その他の魔法のアイテム/【ハープ・オヴ・スロビング】

Last-modified: 2024-02-17 (土) 17:53:23

原語は「Harp of Throbbing」。
harpは竪琴と訳される弦楽器のこと。throbbingは鼓動する、動悸がする、どきどきするといった意味の動詞throbの現在分詞形。
直訳すると「鼓動の竪琴」。
周囲の生物の死亡を押しとどめてくれるかもしれない魔法の竪琴。なかなか強力だけあってファンタジー作品でもまず見られない。

クラシック・ダンジョンズ&ドラゴンズ

クラシックD&D第4版ではAC4 マーベラスマジックに掲載されている。新和版の表記は「スロッビングハープ」。
外見についての記述は無い。
この魔法の竪琴を演奏している間、周囲にいる生物は負傷や毒により死亡しなくなる。具体的にはダメージや毒によりヒットポイントが0以下になったとしても、必ずヒットポイントは0で留まり仮死状態という扱いになる。
クラシックD&Dの通常のルールではヒットポイントが0以下になると即座に死亡ということになるが、この魔法の竪琴はそれがなくなることになる。
竪琴の演奏中であれば、魔法などで治療することにより負傷者は即座に戦闘に復帰することができる。ただし毒により死亡した者が毒の中和により治療された場合、そのヒットポイントは1になる。
この魔法の竪琴による演奏の魔法効果は、1日当たりの使用回数と効果時間の制限がある。


1人が演奏に専念する代わりに、周囲で戦っている生物が死亡する可能性が大きく低減するというのは大きい。
なお「ディスインテグレイト」などの死体が残らないような攻撃を受けた場合は、この魔法の竪琴でも死亡(というか分解消失)は避けられない点に注意。

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