柳楽久兵衛

情報

説明

死神と呼ばれる種族にして、神話の時代から生きている最古の死神。“夜王”の異名でも知られている。現在は朝が訪れない歓楽街のトップを意味すると考えられているが、本来の夜王とは、かつて強者ひしめく死神の中で頂点に立ち最大勢力を率いた事に由来し「死神のトップ」を意味する言葉である。
柔和な風貌をしており、常に笑みを絶やさない穏やかな性格、仁義外れや外道共以外には誰にでも分け隔てなく接する人柄から様々な人物に慕われている。しかし戦闘に入るとイカれた笑みを浮かべながら「人斬りの柳楽……お前を殺る死神の名だ……」と呟き、赤黒く濁りきった眼になる。その時の彼女は他の死神達が「ヤバい」「近づくな」と言う程。
また性質や形こそ違えどKBTITと同じく斬魄刀を所持しており、その性能は他の斬魄刀よりも遥かに強力。曰く「死神の中でも上の者は全員が斬魄刀を所持している」との事で、デスサイズを使う死神は未熟であるらしい。
冥界?の出で立ちや神話の歴史を知っており、更に“全て”の斬魄刀の真の名前を知っている等、膨大を通り越した知識量を持つ。
後述の戦闘能力や前述の知識量故か、ある程度の自由行動が許されており、自身の裁量で地獄行きか天国行きかを決めれたり、異界出身者の魂を転生させるかどうかを決めたりする事が許されている。
現在は引退したのか自由気ままに行動しており、最近だと阿蒙組やダンジョン四天王に対して様々な情報をリークしたり、彼らのカチコミや戦闘の協力をする事も多い。
因みに、若い頃の彼女は死神の中でも可也の暴れ者で、誰にも手が付けられなかった。しかし、SagNameと戦った後には丸くなったらしい。
かごめの歌が好きなのか、よく鼻歌を戦闘前や戦闘中に歌っている。

戦闘関連(スキル・能力抜き)

かつて死神の頂点に立った程の実力は偽りでも何でも無く、素手でガイザードラゴンや地獄竜すらも素手で叩きのめす徒手格闘能力を持つ。
そして、後述の斬魄刀としての能力も持つ長ドスで戦い、大抵の敵を袈裟斬り一発で仕留めて来た程の剣速と威力を誇る。また、相手に対して「今からここを狙ってこの斬撃を出す」と宣告し、その上で防御も回避も許さずに斬り捨てる程。仮に袈裟斬り一発で仕留められずとも、死ぬまでの時間が少し長くなるだけである。
普通の斬り合いでも炎混沌以上の腕前を持っており、袈裟斬りだけで無く様々な流派を身に着けている模様。
防御能力も異常で、剣気だけでも並みの魔王や神の魔力の200倍はあるらしく、剣気を発するだけで神黒龍を圧倒し、フェーメルも目が合っただけで体中の力が吸い出されるような感覚に陥り、イカレポンチな奴でさえも戦慄を覚えるほど。さらには詠唱なしの魔法によって屈強な魔王を一撃で戦闘不能にし、地獄竜の攻撃ですら自身の剣気で抑え込み無効化してしまう。
そして何より反射神経と敏捷性は他の猛者を優に上回っており、音速かつ不可視の攻撃すら容易く回避し、躱し切れずに喰らった際は間一髪で身体の芯を外して致命傷を免れたりもする。 敵の攻撃が命中する際の反応速度が尋常ではなく、彼女に致命打を与える事はほぼ不可能とされている。
戦闘能力だけでなく話術にも長けており、教唆や挑発によって相手の精神に揺さぶりをかけることも多い。
しかしながらこれでも丸くなった方であり、かつての同僚曰く「かつての柳楽は剣の鬼」「部下はおろか生物の命にすら灰ほどの重みも感じない」と言われており、過去の柳楽の戦闘能力は技術や魔力と言った元からのスペック以上に精神面こそが恐ろしいものだったようである。

鏡花水月

解号は「砕けろ『鏡花水月』」。　
能力解放に伴う形状の変化はないが、解放の瞬間を一度でも見た相手の五感・魔力等を支配し、以降解放の度に何度でも相手を支配していくことが出来る「完全催眠」という能力を持つ恐ろしい斬魄刀である。
一度解放を見せれば、それ以降解放の瞬間をあたかも『そもそも解放をしていない』ように錯覚させることももちろん可能。さらに卍解を習得しているために解号を唱えず始解ができるため、実質斬魄刀を見せるだけで催眠の発動条件を満たすことができる。
また未来視の能力で見る情報も錯覚させる事が出来るので、抵抗の仕様が無い。
能力から逃れる唯一の方法は、完全催眠の発動前から刀に触れておくことである。また、その能力発動の条件から目が見えない相手には能力が効かない。

更に細かい情報

関連人物・組織

• 阿蒙組
  手を貸している。

• ダンジョン四天王
  協力者その2。

• テロ組織
  積極的に潰している他、斬魄刀の能力で兵を洗脳させて同士討ちさせたりしている。

• SagName
  過去に交戦経験ありで、現在では「姐さん」と呼んで敬語で接するなど、流石の彼女も頭が上がらない模様。とはいえ背後を取られモフられたことで、死神が舐められっぱなしではメンツが立たないとばかりに大抵の神が気絶する程の殺気を放って凄むものの逆に笑われ、柳楽でさえSagNameの放つ圧倒的な魔力を前にして根負けしてしまい「やっぱ怖ぇわ」と不貞腐れるように呟いた。

台詞

• 「初めまして。永遠にサヨウナラ」

• 「これはこれは海内無双の姐さん。一体、何の用で？」

• 「話を聞く気がないならしょうがない･･･殺すか」

• 「そういや、たまたまテロ組織のカス共をブチ殺そうと思ってたんだわ」

• 「姐さん。死神はメンツの生き物ですから……あんまり好き勝手やられちゃあ何するか分かりませんよ……」

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