原語は「Thoul」。
概要
D&Dに登場するモンスターだが、設定が特殊なためか、他では見られないマイナーなモンスター種。
英語のD&D関連のWIKIによると、初期のDungeons&DragonsのボックスセットにおいてGhoul(グール)のタイプミスをしたところ、プレイヤーたちからの質問を受けて設定されたという話がある。
ただしこの話は出典がはっきりしていない。
ミスタラとブラックムーアで登場、AD&D2ndにも未訳だがデータがある。第3版では未登場、第5版では登場している。
下記の通りホブゴブリンそっくりという設定のため、専用のメタルフィギュアは造られていない模様。特殊能力を活用する意味では、「ホブゴブリンのモンク」といった外観のミニチュアを使いたいところ。
今日の目で見ても、キマイラやグリフィンのように見た目や能力に浪漫があるわけでもない、ここまで誰得な3体合体も珍しいだろう。
クラシック・ダンジョンズ&ドラゴンズ
第4版ではベーシック・ルール・セットに登場。新和版での表記は「ソール」。
「グール、ホブゴブリン、トロルが魔法の力で結合したものである。近くに寄らない限りホブゴブリンそっくりに見える。」と記述されている。
ヒットダイスは3。アライメントはカオティック。武器を使うこともできるが、爪2回による攻撃は1d3のダメージだけでなく、グール同様の麻痺をもたらす。さらに戦闘で負傷したヒットポイントが1ラウンドに1ポイントずつ回復していく。
ルールサイクロペディア
ルールサイクロペディア版でも表記は「ソール」。
種別はモンスター。知力6。サイズM。
「このモンスターはアンデッドではありません」という注意文が最初に追加されている。