資料向けに作っていたけど、うっかり画像の治安が悪くなりすぎて公のページには置けなくなったもの。

★年表の現物。

priblu_chronicle-1.png
game-iのログ部分切り抜き:2025.11.20頃時点。※古い時期のセールスランキングは200位よりも下まで提供されていた(たしか)
プリコネはそろそろエンディングかもしれない

絵文字
気にしないで。

年表から見えるもの。

個々の数字は環境[同時代の競合アプリ]が異なりすぎて比較しようもない。プリコネの全盛期にウマ/ブルアカ/原神はいなかったし、ブルアカの4,5年目に需要食ってくるウマ/ブルアカはいなかった。

しかし! 傾向に注目するとブルアカ初期の技術トラブルを除けばけっこう似ている。むしろ想像を遥かに超えて節目節目で被っている。驚いた。

  1. 最初の二年間で第一部を完結させ最盛期に突入した
    (ただしゲームシステム面は疲労しつつあった。)
  2. 方向性を変えた第二部がユーザー期待に応えられない
    (ただし信用が黒字であるうちはコミュニティ側も待つ。)
    • プリコネは一部終盤時点でメインライター離脱。
    • ブルアカはどこから第二部と見なすか議論の余地あろう。私は今ここでVol.5Googleトレンドの話をしている。
  3. 3周年後の春から夏にかけて公式側の事情でコミュニティが大爆発し、直後からセルラン定位置がガタッと落ちた
    • なんと私がシナリオ読まなくなった月すら一致している!
  4. 翌年のアニバ期(1,2月)は踏ん張ったが、3月で完全に崩れた
  5. 夏=4.5周年にアプリの切り札たるガチャ(アメス/水着ティーパーティー)を投入するも、期待された商業的成果︰権勢の回復には繋がらなかった
  6. 下降トレンドの先で迎える5周年と第二部シナリオ「クライマックス」
    • 次項参照。

旧コンテンツ時代の某ページは同年比較だったからプリコネをひたすら殴っていたけど、イベント史軸かつサ開揃えにした途端様々な共通項が浮かび上がる。むしろある程度まで相似形とすら言える。
すごい。さすが義姉妹アプリ。コミュニティ爆発まで相似形になってほしくはなかった…

ブルアカ第二部の推定着地点[5周年、2026初頭]

デカグラマトンの預言者を次々切りながらマルクトへ向かっているようだから、ブルアカ第二部の着地点もたぶん5周年付近ターゲットだろう。

一部組ビナー、ケセド、ホド、ケテル
二部組ゲブラ(私がシナリオ知ってるのはここまで)、コクマー
私の脱走後に追加されたらしい奴らティファレト、イェソド
ごーるマルクト

セフィラってあと何あったっけ
(けんさくちゅう)
ああそうネツァク、ネツァク。
たぶん「その後のブルーアーカイブ」の人たち、年末か5周年でネツァク実装しつつクライマックス配信とか考えてるよ。

  • 違っていたら︰往年のプリコネ民が遅い遅いと不平垂らしていたプリコネ第二部よりのんびり屋。
あるいはダアト
自動販売機に話しかけた謎の人物の正体候補としてね。
その後どうなってるのか知らんけど。

❗ブルアカ第二部の連載区間は、プリコネ第二部が完結までに要した日数[約3年]と並びつつある。

と読んで目を疑ったプリブル民多いんじゃない?
かつてお前がプリコネ第二部を遅い遅いと感じていたのは途中からブルアカに関心向けていたせいだぞ。


 

「ブルアカはサ開トラブルの副産物として全盛期が一年(半)後ろにスライドした」言説は誤り?

なんとなればピーク位置がプリコネのそれとほぼ一致している。つまりサービス開始時の技術トラブル=純然たる機会損失であった可能性が高まる。not塞翁が馬。

  • まあプリコネにせよブルアカにせよ、歴史としてのピーク位置がホンマに最善を尽くしたピーク位置であったか?は誰にも分からない。
    (どちらも開発運営側の大事故で勢いが急激に翳ったし)


★「その後のブルーアーカイブ」に残された商業的回復チャンスはそれほど多くない →ほとんどない。

[訂正︰当初の記述はアプリ年齢を計算に入れていなかった。]

ここが本題。

スピンオフ展開で別アプリにスライド!とか考慮しない、現行スマホアプリたるソシャゲそのままの姿で上がりうる目の話。
先頭セクションを参照。

こいつ大きく出たな。

出たぞ。しかし決算その他の統計[課金・アクティブ・消費者関心全て悪化]ベースだし、不満も無いのにこんなページ覗いてしまった現役ファンなら覗いたお前が悪い。許せ怒るな。

いかなる仮定か。

Wiki公式見解ではない、私が個人として考える肌感覚。

信じて残っているユーザーには悪いけど、「不可能とは言わんけど、よほど上手くやらない限り難しいのでは?」が✨かつてブルーアーカイブファンコミュニティを運営せし者✨としての正直な感覚。

  • [訂正︰↑この一文を書いたとき、私はブルーアーカイブがサ開から何ヶ月経ったアプリであるか計算していなかった。
    ここはこう書くべきだった。「下降トレンドがほぼ一年続いている、まもなく5年経つソシャゲ」に再起可能性はあるだろうか? しかも、主要スタッフ抜けまくったソシャゲで。]

「まもなく5周年」は地球時間で5年の経過を意味する。

言うまでもなく。
サ開(2021年2月)から次期アニバ(2026年2月)へと流れる時間も5年間である。言うまでもなく。

「えっそんなに時間経ってた!?」と思ったやつおるか。まもなく経つぞ。
そして、ソシャゲの5年は1.5世代分くらいの経過を意味する。

 

★私のプリ予測︰ブルアカ(ソシャゲアプリ)のラストチャンスはたぶん5周年、なおかつ既に分が悪い。

プリ
プリンセスコネクトの意。

なぜ分が悪いか。

理由1︰クライマックスに向かっているはずなのに、Googleトレンド(検索)含めたあらゆる指標が下降トレンドだから。

  • つまり、全然盛り上がってないから。
    クライマックスに向かうはずの助走が少なからぬオタクにどうでもよい話と見なされ、コミュニティが縮小している。

これは1.5周年(アビ夏)から最終編に繋がった上昇トレンドとまったく異なった傾向であり、隣接アプリではプリコネ第二部のそれに近い動き。


「デカグラマトン編が最終編相当のクライマックスに向かっている」とコメント欄で教えてくれた人にはすまない言い草になる。
私がその情報を耳にして、正直なところ何を思ったか。
「まだデカグラマトン編やってんの?」

延々とvsデカグラマトンやっている推定POIST判断それ自体が悪手。

なぜか。

  1. デカグラマトン編はどんなに掘り下げたところで「デカグラマトン」すなわち一部シナリオのやり残し要素。
    • 色彩とか名もなき神々とかその辺掘り下げていた場合も同様。そいつらの話はもう何年も前に読んだ。
  2. だってあいつ中ボスその1ポジションだぞ。私たちが知るブルアカの大ボスとは先生(ユーザー)に大人同士の信念問うてくるゲマトリアだったはずだ。
    • たとえスタッフの動向を一切知らないユーザーであっても、コンテンツ提供方針の断絶はアプリそれ自体から感じ取る。

新たな白地図を示せていない。
これもまたプリコネ第二部相似形。*1

 

理由2︰4.5年間溜めに溜めたワイルドハント組が今秋実装されたのに、各種指標がなにも好転していないから。

この事実は、「残った側のスタッフ」の実力をはかる上でネガティブ材料。

  • ライフサイクル中盤にブースト掛ける機能を見越して温存されていたはずの新規校カードが、肝心要の課金する層から真正性見出されていない。
 

なぜ5周年がラストチャンスか。

ソシャゲ一般の健康寿命レンジにおいて、最も区切りとして良い数字だから。

この「区切りとして良い」は流入流失どちらにも掛かる言葉。

出るにはちょうどよい。
きりがよい。特に見切り付けた古参ユーザーが抜けるには最適。
(4周年後のガタ落ちも同様に説明可能/「まる四年」は生活環境の変化も様々に生じうるスパン。)
入るにもちょうどよい。
そらまあアニバだし。5周年とかきりいいし、大盤振る舞いで超すげー最強キャラ実装されそうじゃんね?
  • なぜラストかって?

    名前知ってる程度にかつて流行っていたが落ち目っぽいアプリX界隈が、相変わらず落ち目っぽいまま5.5周年だか6周年だか迎えたと盛んに宣伝しています。既に界隈の空気が悪そう。あなたは新規ユーザーとして輪に参画するでしょうか。

    おそらくノー。中身見る以前にノー。同じ時間で新作触るわ。
  • ゆえに反転可能性は「5周年」(区間)がラストチャンス。

つまりこう。

  1. 私が下でボロクソ書くVol.4-2評価…に反する形でその後のPOISTが大覚醒状態に昇っているなら、
  2. ブルアカ(現行ソシャゲアプリ)の商業的将来性も希望ゼロではない。
  3. 「5周年」なる特大の区切りは最大最後の切り返しチャンス。
    • その先はどんなに良いシナリオ・キャラ積み上げようともダメ、ソシャゲアプリのライフサイクルとして時間切れ。「古くなった二次元美少女ソシャゲ」は関心がコミュニティ外に広がらない。
 

プリコネ第二部比で好転に繋がりうる変数

プリコネ第二部ではない。

あまりにひでー言い草だが事実。

少なくとも、シナリオそれ自体への文句で残存ユーザーが一致団結するような……仲良く嫌気さしているような話は聞こえてこない。ユーザー減り続けつつも、残ったユーザーは(ある程度)満足している(可能性が高い)。
→コミュニティ規模に限る話なら、現状維持(緩やかな下降)ラインで踏みとどまるハードルは相対的に低い。

  • 現状維持は課金額ガタ落ちを解決しないため、おそらく課金圧の上昇には繋がる。ロイヤルティ足りてますか。

キャラ人気も往年のプリコネより高い。まあ人気キャラ作った人たちほとんど抜けたけど、絵柄マネすりゃナンボかオタクは引くだろう。トータルではずっとマシ。

  • プリコネRe:Diveキャラの多くは誰も知らない無印[2015.02 - 2016.07]の遺産であったため、同時代的なオタクのトレンドからしてもテンプレ度合いが強すぎ(古かっ)た。
    ブルアカは自らトレンド作ったアプリゆえナンボか猶予期間も長い。
 

免責︰このとき、アプリ外展開(スピンオフ等の横滑り)によるIP寿命の接ぎ木は考慮されていない。

オリジナルメンバーを喪失した状態でIPとしてのブルーアーカイブを現実的に長生きさせるなら、この路線(キャラ商売へのスライド)が最も無難。

ネクソン経営陣にその気があるかは知らん。

 

衰退を止めうる要因はあるか?

ガチャ性能ではどうにもならない。

function(x)を有する限定キャラクターαが並ぶ場合、残存ユーザーの銭は搾れてもコミュニティ規模は戻らない。プリコネ見てみろプリコネ、無数の限定キャラと共にセルランが悲しいことになっている。

そうりきボスでも全然どうにもならない。

私が理解している範囲の枝から描ける未来(げんざい)において、その後のブルーアーカイブが陥っているリスク最も大きそうな戦略ミス。

  • スタッフ大脱走後の補充人員にやたらプログラマー多かった様が疑念の起点。

たしかにブルアカは「総力戦ボスがどうしても使い回しになってしまう弱み」を初年度から抱えていた。ヒエロ君また来週のそうりきシフト入れる?

  • しかしこの弱みは真なる問題ではない。
    ぶっちゃけブルアカのゲーム部分ってSDキャラは可愛いけど全然面白くないなるあまりに身も蓋も無い話*2こそが真なる問題の核であり、新規ボスいっぱい追加しても解決しない。
  • たとえ新そうりきボス毎週追加!と告知したって逃げたユーザーは戻らないって話ね。

個々の新キャラでもない。

二次創作が肥えているのにアプリは空洞化するパターン、これ最も激しく行き詰まるやつ。

  • スタッフ大脱走時に日本語圏へ乗り込んできた韓国の過激ユーザーら、この点をだいぶ勘違いしているように映った。
    「残ったスタッフ製の魅力的な未実装キャラはまだまだいる、ゆえにブルアカは安泰である!」ってやつね。二次元美少女ソシャゲ商売はそんな単純な話ではない。
    • 新キャラ自体は必要だけどね。
 

★ゆえにシナリオ。

ゆえにシナリオ論。

★ただし、「良質なシナリオ」(well-made play)ではない。

残留ライターの中で最も才能豊かな人材とは誰か。
そう、明らかに満場一致でPrenguin(ナム・ミンチョル、古書館/スイーツ部)。彼は安定して高水準の良質なシナリオを書けていた。

スタッフ大脱走後は副ディレクターとかになっていた(たしか)から、「その後のブルーアーカイブ」にはPrenguin的なシナリオが増えているはずだ。

しかしPrenguin(少なくとも2024/08以前のPrenguin)は商業的衰退を止め得ない。

なぜか。
Prenguinが提供するシナリオの「良質さ」とは、“青春学園もの一般”を前提とした評価。

  • たしか同時代的にどっかで指摘していた話︰古書館にせよスイーツ部にせよ、「そのシナリオがブルーアーカイブでこそ描かれねばならない必然性」はほとんど無い。
  • 彼のシナリオは日常回としてユーザー満足度を高める。しかし客を掴む力や離れつつある客を繋ぎ留める力は持たない。
    • 端的に換言すれば、ライターとして行儀良すぎ。
      • もっと容赦なく言えば、キヴォトスに対するマインドの置き方が二次創作根性に寄り過ぎている。Pixivなり他の小説投稿サイトなりに転がっていたらてっぺん獲れるであろう人材だけど、源流たる公式がブルーアーカイブ(ソシャゲ)において果たすべき中心的役割とは才能の在り方がちょっと違う。



「ソシャゲにとってホンマに不可欠であるシナリオ」とは何か。

大きな物語。

どこまでも展開された風呂敷の広大な余白。
「この人たちは、これからいったいどんなものすごい世界(ワンダー)を展開してくれるのだろう?」
プリミティブな期待。

これぞ初年度ユーザーを真に繋ぎ留めていたPV2の正体、大いなるモチベーション。
deca.jpg
デカグラマトンの預言者が推定マルクトorケテル*3を筆頭に並んでいたから盛り上がった……のではない。「デカグラマトンなる何をせんとて集ったかさっぱり分からんけどとにかくなんか凄そうな奴ら」であるからこそ、こんな一瞬のカットで未来を盛り上げた。

  • isakusanシナリオはやたら得意で、
  • 実はプリコネ第一部のプロット(メインライター離脱前)もしっかり達成していて、
  • しかしVol.4~二章やVol.5一章やデカグラマトン編(ゲブラ)やプリコネ第二部にはからっきし欠けていた
      もの。
    閉塞の対極へと――やり過ぎなくらい――広げきる、「これホンマに畳めるの?」大展開。
    「先が気になる」と思わせるもの。予定調和からの逸脱。やりたいほうだい。

    シナリオのロマン。
    • isakusanシナリオ以外のメイン章があんまり人気出ずにいた理由の一つはここにある(と私は分析している)。他にも様々理由を見ているけどね。

旧コンテンツ某ページで書きそびれていた話︰実はプリコネ第一部(ライター離脱前)のプロットって割と面白い。

びっくりした?
序盤の台詞中心にちょっと対象年齢低すぎるだけで、「えっこれどこまで勢い良くシナリオ突き進める気なの!?」的なケレン味振るう盛り上げ方は普通にお手本級。上手だった。伊達に商業ライターを起用してはいなかった。

ともあれ、


おーいPOIST、これ何の話か分かる?

二代目シナリオディレクター(POIST)直筆シナリオに対する批判。

「Vol.4二章はカヤとカイザーが陰謀を展開する話として始まり、蓋を開けたらカヤとカイザーが陰謀を展開する話だった。そんなのまるっきりダメでしょ、何が面白いの?」って話をしている。

私がVol.4二章への評価的言及を慎ましくも避けまくってきた理由︰
私のソシャゲ(エンターテインメント)評価軸においては、「アレじゃダメだ」としか書けないから。
旧コンテンツ時代(ブルアカファンコミュニティWiki管理人の立場で)かく(けな)すのはさすがに角が立ちすぎた。
私がこのWikiを生やしたのは2024年2月末あたりだから、その後も含めて二年近く評価控えてたってわけ。どうだ慎ましいだろ。
でもそろそろいいでしょ。義理は果たした。
ゆえに︰アレじゃダメだ。
ソシャゲ(エンターテインメント)
私は日頃文学文学と鳴いている。
私は別にエンタメ感受性を有さないわけではない。
ってかむしろ、エンタメを(ほぐ)し構造探る行為は文学(文芸批評)の領分内。

で、何故いまここに物議醸す話を書いているか。

①コラムだから。
Vol.4一番好きな層(どの程度いるか?)はブチ切れていることだろう。お前にはタイトルや文責見てその先の本文読まない自由があった。
②2025.11現在、商業的失敗(収益半減、トレンド減衰、アクティブ減少)が顕になっているから。
正確には11.11の3Q決算をもって顕になった。このWiki/私が偶然気付いたのは11.20。

“ソシャゲ読むときに文学性とかいちいち気にしない世間”による、容赦なきエンタメ性判定結果。

  • 私の遠慮をよそに。
  • この先再び商業的に覆らない限り忖度無く好き放題書けるフェーズ。
    覆ったらPOISTに拍手。

擁護の余地はあるか。

ないことはない。

ソシャゲ(エンターテインメント)←これ
そうせずソシャゲ(文学作品)として読むならば、「カルバノグの殺人ウサギをサブカル引用し、そのうえでウサギが/殺人止めるべく/ヴィランたる爆弾相手に/洞窟内で/戦う逆転構造を採用していた」と行儀よく評価する余地は佇んでいる。
  • “ソシャゲ読むときに文学性とかいちいち気にしない世間”にとって加点対象にはならないし、なっていない。
  • 私も二行上の文を書きつつ「採用されていたから何だというのだ」と感じている。
「デカグラマトン編の前フリ」と位置付けられ得る内容だった
明らかに三章相当のシナリオを必要としていた。後年シナリオ全体に対する配列から擁護し直される余地はある。
直近一年+αでディレクターとしてのPOISTが急成長した可能性もある。
そこまでは知らん。
 

しかしPOIST急成長の見込みはあんまり無い。

なぜか。
韓国ユーザー内の最も愚かな暴徒たちが「実はエデン条約編はそれほど優れておらず、はんたいにVol.4は優れていたのだ」なる寝言に走って久しく、日本ユーザー内の最も愚かな暴徒たちも「実はエデン条約編は翻訳者が優秀だっただけなのだ」と麻薬キメているから。

  • 彼らこそがブルアカに回復不能な傷を与え、日々細胞を壊死させている病巣。
    彼らはエイデンに籠城し、然れども土地は日々穴ぼこだらけ*4。甘言を聞いてしまったが最後、そんなコースへ誘導される層。
    • 為政者に都合よく言論統制(言説操作)してしまった独裁政権は、市井の内心が冗談抜きに分からなくなる。
      (例︰トイレの落書き拾い集めて国民の本音を探るハメになっていた特高警察)
    • 消費者が適切にダメな点踏まえて「はよここ直せ」とフィードバックできなくなったライブサービスは真に改善すべき要素の認識が遅れ、遅れがゆえにのちのち腐ってしまう。
      売れて暴徒を抱えてしまったソシャゲの多くが通る道。プリコネその他は既に通った。

POISTがその辺のソシャゲ興亡パターンを熟知しており、甘い言葉を跳ね除け修練に励んでいたならまだ見込みはある。
さもなくばぷりここね。


以上、高説。以下、八卦

以下、シナリオ知識が2024年夏で止まった私の未来(げんざい)予想図。
いざ八卦!*5

ノード① デカグラマトン編

最終編からしばらく経って続き[マルクト譚]に着手していたもの。コメント欄で教えてもらった限り、現在クライマックスに向かっているらしい。

私はゲブラまでしか知らないから、イェソドその他がどんなフレーバーを伴って描かれたのか分からない。

もしゲブラ以降もゲブラのそれと似た調子で描かれたのであれば、それはあまり良い戦略的判断ではなかった……ってか悪手。

  • 最終編であれだけ大きな物語を見せたアプリが今更デカグラマトン周りの小競り合いを投げてきても、読んでる側ではマインドを盛り上げられない。(プリコネ二部現象)
    • デカグラマトン編2章はGoogleトレンド減衰傾向を示している(2025.11)。ソシャゲアプリとしての衰退だけが原因ではない。ように見える。
      • クライマックスでは盛り上がる(盛り上げる)だろうけどね。
      • ↑これもだいぶ無批判に楽観的な評価。
        プリコネ第二部[盛り下がりに盛り下がった末、結局クライマックスでも一切盛り上がらなかった]のようなパターンだって、ソシャゲ商売的には余裕で直面し得る。
      • 残ったスタッフらが十分な才能の下でベストを尽くすなら盛り上がることだろう。
      • そうではなく、危機感や警覚心を十分に抱いていなかった場合…「そうは言っても最終編2.0作ればまた盛り返すっしょ?」みたいな生ぬるき根性に浸っていた場合、プリコネ第二部2.0ルートは現実的な確率の下に生じうる。*6
        ソシャゲ界隈五里霧中。

ノード② 連邦生徒会長との対面(≒エンディング)

最大最後の山。予定調和的にはデカグラマトン編から繋がりうる話。
(マルクト(仮)を連邦生徒会長抜きに解決できない敵対者とするシナリオ)

  • isakusan不在の事実(オープニングや最終編の彼女(・・)にはもう誰一人会えない)を、真正性を、残ったユーザーらはどう捉えるだろうか。

ノード③ 残ったorどっかから補充されたライターの誰かが腹括ってゲマトリアを動かしisakusanエミュレーションに挑戦

再び余白を広げる突破口としてはここが事実上唯一の有望なノード。

ノータッチである場合
主を失ったキヴォトスは閉塞している。
プリコネ曲線覚悟した方がいいぞ。
デカグラマトン編からここに派生している場合
()ゲマトリアを本気で掘り下げているパターン。
この場合はシナリオの閉塞を破りうる。そうしていたなら💮。
デカグラマトン編がアインソフオウル相手にプリコネやっていた場合
ヤバイわよ。(プリコネ二部現象)

ノード④ 残ってる学園のメインストーリー

ゲヘナ、ハイランダー
初代シナリオディレクターたるisakusanが、脱走直前に最後のフックを掛けてあげていた2校。残されたライターらが拾うか(拾えるか)どうかは知らん。
ワイルドハント
実装されたのは知ってる。いかなる展望と共に実装されたか知らない。
  • 本来的にはマエストロと対応していたであろう学校(推定)。
アリウス
Vol.6で描いている(描いた?)らしい地区。
中身次第で戦略としての良し悪しが大きく変わる。
a. エデン条約編の余波として要請されるシナリオに進んだ場合
アリウス自治区の後始末。トリニティとの関係修復。戦後の少年兵問題2.0。エトセトラ。
悪手。(ノード①と同じ理由=ユーザーの想像力がとっくに過ぎ越した区間であり、今更である)
公式が「プロット上空白地帯を残しており、いずれ何かしらの描写は要請される。ただし実務的にはいくら余白のままキープしても困らない[ぶっちゃけ二次創作に任せっぱなしでも構わない]領域」を埋める方向でリソース割く場合、その作業は品質(評判)にかかわらずコミュニティ閉塞に繋がる。
  • 昔のゲームのリマスターやリメイクで公式が空白埋めて微妙な空気になってるやつね。
  • 工業的に仕事をするサラリーマン系ライターほど陥りやすいミス[要出典]。
b. 予定調和を裏切り、新たな風呂敷を広げた場合
この場合、シナリオ書いた人は最もやるべき仕事に取り組んでいる。
私個人はもう確かめる機会が無いけど、しっかりこちらのパターン選べていた場合は💮。
  • たとえば︰「で、結局ベアトリーチェとは何者だったのか?」みたいな切り返しとか。
    読者が事前に予想できなかった起点から、事前に予想できない方向へジェットコースター仕掛けるような展開のこと。
百鬼夜行(百花繚乱)
その後の…ページ作成中に得たGoogleトレンドが相対的不人気過ぎてびっくりした。おい河和(かわわ)シズコを崇めろ。
  • 1章時点では他シナリオとの接続性が弱かった[百花繚乱編としてのプロットそれ自体は、舞台をプリコネ・ランドソルに移しても割と成り立ちそうな話だった]。2章では挽回ないし転回ないし展開できただろうか。
オデュッセイア
残存ユーザーここ忘れてそう。
 

とか私的に考えているけど、なにせ私はその後のブルーアーカイブがどうなっているのか一切理解していない(キサキがどうなったかすら知らない)。
ぷり。

  • このページは私用ページであるがゆえ気を緩めて好き放題書いている。
    私の未来予想図vsシナリオ実体については皆々様の心の中に(現役ユーザーがここまで読んだら何かしら思うところはあるだろうけど、コメント欄に伝書鳩しなくていいからねの意)。私もあなたも他のことを考えるのでいそがしい。
  • このセクションは「残ったスタッフとよく分からん補充人員たちは、どれだけ上手に二次創作できただろうか?」的な超上から目線で物を言っている。
 

予想図vsシナリオ実体 feat.商業的失速。

仮に現実の「その後のブルーアーカイブ」が、↑で「悪手」と評したNG路線を……

踏み抜いていた場合
マシな方。なんでか。「判断エラー由来のダメージ」として商業的衰退を説明可能であるとき、純粋にテクニカルな問題であるがゆえ(ネクソン社員がそれと気付くなら)軌道修正も試行できる。
  • 残り時間は多くない[訂正︰ほとんどない]けど。
踏み抜いていなかった場合
ホンマにヤバイパターンはこっち。残留+補充スタッフらが最善手を打った上でなお衰退している(衰退事由を小手先の技術として説明できない)ケース。
  • おそらくそこには「飽き」なる解決不能な色彩が到来している。
 

ノード⑤ キヴォトスの種明かし・小出し

isakusanや一緒に脱走したライター達しか髄を所有していなかった場合は詰み。
資料がネクソン社内に残っているならナンボか余地はある。

  • 残った社員がキヴォトスを(ランドソル2.0ではなく)大いなる余白であると認識しているか。
  • もっと言えば、解釈力としてプロジェクトKVティザーのヘイロー論(未熟、迷い、いつか自ら砕いて鋳直し進むべきもの)に負けるようならどうしようもない。
    • これ超える納得感はぶっちゃけほぼ無理。なにせ私はブルーアーカイブの一足飛びなエンディングとして完全に納得してしまった。
      徹頭徹尾ブルーアーカイブはisakusanの手から出で立った物語であり、その根底についても他人が太刀打ちできる領域ではないのだろう。
 

そしてネクソン(かいざーこーぽれーしょん)。

ネクソン視点のブルーアーカイブ(ソシャゲ)とは、

生みの親が何十人と集団脱走し(どうだ告訴してやったぞ!)、

以後1年間近く下降トレンド持続中の、

販売開始からまもなく5年経つ商品 である。

この状況から、はたして官僚的大企業たるネクソンは、ブルアカ再生のために資本ぶっ込んで尽力してくれるだろうか?

「面倒なことになった商品の代わり(Project RX)さっさとリリースしてオタクをそっちに誘導しよう」とか「もう本編は置いといてスピンオフでキャラ商売するか」とか考え実行する可能性に比べて、それはどれほど有力な希望だろうか。


メイプルストーリーやアラド戦記ならきっと尽力してくれただろう。

  • 日本のオタクが日頃いっさい気にしていない要素、「ネクソン全体から見たブルーアーカイブの商業規模は別に主力級ではない」事実が重くのし掛かる。
  • ページ内にあれこれと書き連ねた内容は、まだまったく元・ファンの視点を断ち切れていなかった。(一通り書いてからアプリの年齢を思い出した)
    「ファンから見た再生可能性」と「大企業から見た再生可能性」の大きさはイコールではない。
    • プリコネもそうだった。
 
 

Q.なぜ現行ブルーアーカイブと無関係なはずのWikiに、こんな話が書いてあるのでしょうか?

商業的な訂正。

「ブルーアーカイブは商業的には安泰だろう」となんも数値調べないままテキトー書いていた反省。

  • ぜんぜん安泰じゃなかったし、先の話を推し量る上でアプリリリース後の経過年数も考慮し忘れていた。
    すげー雑。(私は経済の話によわい)

文学的な牽制。

コメント欄に突撃してくる奴がソシャゲ(文学作品)の話を枠組みから拒むとき、今後の私は冷徹に商業コンテンツの話するぞ。


「ソシャゲで作家とか文学性とか人文科学とか気にする奴はおりゃん(から人材に着目するお前の態度は間違っている)」みたいな言説が飛んできたとき、
従来は「いやこのWiki商業の話はしてないし作る側はすげー気にしてるし文芸批評はエンタメ作品の可能性深めるぞ」みたいな返事を(内心疲労覚えつつ)延々と書いたかもしれない。
今後は「いやスタッフ大脱走後に大衆的エンタメ方面でこそ衰退しとるやんけブルアカ」と返す。
ガルルルル。


 

*1 かつてプリコネRe:Dive第二部は第一部後の新たな展望を示すべきところ、(早期サ終した)(誰も知らないし興味ない)無印プリコネのシナリオ整理に注力してしまった。つまりシナリオが前に進んでいる体で後方へ後方へと戻っていた。
*2 ※最序盤を低レア攻略する場合は真面目にRTSと化すためその限りでない…みたいなページを旧コンテンツ時代は据えていた/もう消した。
*3 迷い込んだ非古参向け補足︰この時点ではどちらがセンターに来るか分かっていなかった
*4 油断すると手癖ですぐこんな表現になる。
ひらいたことば︰全肯定信者が強引に言論統制しているけど、ユーザー実数は減る一方

*5 八卦!←こいつは2組掛け合わせて使われる(六十四卦)。当たるも八卦当たらぬも八卦とパラフレーズ重ねる言い回しにはシステム上の意味がある。脱線した。話を戻そう。
*6 まあプリコネ第二部は決戦回で大縄跳び(比喩ではない。あの大縄跳び。)始めるちょっと攻めた中身だった(と知られている)から、何書いてもプリコネ第二部よりは確実に盛り上がるよ。気が狂っている。